オオクワガタの変態サイクルと積算温度についての一考察  (Page 1/8)

k−sugano



はじめに

 オオクワガタを累代飼育していると、初夏に回収したものは必ず翌年の夏には成虫となり(1年1化)、晩秋に弱令幼虫で回収したものについては、♂のほとんどが翌年を幼虫で過ごし、足掛け3年目の夏に大型個体として羽化する(2年1化)ことを経験します。また、高温下で飼育してると直ぐに小さな個体として蛹化、羽化することも経験します。
ここには何かのメカニズムが働いているのは確実です。

 参考までに、クワガタ関係の書籍によく示されている、オオクワガタの変態サイクルを<図−1>に示します

 

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