成虫飼育から産卵まで その3.
気温が高い(30度前後)だと極端に寿命が縮みます。寒い位(25度以下)冷房が効いた部屋で飼うと不必要な活動が押さえられ延命がはかれます。


成虫飼育から産卵まで その4.
集光性が強く、暗くする必要があります。夜に照明をつけない部屋であっても、透けたカ−テンの明かりに向かってケ−スを引っ掻きます。これも寿命を縮じめる原因の一つです。飼育ケ−スをすっぽり覆うダンボ−ル箱で目隠しをするか、押入に入れるかして刺激を少なくします。

成虫飼育から産卵まで その5.
ミヤマクワガタは高い湿度を好みます。毎日、霧吹きでの給水を行って下さい。

成虫飼育から産卵まで その6.
交尾を拒否されたオスはメスを噛み殺します。また、メスもオスの付節を噛み切る事もあります。好みの問題があるのか解りませんが、交尾を確認するまで、オス・メスをロ−テ−ションさせて様子をみます。交尾を確認したら、オスは別の飼育容器に隔離します。この写真はそんな訳で独房に隔離されちゃったオスです。ちょっと可哀想に見えますが、他のクワガタとの争いが無いので確実に長生きします。


成虫飼育から産卵まで その7.
メスがマットに潜ったままの状態が続き、「死んでしまったのかな?」と思える状況になった場合は産卵にほぼ成功した状態です。卵の近くで尽き果てたメスを見る事は数多いです。

下の図は温室飼育した場合のミヤマクワガタのライフサイクルと作業の内容です。幼虫期間の長いミヤマクワガタを早く成虫にする為に、温室を使用してみました。温室に入れていない幼虫は2年目の今も幼虫のままです。




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