今月の編集部


第0号 編集長 菅野公一郎 (k-sugano)

 それは7年前に溯る。会社の同期の技術のやつがMITに研究者として派遣された。当時はまだバブルの頃で勤め先がMITの講座をスポンサードしていたのだ。1年間の米国生活から戻った彼に尋ねると、なんでも近い将来テレビ・雑誌・新聞といったメディアはコンピュータを通してひとつのものになる、そういう研究をしていたと云った。そしていま、まさにそんな時代となった。このWebはおそらく世界初の読者=編集者という電脳月刊誌である。

 昨年の秋、はじめてまともなPCを手にしてインターネットに接続した。いろんなホームページを見て廻り2週間後には自分のホームページも99%完成していた。。。。が、アップしなかったのである。ホームページを創りたいが為につくったホームページだったからである。世にそのようなWebがいかに多いことか。。。。

 わたしはインターネットの使い方はそんなものではないと考えている。今回企画したこのWebはアマチュアがプロに勝てるかもしれないというひとつの試みである。速報性という点で紙の媒体には確実に勝てる。内容が充実してさえいれば、たとえば「昆虫」のようにセグメントのはっきりしたジャンルでは、雑誌はやがてWeb Magazineに駆逐される、そのような日も遠くないような気さえする。



 さて、0号の編集についての感想だが、たった2週間ほどの間に当初期待していた以上の原稿が集まりたいへん嬉しかった。特に掲示版に書き込むまたはメールを出すといった通常の利用法以上のこと、たとえばJPEG送れ!とか添付ファイルがどうこうとかまたHTMLがどーしただとか、殆ど脅迫に近い形でややこしい原稿依頼したわけだがそのようなことに慣れてない方も努力されて、なんとかこちらの手元にネタは到着した。これらについては日頃ウル乳どんが「ゴミネタ撒き」をしていてくれた御蔭だと思う。またウル乳どんには技術的な面でたいへんな助力を得た。海外出張前の忙しい時期だったのにつきあってくれてありがとう。

 HTMLで送られてきた場合はなるべく原形を維持するように心がけた。テキストで送られてきた場合はわたしの受けた印象でタイトルを変えたりレイアウトや文字の遊びをおこなっている。気に入らない部分も多々あるでしょうがひらにご容赦ください。m(_ _)m

 もっとも苦労したのは機種依存文字についてである。通常の文字以外の記号では下記のもの以外は使わない方が良い。またmmとかcmとかを2バイトの文字として持ってる辞書もあるがこれは再現できない。更に付け加えると半角カナ文字も困った。原稿の中の機種依存文字で読めない場合は推定によったところが多々ある。間違ってたらごめんなさい。

【使える記号一覧】(NIFTY僕らはファーブルから引用)

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 さて、0号の編集長はこのあたりでバイバイするのだ(^^) 
 次回の編集長にもたくさんの原稿を送ってあげてください。原稿が多いとたいへん幸せです。(^^)

 それと12月10日発行としたのには理由があります。うちの「妻」と呼ばれる人の誕生日です。
 0号はみなさんと、そしてあまり文句も言わずムシ狂いのわたしに付き合ってくれてる彼女に捧げます。(^^;;

 では!



編集部員 八木 宏 (Jimmy)


 よくまあ、ここまでのものができたと、まるで人ごとのように感心しています。なにしろ、私が編集部員であったのに気づいたのはつい最近のことで、その時点ですでに9割ほど完成しておりましたもので..........
 私の仕事と言えば、原稿を依頼したがっちゃんさんの尻をたたいたことぐらいです。しかも過労で会社を休んでおられるというのに! この場を借りてお詫び申し上げます。 でも、またよろしくね!

 それから、栄えある創刊号に投稿いただいた方々、ほんとにありがとうございました。
 次号からは、さらなるパワーアップを期待しておりますだす。


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