三井のロンドン絵日記(11)

もはやわれわれには、「ジョーク」でしか「世界の現実」は語れない


国際政治「学」・大クイズ!





第一問
 以下の設問1.、2.の本文中の空欄□□□を埋め、またその本文につながるのに、正しい選択肢はA.、B.、またはC.、D.いずれの文になるのか、選べ。

1.  
 a.□□□国は、国内で「独立」を要求し、隣国b.□□□などからの支援を受けて、武装闘争を展開するc.□□□民族系組織を「テロ組織」とし、戦闘機、攻撃ヘリ、戦車、装甲車などを用いて大規模な攻撃を繰り返し、多くの死傷者を出すとともに、c.□□□系住民の村を破壊し、多数の難民を生んでいる。

A.このような行動は、きわめて悪質な民族抑圧・殺人行為であり、この地域の平和と安定に重大な危機を招いているとして、米国、英国などは厳しく非難し、隣国防衛のため、NATO軍に威嚇合同演習を行わせた。しかしその警告や国際世論の非難にもかかわらず、軍や治安部隊の行動を容認しているa.□□□に対し、NATO軍によるミサイル攻撃・爆撃を準備中である。

B.この地域の安定を乱すc.□□□系の悪質なテロ・破壊活動と、これを資金・武器面から支援している隣国に対し、米国、英国は警戒を高め、NATO軍はa.□□□軍とともに、防衛のための共同行動を計画している。


2.
 d.□□□国は、たびたびの国連決議にもかかわらず、隣国地域の占領を続け、これを植民地化し、また国内のe.□□□人住民の自治を容易に認めず、彼らの「テロ活動」を理由に、厳しい弾圧政策をとってきた。またその一方で、密かにサリンガスなどの化学兵器を製造貯蔵している(核兵器開発の疑いももたれているが、確証はまだない)との疑念も最近浮上してきた。

C.このd.□□□の国際ルール無視の行動に対し、国連安保理決議により厳しい経済制裁が科せられる一方、米国などは化学兵器工場の査察を要求、これに応じないd.□□□に対し、クルーズミサイルによる攻撃を敢行した。また、e.□□□人住民保護のために、多国籍連合軍による監視活動を続けている。

D.米国などは、d.□□□国の生存権を守り、世界に危険を及ぼしてきたテロリストの攻撃を排するべく、軍事援助を行うとともに、周辺諸国の不満をなだめるため、「和平調停」を続けている。また、e.□□□人住民中の過激集団の新たなテロを防止するよう、つよく働きかけている。




第二問 

「多大の犠牲と苦しみのうえに、自由と民主主義は勝利を収めることができた。専制支配と侵略をたくらんできた邪悪な勢力は敗れ、世界の平和と安定はよみがえった。」

 この文章は、著名政治家の一文の大意である。
 これが書かれたのは、いつのことと考えられるか。以下から正しいものを選べ。


 ア. 1910年代
 イ. 1940年代
 ウ. 1990年代





○ 以上のクイズへの「正解」は、「歴史」が出してくれるはずです。

                                      

(作成.三井逸友) 



 第十二部へ