なんとかなるだろう
ォ-ディオケ-ブル端子の改造
Performaに内臓するためにCD-Rのオ-ディオ端子を加工する

 Performaに内臓されているCD-ROMドライブはSCSI-1接続となっています。このドライブをCD-R/RWドライブと交換する事で、Performaでも内臓CD-Rとして使用する事ができます。内臓するためには以下の事を満たすドライブが必要になります。
 1.SCSI接続である事
 2.サイズがデフォルトのCD-ROMドライブと同じ事 多くのMacと、PerformaのCD-ROMドライブは、本体と直接ケ-ブルと接続されているのではなく、接続をするための継ぎ手を介して接続されているため。
 3.トレイ形状が同じである事
 4.Apple CD Driverに対応している事。
 5.オ-ディオ端子と、出力順が同じ事
となります。しかし、4番の「Apple CD Driverに対応している事」は使用するライティングソフトに代替えの機能拡張があれば絶対条件ではありません。5については改造すれば使えますので、1.2.3のみが必須条件となります。
 現在内臓できるSCSI接続ドライブは少なく(DOS/Vでは内臓ドライブがATAPI主流のため)、殆どが生産中止となっていますので、中古やオ-クションで探さなくてはならないようです。
 生産終了となっていますが、松下製の7502、7503は1.2.3に当てはまりPerformaに内臓できるドライブとして知られています。しかしオ-ディオ端子の形状が違うため、そのままでは継ぎ手を取り付ける事はできません。又取り付けられたとしても、端子の出力順が違うため、配線の接続をし直しする必要があります。
 オ-ディオ端子を接続しなくても、通常のソフトを使用する上では全く問題ありませんが、オ-ディオCDを再生する場合のみ音が出ないと言う事になります。Performaでオ-ディオCDを聞く方は改造しましょう。
7503のオ-ディオ端子の改造
 私が行った松下製のCD-R 7503ドライブについてのオ-ディオ端子の改造方法を説明します。
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 左の写真がオ-ディオ端子の継ぎ手です。私の知る限りではCD-ROMドライブとの接続口の形状は2種類あるようです。凸型と凹型です。松下製の7503にはこの継ぎ手は接続できません。そこでオ-ディオ端子と、Macをどのように接続すれば良いかを考えてみました。
 1.あくまでもスマ-トに接続するため、この継ぎ手を取り付けられるように改造する。(CD-Rは他のPerformaに使いまわしできる)
 2.この継ぎ手はあきらめて、本体のオ-ディオケ-ブルト、7503のオ-ディオ端子をケ-ブルにて接続する。と言う方法が考えられました。
 1.の方法は、この継ぎ手を7503のオ-ディオ端子上に固定できれば何とかなりそうです。2.については、DOS/Vショップで販売されているATAPI用のオ-ディオケ-ブルを加工して7503に接続し、Mac本体のオ-ディオケ-ブルをソケットから外し、対応する線と結線すれば簡単そうです。
 私としては6500と588で使いまわしできるように1.の方法を取る事にしました。
継ぎ手の取り付け
 継ぎ手を7503と取り付けます。色々方法は考えられますが、7503のオ-ディオ端子と接着する事にしました。(他に、純正のCD-ROMドライブのオ-ディオ端子ごと7503の物と交換すると言う方法が考えられますが、CD-ROMドライブを無駄にしたくなかったためやめました)
 継ぎ手を7503のオ-ディオ端子の上に接着するのは、その位置で接着するとデフォルトのCD-ROMドライブと同じ位置(高さ)に取り付ける事ができるからです。
cdr2.jpg
 1.継ぎ手の凸凹の面(取り付け下面)をカッタ-で平面になるようにある程度削りとる。
 最後に平面の金属やすりなどで、平面になるように仕上げます。この時に削る量を調整し、取り付ける高さが合うようにします。凸凹の高さ分だけ削り取れば問題ないでしょう。
 2.瞬間接着剤などで、慎重に位置決めして取り付ける。
 高さは凸凹面を削り取った分でちょうどです。横位置は、7503のオ-ディオ端子の真上なら問題ありません。奥行きはSCSIの継ぎ手と同じか、心持ち短くします。
 左の写真が7503と継ぎ手を取り付けた状態です。下が純正のCD-ROMドライブで、上が継ぎ手を取り付けた7503です。
 何故私が下のCD-ROMドライブのオ-ディオ端子を取り外し、7503のオ-ディオ端子位置にハンダ付けしなかったかと言うと、無駄にしたくなかった事と、オ-ディオ端子の出力位置が違っているからです。

 純正のCDドライブ→R端子 .GND端子.GND端子.L端子
 
7503→GND端子.L端子.GND端子.R端子

となっていますので、そのままオ-ディオ端子のみ交換すると問題がおこるからです。
端子の配線をする
cdr3.1.jpg
方法1
 DOS/V部品の、ATAPI用内臓CDドライブ用オ-ディオケ-ブルを利用する方法です。
 のこの方法は、7503を分解する事なく配線できます。しかしケ-ブル代(1000円前後)がかかります。
 DOS/VショップでATPI用オ-ディオケ-ブルを購入します。ドライブ側の端子の回りを削り、7503のオ-ディオ端子に接続できるようにします。(ATPI用のケ-ブルは3端子しか配線されていないので、1端子は自分で取り付けます)
 コ-ドを適量に切り、継ぎ手の下面の金属端子にハンダ付けします。この時も端子の位置に気を付けて、継ぎ手左からR.G.G.Lとなるようにハンダ付けします。
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方法2
 私が実際行いました。7503を分解する必要があります。
 7503の分解方法 1.電源を入れた状態で、トレイを出し、トレイ全面のパネルを上方向にスライドさせ取り外す。(ドライブを取り出したあと、CD取り出しの方法で解放させてもOKです)
 2.7503を本体より取り出し、フロントのパネルを上下左右の爪を外し取り外す。
 3.7503下面の固定ネジ4本を外し下パネルを取り外す。
 4.基盤を固定する2本のネジを外し、左右2つの爪を外して基盤を上蓋より取り外す。
 基盤が取り外せましたら、写真左のように配線します。この時も方法1と同様に端子の取り付け位置を確認しながらハンダ付けします。裏面から見た場合は、7503がひた左端子より、R.G.L.Gとなっていますので、継ぎ手左よりL.G.G.Rとなるようにたすきがけで配線します。
 以上で改造は完成です。オ-ディオCDを挿入し音が出る事を確認すます。私は7503を6500で使用していますが、588のCDドライブと交換する事で、588でも簡単にCD-Rとして使用できます。オ-ディオ端子を直接結線するよりスマ-トで、将来使いまわしができる事よりこの改造は有効と思われます。
 今までに7503(7502)のオ-ディオ端子の改造方法について、何人かの方々より問い合わせがあり、その都度説明してきましたが、文章で説明するより写真を交えて説明する方が分かりやすいと言う事でアップしてみました。参考になれば嬉しいのですが。2度目のトライでは、なれたせいかかなり見栄え良くできました。後日写真をアップできましたらします。この時はHDD用のスマ-トケ-ブルをばらし、そのコ-ドを利用しました。
 *手に入ればモレックスというメーカのコネクタに取り替える事でも使用可能となります。
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