| 猫と喘息@ |
97年4月の初め、確かに子猫のか細く鳴く声がする。娘が子猫をもらってきたのだ。 特別、猫好きでもないが、弱々しく怯えた様子を見せられると外へ放り出すのもかわいそうになる。やむなく、猫との同居が始まることになった。 日に日に家の雰囲気にも慣れて、走り回るようになっていった。家の中のすべてが物珍しく遊び道具になっている。 そのかわいさに家のもの皆が興味と関心をもって見守っていくようになった。私もデジカメでスナップを撮り、ホームページのネタにしてしまった。これが、後に喘息の端緒となるとは思いもよらないことだった。 |
咳の出始め
4月の終わり頃、咳がしばしばでるようになった。肌寒い日も少なくなって、初夏へと向かっていく時期でもあるから季節の変わり目の風邪かなと思う程度で、大して気にも留めていなかった。
連休が終わっても咳がおさまらない。風邪にしては、長引いている。不審に思い、医者に通って検査も受けた。気管支炎、喘息あるいは肺ガン、肺炎の疑いも否定できない。
血液検査でアレルギー反応もみた。その結果、ハウスダスト、イエダニ、猫への反応が顕著であることがわかった。
5月の末からますますひどくなって、入院も考えて家の近くの病院を紹介してもらい診察を受けた。
予期せぬ入院
結論は、喘息で入院を要すとのことだった。原因の一つと思われる猫との隔離で、症状の変化も確認できるという意味合いもあった。
6月の半ばから約10日の入院生活。不思議と咳もおさまり退屈きわまりない毎日だった。
朝昼晩3回の薬、検温が1日2回、担当医の問診と診断、風呂は週2回。長い夜-昼もだが-にはほとほと参った。
つづく
Monday, October 12, 1998