このページの構成位置 : HOME > 評価損 INDEX > 4-(7).読者の皆さんによる事例(投稿・その7)

4-(7).読者の皆さんの事例(その7)

事故による評価損を得るまでの具体例 (読者の皆さんの事例) の紹介ページ・その7です。

元々の評価損(算出額)と周辺状況から自己の妥協額を10万円とし、
交渉を長期化や決裂させること無く 示談成立へと導いたケースです。
事故後に車両が売却され、交渉時に車両が残っていない状態での示談例でもあります。

●2004-06-14:新製、 ●2004-06-15〜29:投稿者様チェック、 ●2004-06-29:校正&公開

事例7.信号待ちで追突された場合の評価損の交渉例
  (事故後に車両が売却され、交渉時に車両が残っていない状態での示談例)

Special thanks to : 「悩めるママ」 さん   
(The same as : HRKさん、kannさん、サナエさん)           


以下、「悩めるママ」 さん の事例紹介です。 この事例は、当初 「スバル掲示板(※)」 に
書き込みいただいたものでしたが、参考になる点が多々ありましたので、私 (調布市のKAZ) が
 ご本人さま などの了解を得まして、この評価損のページに転載し、まとめさせていただくものです。

(※元発言は、次の通りです。スバル掲示板 から過去ログをさかのぼると、元発言を直接見ることができます。)

<悩めるママさん> の事例 に関連する 掲示板発言番号
No.1956、No.1953、No.1920、No.1917、No.1890、No.1886、No.1885、No.1884、
No.1882、No.1881、No.1879、No.1878、No.1874、No.1873、No.1872 の15発言。


 【1.事故の概要】

◎赤信号で停車中に、後方から居眠り運転をしていた車に追突される
◎事故に遭った車は、新車で購入後、3年が経過しようとするところであった。
◎事故後に愛車は売却され、示談交渉時には手元に車両が無い状態であった。

 【2.相手側への請求】

評価損が20万円と算出され、相手保険会社及び加害者に請求したところ、
  「迷惑料として5万円なら支払う。」 という返答があった。
納得できず、訴訟に踏み切ろうかとも思い悩み、各方面に相談し対応を検討。

 【3.結論(示談の結果)】

相手が出した迷惑料5万円と評価損20万円とから、「悩めるママ」 さんは
妥協できる額を10万円とし、加害側の保険会社にその額を請求した。
その当日、加害者が了解したとの返答の連絡があり、示談の運びとなった。

 【4.結論に至るまでの流れ】

(1)警察に相談。
   → 自動車保険請求相談センターへの相談を勧められる。

(2)自動車保険請求相談センターに相談。
   → 少額訴訟を薦められる。

(3)相手保険会社に修理代を出す意志があるかどうかを確認。

(4)修理工場に、金額記載の修理見積もり書を送ってもらう。

(5)市の無料相談弁護士相談に相談。
   → 少額訴訟を薦められる。

(6)自分の保険会社に連絡し、保険会社で設けている弁護士に相談したい旨を連絡。

(7)訴訟に必要な書類と事故発生から今までの経緯を書いた文書を送信。

(8)保険会社の担当者から連絡あり。
   → 「仮に、今回の事故で自分が加害者側であった場合、評価損20万円を
     支払うことはできない。理由は破損車が購入後約3年経過しているため。」
     ・・・との立場をとる、とのコメントであった。

(9)事故当初は自分に非がないのに、という思いが強く、評価損20万円に
   固執していた面もあったが、金銭が絡むことについてその対応の難しさ
   などを実感、熟考のうえ最終的な妥協額を10万円とし、交渉再開。

(10)加害者側が妥協額10万円に了承、物損関係は示談へ。

(11)頚椎捻挫の通院治癒を終え、人身関係も終結へ。

◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆

 【5.編集者;注釈(調布市のKAZ)

事故の形態、およびその後に 「悩めるママ」 さんがとられた対応の概要については上記の通りですが、単なる概要だけでは 「悩めるママ」 さんご本人の姿勢や努力、および解決に向けてのご苦労、あるいはその判断に至る根拠や背景などを的確に書き表すことは困難です。

そこで、実際の掲示板で活発にやりとりさせていただいた当時のログから、ご本人様の発言、およびそれに対する読者の皆さんの関連コメント・アドバイスを抽出し、時間軸に沿って1本につなげることによって、貴重な情報やその時々での判断を (現在のこのページの読者の方々にも) 読み取っていただけるよう、以下に記載いたしました。

発言番号 No.1872 (元発言) から No.1956 (終わりのあいさつ) に至る、以下の一連の流れの中から、示談に至る道筋は必ずしも1本ではなく、状況に応じて臨機応変に対応していくことも時には重要で、そういったことの積み重ねも解の一つになりうる・・・ということを感じていただければ、と思います。

(※ 掲示板での配列とは異なり、このページでは、発言順は上から下に向かって新しいものとなります。)
(※ 発言中、本件と関係の無い部分は省いてあります。)  
(※ なるべくオリジナルの書き込みを再現するようにしていますが、
   画面レイアウトの都合上、改行位置等を変えている場合があります。ご了承下さい。

↓  以下、掲示板過去ログより関連発言を抽出  ↓

当時のやりとりを(あえて手を加えずに)ほぼ そのままの形で再現させることに
よって、緊張感や臨場感、その場の反応や意志決定までの経緯を ありのまま
に感じ取っていただけたら良いな、と思い、ここに引用させていただく次第です。

どうぞ その趣旨をご理解・ご了承 下さいませ。


No.1872 From:悩めるママ

Title:最後のきみだのみ、評価損を請求する良きアドバイスをお願いします。

KAZ様へ

こんにちは。先日、事故に遭い、加害者・その保険会社に評価損を要求するにあたり、どのように対応したらよいのか困り果ててメールさせていただきました。

事故の状況は、私が、運転する車に乗り、赤信号で停車中に、後方からいねむり運転をしていた者に追突され、車後方が損傷した次第です。私の車は約3年前に新車で購入し、無事故の状態で、今回が初めての損傷となります。加害者の保険会社は修理代及びレンタカー代を保障することを電話の上で承知したものの、ディーラーの査定士により算出された評価損の約20万については、今のところ支払うつもりはないとのことでした。

加害者とは事故当日に短い時間だけ話しただけで、翌日一度だけ電話があっただけできちんとした謝罪をうけてはおりません(ちなみに事故時は、私が警察に通報し、警察到着後に救急車で病院に搬送され、頚椎捻挫の診断をうけ、現在も通院中です)。加害者・保険会の上記の対応にどうにも気持ちが治まらず、警察で紹介してくださった相談センターにて評価損要求についての相談をしたところ、少額訴訟を薦められました。しかし、いざ、訴訟をするにあたり必要な書類をHPで調べていたところ、事故証明のほかに、請求額の根拠となるものとして日本自動車査定協会の査定による事故減価証明が有効な書類にあることを知りました。

実はこのときには既に事故にあった愛車は売買されて手元にはなく、今更、事査協に査定をお願いすることもできず、残されたものはディーラーの査定士により算出された書類だけでした。参考として、修理費には約1ヶ月かかり、修理費の約30%は、評価損とほぼ同じ約20万になります。今後、どのように加害者・保険会社に対して評価損を要求したらよいのかわかりません(訴訟を含めて)。よきアドバイスをお願いいたします。

↓ No.1873 に続く ↓


No.1873 From:調布市のKAZ

Title:RES(4/1, Thu.)

■悩めるママさん
心中お察し申し上げます。まず、お身体の方は大丈夫でしょうか? だんだん暖かい季節になってきたとはいえ、まだまだムリは禁物ですから、完治するまでは治療の方にも専念して下さいね。

最初に申し上げますが、私はまったくの 「素人」 です。このサイト(ホームページ)に載せている評価損のページは、素人なりに私立図書館で調べたり保険会社に直接問い合わせたりして得たものを、個人の趣味(善意)の範囲で公開しているものですから、以下のコメントも、専門的なものではなくあくまでも私見となりますことを、ご承知おき下さい。まず、当方から事実確認です、精度の良いコメントとするため、解る範囲で結構ですので以下の点について教えて下さい。

(質問)
Q1.おクルマは、修理が完了する前に売却されたのですか?
   それとも修理が完了して手元に戻ったあとで、売却されたのですか?
Q2.売却されたおクルマの現在の所在を、追いかけることは可能ですか?

<コメント1>
お書きになったように、訴訟の際には事故減価証明を添付申請する場合が多いようです。そこでまず、今は手元から離れてしまったとはいえ、売却されたクルマが今現在どこにあるのか、その所在を調べることができるかどうかによって、その後に打つべき手が変わってくると思います。

例えば、(修理代が大きいとして)クルマを直す前に手放したとしても、実は中古車として新たに売るために現在もディーラーで修理の真っ最中であるかもしれません。あるいは、仮に修理完了したあとで(事故車はイヤだという理由で)手放したとしても、手放したあとのクルマは中古車屋さんの軒下で、まだ新しい買い手が付かずに店頭陳列されている最中かも知れません。

要するに、悩めるママさんの手を放れてしまっていても、次の買い主が現れていない限りは、そのクルマはどこかの中古車ディーラーか中古車販売店の店頭に並べられているままの状態である可能性があります。その場合は、まだ現車と対面できる可能性があります。売却した先が個人なのかディーラーなのか買い取り専門業者なのか分かりませんが、とにかく 「私は元オーナーだ、事故減価証明がどうしても必要なのだ、そのためにクルマを再度現物確認したいのだ!」 と申し出て、現在のクルマの所在をトレース(書類上から所在を追いかける)ことができるかどうかを、まず早めにご確認してはいかがでしょうか?

新しいオーナーに渡っていないなら、事情を丁寧に話して事故減価証明を作成する協力を求めてみましょう。ただし、中古車屋さんを二転三転している可能性はありますから、その都度、トレースして合意を取り付ける必要はあります。でも現車が見つかるに越したことは無いので、諦めずに所在を探してみましょう。・・・上記のQ1とQ2は、こういった意味からの質問ということです。

<コメント2>
次は少々強引な話になります。
運悪く(?)新しいオーナーの元に渡ってしまっている場合は、売却した中古車屋さんを通じて、その新しいオーナーに現車確認させていただけないか否かを問い合わせてもらうのはいかがでしょうか?・・・もしも、中古車屋さんが「このクルマは事故車である」ことを伏せて新たなオーナーに売ってしまっている場合は、話がこじれるので打診できませんし、もし打診するとしても、あくまでも中古車屋さんを通じての打診となるでしょう。・・・悩めるママさんが面識も無い新たなオーナーに直接打診はできないでしょうし。まぁ、この場合は少々ムリがありそうですが、念のため可能性として書いた次第です。

<コメント3>
現車のトレース(所在を追うこと)ができないとか、あるいは追いかけたけどもすでに新たなオーナーの手に渡ってしまっていたとか、要するに現車確認ができない場合。・・・この場合は仕方がありませんから、手持ちの手段でやるしかないでしょう。すなわち、「ディーラーの査定士により算出された書類」を訴訟の申請書類とする、ということになります。

この場合、有効性(書類の効力)を問われるかも知れませんが、あくまでも、「一定の基準(or資格)を持った”査定士”が、評価基準に則って算出した”正当な”査定額である!しかもその査定基準は ”日本全国どこでも一定のディーラー”によるものだ!」として、効力アリだと主張するのが良いでしょうね。その際には、「その証拠に、修理費の約30%は評価損とほぼ同じ約20万になりますから。」と添えても良いでしょう。

<コメント4>
訴訟を起こす際は、資料として
◎査定協会の減額証明書・・・無ければ、上記の通り、ディーラーの査定士により算出された書類
◎修理代金の明細書・・・修理前に手放したときは、修理代金の見積書
◎修理する前の写真・・・何かアルバムの中から見つけだす。なるべく事故直前のもの。
  できれば日付入りのもの。
◎事故証明書
があると良いです。

<その他>
あとは、警察で紹介された相談センター以外にも、お住まいの市区町村の役場(市役所とか区役所)には、無料法律相談窓口が設置されているハズです。場所によっては30分無料相談、などと呼ばれているかも知れません。これを利用しない手はありません。ただし曜日指定になることが多いので、事前にご確認下さい。

とりあえず、今パッと思いついて書けるのは、こんなところです。今日出来ることは、今日中に(なるべく早めに)動きましょう。ただし、ムリの無い範囲で。そろそろ会社に出勤なので、このへんで。乱文失礼。それではご検討を祈ります。

↓ No.1874 に続く ↓


No.1874 From:悩めるママ

Title:最後のきみだのみ、評価損を請求する良きアドバイスをお願いします。

お忙しい中、KAZさんのご返答を心から嬉しく思います。本当にありがとうございました。
御質問に関しては、以下のとおりです。

Q1.おクルマは、修理が完了する前に売却されたのですか?
A1.今月末に車検を予定していましたので、修理前に売却してしまいした。
Q2.売却されたおクルマの現在の所在を、追いかけることは可能ですか?
A2.ディーラーの知り合いの買取機関に売却しました。現在、所在を確認中です。

KAZさんがコメントしてくださった4になる可能性が高いと思います。また、残念ながら、訴訟する場合には、訴訟に必要と思われる事故前の車体の写真がありません。KAZさんのアドバイスにもありましたが、居住する市町村の市役所での無料法律相談窓口には予約はしております。KAZさんのアドバイスをもとに、書類の整備をし、相談日に望みたいと思います。本当にありがとうございました。そして、今後またご相談をお願いするかもしれませんが、その際はよろしくお願いいたします。なお、この問題についての結論が出た際には必ずご連絡をいたしますので見守っていてくださるようお願いいたします。

↓ No.1878 に続く ↓


No.1878 From:kann

Title:悩めるママさんへ

 評価損を請求すると保険会社は「実際に売ってないんだから損してない」と言うことが多いようです。その論理から言うとあなたの場合は実際に損をしていることになりますから、評価損の算定根拠だけが問題ですね。
 私としては、実際に買い取った機関に対して、事故前ならいくらで買い取ったかを訊かれてはどうかと思います。事故車なら、基準にのっとって減点しているはずですから、ある程度客観的な額が出るのではないかと思います。
 ただ、直接訊くより、付き合いのあるディーラーさんを通したほうが良い気はしますが…。あと、中古車情報誌等で、同程度の車がいくらくらいで取引されているかを調べるだけでも根拠になる気はします。

 小額訴訟をおこす前に、「紛争処理センター」をお考えになってはいかがでしょうか?。
 あなたの場合怪我が長引いているようですので、通院慰謝料をきちんともらうだけでもかなり賠償額が上がる気がします。私も素人で勉強中です。

↓ No.1879 に続く ↓


No.1879 From:悩めるママ

Title:kann様

kann様へ
知識不足の私に心強いアドバイスをありがとうございました。頚椎捻挫で通院生活をしている日々ですが、やはり精神的にもきついものがあります。100対0の事故なのに、事故当日に警察内にて、加害者から、事故はお互いに責任があるのだから、という暴言を吐かれ、その上、その後一度の電話のみで謝罪もない日々に、どうにも気持ちが静まりません。腹立たしいというより、むなしさを感じる日々です。kannさんの文中に通院慰謝料の記載がありましたが具体的にはどのように対処したらよろしいのでしょうか?また、参考になる換算方法はあるのでしょうか?お忙しい中、申し訳ありませんがよきアドバイスをお願い致します。

↓ No.1881 に続く ↓


No.1881 From:調布市のKAZ

Title:マルチRES(4/3, Sat.)

■悩めるママさん
> 修理前に売却 (〜中略〜)
> ディーラーの知り合いの買取機関に売却しました。

追加コメントありがとうございます。了解です。・・・とすると、買い取り業者との契約書(※1)がお手元に残っているはずです。
(※1)→売買は 「契約」 に基づく行為なので、支払い領収書を兼ねた契約書が発行されているハズ。
    ・売り主名(またはクルマの所有者)が悩めるママさんで、
    ・買い取り年月日が記載され、
    ・買い取り額が記載され、
    ・買い取り業者の住所や連絡先が記載され、
    ・買い取り業者の印(ハンコ)や悩めるママさんの印(ハンコ)が押印されたもの、です。

今後、訴訟を起こす場合は、この売買契約書が重要な提出書類になると思われますので、お手元に用意しておくと良いでしょう。というのも、kann さんのコメント(No.1878)にもありますが、必ずや
  「その自動車買取機関は、”事故車であるぶん、査定額を減額して” 買い取っている」
と言い切っても良いからです。その契約書に記載された買い取り額(の低さ)が、
  「同程度(※2)の車両に対して、著しく査定額が下落していること」
すなわち、評価損が発生していることの 「証明」 に他ならないのです。
(※2)→・同銘柄、同年式で同じボディカラーで同じグレード
      ・走行距離、車検の残り期間、ボディの傷や痛み具合が同等
      ・純正オプションや追加装備なども同等

実際に、「事故によって価値が減額された状態で」 売却されていますので、もしも事故が無かったものとして売却していた場合に想定される金額との差額が、まさに今回請求するべき評価損に相当することになります。ディーラーの知り合いの買取機関に、「例のあの物件、もしも事故が無かったらいくらで買い取りされていたのでしょうか?」 と打診して ”差額金額” を聞き出すのが良いと思います・・・相手は嫌がるかもしれませんがそこが正念場です、何せその買取機関は実際に査定しているのですから、
    ・減額された分が何ヶ所あるのか
    ・その減額された理由は何か
    ・それによって合計何ポイント=何万円減額されたことになるのか

を実際に具体的な数字ではじき出しているからです。逆にいうと、もしもそれらの数字が具体的に出ていなかったら、とうていクルマを買い取ることなんかできなかったハズですから。相手も商売なので、正確に事故分の減額値を査定しているでしょう。その減額分を、請求する評価損の参考とすれば良いでしょう。繰り返しになりますが、悩めるママさんの場合は 「実際に事故車を(査定額が下がった状態で)売却」 されており、これは紛れもない事実ですから、上記の売買契約書(か、それに相当する書類)を用意し、無事故状態とのマイナス分を聞き出すことが重要になってくるでしょう。

ちなみに、無事故の状態のクルマの標準的な査定額だけなら、今回の買取機関ではなく、普通のディーラーでも算出できます。ディーラーには標準査定一覧表(一部では、いわゆる赤本?とか言われているらしい台帳)があります。余談ですが、任意保険会社でも、同様な台帳があります(←標準的な車両保険の金額を決める際の基本台帳として存在する)。ですから、事故がなかった場合に想定される標準的な買い取り相場金額については、
    ・買い取り機関に直接聞く
    ・ディーラーに聞く
    ・つきあいのある保険代理店に(契約可能な車両保険の金額の範囲として)参考に聞いてみる
のがよろしいかと。もちろん、書店に並んでいる各種の中古車雑誌に掲載されている売値も多少の参考程度にはなるでしょう。

もう一点。
 「査定額が下落した状態で売却=本来はもっと高い値段で
 下取りできたハズの金額ぶんだけ、不利益を被った」・・・(★)

ことは確かなる事実ですが、評価損を請求する際、相手側から 「事故車になったから売ったんでしょ? 本当は事故が無かったら最初からクルマを売る気が無かったんでしょ?もともと売る気が無かったと想定されるような人に評価損は支払いませんよ、えぇ。」・・・などという、まったくの難クセ(いちゃもん、道理の通らない屁理屈、いわれの無い中傷)を言ってくるかもしれませんが、その際は 「今月は車検ですので、事故が無くても有っても、最初から売却するつもりでした!(ので、事故車扱いになったぶん、損害を受けた。)」 と言い切ってしまえば良いでしょう (←仮にそのような予定があったことを証明出来なくても可。目には目を、的な「言葉の対処法」です。)まぁ、重要なことは(★)に挙げた事実ですけどね。そして事実は動かしようのない真実です。

> 通院慰謝料の記載がありましたが具体的にはどのように対処

すでにご存じかも知れませんが、治療費(コルセットなどの固定治具代金も含む)以外に、以下の項目が請求できると思います。

 ◎通院するために要した交通費=実費相当
  (仮に徒歩で通院し、交通費がかかっていない場合でも、自宅から病院までのバス代
   として請求しても事実上は問題無いでしょう。さらに、通院初期は歩行困難のため、
   自宅から病院までのタクシー代として請求することもあるでしょう。)
  → (例) 平成○年○月○日〜△月△日 ・・・ 歩行困難&痛みが激しいため、タクシーで通院
             片道□□千円×往復(行きと帰りの2路)×実通院日数=◇◇万円 ・・・ 小計(1)
        平成△年△月△日〜◇月◇日 ・・・ 治療が進み歩行可能となり、バスで通院
             片道□□百円×往復(行きと帰りの2路)×実通院日数=▽▽千円 ・・・ 小計(2)
        通院開始から完治までの所要交通費
             合計 = (1)+(2) = ○○万○千○○円

 ◎通院を余儀なくされたせいで、できなくなった生産活動の損害費用
  → (例) 主婦として行ったいたぶんの休業損害
         ・・・ http://www.asahi-net.or.jp/~mi5k-amkt/hkson43.htm を参照。
         その他、もしあれば、自宅でアルバイトしていたぶんの収入が減った(無くなった)ぶんの請求など。

 ◎慰謝料=これは悩めるママさんの言い値=この金額を受け取ったら、まぁ納得するかな、という金額。
  → (例) ・100対0の事故なのに、事故当日に警察内にて、加害者から暴言を吐かれた。
         ・その上、その後一度の電話のみで謝罪もない日々が続いている。
         ・加害者の ”改心のかけら” も無い非人間的な態度のせいで、
          私は精神的にも多大な苦痛を味わい続けている。
         ・病院の身体的な治療では直ることのない、心の不安定な状態に落とし入れ
          られた精神的損害は計り知れない。
     以上の点は、本来は加害者の誠実なる対応のみによって緩和されるものだが、
     今日までまったくそのような改善態度がまったく感じられないことから、
     私が受けた精神的損額をやむなく金額に変えて正当に請求するものである。

ちなみに、これはまったくの私見ですが、慰謝料の相場というものは (離婚の場合の慰謝料と同様) 存在しないと思いますので、「この額なら、まぁ、納得してやっても良いかな」 というくらいが基準になると思われます(←離婚の場合の算出法がそうらしいので)。

以上、私なりのコメントです。が、より専門的なことに関しては、そういったことを専門に扱う「Q&A掲示板」が他にもたくさんあります。検索エンジン( http://www.google.co.jp/ )で適当なキーワードを入れて探してみるのも良いでしょう。ご参考まで。

(PS)心中お察し申し上げますが、何事も、前向きな考えでお願いします。
   「Where there is a will, there is a way. 意志のあるところに道は開ける。」 ←英語のことわざ(のようなもの)。

■kannさん
悩めるママさんへのコメント、ありがとうございます。
やはり複数の方々からのコメントが得られた方が、物事の視点や着目点も複数になり、より良い方向へと事態が進んでいくように感じます。慰謝料ではなく、通院費の方は・・・相手の態度がよっぽど気に入らない場合は・・・わざと日数を稼ぐために通院する人もいるようですが、最低限、完治して不安の無くなる期間までは正当に通院する権利がありますので、「もう行くのが面倒だから」 などといった理由で通院を切り上げるようなことは、基本的にはしない方が良いですよね、えぇ。たとえ長引いても。特に 「首痛」 の場合・・・まぁ、素人なりにも (正当に) 額を増やすやり方があるということで(以下略)。

本来はこういった知識を知らなくても済む世の中が理想かもしれませんが、なかなかそうはいかない難しい世の中ですね。特に 「自己防衛的な知識武装」 という感じでしょうか(哀)。

↓ No.1882 に続く ↓


No.1882 From:HRK

Title:少額訴訟(悩めるママさんへ)

to>悩めるママさん

心中お察しいたします...評価損の算定、請求そのものに関しての経験はありませんが、私も素人ながら昨年春に少額訴訟により加害者に請求を行い、修理費用を回収しました。思いついた点について書かせていただきます。

 まず、ご存じのように少額訴訟は30万円以下の金銭の支払いを求めるものですので、kannさんが仰っているような通院慰謝料を考慮することになると、請求総額が30万円を越えない範囲に納められるかが問題になってくるかも知れません。越えてしまうと、通常の訴訟手続きになってしまいます。(例:債権が80万円でその内の30万円だけを少額訴訟で請求する等、一部請求というやり方の場合は弁護士や司法書士に相談した方が良いようです)
 よって、保険会社から支払われるであろう治療費と評価損等の請求額の関係を整理しておかれると良いかと思います。(管轄裁判所の書記官等に事前に相談。素人向けにやさしく教えてくれると思います)

 請求額が30万円を超える場合や、被告が通常訴訟への移行を求めると少額訴訟では決着が図れなくなります。この場合は、「弁護士を立てると高くつくよ」と相手から脅されるかも知れませんが、証拠と論理性が十分にあれば本人訴訟という形で応じれば弁護士は不要です。脅されても慌てずに。
(参考:http://www.matsui-sr.com/gousei/jiko-r5-1.htm
     http://www.asahi-net.or.jp/~vr5j-mkn/jibunn0.htm#4)
 
 次に、減価の証明に関しては、保険会社がレッドブックと呼ばれる相場表のようなものを持っています。私の少額訴訟時にも、念のためこれのコピーを送ってもらいました。正式名称は「AGMR REDBOOK、オートガイド自動車価格月報」というものでした。このレッドブック記載の年式、形式から基準となる中古車価格(小売)が分かるはずです。ただ、基本的には実際の買い取りを行った店に事故の有無での買い取り額を書面で見積もりをして貰うと良いかと思います。もし正式な証拠足り得ない場合でも、訴状の添付書類として利用できるはずです。少額訴訟の場合には原則として一度の口頭弁論のみで行う一発勝負です。そのため、考え得る証拠は全て添付書類として引用できるように準備なさってください。

 最後に、確度の高いとは言えない噂としてですが、正式に少額訴訟を申し立てた場合、被告側(誰に請求するかに依りますが)の口頭弁論への出頭がコストに見合わないと判断すると、欠席するケースも少なくないという話もどこかのWEBサイトで見かけました。保険会社の場合、少額訴訟のためにわざわざ弁護士を代理人に立てるとコストが見合わないからかも知れません。(ただ、これはあくまで噂として捉えてください) このような被告欠席の場合には、請求原因事実を争わないものとして被告が自白したという扱いになります。私の場合は被告(加害者本人でした)が欠席したため、この扱いとなりました。

補足:
日弁連も相談窓口を開いています。私も相談に行き、弁護士さんから「きっとできるから勉強のつもりでやってご覧なさい」と言われ、実行して被害額を回収しました。落ち着いて論理性を整え、十分に証拠集めをすれば良い方向に進むと思いますので頑張ってください!

↓ No.1884 に続く ↓


No.1884 From:kann

Title:小額訴訟と通院慰謝料について

悩めるママさんへ

 まず、私の知るかぎりでは小額訴訟の限度額は60万円に引き上げられたと理解しています。お調べください。ただ、他の方も書き込んでみえるよに、向こうがうんと言わなければ出来ませんので、今回の場合可能性は低いかな?。という気はします。やはり、まずは「財団法人 交通事故紛争処理センター」の利用がいいのではないでしょうか?。ここでうまくいかなくてもその後訴訟を起こすことが出来ます。これも是非お調べください。

 通院慰謝料については、自賠責、任意保険、弁護士会、地方裁判所でそれぞれはっきりした基準があります。「通院慰謝料」で検索してみてください。訴訟ならば地方裁判所基準が使えるようです。ちなみに、医療費、通院交通費、休業損害と通院慰謝料は別物ですので、区別して請求してください。この辺をごちゃまぜにして提示するのが保険会社の常套手段のようです。私も前回はこれに引っ掛かったような気がします。最低限、自賠責基準では、自分で請求してももらえるようです。個人的には、保険会社が自賠責基準でも出さないのは、「詐欺」に近いのではないかと思っています。いずれにせよ、自分でいろいろ(ここ以外にも)サイトを当たって、知識を蓄えなければならないと思います。

 あと、加害者は、(加害者になったことがないので知りませんが…)保険会社から「責任を認めるようなことは言うな」と言われているような気もしますので、「謝罪の言葉」は捨てて、お金で解決を目指すと腹をくくらなくてはならない気もします。「謝罪の言葉さえあればこれで判を押す」とあなたが宣言すれば別ですが…。私の場合は、加害者が行政処分を受けているはずなので心情的にはそれでよしとすべきかな?とは思っています。ともに闘いましょう。

↓ No.1885 に続く ↓


No.1885 From:HRK

Title:少額訴訟における金額の上限

kannさん、悩めるママさん、こんにちは。

>まず、私の知るかぎりでは小額訴訟の限度額は60万円に引き上げられたと理解しています。

 ご指摘ありがとうございました。民事訴訟法の改正で今月4月1日から「60万円以下」に緩和されたのですね。知りませんでした...自分の時の事例で説明してしまい失礼しました。m(_ _)m この60万円という上限は微妙なラインという感じがします。というのは、前回私が書いた、「保険会社が弁護士を代理人にすると費用がかかるので...」という部分が当てはまらなくなるように感じるからです。となると、逆に相手保険会社側は、申し立て側が訴訟慣れしていないことにつけこんで、「少額訴訟ではなく通常の手続きに移行する」と余計に揺さぶりを掛けてくる可能性もあるのではないかとも想像してしまいます。

相手はあくまでビジネスなので、賠償および費用や手間が最小になる手段を第一に選択すると考えられますので、残念ながら事務的な対応に終始する事もあるかと思います。悩めるママさんが感情的になるお気持ちは十分に分かりますが(私も一時は非常に感情的になりました)、申し立て側としてどこまで損害額の回収ができれば良しとするかの妥結点を、事前に考えておくことも必要かと思います。

これらのことから、専門家の無料相談等を利用して(専門家から見て妥当な)弁論の裏付けを用意しておくことは非常に有効であると思います。慰謝料算出方法に関しては経験がないのでコメントできません...m(_ _)m それにしても事故というのは、被害側にとって割に合わないものだということをつくづく感じてしまいます。“誠意”っていう言葉はもう死語なんでしょうか...

↓ No.1886 に続く ↓


No.1886 From:悩めるママ

Title:HRK様、Kann様、KAZ様

皆様、お忙しい中、たくさんの情報を有難うございました。皆様の情報をもう一度整理しなおして、私なりに今後の対策を練りたいと思っています。心から感謝しています。

↓ No.1890 に続く ↓


No.1890 From:調布市のKAZ

Title:マルチRES(4/5, Mon.)

■HRK さん
少額訴訟の件で、親切なコメントをありがとうございました。実際に体験された方からのコメントということで、貴重なお話を拝見することができました (例:相手側が会社の場合は、費用や手間が最小になる手段を選択することが多い、など)。HRK さんもいろいろと苦労されたことと察します。私は非体験者なので、得られる情報にも限りがありますが、こうしてコメントをいただけると (掲示板管理者としても) 非常に助かります。簡単ですが、重ねてお礼申し上げます。

■kann さん
> 医療費、通院交通費、休業損害と通院慰謝料は別物ですので、区別して請求してください。

小額訴訟や通院慰謝料などの件で、詳しいコメントをありがとうございました。kann さんのコメントを拝見すると、私なんぞはまだまだ勉強不足だな・・・と身が引き締まる思いがします。私は実際にこういった実経験は無いのですが、サイトにそういったページを設けている以上、何か質問が来たときには答えられる程度までは、もっと勉強しておかないと・・・と思い直したところです。非力な管理人で すみません。<(_ _)>

kann さんも、いろいろとお忙しい中、ずいぶんと苦労されたことと思います。腑に落ちない点も多々あるかと思います。また、日本の法律の限界(or カベ)もあることでしょう。そういった状況の中でも最善の選択肢を選べるよう、健康に気を付けていって下さい。何か気が付いたことがありましたら、今後も書き込みいただけると幸いです。

■悩めるママさん
初めての体験なうえに、いろいろと難しいことも多く、判断に困ることも出てくるかと思います。そういったときは、「自分は最終的に何をしたいのか?」 という目的を今一度確認することと、「そのためには何が必要か?」 ということ、そして「(その必要なことに対して)いま置かれている状況はどうであるか(不足は何か)?」 について、悩めるママさんご本人がおっしゃるように、情報の整理をすると良いと思います。夜寝る前に思っていたことも、朝起きてみたら考えが変わる・・・といったこともあるかもしれませんが、ムリの無い範囲で、突き詰めることと(言葉は悪いが)妥協することとのバランス点を見つけていって下さい。

そうそう・・・最後にひとつ・・・交渉でも何でも言えるのですが、資料となるような大切な事柄は、”文書(紙)という形で記録に残す” ようにするのが良いと思います。

↓ No.1917 に続く ↓


No.1917 From:悩めるママ

Title:HRK様、Kann様、KAZ様

皆様からのアドバイスを参考に、私なりに対応した結果、示談の運びとなりましたので、ご報告致します。赤信号で停車中に後方から居眠り運転をしていた車に追突されて、新車購入からもうすぐ3年の車の評価損20万を保険会社及び加害者に請求したところ、迷惑料として5万なら支払う。という返答に納得できず、訴訟に踏み切ろうかと思い悩み、皆様にご相談したわけですが、その後アドバイスをもとに以下のような対応をしました(皆様に相談する前の対応も記載しました)。

1 . 相談箇所
警察 → 自動車保険請求相談センターへの相談を勧められる
    → 早速、電話をかけて、評価損について相談する。

その結果、少額訴訟を薦められる。ここで訴訟とは別に注意点を挙げられた(破損した車を売買する場合、売買金額が修理代を下回るときは、保険会社によっては売買した時の金額しか支払わないときがあるので、必ず修理代を支払うか確認するとのこと。例として修理代見積もりが50万、未修理の車の売買金額が20万の場合、保険会社によっては20万しか支払わない場合がある)。

    → 保険会社に修理代を出すかどうか確認、修理見積もり書 (金額記載) 
       をFAXにて送ってもらう。

2.インターネットにてKAZさんのHPを発見、相談する。

3.市の無料相談弁護士相談に相談する→少額訴訟を薦められる。
  この際、評価損20万+(物損において、精神的ダメージをうけたとし)慰謝料10万=30万の請求を
  した方がよいとのアドバイスを受けた。但し、相談を受けた弁護士は交通専門の弁護士ではない。

4.自分が加盟している保険会社に連絡し、保険会社で設けている弁護士に相談したい旨を話す
    →訴訟に必要な書類(事故証明書・ディーラ査定士により作成された査定書)及び
      事故発生から今までの経緯を書いた文書をFAXにて送る。
    →その後、保険会社の担当者と電話にて話したところ、以下のようなコメントがあった。

仮に、今回の事故で自分が加害者側であった場合、被害者が請求する評価損20万を支払うことはできない。理由としては破損した車が購入後、約3年(3年以内だったとしても)経過しているからであり、たとえ、訴訟に必要な書類の中での査定書が日本査定協会で査定されたものであっても、かわりはない。とのことであった。

・結果
上記の相談結果をもとに、相手が出した迷惑料5万と評価損20万から、自分が妥協できる額を10万とし、加害側の保険会社にその額を請求した。その当日、加害者が了解したとの返答の連絡があり示談の運びとなりました。

・ 最後に
今回の事故を機会に皆様のアドバイスをうけ、いろいろと勉強させていただきました。
事故当初は私も自分に非がないのに、という思いが強く、評価損20万に固執していたように思いますが、上記の相談所に足を運んだり、電話で話すうちに、金銭が絡むことについてその対応の難しさや、相談を受ける側もその立場に応じて変っていくものなのだと実感しました。そして、事故にあった当事者である自分自身の根気と努力が試され、かなり精神的にも肉体的にもつらい日々を過ごしたように思います。

物損に関しては示談を終え、ほっとしたものの、一方で通院をしている日々であります。現在は、頚椎捻挫の治癒を終え、以前と変らない穏やかな日々を迎える日が来ることを願う毎日です。皆様ほんとうにありがとうございました。

↓ No.1918 に続く ↓


No.1918 From:サナエ

Title:事故ってやつぁ・・

悩めるママさん
色々と大変だったようですね。自分でぶつけただけでもだいぶヘコむ(ボディはもちろんそれ以上に気持ちが)のに
人にぶつかられたとあってはそれはたいそう心身ともにおつかれになっただろうと思います。でももうすんだ事ですので、気持ちを入れ替えて楽しいカーライフを送りましょう!

↓ No.1920 に続く ↓


No.1920 From:調布市のKAZ

Title:マルチRES(4/20, Tue.)

■悩めるママさん
まずは書き込み(その後の経緯のご報告)、ありがとうございます。いろいろとお忙しく、落ち着くヒマも無いと察しますが、そんな中にあっての ご報告に対し、大変感謝いたします。

> 理由としては破損した車が購入後、約3年(3年以内だったとしても)経過しているからであり

私個人としては、保険会社の説明中、この(↑)部分に非常に疑問を感じますが、結果として示談の運びとなったということですから、素直に 「ご苦労さまでした」 と申し上げたい気持ちでいっぱいです。示談には多少の妥協もあるかと思いますが、ムダに長期化して神経をすり減らすよりは、今回の案で手を打つ方が良かった、と言えるでしょうね、きっと。

事故に遭った者にしか わからないご苦労や、言葉に言い表せない苦痛が多々あったことでしょうけど、それらの苦難を乗り越えて現在の結果が得られたわけですから、月並みですが、今は本当に 「ご苦労さまでした」 というしか言葉が浮かばないです。私は単に、掲示板という場の提供と、私が知っている狭い知識範囲でのコメントをしただけであり、最終的な結論に至ることができたのは、悩めるママさんご本人の努力によるものだと思っています。今後は 「以前と変らない穏やかな日々を迎える」 ことができるよう、お祈りいたします。体調の方も、決してムリをされないようにお願いしますね。また何かありましたら、この掲示板に遊びに来て下さい。

最後にひとつ、私から悩めるママさん宛に打診です・・・。
せっかく発言 No.1917 にて詳細をご報告していただきましたが、掲示板では より新しい書き込みがあると、No.1917 はページの下の方にどんどん下がっていってしまい、ついには次ページ以降に沈んで (過去ログになって) しまいます。私が思うに、発言 No.1917 には貴重なエッセンスや、後から見る者にとって参考になる部分が多々あると思いますので、大変厚かましく失礼なご相談になるのですが、この集大成 (発言 No.1917) を当方の評価損サイトに専用ページとして追加させていただければ・・・と思いますが、いかがでしょうか?

理由は、その方が、より多くの人々に見ていただく機会が増える (役に立つ) のでよろしいのでは? と思うからです。ちょうど少し前に、同様に掲示板でやりとりしていた情報を、評価損サイトに追加させていただいた例もありますので・・・。(参考 → http://www.asahi-net.or.jp/~mi5k-amkt/hkson46.htm )もちろん任意です。本件、急ぎませんのでご検討願えれば、と思います。お手数をかけますが、よろしくお願いいたします。

↓ No.1953 に続く ↓


No.1953 From:悩めるママ

Title:KAZ様

お返事が遅くなってしまい、すいませんでした。私の経験ごとが皆様のお役に立てればうれしいです。どうぞ、HPに記載してください。

ところで、私事ですが、加害者との示談成立翌日に、いわゆるオレオレ詐欺にかかりそうになりました。「ご主人が事故をおこして・・・、」の3人がかりの詐欺で、460万ほどの請求をしてきました。主人の会社に電話して、主人が会社に居ることが確認されて、詐欺にかからなくて済みましたが、事故という言葉に敏感になっていたので、本当にだまされるところでした。みなさまもお気をつけてくださいね。

最後に、私の事故後の相談にメールをくださったみなさま、本当にありがとうございました。
私の通院生活ももうすぐ終止符を打とうとしています。安全と健康がなによりですね。

↓ No.1956 に続く ↓


No.1956 From:調布市のKAZ

Title:RES(5/3, Mon)

■悩めるママさん
あぁ、その後、またこの掲示板をご覧になっていただいたのですね。お忙しい中、書き込みありがとうございました。サイトに事例紹介させていただく件につきましては、後日(帰省から帰りましたら)、当方よりDMさせていただきます。オレオレ詐欺・・・何でも手当たり次第ですか。加害者側の手の込んだイタズラか?とも思えてしまいますねぇ(苦笑)。それでは今回は (ただいま旅先からのモバイル接続のため) 用件のみにて失礼します。<(_ _)>


 

 〜 サイト管理人より ひとこと 〜

「悩めるママさん」 にとって、周辺の状況を勘案し、最終的な妥協額を10万円とご自分で決めたことは、苦渋の選択であったと察します。確かに追突された方としては何も悪くないですし、示談に至るまでの肉体的労力・精神的被害・時間的損失についても、当事者でなければ解らないものです。

私個人としては、「悩めるママさん」 の保険会社側が なぜ 「仮に、今回の事故で自分が加害者側であった場合、評価損20万円を支払うことはできない。理由は破損車が購入後約3年経過しているため。」 などとコメントしてきたのか、まったく理解に苦しむところです。しかしながら、評価損というひとつの指標だけに固執して交渉が長期化し、他の面 (肉体的・精神的・時間的・経済的) での損失が増えてしまうよりは、臨機応変に交渉の落としどころを探って着陸点を見いだす方が、全体としては良い打開策だと言えるかもしれません。

その後、このページを作成するにあたり、掲示板に書き込みいただいた上記の方々からは、発言の引用に関して快諾いただくと同時に、改めてコメントを少々いただきましたので、以下にその一部を紹介させていただきます。

 HRKさん:
  「現在の基本は、何でも経済価値に換算する傾向だと思います。一部の良心的な保険会社(社員)を
   除き、「事務的で誠意がない」と感じるような対応が、いわば当たり前になってきているのでしょう。
   なぜならば、「良心」や「誠意」は、「経済換算が困難な割に手間と見えない間接的なコストが掛かる」
   から、だと思います(^_^;)。
    #保険会社としても、交渉相手は“一見さん”ですから、中長期の信頼関係構築は不要な訳ですね。
   よって、保険会社は自身の損失が、掛けた手間(=時間、人日、感覚的な負荷など)が経済換算して
   最小限になるような最適化をはかることになります。そうなると、被害側も感情に流されず、いわば
   事務的、冷酷に加害者に請求しなければなりません。対個人の交渉であっても、「信頼」はベースに
   できないようになったのではないかと思います。嫌な時代です (^_^;)。」

 サナエさん:
  「自分が自信を持って言える事をもっていなければ発言しにくいですが、大阪人魂(?)のある私的には、
   なるべく和に参加したい、自分の意見も言いたいというのがありますので、あの時は 「せっかくキリが
   ついたんだからいつまで引きずってちゃもったいない!それはそれで、おいといて、新しいカーライフ
   を楽しんでいただければ・・・」 という気持ちでコメントさせていただきました。

「悩めるママさん」 におかれましては、本来ならば早く忘れてしまいたいとお考えになっても当然でありますのに、このページの作成に際してはいろいろとご理解・ご協力をいただきまして、厚くお礼申し上げます。また、HRKさん、Kannさん、サナエさんにも、同じくお礼申し上げます。

最後になりますが、つたない編集ではありますが、このページが読者の方々に対し、少しでも参考になる部分があれば幸いです。

記:調布市のKAZ 
 

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