このページの構成位置 : HOME > 評価損 INDEX > 4-(12).読者の皆さんによる事例(投稿・その12)

4-(12).読者の皆さんの事例(その12)

事故による評価損を得るまでの具体例 (読者の皆さんの事例) の紹介ページ・その12です。

右折時、信号無視の直進車と衝突。相手は当初認めた信号無視を途中から否認し
賠償を拒否、やむなく民事訴訟に訴えた。結果、賠償責任 100:0 と修理費
約454万円の15%、68万円の評価損で和解に至った・・・という事例です。

●2005-11-20:新製、 ●2005-12-10〜:投稿者様チェック、 ●2005-12-16:校正、 ●2005-12-16:公開

事例12.相手側の意見が翻り、民事訴訟に及んだ例
(修理費 約454万円に対し、最終的に 15%(68万円)の評価損で和解した例)

投稿者 : 「マー君」 さん   


「マー君」 さんからは、メールにてご報告 (投稿) をいただきましたが、
(調布市のKAZ) が本ページに編集し 掲載させていただきました。

以下、投稿内容をご覧下さい。
(改行位置は変更、他は原文のまま)

 【1.事故の概要】
 
 ◎自車    : ベンツCLK320(新車登録後約2年)
 ◎相手車   : ボルボ940ポラール
 ◎事故形態 : 右折(自車) 対 直進(対向車)

■1月20日(木)
 
妻が仕事を終え、国道246を渋谷方面から厚木方面に向かい自宅に帰る途中、交差点を右折する際に、信号無視の対向車と衝突。

車は左のエアバッグが作動し、左ドア、左フェンダー大破、近くのフェンスなどにぶつかったため前後左右もつぶれる。路肩に乗り上げた際タイヤは4本とも破裂。自走は無理であり、JAFに依頼しディーラーまで運んでもらった。妻はかすり傷一つ負わず、後日念のため整形外科で診察を受けたが、どこにも異常はなかった。ベンツの頑丈さ、安全なことを改めて認識した。

<↓自車の状況>

ベンツマークMercedes-Benz
 
・車種:ベンツCLK320 (初年度登録 H15年2月)
・H16年12月3日購入(走行距離 : 6,692km)
・H17年1月20日事故(走行距離 : 9,042km)

<↓事故に遭った直後の様子>
事故の災難に遭ったベンツCLK320

05.JPG (15717 バイト)

相手は年配の女性(60歳代)が運転、ご主人が同乗。車はボルボ940ポラール。 相手の女性はその場で妻に、「不注意でご迷惑をおかけしてすみませんでした」 と謝り、ハンドルのエアバッグが作動したことで顔が赤くなっているとのことで、救急車で運ばれた(結局怪我はなく、人身事故扱いにはならなかった)。

妻は、相手が救急車で行ってしまう前に信号無視を確認してほしい旨駆けつけた警官に依頼。警官の質問に 「赤信号だった」 と答えたとのことであった。近くで事故を見ていた青年が必要なら証言してくれると言うので、赤信号であったことを確認し、名前や連絡先を控えた。

妻は、購入して間もない車が大破したことは悲しかったが、相手がその場で謝罪し、警官に赤信号を認め、証人もいるので今後の交渉については何の心配もせず、保険会社に連絡した。
 
 

 
 【2.思いもかけぬ展開】
 
ところが、相手の保険会社に連絡したところ、
 
    「同乗していた運転者のご主人から、黄色信号で衝突したと連絡を受けている」
 
と言われ、妻は驚いた。

相手の保険会社に対し、
 
    「本人に確認してほしい。警察にも赤信号と供述したはずだ、
     警察にも確認してほしい。本人は謝罪しているし、証人もいる。」
 
と何度も言ったが、相手の保険会社は

    「相手側は黄信号と言っているし、警察ではそういうことは教えてくれない。
     いずれにせよ、保険とは本人が認めなければ払えないものなのだ。」

とのことでとりあってくれなかった。そして、双方の主張が異なるので調査会社に調査を依頼したとのことであった。

これ以降は、車の所有者であり損害賠償の当事者である私が相手の保険会社との交渉を担当することにした。この後解決まで結局9ヶ月を要した

夕方、ディーラーに出向き、運ばれた自車と対面。ディーラーでは 「修理は2〜300万円、1〜2ヶ月程度かかるでしょう」 とのこと。めちゃめちゃになった車を見て、完全に元通りになるだろうかと、大きな不安がよぎった。古いスズキカルタスであれば無償で代車として使っていいと言ってくれたので好意に甘えることにした。
   

 
 【3.警察の取調べ(相手が信号無視を認める)】
 
■1月27日(木)

 
警察で相手の事情聴取が行われた。

■1月28日(金)
 
相手の事情聴取の翌日、何か書類に書く必要があるとのことで妻が警察に呼ばれた。刑事の話では、相手は 「気がついたら右折信号だった、ごめんなさい」 と言っていて、保険会社にもそう話すと言ったそうである。

妻が刑事に
 
   「相手の保険会社は、本人から黄信号だと聞いたと主張している」
 
と言うと、
 
   「本人は保険会社とは一度も話しをしていないと言っている。
    保険会社は払いたくないからそう言っているんじゃないのか。」
 
と刑事は言った。

警察で妻は相手の書いた上申書を見せてもらったが、「考え事をしていて信号を見落とし、気がついたら右折信号で、急ブレーキをかけたが間に合わなかった」 との内容が書かれていた。

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

この日の夕方、相手の保険会社から電話が入り
 
   「(相手側の)過失責任100:0となった。代車は当社で用意する」
 
とのことであった。本人が警察で信号無視を認めたことで、保険会社も諦めたのではと思った。

代車は無償でディーラーから借りていたが、これ以上好意に甘えるわけにも行かないので、ベンツのCクラスの手配を依頼した。結局、ベンツが無いとのことでクラウンが手配された。この時に、「格落ち」 についても支払ってほしいと要求したが、
 
   「気持ちはわかるが、会社の規定で 新車 もしくは
    それに準ずる車以外の格落ちについては支払えない」
 
とのことでかたくなに拒否の態度であった。

事故にあったとき、会社の同僚から 「格落ち」 も請求すべきだと言われ、格落ちについてはKAZさんのサイトや、「評価損(保険毎日新聞社刊)」(この本はお勧めです) を買ってよく勉強しておいた。じっくり交渉すれば必ず獲得できると信じていたので、この日は今後格落ちも主張することを伝え、結論は出さなかった。

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

この日、自宅の電話に相手から謝罪の電話が入ったが留守にしていたため、留守録されていた。
 
   「事故を起こしました○○と申します。このたびはご迷惑をおかけしました。
    保険会社にもそちらのいいようにするよう配慮しておきました」
 
との内容であった(後になって、このとき留守にしていなければもっと突っ込んだ話ができたという思いと、留守録という証拠が残ったことで却って良かったとの思いが交差した)。

これでようやく解決した、やれやれとの気持ちで担当した刑事や証人を約束してくれた青年、こちらの保険会社の担当者などにお礼と、今後はもう煩わせることの無いことを伝えた。
 

  
 【4.またまた、思いもかけぬ展開が】
 
■数日後
 
相手の保険会社から電話があり、
 
   「先日、過失割合が100:0と言ったのは、あくまで暫定であり、
    調査会社の調査結果で最終的に決まる。
    もし、100:0にならなかったら代車費用もそちらが負担することになる。
    しかし、よほどのことが無い限り100:0が変わることは無いでしょう」
 
とのこと。

これには正直言ってびっくりした。あのときは 「暫定」 などと一言も言わなかったのに、いまさら暫定などと言うのはフェアでないと思ったが、いずれにせよまだ示談書にサインしたわけではないし、所詮言った言わないの世界でしかないことを思い知らされた。しかし、これを教訓として、以降の連絡は必ずe−mailでやり取りすることにした。


■2月5日(土)
 
調査会社が来宅。事故の状況を詳しく説明し、留守録も聞いてもらう。
調査員は帰りに 「相手は違うことを言っていますよ」 と言って帰った。


■2月22日(火)
 
相手の保険会社よりメールが入り、
 
   「過失割合を見直し、今後過失責任について協議する意向である」
 
とあった。調査会社の報告書に
 
   「双方説明に相違があり過失算出不能である」
 
などと記載されているとの理由であった。

驚きと納得のいかない怒り、やりきれない思いで妻と2人で落ち込んだ。気を取り直して警察に連絡し
 
   「調査会社の調査に対して、相手が信号は黄色だったと主張している」
 
ことを伝えた。担当刑事は
 
   「(赤信号を認めた)書類はいつでも見せるので相手の保険会社に署まで来るよう言いなさい」
 
とのことであった。このことを保険会社に伝えたが、
 
   「警察では不覚の事実を供述した可能性がある。
    警察調書についても主観的見解となる場合もある(e−mailより抜粋)」
 
とのことで、警察調査には応じかねるとのことであった。

ここで、警察での供述や調査 保険会社との賠償交渉には役に立たない ことをはじめて知った。警察でどう供述しようとも、証人がいようとも、本人が保険会社に黄色だったといえば保険会社は積極的にそれを証明することなどせず、杓子定規に相手の言うことに忠実にことを進めるものだということを。

このとき、もう裁判しかないなと直感的に思った。
 

 
 【5.民事裁判へ】
 
■3月2日(水)

 
ディーラーに修理が終えた車を引き取りに行った。

エンジンにダメージはないがラジエターなど当初の見込みより広範囲に損傷を受けており、修理費は454万円ということであった。渡された見積書は22ページという分厚いもので、見積明細が7ページ198項目、残り15ページには損傷箇所を示す写真が43枚添付されていた。

<↓修理見積書は全22ページ、修理費用は454万円に>
DSC00130ss.JPG (43949 バイト)

 

<↓見積の明細書は 小計 7ページ/198 項目
04.JPG (13375 バイト)

<↓損傷箇所を示す写真は43枚にも及んだ>
07.JPG (18158 バイト)
06.JPG (17392 バイト)

まだ、示談が成立していないので、4月末まで支払いを待ってほしいとお願いし、了承してもらった。もし、4月末までに解決しなければ自分の車両保険で支払うしかない。

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

車の修理はほぼ完璧に成されており、修理後の状態についての当初の不安は杞憂であった。車内の機密性やビビリ音が心配であったが殆ど気にならなかった。

<↓修理から無事に戻ってきた愛車(CLK320)>
DSC00141s.JPG (32688 バイト)

この間、何度か相手の保険会社にメールや電話で質問したり、こちらの主張を伝えたりしたが、相変わらず真摯な対応は無く、埒が明かなかった。そこで、当方の保険会社と今後の方針を打合せ、相手の保険会社に自宅に来てもらって最終的な確認をすることとした。


■3月17日(木)
 
相手の保険会社の担当者が来訪。
私と妻と、当方の保険会社が対応。

相手の保険会社は
 
   「警察で信号は赤という供述をしたとのことなので100:0で行くことにしたが、
    調査会社の報告を受け、100:0を見直すことになった。
    本人に真意を確かめたが、警察での証言は相手(私の妻)のことを思い、
    相手に有利になるように虚偽の報告をしたが、調査会社には本当のことを
    話した、と言っている」
 
とのことであった。全く納得の範囲を超えている

再度、こちらの主張、質問を整理して伝え、最終的な回答を求めた。こちらとしては誠意と事実に基づいた円満な解決を望むが、それでも変わらないのであれば裁判に持ち込む考えを示した。


■4月11日(月)
 
相手の保険会社からメールで回答があった。
 
   「救急車内での事情聴取と、警察の取調べに赤信号と回答したのは、
    衝突直後の色の確認と錯覚した。交差点進入時は黄色であったが、
    そのことは確認されなかった」
 
とのことである。結論として、これまでの考え方に変化は無く、過失責任は50:50を主張するとのことであった。

もうこれ以上示談交渉をしても無駄であり、裁判に持ち込むことを決意した。

車の修理代は自分の保険で支払った。保険の等級が下がるなど不利があるが、450万円は大金でありやむを得なかった。ディーラーに格落ちについてどの程度の不利があるのかと聞いたところ、現時点で60万円くらいでしょうとのことであった。念のため自動車査定協会で査定してもらったが、こちらの査定額は69万円であった。


■4月26日(火)
 
保険会社が手配した弁護士と打合せを持った。妻は事故の瞬間から起こったことを詳細に書きとめていたため、これを整理し、相手側からのメールや資料を添えて事前に弁護士に送っておいた。弁護士は、
 
    「担当した刑事が証人になってくれるかどうか、また証人になってくれる
     と言った青年が本当に証言してくれるかが大きなポイントだ」
 
と言った。警察は民事不介入が原則なので民事裁判で証言してくれることはほとんど期待できないとのことであった。私たちはその場で警察に電話し、担当した刑事に証言を依頼、承諾してもらった。刑事もこれまでのやり取りを知っているので、協力してくれることを約束してくれたことと思う。

裁判では、
 
  ◎こちらの保険会社が保険で支払った修理代金454万円を相手に請求し、
  ◎評価損と弁護士費用を請求する
 
ことになった。評価損については修理費の30%、136万円を要求することとし、弁護士費用として評価損の10%を要求、私の請求額は合計約150万円になった。

自動車査定協会の査定書も用意したが、裁判所はあまり重視しないことと、査定額も69万円であり不要との判断であった。評価損については、KAZさんのページやいろいろ調べた結果から、2年落ちの車では満額は無理だろうとは思っていた。
 

 
 【6.裁判の結果】
 
■8月30日(火)
 
東京地裁で一回目の公判があった。
当事者は出廷せず、お互いの弁護士が対応した。

こちらの弁護士が訴状を陳述したのに対し、相手の弁護士は
 
    「被告は終始一貫して黄信号を主張しており、代車費用はもちろん
     被告側の支払ったフェンスや看板の修理代の支払いも要求する」
 
とのことであった。

こちらの弁護士は、被告側が黄色信号を主張しているので、これを牽制することや民事の交通事故で警察官が証人として出廷することは希有なことなので、裁判官にインパクトを与えるために刑事の証人申請をしたと報告してくれた。

第二回公判は10月21日(金)と決まり、それまでに被告の主張、証拠をこちらに提示。それに対するこちら側の反論と証拠を提出することになった。ところが、第二回の公判を前にした9月24日(土)、相手側弁護士からこちらの弁護士に連絡が入った。
 
    「被告本人を呼んで詳細に打ち合わせた結果、過失相殺の主張を維持する
     ことは不可能と判断した。主張は全面的に認めるので和解してほしい。
     ただ、評価損については昨今議論の沸騰している部分でもあり裁判長に
     和解を勧告してもらうよう依頼した。裁判所の判断が出ればそれに従う」
 
とのことであった。

和解といっても相手に謝罪する気など毛頭ないだろうし、和解では弁護士費用も出ない。どうしようかと思ったが、裁判を続ければ証人に迷惑もかかるし、税金の無駄遣いにもなる、なんと言ってもこのいやな気持ちから早く開放されたいという思いが強く、結局 「和解」 に応じることにした。


■10月21日(金)
 
裁判長の勧告で、
 
   ◎過失割合は100:0、
   ◎修理費用全額(約454万円)、
   ◎評価損として修理費用の15%(約68万円)、
   ◎その他調整金として金利5%の半額(約10万円)、
 
合計530万円を相手側が支払うという和解調書が作成され、今回の事故は9ヶ月ぶりに全てが終了した。評価損の額については、今までの判例や、ディーラーや査定協会の判断などからみても妥当であると思う。

相手がなぜ急に態度を変えたのかについては、はっきりしたことはわからないが、警察が証人に立つということが想定外だったのではないかと思う。信号機色については確証というものが無いので、警察の証言が無ければ何とかなると思っていたのではないかと思う。

裁判でも思った結果が得られないケースも多いと保険会社から聞いていたので、こういう結果になったことは喜ぶべきことではあるが、
 
     「では、保険会社も含め相手の今までの言動は何だったのか」
 
とやりきれない思いと、長かった戦いの疲れが今でも強く残っている。もし、相手が真摯な気持ちで謝罪してくれれば本当の意味でこの事故は終わると思うが、この相手にそれを期待するのは所詮無駄なことであろう。

これを読んでいただいている皆さんも疑問に思われていることと思うが、
 
     「なぜ、相手は虚偽の主張を続けるのか」
 
その理由が最後まで我々には全く理解できなかった。

経済的メリットがあるのならまだしも、相手は総合自動車保険に入っており、車両はもちろん、弁護士費用も全て保険でまかなわれ、一切費用の負担は無いはずである。
 
     「人に意地悪することに喜びを感じる特殊な人種なのだろう」
 
とでも思わなければとても理解ができない展開であった。それが運転していた老婦人なのか、同乗していたご主人なのか、はたまた保険会社の担当者なのか定かなことはわからないが。
 

 
 【7.学んだこと】

 
今回勉強した点がいくつかありますので整理してみます。

1) 警察での証言は示談や賠償交渉の場では必ずしも役に立たない。
事実と賠償交渉はまったく別物である。
2) 相手及び保険会社とのやり取りは、
必ず文書またはe−mailなど形の残る方法を取ること。
3) 信号機色については確証を得ることは難しいので、
現場で証人を見つけることが重要。
4) 相手の保険会社に誠意を期待せず、油断することなく交渉する。
  (今回対応した某大手損保会社の体質なのか、
   損保会社全般に言えることなのかは不明)
5) 信用調査会社も信用できない。
場合によっては全てを語らず、裁判に備えることも必要。
6) 裁判では、自動車査定協会の査定はあまり必要としない。
  (示談が進んでいる場合は有効と思う。)
7) 示談においては100:0と言われても、示談書を取り交わすまでは
相手の用意した代車などを使うべきでない。
8) どんな細かなことも、できる限り事実をメモしておくこと。
  常に事実の積み重ねで相手に対することが、
  「簡単な相手ではない」 と思わせる上で重要。
9) 車両保険は必ず。できれば弁護士特約代車特約も契約して
おいたほうがいい(私は、早速弁護士と代車特約を追加しました)。
10) 弁護士にかかる費用は着手金請求額の8%、下限は10万円)と
成功報酬回収額の16%)。
  ・私のケースでは着手金が約12万円(150万円×8%)、
   成功報酬が約11万円(68万円×16%)の 計約23万円になる。
  ・ただし、当初評価損の請求額を多めに見積もったことや
   早い時点で和解に至ったことなどを考慮してくれて、
   合計15万円(税別)に減額してくれた。
11) 和解の場合には弁護士費用及び延滞損害金(5%)は含めないのが通常。
  ・しかし近年、低金利時代に延滞損害金5%は馬鹿にならない
   ことや、弁護士費用も考慮して回収額の10%程度の調整金
   を乗せる場合もあるとのこと(弁護士談)。
  ・私の場合はそこまではいかなかったが、裁判長が延滞損害金
   に当たる回収額の金利5%の半額を調整金として和解勧告に
   含めてくれた。

今回はじめて大きな事故にあいましたが、KAZさんのページはじめ多くのホームページの記事がとても参考になり、戦う力になりました。ありがとうございました。

今回の私の経験が、少しでも皆さんのお役に立てばと思い、お世話になったKAZさんのページに事例として載せていただこうと思った次第です。
 

 

〜 サイト管理人より ひとこと 〜

「マー君」 さん :

大変お疲れさまでした。
また、事故発生から和解に至るまでの詳細なご報告をいただき、どうもありがとうございました。

事故の規模の大きさを考えると、愛車が無事に修理から復活できたこと、そして何よりその安全性のおかげでご家族にケガが無かったことは、不幸中の幸いでした。

最終的には裁判長の勧告により和解に至ったワケですが、納得できた部分・やむなく納得した部分・理解に苦しむ部分・犠牲を払った部分など、「マー君」 さんご本人やご家族の方でなければ分からないご苦労と葛藤が、多々あったかと思います。

そういった意味では、恐らく思い出すのもイヤな出来事であろうにもかかわらず、こうして当サイトの読者の方々のために貴重な時間と手間を割いて情報を提供して下さり、大変ありがたく思っております。特に裁判に関する情報については、事故で困っている方々にとって、大いに得るものがあることでしょう。

以上、簡単ではありますが、サイト管理人として重ねてお礼申し上げます。
(ご投稿の掲載に関し、メールでの親切なやりとりにも感謝いたします。)

どうもありがとうございました。

記:調布市のKAZ 
 

このページの構成位置 : HOME > 評価損 INDEX > 4-(12).読者の皆さんの事例(その12)


「4-(11).読者の皆さんによる投稿事例・その11」 へ戻るBACK    読者の皆さんの事例(その12)    NEXT「4-(13).読者による投稿事例・その13」 に進む
 (4-(11).読者による投稿事例・その11)       (このページ:15/19ページ)        (4-(13).読者による投稿事例・その13)