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2012.09.01. 掲載
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今日から9月。暑さはまだ続きそうな気配だが、気持ちは秋。いろいろ思うことがある。
「9月」ということばから、頭に浮かぶのは「セプテンバー・ソング」のメロディー。ナット・キング・コールの甘い歌声が聞こえてくる。良い歌だ。
この歌はメロディーがきれいなだけではなく、「9月の声を聞くと(人生の秋になると)残された日々は少なくなる。だから、貴重な日々を貴方と一緒に過ごしたい」という歌詞が良い。もう、晩秋もいいところにいるのだが、今でも同感する。
世界で、日本で、そして私個人で、9月1日に始まったことを調べてみると、1939年に第二次世界大戦が勃発、1923年に関東大震災が起き、1973年に野村医院を開業、2005年に医業を引退、2012年の今日から、掲示板「 BOWのひとりごと」を廃止し、情報発信をウエブサイト「中之島のBOW」のみで行う。
第二次大戦や関東大震災は別として、私個人からいえば、9月は開業した月であり、引退して、したいことに没頭できるようになった月である。いずれも、人生の1つの転機に違いない。
転機といえば、私には「9月」よりもはっきりしたターニング・ポイントを持っている。それは「9歳」で、9歳から69歳までの間、年齢に9がつく年の7回全部が、私にとっては人生の大きな転換点であった。このことを発見して感動し、9歳は人生のターニング・ポイントという記事を載せたことを思い出す。
振り返ってみれば、私は「9」という数字を、いつの頃からか好むようになっていた。PCで文章を書いて印刷するようになって、目次の数字が9を越えると、1桁から2桁になるレイアウトが嫌で、できるだけ9以下に収めようとしてきた。だから、心に生きることばのような大部の文章も、10章で終わらせず、9章でまとめている。
「9」という数字は「苦」と発音が同じなので嫌う人が多いようだ。「4」が嫌われるのも「死」を連想するからだろう。しかし、私はそのようなことがまったく気にならず、「9」も「4」も好きな数字である。
それは、お前の語感が鈍いからではないかと思われるかもしれないが、「癒し」は「卑し」を連想し、「生き様」は「死に様」や「様あみろ」を連想するので、まったく使う気になれないし、使ったこともない。だから、それほど語感が鈍いわけでもなかろう。
そのほか、私は始まりよりも、終わりを大切に思う性分で、計画よりも総括、生まれた時よりも死ぬ時を、大事に思う。そういうところから、数字の最後を好むのかもしれない。
前置きが長くなってしまったが、掲示板なしの今年の9月は、ウエブサイトにとって、小さくても、転換点には違いなかろう。そこで、そのお相伴として、サイトに少し手を加えてみた。
1)BOWのひとりごと13年間のデータを再編集し、掲示板 BOWのひとりごとの記録の名前で掲載した
掲示板「BOWのひとりごと」は、私にとって貴重な記録であり、再利用しやすいよう、これに目次を
付け、サイトに掲載した重要なテーマを選んでキーワードとし、目次の項目に並べた。
このキーワードをクリックすると、そのテーマを掲載した日時にジャンプし、それに関連した状況が
良く分かる。これは、更新歴では、知ることができない大切なデータである。
2)全部の記事に、トップからワンクリックで掲載日にジャンプできるリンク< 掲 載 日 >を付けた
これまでも、記事の掲載日を大切な情報と考え、その記事の最下段左端に掲載日を付けてきた。
自分と同じように、記事のページを開いたとき、まず、掲載日を知りたいという人も多いだろう。
そう考えて、リンクを付け、便宜を計ることにした。
この掲載日へのリンクをクリックすることで、そのページの最下段へジャンプし、最下段に付けて
いるこのページのトップへのリンクをクリックすることで、最初のトップへ即、戻ることができる。
3)パンくずリストの間違いを修正した
パンくずリストは、サイト訪問者が、現在サイト内のどの場所にいるかを把握できるだけでなく、
リンクによって、同じレベルの階層、その上の階層、サイトマップのトップ、ホームページにまで、
瞬時にジャンプできる。そして、その場で、求める階層の記事を探すことができるメリットがある。
そこで、2009年から全部の記事にパンくずリストを付け来た。
今回、掲載日のリンクを付けるにあたり、全部の記事をチェックしたが、その際、パンくずリストに
幾つかの誤りが見つかったので修正した。
4)サイトマップと更新歴を修正した
サイトマップと更新歴の両方に、途中からページのトップへジャンプできるリンクを付けたほか、
探しやすいようにサイトマップの部分修正を行ったので、記事探しがより簡単に行えるようになった
のではないかと思っている。
5)記事の探し方を修正した
記事の探し方の内容が、現状とかなり違ってきているので、これを修正した。
また、ホームページだけでなく、更新歴とサイトマップにも、記事の探し方へのリンクを付けた。
医業を引退後は、あるがまま、なるがまま、思いつくまま、したいことをして毎日を過ごして来たが、現在しておきたいと思っている大きな仕事は、映像、特に動画の総まとめである。
45年前の8ミリシネ(8ミリフィルム)から始まる動画は、アナログのものを含め、全部をデジタルファイル化しているが、1000GBを超える膨大な量となってPCのハードディスクを占拠している。これを編集して、DVD化、BD化、動画ファイル化を行おうと思っているが、4.7GBのDVDで210枚分、25GBのBDで40枚分に相当する量である。
そのうち、これまでに処理を終えたのは、その1割程度に過ぎないのだから、前途遼遠である。量産可能な動画処理システムを構築し、それを使って処理するのでなければ、とうてい次のターニングポイントまでの完了は無理であろう。
もう一つは、オーナーが不在となった場合の、ウエブサイトをどうするかの問題で、これも次のターニングポイントまでに解決しておこうと考えている。
「残念です。次のターニングポイントはもうアリマセン。」と宣告されるかもしれないが、それはそれで面白い。オマケを6年ももらったのだから、文句を付ける筋合いはなく、悔いるほどのことは何もない。
いずれにしても、「中之島のBOW」の記事は、私BOWがしたいことをした結果の備忘録という色合いが、これまで以上に濃くなりそうだ。
そうは言っても、現役時代と違って、いまは、思いついたしたいことをする方を優先しており、ドジ、チョンボから解放されることはないという宿命を持つ身でもあるから、面白い記事が載ることなきにしもあらず。ときどき、ご訪問いただければありがたい。
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