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第6回コンサート

 ハートリー合唱団・フックラックミュージック

2014.03.31. 掲載
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目次
はじめに
コンサートのプログラム
東北被災地からのお客様
まとめ


はじめに

昨日(2014年3月30日)、私が所属し、レッスンを受けているハートリー合唱団の第6回コンサートが、恒例のフランス料理店 ル・ビューイーゼルで開かれた。第4回からは新森美加先生が教えておられるハートリー合唱団の他に、先生が教えておられるフックラックミュージックとの合同コンサートの形で催されている。いつもは80名前後のところを、今回は100名が参加され、盛大で楽しいイベントだった。

昨年のコンサートは、阪神淡路大震災と東日本大震災に対する「メモリアル チャリティー コンサート in 大阪2013」の名前で行われたが、今年は、東北の被災地石巻市から、3名のお客様をご招待してのコンサートであった。



コンサートのプログラム




図1.プログラム表紙

この愛らしいプログラムは、フックラックミュージック所属のECC学園高校 甲斐聡美様の作品である。
私は、この女子高生の、みずみずしく暖かいセンスに感動してしまった。若いとは本当に素晴らしい。
紙が普通紙ではなくて上質紙であれば、もっと美しく仕上がっただろうと思う。




図2.プログラム第1部(キッズ)

プログラムは第1部と第2部に分れ、第1部は「キッズ」の総出演である。幼いこどもたちは、文句なしに可愛い。ふざける子、恥ずかしがりの子、傍若無人の子、そこへ大男が現れて、女のような声で、ジブリの「もののけ姫」を歌ったのには驚いた。ジブリのアニメでも、カウンターテナーの米良美一が歌っているが、彼は背の低い可愛い男で、こんな巨漢ではない。それなのに、可愛く、上手に歌い上げるのだから、感心してしまった。

「キッズ」の最後に、参加者全員で、映画「サウンド・オブ・ミュージック」から「ドレミのうた」を歌い、続いてランチタイムに入った。




図3.プログラム第2部

第2部は「キッズ」を除く年齢層の出番である。20歳前後の若者から、80代までの老人に至る幅広い年齢層の音楽好きたちが、コーラス、カルテット、二重唱、独唱、独奏、二重奏、朗読を披露した。誰もが実力を100%発揮したと思われる出来栄えで、東北からお越しいただいた3名のお客様にも喜んでいただけたのではないかと思った。

私は、五代文吾作詞作曲の「美しき国・美しき人」を歌わせていただいた。五代文吾先生は新森美加先生のご夫君で、先生の告別式の1時間後に「東日本大震災」が起きた。だから、五代先生と東日本大震災とは、頭の中で強く結びついていて、この震災とともに天国に旅立たれたという気持ちを抱いている。

先生は「阪神淡路大震災」の際に、被災して亡くなったこどもたちを悼んで「大きな星☆小さな星」という心に響く佳曲を作詞作曲されたが、この「美しき国・美しき人」も、将来を背負って行くこどもたちに残していくものとして作られた歌である。

この曲を歌うように新森先生から指示を受け、「五代先生、どうかお聴きください」の思いをこめ、おおらかな気持ちで歌うことができた。

プログラムの最後は、参加者全員でNHK復興支援ソング「花は咲く」を歌って散会した。誰の手にも、前日石巻市から送られてきたばかりの「生わかめ、パン、焼きそば」の入った名物セットの紙袋があった。




図4.プログラム裏表紙

このプラグラムの裏表紙には、ハートリー合唱団とフックラックミュージックのメンバーの名前が記載され、司会、ピアノ伴奏、指導、プログラム製作者の名前も書かれている。

そして最後に、ハートリーミカ(新森美加)先生のごあいさつがあり、その中で「本日は、東北の被災地 宮城県石巻市より 3名の方がお越しいただきました。心より感謝申し上げます。これをきっかけに 今後 末長い交流が出来ますことを切に願います。本日は誠にありがとうございました。お楽しみください。」のことばが掲載されている。



東北被災地からのお客様

新森先生は、昨年1月にメモリアル チャリティー コンサート in 大阪2013を開催され、その収益金を持って東北の被災地 宮城県石巻市を訪れ、その後も何度か訪問して、交流と支援を目指された。

その時にお世話になった石巻市の3名の方を、今回のコンサートにご招待したと伺っている。そのお一人は、石巻市教育委員会 石巻中央公民館の三浦 敏広先生で、被災当時の状況を話された。その中で、被災の4日後から毎日、大阪から救援トラックが到着してありがたかったとお礼を述べられたのが印象に残っている。

あとのお二人は、石巻中央公民館を拠点に活動している石巻青少年ジュニアリーダーサークル「げろっぱ」のメンバーの木下佳奈さんと高島絵里さんと紹介された。「げろっぱ」とは石巻の方言で、大きな葉っぱの草(おおばこ)を指すらしい。踏みつけられても、あとから絶えず生えてくる生命力の強い草のようだ。



まとめ

1.今回のコンサートは、東北被災地との交流を目指す最初のコンサートになると思われる。
2.会場となったフランス料理店で、これまで4回コンサートが行われ、参加者は70〜80名だったが
 今回は100名だった。
3.今回は、出演したメンバーのそれぞれが、日ごろの成果を100%近く披露できたのではないかと
 思った。
4.本年8月には、ハートリー合唱団とフックラックミュージックのメンバーが石巻市を訪れ、演奏会と
 交歓会を持つ予定になっている。この交流が長く続き、発展していくことを願っている。
5.新森先生のバイタリティーあふれる行動に圧倒されると同時に、故五代文吾先生の微笑まれるお顔が
 目に浮かぶ。


<2014.3.31.>

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