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50年ぶりのコーラス発表会


2008.02.03. 掲載
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節分の今日、大阪北区天満橋にあるOAP(大阪アメニティーパーク)にあるフランス料理店ル・ビューイーゼルで、ハートリー合唱団のコンサートが開かれ、これに参加した。コンサートに出場するのは、1955年から56年にかけて大学の男声合唱団に所属していた時以来のことで、52年ぶりである。今回は、この合唱団に入団してわずか2ヶ月を過ぎたばかりで、出場するチャンスに恵まれた。

今日のコンサートは食事を含めて5時間に及び、非常に盛会で、和気藹々の熱気一杯、誰もが満ち足りた気持で過ごしたように思われる。

主催は、私たちのコーラスを指導してくださる新森美加先生が代表の、フックラック音楽事務所で、新森美加先生が教えてこられた各教室の発表会である。

私たちは、そのトップバッターとして、以下の5曲を歌ったが、いつもの練習を上まわる成果を出せたのではないかと思えて、皆上機嫌だった。

  1.ふるさと
  2.遥かな友に
  3.瀬戸の花嫁
  4.花
  5.千の風になって

コーラスが3つ、ソロとデュオが各二つで、合わせて7つの発表があった。中には舌をまくようなセミプロクラスの演奏もあり、感嘆したりもした。どのメンバーも歌を愛し、歌を楽しんでいることが良く分かり、良いコンサートだった。最後に、参加者全員で「千の風」を歌って散会した。

この記事を読まれて、なぜ私がコーラスを?といぶかしく思われる方もいらっしゃるだろう。 大学の教養課程の2年間は専らコーラス三昧で過ごしたが、専門に行ってからはコーラスをキッパリと止め、誘われても断ってきた。

今度も、飛鳥でご一緒した私より年長のドクターからお誘いを受けた時、いつもの通りお断りするつもりだった。ただ、その方のお顔を立てるために、練習だけは見学して、その後でお断りするつもりでいた。

ところが、練習を見学して30分も経たない間に、ここへ入れていただこうと思ってしまった。紹介してくださったドクターご夫妻は、私の態度から、断るに違いないと確信しておられたとのことで、予想外の結果となり呆れてしまわれたそうだ。

それでは、なぜ私が参加したいと思ったかというと、新森美加先生の魅力だった。この先生は楽しい雰囲気で練習を指導され、歌うことが楽しい気持にしてくださる。最初の30分間で数回笑ってしまった。その上、おだて上手で、自信を持たせてくれる。大声を張り上げても、むしろそれを奨励されるのだ。

しかし、それだけではなく、指導のレベルは非常に高い。発声法も、身振り手振りでご自身が手本を見せ、聴かせてくださる。私はこの先生から発声法を学べるかもしれないと思った。発声練習では、通常の半音づつ上昇、下降するだけではなく、次々とアトランダムなキーでも行なう。これは始めての経験でスゴイと思った。

このコーラスは、もともと女声コーラスで、そこへメンバーのご主人が2人加わり、全部で14名のささやかな合唱団である。私が加わっても、皆さんは暖かく歓迎してくださった。そして、入団して2回目の練習日に、発表会があることを知らされたのだ。なんと運が良いことか!

昨年飛鳥Uでコーラスに参加したり、その航海写真のDVD化で、BGMとしてクラシックを久し振りに聴いたことなどがきっかけで、音楽にもう少し深く関わってみたいという気持になっていた。それに、このコーラスや、「ウィーン・ベルリン音楽の旅」などが加わり、「音楽にエネルギーを注ぐ」という流れに今年は乗りそうな予感がする。


<2008.2.3.>

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