ADAMSで紹介されるとアクセス数はどうなるか

 結果・・・全く増えなかった。


 先日このHPがADAMSで紹介されました。ご覧の通り、結果は全くダメでした。原因は、まだまだ加入者数が少ないためだと考えられます。なお上のグラフ中、アクセス数が急に落ち込んでいる部分がありますが、これは休日のためです。

ADAMSとは?
 ADAMSとは、パソコンの拡張ポートに装着された専用の受信ボードでデータを受信して、ため込んだデータをブラウザ上に表示させ、あたかも常時インターネットにつながっているかのようにみせるシステムです。一旦ハードディスクにデータをためますから、ストレスなくコンテンツにアクセスすることができます。データはテレビ電波の間隙を使ったデータ放送で送信されます。現在このシステムを運用しているのはテレビ朝日系列の局で、専用のボードは定価28000円程度で数社から発売されています。受信は無料ですが、コンピューターは常時起動させておかなければなりません。
 そのコンテンツですが、ニュース・スポーツ・気象情報・交通情報・趣味の情報等など。具体的には、ニュースステーションとかトゥナイト2とかスーパーJチャンネルや朝日新聞のニュース等となっています。またコンテンツは放送局が選んだもののみ選ぶことができます。例えばどこかのサイトの新着情報を数時間おきにチェックするようこちらから設定することはできません。
 肝心のコンテンツの価値ですが、見る人によって変わってきます。ちなみに私はパスします。

 このHPがADAMSのどのコーナーに掲載されたかというと、「趣味」→「今週のサイト」とか言うコーナーで、「HP作りの役に立つ」というタイトルで紹介されました。このコーナーは週変わりで、各テーマを代表するサイトが5つ程度紹介されます。3週間くらいまえのバックナンバーを見ることはできますが、それ以降は不可能なようです。

ADAMSに望むこと
 ネタがないので書きます(^_^;)。先程も述べましたが、「どこかのサイトの新着情報を数時間おきにチェックするようこちらから設定できる」ようになれば非常に便利だと思います。ちなみにADAMSのターゲットですが、カタログを見る限りではダイヤルアップユーザーをターゲットにしているようです。例えば「ADAMSとインターネットのシステムの違い」を示したコーナーでは、ADAMSはテレビ電波を、インターネットでは電話回線を使う、と記されています。
 ダイアルアップユーザーが一番望むものの1つに、あたかも専用線がつながっているようなサービスというものがあると思います。即ち、ユーザーが希望するコンテンツを放送局が送信し、それをユーザーが受信するというサービスです。個人ユーザーがアクセスするところはほぼ決まっていますから、ダイヤルアップせずにそこを見ることができれば、専用線につながっているような感覚になります。
 私も無線を使ってデータ通信をしていますが(アマチュア無線のパケット通信)、ここで飛び交う1日のデータ量と伝送速度、伝送データの信頼性を考えあわせると、このシステムは十分に現実味のある話ではないかと思います(ただし、一人一日当たりの伝送容量を制限する必要はあると思う)。またADAMSでは常にパソコンのスイッチを入れておかなければなりませんが、RAMの乗った専用ラジオで受信し、RAMにたまったデータをRS-232C経由でコンピュータ本体のブラウザからアクセスする、もしくはコンピューターのHDにダウンロードすることができれば、電気代・インターネット回線のトラフィックの低減にもつながるでしょう。もちろん有料でかまいません。ベンチャーで「一発儲けたろ」という人の出現を望みます。