MAD POWERさんのAZ−1

 AZ−1オーナーの千葉市の村岡です。

 MAD POWER号に乗って早3年になりますが、思えば本当にトラブル続きのお付き合いだったと思います。

 平成9年8月に購入して1年間位、初めて乗ったターボ車の魅力の虜になって、ブリッツのEVCやターボタイマーを取り付けたり、ARCのブローオフバルブを取り付けたりして、喜び一杯の毎日でした。

 そんなある日、平塚のジムカーナ練習会からの帰路、エンジン音の異常が気に成りながらも仲間に負けじと疾走して、R246号を渋谷辺りに差し掛かった時、突然の激しい音と衝撃、 「ガックン!ガガッ!!」でエンジンが停止。
 診断の結果では、エンジンの内部でコンロットが捻じ折れて、エンジンブロックを突き破ると言う大きなアクシデントに見舞われていました。


このエンジンの載せ換えに併せて、やって頂いた事、
●ミッションとLSDのオーバーホール、●メタルクラッチを強化ノンアスベストに交換、●タイミングベルトとクラッチワイヤーの交換 

 翌11年3月には”おはみか”に向かう途中で追突事故に遭遇しましたが、相手方の保険で、リアの部分がフレームごとすっかり新品に生まれ変わりました。(ラッキー!! \(^o^)/

 そんな喜びの報いでしょうか? その年の大晦日ミッションケースにヒビ割れが見付かり、不幸にも平成12年のお正月は、手痛い出費の年明けと成ってしまいました。
 このアクシデントに対しては、「ミッションケースのアルミ溶接」と言う方法を選びましたが、「アルミ溶接は、前より丈夫に成る」とのことです。 −RS未来社長談−


そして事件発生、
 同年3月、夕闇の迫る勝浦海岸付近に路駐して、車に戻ろうとして居た目の前で、ワゴン車に踏まれる愛車を目撃してしまいました。 でもナンバーは確認出来ず、泣き寝入りの不運! あぁ〜っ!大事なMSボンネットが・・・!

 FRPは直せるとは聞いて居ましたが、実際に自分がこんな状態に直面して見ると、何処で直して頂けるのか? 又、費用は? 等と考えると途方に暮れてしまいます。


「救世主」現る!!
 その時、あのトミーカイラ風ワイドボディー製作者toshiくんに相談しましたところ、「丁度材料も残っているから・・・」と快く、そして、こんなに見事に復活させて下さいました。 この蘇った姿! 見てやって下さい!!toshiくん、「本当に、本当にありがとう!!!」



 その他にも、タービン不調での交換とか、ハブとハブベアリングの損傷やエンジンのステーの破損等々故障が続き、その都度色々と学ばせて頂いた愛車との3年間でしたが・・・
 残り少なく成って行くAZ−1を、1オーナーとして何時までも新車の様に保って行きたいと願う様に成った今日この頃です。

 近頃では、この様な「同じ思いの仲間」との情報交換や友情によって、色々試みて居りますが、以下が現在の様子です。



最近のMAD POWER号。 

1.奥田氏から入手させて頂いた憧れのハーフウエイのクエストマフラーに、インナーサイレンサーを取り付けました。
  サイレンサーは先ず図面を書いて、基本部分はステンレス加工の工作機械の板金屋さんに依頼しましたが、中身はステンレスたわしとガラス繊維のテープを使用しています。




2.シフトカバーとサイドブレーキカバーとドアの吊革をバラバラに分解して型を取り、柔軟な黒の牛革を買って来て、これら3点を作って見ました。




3.タイヤカバー なのですが、私の場合タイヤはフロントに移設して居るので、中身はスペアタイヤと同サイズの、ダンボールで作った物入れです。カバーには薄手の黒い皮を使いました。文字の字体はボンネットと同じ物を、赤い皮でアップリケしたものです。




4.手作りマット。市販のカーペットの裏に樹脂系のマットを接着しました。ワンポイントと靴の当たる部分には牛皮を使用しました。




5.ホース類を交換しました。(交換作業をして下さったのは友人のHAMMERさん)




6.スターターにリレーを取り付けました。(制作者、HAMMERさん)


7.去年リアフェンダーのスリットの所にエアダクトを取り付けたのですが、「空気の出口が無いので、空気は吸い込まれない」と言われて居りました。
 そこでこの度、エンジンフードに2個の大きな穴を空けて、エアダクトを取り付けました。(考案、作成 MAD86)


 3個に成ったエアダクト、(空気の取り込み口と出口 )



この後ろ姿!!!




エンジンフードに空けた二つの大きな穴。(裏側から見た所)