乳の詫び状

Last update 2005/10/26

 ここには、過去の「乳の詫び状」が溜めてあります。ほとんど日記みたいなものですね。

 これより古い分については、こちらへ

 これより新しい分については、こちらへ

乳の詫び状(2005/09/29)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ナターシャ
---
「ロシアの超能力女ナターシャ」については、と学会会長の山本弘さんの
ページで番組の収録で立ち会いした時の話のレポートがwebにあります。

超能力少女ナターシャの実験に立ち会ったゾの巻
http://homepage3.nifty.com/hirorin/natasha.htm

この記事を読む限り、「編集」の妙、といった話のようですね。

KUSANO

===
標題: Re: ナターシャ
---
 いやあ、さすがテレビ屋の世界。
 テレビって放送された分より、放送されなかった部分が重要ですね。

中村(show)

乳の詫び状(2005/09/27)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: UPSってすごいね
---
 たまさんが、#12260で、

郵便の民営化では、成功例のドイツを引きあいに出すんだけど、失敗したニュ
ージーランドの例を出さないのはなぁ。少なくとも今や国際物流の中で、ドイ
ツの郵便が握るシェアを日本の民営化した郵便会社が握れるなどというのは、
妄想ですよ。敵は自前の国際物流輸送機を何機も持っていて、すでに世界の半
分を押さえている。そこに民間のノウハウなんぞ欠片も無い日本の郵便会社が
乗り込んで行って勝負になるとは思えない。トップを全てすげ替えて、コスト
高の関連会社を切って、それでも新規開拓の営業がかけられるかどうか。

と書いてますが、ちょっと古いですけど、週刊東洋経済2005/09/03号の
Business Report 02と03で、国際物流を扱ってます。
 Business Report 02は、
”大空中戦”が始まった 目指すはB2B国際一貫物流
 Business Report 03は、
郵船も佐川も戦々恐々 「インテグレータ」のド迫力

 驚いたのは、Business Report 03に出てくるインテグレータであるUPSのす
ごさ。
 なんと、驚くことに中国などアジアを狙って香港でテクノロジーサミットを
やってるんですね。テクノロジーサミットって、IBMやSunのような技術系企業
がやるもんだと思っていたので、言っちゃなんですが、運送屋のUPSが、なん
でテクノロジーサミットなんだと、いやあ、頭の悪いおれは、びっくりしまし
た。
 もう、おれのような頭の悪い奴の古い常識はどんどんひっくり返りますね。
ある意味、これ、快感。
 UPSの狙いは明快。
 UPSのリアルの物流網とITを使ったバーチャルなネットワーク網を、OSのよ
うなプラットフォームとして、この上にリアル、バーチャル取り混ぜて、各種
サービス、アプリケーションを各社に作ってくれってことです。
 そのためにテクノロジーサミットをやるんですね。
 MS(マイクロソフト)が、開発者向けのイベントを何度もやって、開発ツール
を安く配りまくって、Windowsの上にアプリケーションを作ってくれと立ち上
げのころに必死にやって、Windowsアプリを増やして主導権を握ったのと同じ
ことを、やろうとしているんですね。
 こういう構想力と実行力が民営化郵政にあるんでしょうか。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 噂の眞相からの派生物
---
 ウワシンこと「噂の眞相」が休刊してからも、いろいろと派生物が発生して
いますね。
 雑誌、「ダカーポ」が、匿名座談会など、そのままもってきています。川端
ウワシン元副編集長がからんでいるんだから当然か。
 いま出ているダカーポ2005/10/05号は、「噂のダカーポ■」で、小泉解散総
選挙のドタバタの舞台裏、テレビ・新聞の情けなさなど、いろいろ出ています。
 この前、ケーブルテレビJ:COMの朝日ニュースター、猪瀬直樹がやってる
「月刊ニュースの深層」に、山崎元さんが出ていて(おれ、この人、合理的な
こといってるので、けっこう好き)、なぜ、小泉首相に鋭い質問をする記者が
いないのかといっていました。ほんと、日本の記者は、借りてきた猫以下です。
 数日前、アメリカのハリケーン「リタ」が上陸する前、「カトリーナ」の対
応の遅れが非難されたブッシュが上陸しそうなテキサスだかに視察に行くとい
ったとき、記者が「いま、あなたが行って、何の意義があるのか。邪魔になる
だけだ」と質問して、ブッシュはかろうじて怒りをおさえていましたが、結局、
取りやめにしました。理由は、「対策活動の邪魔になってはいけない」\(^O^)/
 こういうの、日本のテレビ・新聞の記者、特に大手のテレビ・新聞の記者に
は全然ないですよね。
 まあ、この映像を流したTBSのニュースバード(ケーブルのJ:COMでやってま
す。CSでもやってるでしょう)はまだまともかもしれないが。

 そうそう、大槻教授の「反オカルト講座」もウワシンからダカーポに移籍し
て続いている連載ですが、この号では、「フジTVのヤラセ?」と題して、フ
ジの「アンビリーバボー」の裏側を暴露しています。
 反響が大きかったロシアの超能力女ナターシャというのをまた呼ぶので、大
槻教授に検証してほしいという依頼だったのが、これが噴飯モノ。大槻さんは、
ナサーシャが相手と会話しながら、病名などを探っているので、一切会話なし。
反応もみえないようにして、一言だけで患部、病名を当てろと。その後、こっ
ちは人間ドックの検査結果を公表する。それまではディレクターや自分のマネ
ージャにも漏らさないことにして、これはディレクターも了解したのに、プロ
デューサーから待ったがかかったそうです。事前に病名を教えてほしいんだそ
うだ。あれこれ理由をつけて、どうしても知りたがったそうです。
 こういう番組作り、NHK以外のどの東京キー局でもやってますね。
 テレ朝もまた、透視能力者の番組なんぞやっていたが、作ってる奴ら、ほん
とに、どこまで人間としてバカなんだろうか。高橋秀樹なんか、どういうつも
りで司会をやってるのかな。
 透視能力者によって、行方不明の人を探すなどという番組は、詐欺より悪質。
すがる思いの家族につけ込んで、詐欺師まがいの奴とグルになって、さらし者
にして視聴率を稼ごうとするだもんね。
 さすがにテレビ屋。人間のクズ集団だからできることですね。それを観て喜
ぶ視聴者も人間のクズ。人間なら、チャンネルを変えるか、テレビ局に抗議す
べき。

 それから、ちょっと前ですが、SPA!の2005年9月特別版というのが、「噂の
眞相」復活号と題して、SPECIAL袋とじで噂の眞相をやってました。レイアウ
トやデザインが、この袋とじのところだけ、ウワシンそっくり。最後のページ
は、岡留元うわしん編集長のインタビューだけど、ウワシンの編集長後記にそ
っくり。
 スキャンダル記事5本の見出し。
・大物政治家XXXに霊媒師の愛人が! 愛人の前夫が告発した幻の暴露本を
発見
・イケメン作家XXXの怪文書が流出 女性問告発でアイドルの名も!
・大手出版社・ヤリ手女性編集長のホスト狂いの現場をキャッチ!
・プロ野球選手XXX夫妻離婚騒動の陰で元人気アナの妻を襲った医療過誤事
件!
・スキャンダル続出の芥川賞作家XXXに新恋人出現! お相手はXXXの担
当編集者

 一行情報もちゃんとあります。
・警視庁XXX女子寮で婦警による秘密の売春が行われているとの仰天情報
・XXXとデキちゃった婚のXXXが3回しかヤッてないのにとボヤキ説
・『SPA!』秋尾編集長は『噂眞』に「部下3人精神科送り」と糾弾された過去
アリ

 SPA!もがんばってますねえ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: ネットで読めるLisp本
---
 穴山さんから。
--- ここから ---
中村様, いつも "Show's Hot Corner" を拝見させて頂いております.
穴山と申します. 甲府でソフトウェア開発に携っております.


>> http://www.scheme.com/tspl2d/index.html
>> R. Kent Dybvig著「The Scheme Programming Language, Second 
Edition」
>> べたら、本は3rd editionが出ていますね。それで1つ前のバージョ
ンは全文公
>> 開したということでしょうかね。

"The Scheme Programming Language" は 3rd Edition も

    http://www.scheme.com/tspl/

で公開されています.
私は日本語版の 2nd Edition を読んでいる最中ですが…
再帰から継続, マクロまでひと通りのトピックが説明されていて, 良い本だと
思
います. 巻末には継続を使ったマルチタスキングの例まで載っているんですが,
 
まだそこまでたどり着けていません.

----------------------------------------------------------------------
--
既にご存知かとは思いますが www.scheme.com は Cadence Research Systems 
が商用の Chez Scheme 用に運営しているサイトです.
商用版にはコンパイラなども含まれますが, インタプリタのみの

   Petite Chez Scheme
   http://www.scheme.com/petitechezscheme.html

は無償で公開されています.
Tk を組み込んだライブラリが利用可能なので, GUI も構築できます.
Kent Dybvig は Chez Scheme の主要な開発者のひとりのようで…
Petite Chez Scheme のバイナリには "The Scheme Programming Language" も
含
まれています. Chez Scheme のユーザーズ・ガイド

    http://www.scheme.com/csug7/

も Kent Dybvig が執筆していて, こちらも読みでがあります.
最近は Scheme といえば Gauche ですが, Windows 環境では Cygwin 下でない
と動かないので, Petite Chez Scheme か PLT Scheme

    http://www.plt-scheme.org/

を使っている人も多いと思います.
既にご存知のことかと, 失礼とは思いましたがお送りいたします.
季節の変わり目, 御自愛ください.
--- ここまで ---

 こりゃまた、失礼しました。
 最新版の3rd editionも読めるわけですね。太っ腹ですね。
 情報、ありがとうございました。

 Petite Chez Schemeは、昔、Windowsで使えるSchemeとして紹介したことが
あったような。
 あ、違った。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~sasagawa/MLEdit/Scheme/
WindowsでSchemeを
にあるChezEdit-NTのことだった。つーか、この話、表に書かずにある人にメ
ールしたんだった。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 将棋ソフト、激指はアマ竜王戦でベスト16!
---
 いま、J:COMのケーブルテレビで、読売系のG+をみていたら、2005年7月の再
放送ということで、激指(げきさし)というコンピュータ将棋ソフトのことをや
っていました。
 なんと、このソフト、アマ竜王戦全国大会に出て予選2連勝で本選に進み、
そこでも勝ってベスト16に入ったんですね。
 すごいなあ。
 終盤の読みはすごいそうです。予選の1回戦では、なんと27手詰めを読み
切って勝っちゃったそうです。
 序盤はまだまだ怪しくて、本選の2回戦で負けたのは、序盤を失敗して自滅
してしまったそうです。

 実は最近、何も観る番組がないときは、ケーブルテレビの囲碁・将棋チャン
ネルを観ること多いです。
 囲碁は、じいちゃんから幼稚園か小学校のときにボコボコにやられたんです。
「正三郎。碁を教えちゃるけん、こっち来い」とかいわれて。
 適当に並べ方教わって、始めたはいいけど、シチョウなんか知らないもんだ
から、お、取れそう取れそうと思ってやっていて、全部取られました。\(^O^)
/
 じいちゃんのいうことがいいよ。
「正三郎。碁の格言があるんよ。『シチョウ知らずで碁を打つな』。くかかか
かかかかか」
 先にいえよ、このクソじじい、死んでしまえと思いました。\(^O^)/
 ものの見事にはめられましたね。
 以後、囲碁は大学のときに、同姓の中村君(中村何君か忘れた、すみません)
がちょっと教えてくれたんだけど、筋が悪すぎて困ってました。\(^O^)/
 九路盤でも、わかんないんだもん。
 当時、人間とは比べ物にならないくらい弱いといわれていたコンピュータ囲
碁ソフトにも勝てないんだもんね。
 つーことで、以後、囲碁はやってません。
 でも、テレビはさっきいったように観てます。
 でもでも、解説を聞いていても、石の生き死にがわからんし、形勢がどうな
っているのかもわからんし、何目の勝負になっているのかもわからん。
 言葉もわからんしね。「ノゾく」とかさ。ノゾいたら警察に捕まると、おれ
は教わったぞ。\(^O^)/
 でもでもでも、解説を聞いていると、なんか知らんけど、すごいのおとは思
いますね。
 詰め碁の出題もあるけけど、さっぱりわからないしなあ。
 あ、ググってたら、日本棋院が九路盤の対戦ソフト、無料で配ってますね。

http://www.nihonkiin.or.jp/juniorclub/dl-guide.htm

 日本棋院、市ヶ谷にあって会社のそばなんです。日本棋院のビルで昼飯食っ
たこともちょくちょくあって、「ここかあ、いつか殴りこんで、立て篭もって、
『本因坊と勝負させろ』などといって、指したらボコボコにボコられて、『女
流本因坊とセックスさせろ』などとわめたら、女流本因坊にパンツ脱がされて
チンチンチョンギられて、やっと京王線の女性専用車両に乗れるようになるん
だな」などと、バカなこと考えてます。\(^O^)/

 一方、将棋のほうは、ヘボでも囲碁よりまだわかるんです。
 詰め将棋の番組もあって、7手詰めくらいなら、なんとか当たることが多い
です。
 でもって、そろそろ、将棋ソフトでも買おうと思っていたところだったんで
す。
 やっぱ、激指4ですかね。でも、27手詰めを読みきるんだもんな。一番弱
いモードじゃないと絶対勝てないなあ。
 そういえば、天文ソフトのステラナビゲータもまだ買ってないなあ。

 オセロは、20年前でも、8bitのシャープMZ-80Kのオセロソフト、終盤の10手
くらいは完全に読みきってましたもんね。
 だから、そこまでに勝ってないと、絶対勝てないんです。そこまで勝ってて
も、その後、一手指し間違えると、もう絶対勝てない。
 いまなら、どれくらい読み切るんでしょうか。
 つーか、もうオセロはほとんど読み切ってしまうので、コンピュータに人間
は勝てないんでしょうかね。
 つーか、そこまで行くと、もう作る意味もないので、コンピュータオセロソ
フトは、もう誰も書いてないとか。^^\

乳の詫び状(2005/09/25)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: amazonで買えない、関岡英之「拒否できない日本」
---
 やっと、amazon.co.jpでも普通の値段で新品が買えるようになりましたね。
 ようやく文春に発注したのか。\(^O^)/
 選挙前は、小泉政権に都合が悪いので、発注するのはまずかったんでしょう
かね。^^:

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ネットで読めるLisp本
---
 この前、Practical Common Lispを紹介しました。これもネットで全文が読
めるんですが、そのほかにも全文が読めるLisp本があります。

http://psg.com/~dlamkins/sl/
David B. Lamkins著「Successful Lisp: How to Understand and Use Common 
Lisp」
 この存在を知ったのは、mixinを調べていたときです。詳しくは、
http://psg.com/~dlamkins/sl/chapter07.html
第7章
をみてください。

http://www.scheme.com/tspl2d/index.html
R. Kent Dybvig著「The Scheme Programming Language, Second Edition」
 調べたら、本は3rd editionが出ていますね。それで1つ前のバージョンは全
文公開したということでしょうかね。

http://mitpress.mit.edu/sicp/
SICP
 MITのコンピュータプログラミングの教科書として、あまりに有名な、
「Structure and Interpretation of Computer Programs」のサイト。

 ぼくはこれらの本をまだ注文していませんが(Schemeは訳本をもってますが)、
「Practical Common Lisp」のときに書いたように、オンライン文書はやはり
本より読みにくいです。
 全文公開もしてLispの普及に努めている彼らの心意気に感じて、よければ本
を寄付代わりに買ってあげてください。
 On Lispのことは、また別の機会に。

 なぜか、日本のamazon.co.jpだと検索にヒットしなかったので、本家の
amazon.comのほうで。
http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/3937526005/
ref=ase_daviblamkwebs-20/103-6018064-3433453
David B. Lamkins著「Successful Lisp: How to Understand and Use Common 
Lisp」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0262541483/showshotcorne-22/ref=nosim
R. Kent Dybvig著「The Scheme Programming Language, 3rd Edition」
前の版の翻訳は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894712261/showshotcorne-22/ref=nosim

プログラミング言語SCHEME

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489471163X/showshotcorne-22/ref=nosim

SICPの翻訳本。amazon.co.jpのレビューをみると、和田先生の訳がひどいなん
て書いてあるけど、そうかぁ? お前らの頭が悪いだけじゃないか。\(^O^)/
 高級言語なんて訳語を使って平気な連中と同じ文化圏なのかも。^^;

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: Re: J1リーグ第25節
---
 鹿島はしぶといですね。
 終了間際の逆転弾で、ガンバ大阪が絶対勝ち点3とおもったのに。
 これが底力ってものなんでしょうね。

> この結果、残留争いは次の通り。どのチームも1勝すればかなり楽になる
> のですが、11位以下のチームで今節に勝利した(勝ち点3を獲得した)
> チームはありませんでした。^^;

 ほんと、FC東京はホームで大分相手に情けないゲームで引き分け。前半は大
分に攻められっぱなし。後半、攻めても得点の匂いがしないんだもん。

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: ラグビートップリーグ第2節
---
 サントリーは好調三洋電機に負け。
 JSportで観てましたが、サントリーの自滅。つまらないミスの連発でリズム
を崩していく一方で、三洋電機は着実にPGで加点。サントリーの爆発的な攻撃
力も、この試合展開、ミス連発では、厳しいですね。いつになったら復調する
んでしょうか。大久保がかなりがんばってましたが、それだけじゃ、なかなか。

 東芝府中は、今期からトップリーグに再昇格した福岡サニックスに、前半と
後半に5トライずつで圧勝。
 前半立て続けにトライしたときは、もうどこまで点差が開くかと思いました
が、福岡サニックスも途中から開き直ったのか、かたさもとれて連続攻撃でト
ライを取りました。ボールをつないで左右に散らして、粘り強い攻撃を繰り返
して、昨シーズン、最小失点の東芝府中のディフェンスを破りました。
 結局、負けはしたものの4トライも取って、ボーナスポイントを取りました。
王者東芝府中相手に、4トライは、福岡の選手には自信になったでしょう。
 解説の村上さんや実況の矢野アナもいってましたが、お互いスタンディング
&ランニングラグビーをやってくれて、立って左右にワイドにボールを回すの
で、ボールゲームとして観ていて楽しい試合でした。
 福岡はフランスの華麗なパス回しのシャンパンラグビーのエッセンスを注入
して自分たちのラグビーを確立しようとしているそうですが、なかなか楽しい
ラグビーだと思いました。
 福岡の古賀選手のランニングが目立ちました。7人制ラグビーの代表だった
そうで、ランには目を見張るものがありました。古賀選手は東芝府中のキャプ
テン冨岡選手とは福岡工大の同期だそうで、冨岡選手も福岡に入る可能性もあ
ったそうです。冨岡選手はケガで試合には出ていませんが、古賀選手と同じピ
ッチに立って、戦いたかったでしょうね。

乳の詫び状(2005/09/24)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ピクミンCMソング 深読み誘う「無償の愛」
---
 後藤さんから。
--- ここから ---
中村正三郎 様

毎日のように楽しみにしています。貴サイトも、ここ数日、選挙ネタに盛り上
がっていましたが……
 自民党圧勝のニュースを聞きながら、
 「(前略)でも、食べられても従い、「愛してくれとは言わない」という歌
詞へ
の共感はどこから来るのか。
 このリストラ時代を生きる自分へのねじれた笑いだとすれば、まだ気持ちに
余裕がありそうだ。もっと弱い立場の者を見つけ、ほっとしているんだとすれ
ば、ちょっと寂しい。そして何だか、小泉改革で「痛み」を被っても支持し続
けます、とも読めるんだけど。」
 というコメントを思い出していました。自分のPC内で検索してみますと、
2002年1月28日の「朝日新聞」に出た大西若人氏の文章の結論部分でした。
 この歌は、その文章によると、任天堂の「ゲームは、ある惑星に不時着した
飛行士がひたすら従順な生命体ピクミンを増やして味方にし、脱出をはかる内
容だ。
ピクミンは敵に投げつけられ、食べられたりする。」という内容で、そのCM
ソングは、50万枚を超すヒットとなったそうです。「今日も運ぶ、戦う、増え
る、そして食べられる」「でも私たちあなたに従い尽くします」という哀しく
も恐ろしい歌詞が、当時話題になったのを思い出しました。
 そしてふと気づいたもっと恐ろしいことは――「ピクミン」と「国民」は一
字違いだ!
--- ここまで ---

 おお、ピクミンと国民が一字違い! さぶとん10枚!\(^O^)/
 ピクミンやったことないけど、CMソングは、残酷な歌詞をふわふわした曲で
歌ってるなと、印象に残ってます。

 ほんとの笑いって、中途半端な気持ちのときには出ないんです。とってもい
い気分のときか、絶望しているときのどちらか。
 人間の脳って、生存のため、それ以上ダメージをうけないようにするためだ
と思うんだけど、極端な悲劇のときは喜劇と認識して笑いますよね。
 どん底まで落ちれば、開き直って笑って前に進むしかないし、気持ちもそう
なるはずですけど、そこまで落ちてないと、悶々としてふさいでしまいますね。

 先日、大学の同期が5年ぶりくらいに突然電話かけてきて、ちょっと話した
んだけど、いろいろ悩みやら聞いたりして、
「お前は、悩みないのかよ」
なんていわれて、そりゃ、いっぱいあるよといって、あれこれ話して、お前も
けっこう大変な目に遭ってるのねなんていわれて。\(^O^)/
 でも、いいこと悪いこと何もない人生だと死んでるのと同じだから思って生
きてるんですけどね。
「正三郎は、元気いっぱいでいいよな。毎日のようにあんなにハンパじゃない
量書いて、どっからそんなパワーが出て来るんだ」
ともいわれたけど、実は苦しくて余裕がないときにいっぱい書いてるのね。
 仕事が忙しいとか、面倒くさいこといっぱい転がってるときは、なかなか眠
れなかったりするので、睡眠時間少々削っても、書くともやもやがすっきりす
る。電脳騒乱節は、一番好き勝手に書けたし、自分からすれば長い長いオナニ
ーとも思えるんです。
 おれの場合、苦しいときに効くのは、音楽と笑いですね。
 同期は、じゃ、今度、レンタルビデオに行って、お笑いのビデオでも借りて
観ようかなといったので、少しは安心しましたけど。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 著作権の期限について
---
 朝ブロのほうにTBがついてました。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/22/82716#tb85642

 同時にメールも来ていました。
--- ここから ---
中村正三郎様

catch と申します。
いつもお世話になってます。
ホットコーナーを楽しく拝見しております。

>>  現在、著作権の期限というのはどうなっているのでしょうか。アメリカに追随
>> して日本も延長したのかな。

2004年6月の著作権法改正で、延長されたようです。

・著作権法の一部改正について
  http://www.bunka.go.jp/1osirase/chosakuken_kaisei.html

「第一 映画の著作物の著作権の保護期間の延長
  映画の著作物の著作権の存続期間を公表後五十年から公表後七十年に延長す
る
こと(第五十四条関係)」

私は、これは黒澤プロの陰謀だと考えています(^^
「七人の侍」は1954年制作ですが、この権利が切れるタイミングで延長されて
い
まして、その結果ゲーム版やアニメ版が作られているとニラんでいます。

では。
--- ここまで ---

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: OpenOffice情報
---
 先ほど、著作権の期限についてメールをくれたcatchさんって誰なんだろう
と思って、
 catchさんのサイト
http://www.catch.jp/
にいったら、あれまあ、OpenOffice.orgで活躍なさっている可知さんですね。
 Ringでもミラーしております。お世話になってます。
 OpenOffice 2.0ベータ2をダウンロードしたばっかりなので、奇遇だなあと
思います。

http://ja.openoffice.org/
OpenOffice.org日本ユーザ会
http://www.ring.gr.jp/
Ring Server Project
http://www.ring.gr.jp/archives/misc/openoffice/stable/2.0beta2/
OpenOffice 2.0ベータ2

 法政大学の講義で使う資料を作ろうと思って、OpenOfficeのプレゼンソフト
Impressを使いたいと思ったのです。PowerPointをわざわざ買うのもばかばか
しいし。
 可知さんの
http://www.catch.jp/openoffice/
OpenOfficeページ
に行くと、
http://ooextras.sourceforge.net/
OOExtra
へのリンクがあって、その中
http://ooextras.sourceforge.net/downloads/simpress/index.php?tab=All
には、Impressのテンプレートがいっぱいありますね。ラッキー。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 悪用される科学とあるある大辞典などの嘘
---
 早く書きたいと思っていて、遅くなってしまいましたが、日経サイエンス
2005年10月号「悪用される科学」は、科学的という名のものとに、いい加減な
情報、それも健康に関する情報がばらまかれている現状を紹介しています。
130ページにある「いびつな健康志向」も同趣旨です。特にトクホ(特定保健用
食品)のブームの危険性など指摘してあります。
 ビタミンEやベータカロテンなども、摂りすぎると死亡リスクが上がるんで
すね。あと、ガンが治るという奴ね。アガリクスとかシメマコブとか。科学的
なこといってるみたいでいて実は嘘ばっかり。
 「悪用される科学」から少し引用します。

化学物質や医薬品の危険性を科学的に解明することは難しい。企業がその不確
実性を盾に、自社の利益を損なう研究を否定し、行政による法規制を葬り去ろ
うとする動きがある。

米国産業界の一部では脅威となる研究を「ジャンクサイエンス(ニセ科学)だと
非難し、反対に業界が委託して行った研究を「健全な研究」として正当化する
ことが常套手段になっている」

 この傾向は、ブッシュ政権になってますますひどくなっているとのこと。す
ごいのが、データ品質法(DQA)という法律。名前からすると、データの品質を
よくする法律のように思えますが、企業にとって都合のいいデータがよい品質
のデータであって、都合の悪いデータを葬り去ることができる制度だそうです。
これにはさすがに科学者たちも怒って立ち上がったそうです。

 日本は、そこまでひどくないといわれていますが、アカデミックマーケティ
ングといって、大学教授を出したり、学会で発表したなどといって権威付けし
て売ってる例が出ています。
 でも、中身は非科学的なものが多いとのこと。
 ある飲料メーカーが海洋深層水に脂質代謝改善効果があるとニュースリリー
スを出したけど、比較したのはミネラルなどが一切ない脱イオン水。これじゃ、
意図的に作ったデータですね。
 こういうお粗末な研究でも、学会発表の口頭発表は通るんです。よほどのこ
とがないと学会発表は断らないもんね。いまも同じかもしれないけど、情報処
理学会の全国大会も、おれが大学生のときは、学生に学会発表の経験をさせる
ための場だったから、どうでもいい研究でも発表させてました。それと同じよ
うなもんなんでしょう。
 アカデミックマーケティングは4年くらい前から流行っているらしいです。
 ただし、実験を通じて得られたデータが効用と関係があるか、実験手法が妥
当かどうか、科学的にきちんと検証されているケースは皆無に等しいそうです。
大企業でも、根拠のない主張を繰り返す企業があるそうです。実名知りたいよ
なあ。
 あなたが記者で、新製品発表の場にいて、企業が、この分野の権威である何
々先生との共同研究で開発した技術などといったら、すかさず、「ペーパー
(論文)は出していますか?」と質問すべきとのこと。一定レベルの学術誌に論
文が掲載されたのなら、少なくとも専門家の査読は通っているから、信頼度は
上がるだろうと。

 いま、おれが注目しているのは、脳の活性化です。東北大学の川島隆太教授
はひっぱりだこ。週刊ダイヤモンドも2005年9月24日号で、「ライバルに差を
つける脳の鍛え方」なんて特集を組んでます。
 その中で、なんだこれと思ったのが、料理教室に3ヵ月通ったら、全員、脳
が活性化して、思考力、記憶力が上がったという奴。どういう実験か知らない
が、普段、よっぽど、ぼーっと暮らしていただけなんじゃないか。\(^O^)/
 このレベルなら、ウンコしてもおしっこしても、すっきりして脳が活性化し
そうな気がしますけど。\(^O^)/

 実験といえば、フジテレビ系のあるある大辞典に代表される、いい加減な実
験。姉が「あるあるってすごいね、あんなに一生懸命実験までして」などと感
心するので、あんなのは全然非科学的なデタラメ実験だといったら、飛び上が
ってびっくりしてました。あんなので効用が断定できるなら、毎日新薬が発表
できますね。\(^O^)/

 ちまたにあふれる健康雑誌もヒートアップしてますね。
 月に1回、いくつもの健康雑誌が最新号の内容を新聞広告に出しますね。ず
らりと並んだそれらの内容を見ると、こんなの全部やったら絶対ストレスで健
康を害するなと思いました。\(^O^)/

 科学が進歩すればするだけ専門家との乖離が広がって、一般大衆が落ちこぼ
れて、詐欺まがいの連中に簡単にひっかかるようになるのは、皮肉ですね。
 不勉強だから、自業自得といってしまえばそれまでなんですけど、いまはネ
ットの発達で正しい情報は簡単に無料で手に入れられるのに、やっぱり詐欺ま
がいにひっかかるんですね。そういう連中のほうが派手にやってるし、すがっ
ちゃう心理だからだまされやすくなってますからね。

 あるある大辞典に代表されるテレビのデタラメ健康番組について、ちょっと
ググったらいろいろあります。民放はやっぱひどいね。スポンサーがサントリ
ーや花王だったりすると、ヨイショしないといけないし、都合の悪い話はしな
いもんね。あくまで商品を売るための内容だもんね。
 NHKは組織、特に上層部は腐ってるけど、番組の質は民放よりははるかにい
いものを作ってるますからね。

http://www.geocities.co.jp/SweetHome/8404/sono24.htm
あるある大事典のニセ実験と洗脳
http://www.yasuienv.net/
市民のための環境学ガイド
http://www6.ocn.ne.jp/~syuneido/
発掘?あるあるトンデモ大実験
http://homepage1.nifty.com/sagi/aruaru.html
発掘あるある大事典
をどうぞ。

乳の詫び状(2005/09/23)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ホークス、超ピンチ(泣)
---
 千葉ロッテマリーンズに3連敗して尻に火がついた福岡ソフトバンクホーク
ス(亡くなられたダイエー創業者中内さんに敬意を表して、去年までの福岡ダ
イエーホークス)。
 やっと勝ったと思ったら、城島が左すね骨折で今季絶望だそうです。
 これは、日本シリーズで阪神タイガースをまた破って日本一と思っていたの
に、プレーオフにも暗雲ですね。
 キャッチャーとして、城島の日本シリーズ経験が大きいと思うんだけど、代
わりに選手にはがんばってほしいですね。

乳の詫び状(2005/09/22)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 『岩波 天皇・皇室辞典』
---
中村(show)さん
 私は、大河ドラマの『義経』を見ていて、いま「三種の神器」はどこにある
のかと思ったのをきっかけに、今年の3月に出た『岩波 天皇・皇室辞典』(原
武史、吉田裕編集)に、はまってしまいました。 『辞典』といっても、113項
目を取り上げて読み物風に解説しているのですが、知らないことばかりで、と
てもおもしろいのです。 室町時代から明治天皇の父、孝明天皇までの歴代天
皇の葬儀が、京都東山の泉湧寺(せんにゅうじ)という天皇家の菩提寺で、つま
り仏式で行われた、なんてことは、全く知りませんでした。
  私のブログ「轟亭の小人閑居日記」URL :  http://kbaba.asablo.jp/blog
8月27日から8月31日のところに、書いてあります。
                              轟亭

===
標題: Re: 『岩波 天皇・皇室辞典』
---
 そんな辞典があるんですか。
 また買いたくなっちゃう。フジサンケイグループの闇を追った
「メディアの支配者」も、日経鶴田天皇の闇を追った「日経新聞
の黒い霧」も読んでないのに。
 フジサンケイの鹿内天皇、日経の鶴田天皇、テレビ朝日の
小田久栄門天皇など、大テレビ、大新聞には天皇がつきものですね。
 彼らは岩波の辞典に載ってるんでしょうか。\(^O^)/

中村(show)

ASAHIネットのjouwa/salonから。JASRAネタの続き。

標題: ご無沙汰しております。
---
今年転職して今なぜか音楽業界に片足突っ込んでまして、CD制作にともなう
著作権関係業務を実際にやりました。
いまでは著作権管理団体はJASRACの独占ではなくなり、e-licenseという新
しい管理団体が急速に力を伸ばしてきています。ここはJASRACみたいに申込
金を払う必要もなく、もちろん何のメリットがあるのかよくわからない「会
員」とやらになる必要もありません。契約した楽曲についてその使用が発生
したら、そのたびごとに使用者から徴収される使用料の数パーセントを、手
間賃としてe-licenseに支払うだけです。実にシンプルですね。
ただ、現在のところe-licenseだけでは音楽にかかわるすべての著作権(著
作権というのはひとつの権利ではなく、著作にかかわる何種類かの権利の集
合体です)をカバーすることができないので、そういう部分についてはやむ
なくJASRACを使っています。その場合も、e-licenseの関連会社を通じて一
緒に契約処理をしてもらうことができます。うちもそのようにしています。
ミュージシャンの間でもJASRACへの不信感は相当なもので、JASRACを離れて
e-licenseを使うようにした、という話はよく聞きますよ。
ちなみに、e-licenseにしろJASRACにしろ、彼らがやっているのはあくまで
著作権の「管理」であり、使用料徴収・分配の「代行」です。著作権そのも
のは、それらの団体に関係なく、作品ができた時点で自動的に発生します。

染葉さんが紹介している小学校のケースでは、演奏していた曲が誰の作曲で
あるかが問題ですね。本当に学校に著作権があったのでしょうか?
音楽の場合、著作権を持っているのは基本的に演奏者ではなく作曲者・作詞
者です。また、著作権を構成する諸権利のなかには「演奏権」「公衆送信権」
という権利が含まれています。
厳密に言えば、たとえ演奏した曲がその学校の校歌であったとしても、著作
権者(=作曲者・作詞者)が学校に対して著作権を譲渡、あるいは売り渡す
旨の契約を文書で明確に結んでいないかぎり、学校には著作権はありません。
だから、その曲を著作権者に無断で公に演奏し、しかもネットで流そうとす
ると、確かにこれは著作権の侵害になってしまうのです。
実際はいつもいつもそんなに厳密に法律を運用しているわけではないと思い
ますが、ネット方面が絡むと最近けっこううるさいようです。もしかしたら
WinMXやWinny、Shareなどの影響もあるのでしょうか。
ただ、JASRACが「著作権法違反だ」と言って公開をやめさせるというのは本
当は筋違いです。京都府警なり何なりがモニターして摘発するのならまだし
も、JASRAC自身は違反を「裁く」立場にはないのですから。彼らがやってい
るのはあくまでカネ、ビジネスです。だから「使用料を払え」というのなら
まだわかります。もっとも、そこにJASRAC最大のグレーゾーンがあるのです
が。つまり、公平にきちんと適切な方法でカネを徴収・分配することができ
ているのか。これは正直言って、詳しい情報がないのでわかりません。噂は
聞きますが、正確にはわからない。ほんとうにグレーとしか言いようがない
のです。ただ、いい噂はまったく聞きませんね。ほとんど弱い者いじめなん
じゃないか、というような例も聞いたことがありますし。


ぶる
*****************************************************
 My Website: http://www.asahi-net.or.jp/~ib9s-ysi/
 コラム連載中:http://www.nkym.net/
*****************************************************
===
標題: Re: ご無沙汰しております。
---
Yoshii Seiichirou wrote:
> ただ、JASRACが「著作権法違反だ」と言って公開をやめさせるというのは本
> 当は筋違いです。京都府警なり何なりがモニターして摘発するのならまだし
> も、JASRAC自身は違反を「裁く」立場にはないのですから。

 いやぁ、このJASRACの上層部がどういう構造(天下りなど)になっているかも問
題ですね。まるでやっていることはパチンコカードの利権に群がる警察出身者と
同じですからね。
 現在、著作権の期限というのはどうなっているのでしょうか。アメリカに追随
して日本も延長したのかな。アメリカの場合、結局ディズニーが権利を離したく
ないために、ロビー活動をして著作権を延命しているという事態があります。そ
れをアメリカ国内でも批判する人たちがいて、例えばディズニーを成功に導いた
アニメ映画の白雪姫なんぞは、結局著作権切れである白雪姫というお話を使って
ボロもうけしているにも関わらず、ミッキーマウスなんて著作権延長の結果、未
だにディズニーの手元にある、という話です。自分たちがパブリック・ドメイン
のお世話になっておきながら、自分の持ち物がパブリック・ドメインになること
は許せないという、要するにマイクロソフトと同じ体質で、世に寄与するという
のは見せかけだけの金儲け体質なのだ、という事だけですね。ディズニーランド
でありがたく割高なキャラクタグッズなどを買っている人は、既に泥棒となった
企業に金を支払っているという事なのでしょう。

-- 
  たま@無精庵
    blog: http://hesomagari.seesaa.net/
          http://blues.asablo.jp/blog/ (テスト中)

===
標題: Re: ご無沙汰しております。
---
 ぶるさん、こちらこそ、ご無沙汰です。
 2001年10月の著作権管理事業法によって、著作権管理事業が許可制から登録
制になって新興勢力が進出していますね。それで、JASRACが焦って、アコギな
取立てに走っているという構図だそうです。
 でも、ぶるさんがいってるイーライセンス(e-license)をはじめとした新興
勢力は、CD/DVD販売の「録音権」、通信カラオケや着メロなどの「インタラク
ティブ配信権利」だけやってるそうです。労力が少なくていいから。
 でね、JASRACのシェアは、なんと、99.3%。マイクロソフトも真っ青の超独
占企業。\(^O^)/
 ジャパン・ライツ・クリアランス、イーランセンスが新興勢力では最大シェ
アなんですが、なんと、たったの0.3%。アジア著作協会が0.1%、ダイキサウン
ド(おれ、この株で大儲けと思った大損こいたり、楽しめました)は、0.02%。
いまの銀行の金利みたい。\(^O^)/
 ジャパン・デジタル・コンテンツ信託なんか、0.0%になってる。なんだこれ。
 放送、生演奏、レンタル店などはがっちりJASRACが押さえているということ
ですね。

中村(show)

乳の詫び状(2005/09/21)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: SoftEther VPN 2.0に満さんがからんでいる。\(^O^)/
---
 凄腕ハッカー(すごいプログラムを作るすごい人といういい意味であって、
マスコミが使う犯罪者という意味はありません)登大遊さんが作って、世間を、
少なくとも業界関係者があっと驚きのけぞったSoftEther。
 いうだけなら、おれだっていってたようなことなんだけど、ちゃんと作っち
ゃったのがものすごいことなのです。
 その2.0のニュースリリースをみて、びっくりしたなあ。
 ビレッジセンターの中村満社長が新会社の代表取締役じゃないですか。
 思わず、メールして、ビレッジセンターはもう捨てちゃったんですかときい
たら、
「showさん、あんた、なんてこというんですか。兼任です、兼任! 人聞きの
悪いこといわないでよ、頼むぜ、センセー」ということでした。\(^O^)/
 管理者の悪夢とかいろいろいうけど、こういうものを作っちゃう才能は、ど
んどん伸びていってほしいし、登さんみたいなハッカーがどんどん出てきてほ
しいと思いますね。
 SoftEther VPN 2.0については、
http://www.softether.com/jp/vpn2/
SoftEther VPN 2.0 の Web サイト
http://www.softether.com/jp/news/050916b.aspx
ソフトイーサ株式会社の次世代VPNシステム(仮称:VPN 2.0)商用利用につい
てのお知らせ
をどうぞ。スラドでも出てます。
http://slashdot.jp/articles/05/09/18/016227.shtml?topic=105
もどうぞ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Practical Common LispのLispBoxと亀井さん作のxyzzy
---
 この前紹介した「Practical Common Lisp」ですが、Peterさんは、すぐ
Common Lispが体験できるように、LispBoxというのを作って配ってます。
http://www.gigamonkeys.com/book/lispbox/
をどうぞ。
 ACLのWindows版がないのが残念などと書きましたが、
http://www.gigamonkeys.com/book/lispbox/download.html
に行って、Full LispBoxのCLISPのWindows版をダウンロードして試しました。
 EmacsのWindows版も一緒になっていて、ちゃんと動きます。
 ぼくはエクスプローラからlisobox.batのダブルクリックで動かしたかった
ので、旧lispbox.bat
--- ここから ---
@echo off
set EMACS=%LISPBOX_HOME%/emacs-21.3/bin/runemacs.exe
set TO_EVAL="(progn (load \"lispbox\") (slime))"

%EMACS% --no-init-file --no-site-file --eval=%TO_EVAL%
--- ここまで ---
にLISPBOX_HOMEの設定を加えて、
--- ここから ---
@echo off
set LISPBOX_HOME=c:\lispbox-0.6-clisp-2.34\lispbox-0.6
set EMACS=%LISPBOX_HOME%/emacs-21.3/bin/runemacs.exe
set TO_EVAL="(progn (load \"lispbox\") (slime))"

%EMACS% --no-init-file --no-site-file --eval=%TO_EVAL%
--- ここまで ---
として動かしました。

 Windowsで動くEmacsといえば、Meadowも有名です。
http://www.meadowy.org/meadow/wiki/
をどうぞ。
 すでにEmacsがあってEmacsなしのLispBoxをダウンロードしたときや、
Meadowで動かしたいときは、2つのやり方があると思います。
 1つは、
http://www.gigamonkeys.com/book/lispbox/
にあるように、

If you are already an Emacs user then you'll probably prefer the one 
of the no-Emacs versions of Lispbox. These distributions contain a 
SLIME, a Common Lisp implementation, and the Lispbox elisp that finds 
and loads SLIME and registers the installed Common Lisp implementation.
 To use this version you just need to download it and unpack it 
somewhere and add the following line to your .emacs. file: 

(load "~/lispbox/lispbox.el")
where ~/lispbox/ is the name of the directory created when you 
unpacked the Lispbox distribution. You can then start SLIME from 
within Emacs via the command M-x slime.

という、.emacsにlisp.elをロードする命令を追加する方法。
 ぼくは、別の方法で、LispBoxのsite-lisp、たとえば、
C:\lispbox-0.6-clisp-2.34\lispbox-0.6\emacs-21.3\site-lisp
にあるlispbox.elを
meadowのsitelispディレクトリ、たとえば
C:\Meadow\site-lisp
に入れました(Meadowをc:\Meadowにインストールした場合)。
 そして、meadow-lispbox.bat
--- ここから ---
@echo off
set LISPBOX_HOME=c:\lispbox-0.6-clisp-2.34\lispbox-0.6
rem set EMACS=%LISPBOX_HOME%/emacs-21.3/bin/runemacs.exe
set EMACS=C:\Meadow\bin\RunMW32.exe
set TO_EVAL="(progn (load \"lispbox\") (slime))"

%EMACS% --no-init-file --no-site-file --eval=%TO_EVAL%
--- ここまで ---
を作って、実行しています。
 まあ、それにしても、Emacsは何回やっても新しいことは覚えませんね。
 最初にSLIMEを動かしたときは、コンパイルに行くのでちょっと時間がかか
ります。警告が出るけど、関係ないみたい。Meadowだと警告出なかった気がし
ますけど。
 恥ずかしいことに、エディタのバッファじゃなくて、SLIMEのバッファで、
入力したLispをコンパイルしようとして、C-c C-cで何度もLispを殺しました。
 M-x slimeでまたSLIMEを起動できます。

 Emacs系のエディタといえば、日本製かつオリジナルかつCommon Lispが拡張
言語であるEmacsクローンがあります。亀井さんが作られたxyzzyです。
 GNU EmacsのLispは古いLispでCommon Lispではありません。
 xyzzyは、Common Lisp仕様です。ただし、フル実装ではありません。とはい
え、よくこんなもの作るよね。元気がいいですよ。ハッカーですね。
 亀井さんの
http://www.jsdlab.co.jp/~kamei/
めちゃやる気のないぺぇじ
に行くと、ほんとやる気がない。\(^O^)/
 ソフトは作ってもドキュメントとか普及にはまるで興味がない。
 さすが、ほんとにハッカーですね。
 だから、
http://xyzzy.s53.xrea.com/wiki/
xyzzy wiki
http://www.jsdlab.co.jp/~kei/xyzzy/
赤塚さんによるxyzzy page
をみてください。
 いま、一番、いいのは、xyzzyの解説本を買うことです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274066002/showshotcorne-22/ref=nosim
山本泰三・日江政弘・稲原知久・佐野匡俊「入門xyzzy」(オーム社)
 おれはこれで、xyzzyの全体像が初めてわかりました。\(^O^)/

 オーム社、最近、コンピュータ本、それもLisp本やそれに近い世界の本に力
を入れてくれているから、うれしいんですよね。
 ついでといってはなんですが、アマゾンでも、「入門xyzzy」を買った人は、
これも買っているというし(ほんとかな)、オーム社の本なので紹介しておきま
しょう。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274065189/showshotcorne-22/ref=nosim
小関吉則著「入門Meadow/Emacs」(オーム社)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274065979/showshotcorne-22/ref=nosim
Paul Graham著、川合史朗訳「ハッカーと画家」(オーム社)
もオーム社だし、入門xyzzyもLisp本といえなくもない。\(^O^)/
 きっと、情熱あふれる編集者がいるんでしょうね。
 一度、お会いしてみたいですね。

 ということで、WindowsでEmacsを動かして、かつ、Common Lispを動かして、
かつ、Practical Common Lispの例題を動かす話でした。

乳の詫び状(2005/09/19)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: あやむらさん追悼リサイタル
---
 以前、紹介したあやむらさんの追悼リサイタル情報、更新しました。
 詳しくは、
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ayamura.html
あやむらさん追悼リサイタル 菊池早江子ピアノリサイタル
をご覧ください。

 ぼくも行きますが、11月だからもう台風は大丈夫だよね?
 だめ?
 あやむらさんもおれの父同様、嵐を呼ぶ男だったらどうしよう。\(^O^)/
 まあ、なるようになる。
 「ジタバタしたっちゃ、ニワトリゃ裸足」
 これ、伊万里のほうの諺らしいんだけど、伊万里方面の人、聞いたことあり
ます?
 標準語に直すと、「ジタバタしても、ニワトリは裸足だ」
 意味は、なるようにしかならんという意味らしいです。
 「ジタバタ」から「ニワトリが裸足」への飛躍がとんでもないですよね。
 何の関連もないし、「ニワトリは裸足」といわれても、それがどういう意味
か一瞬わからりませんよね。
 ほとんどナンセンスなんだけど、でも、なんか、わかった気になるもんね。
 「なんやかんやといっても、ニワトリは裸足だもんね。しょうがないしょう
がない」
 そういう気分になるんですよね。恐るべし、伊万里。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 岩波仏教辞典
---
 空海や仏教哲学に、はまっていたなどと書きましたが、このときに一番読み
応えがあって、面白かったのが、岩波仏教辞典です。
 これ、すごいんですよ。もちろん、辞典全部は読んでないんですが、暇なと
きにどこかめくると面白いことがいろいろ書いてあって、だんだん、脳みそバ
ーンになります。\(^O^)/
 認識論とか時間論とか、すごい歴史なんです。
 ぼくがもっているのは、1989年の初版第一刷だから、30歳以後に買ったんで
すね。地図には、まだソビエト連邦があります。\(^O^)/

http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/08/4/0802050.html
岩波 仏教辞典 第二版
をみると、第2版が、2002年に出て、「600項目を増補し,全面的に改訂して
面目を一新する」となってますね。表紙の感じもだいぶ変わってますね。また、
買ってみようかな。\(^O^)/
 初版は5800円だったけど、いま、7000円+税が5%で7350円なんですね。
 7000 - 5800 = 1200、1200 / 600 = 2だから、追加された1項目あたりたっ
たの2円なのか。そう思うと異常に安いかも。^^;

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000802054/showshotcorne-22/ref=nosim
岩波 仏教辞典 第二版

乳の詫び状(2005/09/18)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 音楽を食い物にする腐れジャスラック(JASRAC)
---
 染葉さんから。
--- ここから ---
今日(9月17日)の乳の詫び状で...

>> 音楽を食い物にする腐れジャスラック(JASRAC)
>>   ---
>>    週刊ダイヤモンド2005/09/17の企業レポートに、
>>   「使用料1000億円の巨大利権 音楽を食い物にする呆れた実態」

...というのがありましたが、日本のレーベルだってひどいものです。 
彼らは音楽著作権の意味を曲解して、レーベルが出したものだけに著作権があ
ってJASRACに加盟していない奏者の演奏には著作権を認めません。
 多分、金が取れないからでしょう。 先年、鳥取県のある小学校の学芸会で
演奏した曲をホームページで公開しようとしたら待ったがかかり、JASRACが著
作権違反だというので公開を諦めたという事実がありました。(実際は、この
小学校に著作権があるのに...です。)

音楽や著作権の先進国である欧米では、レーベルが出版するすべてのアルバム
で、著作権を主張するアルバムにはジャケットやケースに詳細な情報の印刷物
を添付したり、外側から読めるように印刷します。
 誰の曲を誰の編曲で誰が演奏し、何時、何処で、パイプオルガンの場合なら
楽器の種類と場所(殆ど教会)とその日の天候や湿度、録音装置、担当者、編
集スタッフ、リリース責任者などなど、著作権を主張するに必要な全ての情報
を開示しています。
 ところが日本のレーベルで音楽著作権の主張に必要な情報を開示しているの
は殆どありません。
 中には外国のレーベルがリリースしたものを音の部分だけを集めてきてでっ
ち上げたと思われるものすら存在します。
 ひどいものになると、ジャケットの外側にはDDD、内部にはデジタル録音装
置を使ってデジタル録音したと印刷してあるものの再生された音からは明らか
にアナログで無ければ絶対に発生しないノイズが随所に出てくるアルバムもあ
りました。(ソニー発売のリヒヤルト・ストラウス曲)

中村さんはしばしば「MSのヤクザ体質」と仰いますが、日本のレーベルや
JASRACはもう、山賊そのものです。
 JASRACが過去百年以内に作曲されたクラシック音楽の作曲家や編曲者に著作
権料を支払った実績があるなら、是非公開してもらいたいものです。
 恐らく近年の、それも日本の作曲家だけでしょう貰ったのは。

 正しい著作権情報を含まない単なる音をインターネットで交換するのに、や
れ著作権違反だの、課金するだのいうのは日米の協会だけだという事実を見て
も、彼らの山賊体質は明白です。
--- ここまで ---

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: 東芝府中、サントリー、共に開幕戦に勝つ
---
 東芝府中対神戸製鋼。東芝府中は前半はミスが多くて攻め続けてるのに点が
取れず、逆に神戸製鋼は着実にPGを決めて先行していくという、いやな流れだ
ったんですが、前半のうちに2トライ返して逆転して流れをつかんで、後半は
完全に試合を支配して終わってみれば、神戸相手に完勝に近い勝ちでした。
 冨岡キャプテンが肩のケガですぐ退場しちゃったのが、心配です。
 冨岡キャプテンは、この前、府中のケーブルテレビの番組に出ていて、府中
の中央郵便局の一日局長をつとめていました。ブレイブルーパスのユニフォー
ム姿の局長で、少しでも多くの人に東芝府中ブレイブルーパスを知ってもらい
たいから、ユニフォーム姿でやらせていただきましたなどといってました。
 冨岡ー、教えてくれよ。おれ、会社休んで、会いに行ったのに。\(^O^)/

 トヨタ自動車対サントリーは、前半はロースコアのしのぎあい。
 後半トライの応酬になって試合が動いたんですが、サントリーがなんとかし
のいで逃げ切りました。
 サントリーは開幕戦勝ったのは大きいですね。いい戦いをしても、勝てない
と自信がだんだんなくなってチームがばらばらになりますからね。これで自信
がついたと思います。サントリー黄金時代のキャプテンだった大久保が戻って
きたのも、精神的には大きかったと思います。

 府中に本拠をおく両チームが白星発進で、ごきげんさんでした。さっき書い
た、FC東京のルーカスの件を知るまでは。^^;

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: 東京ルーカス意識不明…ピッチに救急車
---
 昨日のFC東京対横浜Fマリノス戦。
 後半ロスタイムに、FC東京のルーカスとFC東京の同僚であるジャーンが激突
して、ルーカスが失神、意識不明。ピッチに救急車が入るというすごい事態に
なったそうです。詳しくは、
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-050918-0015.html
東京ルーカス意識不明…ピッチに救急車
をどうぞ。
 試合は、まだロスタイムが残っていたけれど、主審の判断で終了させたそう
です。横浜の岡田監督から申し出があったとも書いてありますね。
 大変なケガをさせてしまったとジャーンが号泣したそうです。
 来週は味スタFC東京恒例のブラジルデーなんですけど、ルーカスは無理でし
ょうね。でも、試合に出られなくても意識が回復して歩けるようになってれば
いいんですけど。
 FC東京のサイトで
http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=item&item=3019
をみると、診断結果は「脳震とう」および「頸椎(けいつい)捻挫」で、当人は
意識を回復しつつあるそうです。一安心ではありますが、頚椎は下手すると半
身不随になりますから、大事に至らないことを本当に願ってます。

 昔話をすると、高校の体育では、先生(名前は小田先生だったと思う)が日大
ラグビー部の出身だったので、ぼくらラグビーがあったんですが、ラグビーの
スクラムが崩れて頚椎損傷で半身不随という事故がよくあったそうです。
 先生は、スクラムは集中してケガがないようにやらないと、ひどい場合は、
頚椎損傷になるからと厳しく注意されたことを覚えています。
 あと、ボールを両手で抱えているときにタックルくらって、真横に肩から落
ちると、鎖骨も折れやすいんです。鎖骨って横からの衝撃に弱いからと、真横
に肩から落ちるなと、これも小田先生がタックルされたときの倒れ方を説明し
てくれたことを覚えてます。
 柔道は受身から習いますよね。接触プレーが多いスポーツは、怪我しない受
身の練習は必要ですよね。野球もデッドボールのよけ方を知ってないと大怪我
になりますね。

乳の詫び状(2005/09/17)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 「Practical Common Lisp」へのコメントから。
---
 朝ブロ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/16/76723
へのコメントから。
 kmoriさん
--- ここから ---
showさん、ごぶさたしてます。kmoriです。 
川合さんは、ちょっと前にフジテレビでやっていたドラマ「恋におちたら」に
出演していたんですが、御覧になりました? 
第1話のハワイのシーンに登場しています。私はこの回だけ見ました。
--- ここまで ---

 おお、kmoriさん、ご無沙汰しております。
 お元気ですか。
 そのドラマはみてないけど、shiroさん、俳優もやってるんですよね。
 Lisperで頭よくてハワイに住んで俳優もやってなんて、うらやましいですね。
 みなさん、kmoriさんは、LSI-CというCコンパイラを作った人です。
 グラフカラーリングによるレジスタ割り当ての最適化などもやったコンパイ
ラです。
 kmoriさんもshiroさんも言語屋ですから、会うと話が合うかもしれませんね。
 二人の会話、聞いてみたい気がしますね。
 二人ともアセンブラでしゃべったりしてね。おれ、全然、わからんよ。^^;

 ksmさんから。
--- ここから ---
「The New Hacker's DictionaryのTECOの項」のリンク、 
編者 ESR さんのとこのほうがよくないですかね? 
http://www.catb.org/~esr/jargon/html/T/TECO.html 
あと、紙版にはある項が最新版にはない時はこっちかも。 
http://www.catb.org/~esr/jargon/chaff.html
--- ここまで ---

 あ、なるほど、ESRさんのところは、1項目1HTMLになってるんですね。
 ksmさんが、もうリンクを書いてくださったので、ウェブとブログのほうの
リンクを直しておきます。
 chaff.htmlは、Hacker's Dictionary, New Hacker's Dictionaryの元になっ
たジャーゴンファイルのほうなんですね。
 いろいろありがとうございます。

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: ラグビー、トップリーグ開幕
---
 Nara Localさん、そうなんですよ。
 いよいよ、今日からトップリーグ開幕です。

http://www.top-league.jp/
http://inews.sports.msn.co.jp/rugby/topleague/

 この暑さだとつらいだろうけど。^^;
 今日は、
 東芝府中−神戸製鋼、クボタ−ヤマハ
 トヨタ−サントリー、NEC−三洋電機
ですから、豪華なマッチメイクです。
 秩父宮に行こうかと思ったけど、疲れたまってるし、ケーブルテレビのJ-Sportsで観戦します。

 日本一争いの常連、東芝府中ブレイブルーパスとサントリーサンゴリアスを、
擁する世界唯一のラグビーフットボールシティ府中市民としては、ぜひ、この
両チームに優勝してほしいです。
 これで、府中と調布の境にある調布の味スタ(味の素スタジアム)を、府中の
ものにすれば、FC東京、東京ヴェルディも抱える、サッカー+ラグビーのトッ
プチームが4チームの地元になるという、世界唯一のウルトラスーパーハイパ
ーフットボールシティ府中になるんですけどね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: HTC Universalの全部入りケータイ!
---
 この前、ちょっと書いた、清成さんのブログとUTCのGSM+WCDMA+Skypeケータ
イのこと。
 朝ブロのほうで、popcornさんが教えてくださいました。ありがとう。

http://fmobile.nifty.com/info/2005/09/imata_jasjaro2__28e8.html#

 おお、かっちょいい。
 おれはこれを「全部入りケータイ」と命名します。\(^O^)/
 Windows Mobileなのがいやなんだけど、Windows Media Playerもちゃんと入
ってるんだね。着々とやってるのね。
 これで、日本の独自着メロケータイ陣営の命もあと1年?\(^O^)/

http://fmobile.nifty.com/.shared/image.html?/info/images/o2exec.jpg

みたいにすると、レーダみたいだな。
 机においとくと、勝手にくるくる回って、敵を発見してレーザー光線で攻撃
してくれるといいのになあ。電池がもたないか。
 そういう、問題じゃないだろ!\(^O^)/

ASAHIネットのkik/salonから。

標題: 音楽を食い物にする腐れジャスラック(JASRAC)
---
 週刊ダイヤモンド2005/09/17の企業レポートに、
「使用料1000億円の巨大利権 音楽を食い物にする呆れた実態」
と題して、日本音楽著作権協会(JASRAC, ジャスラック)の腐敗ぶりが書いてあ
ります。
 取立ては、ヤクザ顔負けなんだね。最近、iPod課金するなどと、わめいてる
けど、ま、自民党が圧勝したので、課金するでしょう。\(^O^)/
 そうなったら、自民党に入れた音楽ファンは、自業自得だけど、こっちはた
まらんわな。

 JASRACは、年間1000億円も徴収しているのに、内部は不透明だらけで、どん
ぶん勘定的で作曲家にろくに支払ってないのね。支払われても、どういう明細
かもわからない。
 おれは、ちゃんとやってるならいくらでも儲けてほしいし、報酬ももらって
もいいし、おれにも少し恵んでくれればいいんだけど、\(^O^)/ ここって、
文部科学省の連中が天下って、年間何千万も金だけもらう組織になってるのね。
 小野清子(自民、参院)ってここの前の理事長だったんだね。腐ってるね、こ
いつ。改革するといって理事長になったのに、年間3565万円も報酬もらって、
何もせず辞めたのね。これ、数ある公益法人の中でも報酬トップだそうです。
甘い汁だから、改革するわけないよね。
 その前任、今は愛媛県知事やってる加戸守行ってのも、3年間で退職金含め
て1億円以上手にしてとんづらしたんだね。
 お前ら、その金、もっと作曲家など音楽家に支払うべきだろう。ところで、
編曲者って、あんまり権利ないんだっけ。演奏者は関係あるの?

 公益法人のくせに、これら理事の報酬でさえ、個人情報を盾に公開を拒み続
け、取材にも答えない。よくある役人の作る組織とはいえ、態度がひどいね。
 個人情報保護法が、政治家や役人の腐敗を隠す隠れ蓑に使われるというのが、
よくわかるね。こういう隠れ蓑を許さないために個人上保護法改正を目指すと
いう鈴木宗男、がんばれ。
 取材に答えないといえば、不透明な実態などを取材申し込みしても、「忙し
くて時間がない」などといって逃げ回る。ふざけすぎ。

 永六輔、小林亜星、野坂昭如らの改革派会員の声は、組織の仕組み上、通ら
ないようになってるのね。だから、腐れ理事たちを罷免できないのね。
 もっと詳しい話は、週刊ダイヤモンドをお読みください。すごい話の連発。

 着メロやiPodで音楽聴いているみなさん、腐れ役人が高笑いしてますよ。

乳の詫び状(2005/09/16)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Peter Seibel著「Practical Common Lisp」(Apress)
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1590592395/showshotcorne-22/ref=nosim
Peter Seibel著「Practical Common Lisp」(Apress)の紹介です。
 夏休みの宿題として、これを読もうと思っていて、8月に入って読み始めた
ら、滅法面白くてハマりました。何より構成と書きっぷりがいい。
 本書を一言で言えば、「Lisp 50年の叡智を、巧みな構成と筆致、実践的な
プログラム例で、おしげもなく詰め込んだ現代的プログラミングの解説書」と
言えます。

 著者のサイト、
http://www.gigamonkeys.com/book/
Practical Common Lisp
に行くと、HTMLで本書の全文が公開されていますが、本のほうが圧倒的に読み
やすいです。ぼくは最初はHTMLを印刷して読んでいましたが、本が来てからは、
やっぱ本はいいなと思います。
 本書の注は面白い。それが本では脚注になっていてすぐ読めますが、HTMLで
は章の最後にあるので行ったり来たりしなければならず読みにくいのです。そ
れから、本は索引があるけど、HTML版にはない。これも読みやすさに大きく影
響します。
 これだけでも本を買う価値は十分ありますが、やはり本という形になってい
ると所有欲も満たせます。

 著者のPeter Seibelさんは、第2世代のLispハッカーと呼ばれる人たちの一
人です。以前は、Perlでウェブサイトを作ったり、WebLogic(いまのBEA 
Systems)の初期にもいてJavaでも開発していたけれど、Common Lispに出会っ
てすっかりお気に入りになってしまったそうです。
 でね、Peterさんのお父さんのエピソードがあって、お父さんは1980年代に、
ある会社で破綻しかかったプロジェクトを引き継いで見事成功に導いたそうで
す。当時はLispを使ったAI(人工知能)ブーム。それでお父さんはCMU(カーネギ
ーメロン大学)に行って、Lispのことを聞いて、Lispでそのプロジェクトを立
て直すことを決心して、成功したそうです。
 お父さんがLispに出会ったのが1980年代だもんなあ。その息子さんだもんな
あ。やっぱ、第2世代だよなあと。冒頭のエピソードだけで自分が年をとった
のがよくわかりました(泣)。

 さきほど紹介したPeterさんのサイトに行くと、本書の目次があります。こ
の目次を見るだけでも、Peterさんの本書に込めた願い、意気込みが伝わって
きます。
 それは何か。
 Lispは、John McCarthy先生がLispのアイデアを思いついてから、なんと早
50年、Common Lispの最初の規格ができてから20年、ANSI Common Lispになっ
てからでもすでに10年。広く実用的に使われ続けている言語としては、
FORTRANの次に古い言語です。
 古いゆえに、すでに時代遅れで死んだ言語だという偏見が根強いのです。
 Perlなどが中心的話題になっている今年のオープンソースやスクリプト言語
のカンファレンスでも、LispハッカーのPaul GrahamさんがLispのことを話し
たあとのセッションは、死んだ言語(Dead Language)のセッションで、トップ
がLispだったので大爆笑だったそうです。
 Lispは実際には死んでいません。その優れたアイデアのいくつかが、他のプ
ログラミング言語の中に換骨奪胎されたとはいえ、最近作られた言語でも遠く
及ばない面をいまだにもっている、現代的で先進的な常に進化し続けている言
語です。
 それから、Lispは日々の仕事には使えない言語という偏見も根強い。
 これはこれまでのLisp解説書にも責任があって、出てくるプログラム例は、
高尚な理論やアルゴリズムを記述したり、AI(人工知能)的なプログラム例が多
かったのです。そのため、そういう高尚なものしか書けない敷居の高い言語だ
と思われています。
 これらの偏見に対して、敢然と戦いを挑み、「そうじゃないんだ。Lispはも
のすごいことも書けるけれど、あなたの身近なものも書けるんだ」ということ
を示しているのが、本書です。だから、書名が、「Practical Common Lisp」、
すなわち、「実践的Common Lisp」なのです。

 目次をみてわかるように、既存のLisp本とは構成が大きく異なります。
 Practicalとなっている章は、それまで解説したことを使って、実践的なプ
ログラムを作っている章です。
 第1章で、Lispがいかに面白くて現代的かを述べた後、第2章でLisp環境の
インストールなどの話が終わったら、第3章でさっそくPracticalです。
 これは簡単な音楽データベースを作る例ですが、これが、最終的にはMP3の
ストリーミングサーバを作ることにまでつながっていきます。これから、最終
目標まで解説を交えながら突っ走っていく、本書の構成が見事なのです。
 第4章からは、文法、関数、変数と続きますが、よくあるLisp本では、数や
リストも最初に説明します。しかし、本書は、もっと後に出てきます。
 LispはList Processorの略で、元々、リスト処理言語として使われてきたの
に、そのリストの話なんて、あなた、第12章ですよ(リストといっても、スク
リプト言語などでいう配列のことではなく、ツリーすなわち木構造のこと。
Common Lispでは配列などはシーケンスとして扱います)。

 第5章にマクロをもってきたところが、本書の意気込みです。
 Lispのマクロは、知ってる人はマクロなしのLispなんか要らないとまでいう
代物です。ところが、あまり書籍で詳しく解説してないことが多いのです。本
書は違います。ばっちり丁寧に解説してくれます。
 拙著「電脳騒乱節」のころの原稿にも書いたけれど、マクロといっても、C
のプリプロセッサ程度のものとLispのマクロはモノが違う。違いすぎる。棲ん
でいる宇宙が違うというくらい次元が違う強力なものです。
 Lispはプログラム可能なプログラミング言語といわれたり、Lispでのプログ
ラミングは言語指向プログラミングとも呼ばれます。
 要は、Lispは、新しいプログラミング言語を簡単に作れるメタプログラミン
グ言語なのです。
 だから、先進的なアイデアが出ると、すぐLispで実装するということが行な
われてきました。
 オブジェクト指向もそう、
 Prologに代表される論理型プログラミングもそう。
 最近ではアスペスト指向プログラミング(AOP, Aspect Oriented 
Programming, アスペクトがアスベストだったら大騒ぎだね。\(^O^)/)もそ
う。
 もっといえば、Semantic WebのOWLの処理系もLispのCLOS(後述のオブジェク
ト指向機能)を使って書いてあるものがあります。
 これを支えているのが、S式という、プログラムにもデータにもなる単純な
構文、そしてマクロです。

 マクロの解説が終わった直後の第9章「Practical: Building a Unit Test 
Framework」は、短い章ですが、本書の中でも特に感銘を受けました。あまり
に鮮やかです。
 ユニットテストのプログラムを最初は素直に書き下して、それからマクロを
使ったリファクタリングを繰り返していきます。すると、いつの間にやらフレ
ームワークが出来上がっていきます。
 この章では、Lispハッカーがどういう抽象化をマクロによって成し遂げてい
くのがよくわかります。ちょっと、他の言語では、こういう発想で抽象化を進
めていくことは考えられないのですが、Lispなら当たり前のようにできてしま
う。知らない人が見ると、これは、かなりの衝撃でしょう。

 第16章「Generic Functions」と第17章「Classes」は、Common Lispのオブ
ジェクト指向機能であるCLOS(Common Lisp Object System)の解説です。
 さきほど、Lispはいろんなプログラミングのアイデアをすぐ形にしてきたと
書きましたが、オブジェクト指向もそうです。とはいえ、単に真似るのではな
く、Lisp的な面白いアイデアを盛り込んで作られたのが、CLOSです。
 クラスの話をする第17章の前に、第16章で総称関数(Generic Function, ジェ
ネリックファンクション)を解説しているのが、いかにもLisp, いかにもCLOS
なのです。Lispは関数至上主義なのです。
 通常のオブジェクト指向言語では、メソッド(あるいは関数)は、特定のクラ
スに属していて固定的な関係にありますが、CLOSではそうではありません。ク
ラスとメソッドのむすびつきはもっとゆるやかで、しかも実行時に決まるとい
う動的なものです。
 通常のオブジェクト指向言語では、レシーバー(受け手)としてオブジェクト
があり、そこにメッセージを投げるという枠組みです。これはSmalltalk的な
世界で、JavaやC++でも概念的にはこの枠組みです。
 ところが、CLOSはそんな枠組みを超越しています。実行時に総称関数に渡った
引数の型(クラス)によって、最もそれにふさわしいメソッドが動的に選ばれて
起動されるという枠組みです。スーパークラスのメソッドを組み合わせたりも
できます。
 かつてSymbolicsのLispマシンのウィンドウシステムを書くときに、クラス
の基本的な振る舞いをちょっと修飾するためにFlavors(香り、香り付け)とい
うものが実装されたと記憶していますが、ぼくはそれを取り入れたものだと思
っています。
 Flavorsは、いまではmixin(ミキシン)として知られるものです。このmixin
という単語、RubyやDでも使っていますが、狙いは似ていても実装はLispの世界
とはだいぶ違いますね。
 さらにCLOSの世界で驚くのは、MOP(Meta Object Protocol)といって、オブ
ジェクト指向機能そのものが拡張可能になっていることです。
 Lisp屋は、自由を求めてどこまでも突き進みますね。\(^O^)/
 本書にも書いてありますが、面白いのは、AspectJを作ってAOPを広めた
Gregor Kiczalesさんは、実は、CLOSやMOPの設計者です。だから、本書には、
多くのLisperは、AspectJは、Common LispからJavaへのバックポート(より低
レベルのシステムに、上位レベルのシステムがもつ機能を移植すること)だと
感じていると書いてあります。

 第19章「Beyond Exception Handling: Conditions and Restarts」は、
Common Lispの例外処理機構の解説です。
  恥ずかしながら、コンディションシステムについては、初めて本で詳しい
解説を読みました。これを見てしまうと、JavaやC++など最近の言語で実装さ
れている例外処理機構は、とっても原始的で柔軟性がないものにみえますね。
 恐ろしいわ、Lisp屋の考えることは。

 恐ろしいといえば、第22章「LOOP for Black Belts」で解説されるLOOP構文
です。
 これ、賛否両論の機能で、全然、Lispっぽくなくて英語的な記述でさまざま
な繰り返しを書ける構文です。が、機能が豊富すぎてややこしい。でも、ツボ
にはまるととっても便利という代物。だから、これを使いこなせると章題にあ
るように黒帯、Lispの有段者になれるわけです。
 ところで、LOOP構文は、どうやって実装されているか想像できますか。
 Common Lispを知らない多くの人にとっては、聞いてびっくり、見てびっく
りだと思うのですが、これも実はマクロで書いてあるんです。
 こんなものマクロで書いちゃうんですから、かつ、書けちゃうんですから、
恐ろしいでしょ?
 プログラミング可能なプログラミング言語、言語指向プログラミング言語た
るLispらしいといえば、Lispらしいんですけど、Lisp屋の連中って、こいつら、
何考えてるんだと思いますよね。

 LOOPが、Common Lispの秘境なら、FORMATの書式指定はCommon Lispの魔境で
す。\(^O^)/
 第18章「A Few FORMAT Recipes」は、入出力の書式制御を行なうFORMATの書
式指定の解説ですが、まあ、フツーの目には、どう転んでも、文字化けにしか
見えません。\(^O^)/
 昔、TECOというテキストエディタがあって、初期のEmacsはこれをスクリー
ンエディタに拡張したものです。TECOのプログラムを学生時代見たことがあり
ましたが、いろんな記号1文字がコマンドなので、デタラメにキーボードを叩
いた暗号みたいにみえます。それを思い出します。\(^O^)/
 たとえば、
http://www.catb.org/~esr/jargon/html/T/TECO.html

The New Hacker's DictionaryのTECOの項
には、TECOのプログラム例があるのでみてください。
 しかも、この書式制御のコマンドは、条件実行したり、パラメータをスキッ
プしたり、元に戻ったり、これだけでプログラミング言語。もっといえば、ロ
ーマ数字で出力したり、英語で出力、たとえば、1234を one thousand tow 
handred thirty-fourなどと出力する指定があったり、Lisp屋って奴は、ほん
とやり放題です。こういうのはハックバリューであって、MITのAIラボのハッ
カー文化が歴史的遺産として残っている部分ですね。

 第23章以降は、Practicalの章です。最初にスパムフィルタを軽くやっつけ
たら、以後は、ID3のバイナリファイルのパーサを作り、MP3のデータベースを
作り、Franz社のAllegro Common Lispで書かれたウェブサーバAllegroServeを
使って、最終的にはMP3のストリーミングサーバまで全部Lispで書いてしまい
ます。
 第31章と第32章は、HTML生成プログラムを書くんですが、これが、Domain-
Specific Language(特定領域向けの言語)を設計して実装する例にもなってい
ます。たとえば、
(html (:p :style "foo" "FOO"))
と書けば、
<p stype='foo'>Foo</p>
を生成する言語を作るのです。呆れたことに、ご丁寧にもインタープリタとコ
ンパイラの両方を作ります。もう、トドメのトドメ。
 特定領域向けの言語が作りやすいという例で、一般の人にも有名なところだ
と、PS2のゲーム「クラッシュバンデクー」は、GOOLというLispベースのゲー
ム向けオブジェクト指向言語を開発して、その言語で書いてあります。

 最終章である第32章は、まとめとして、Common Lispの情報源やコードの集
積サイトはどこかとか、本書で扱わなかった機能やもっと高度な話題へのとっ
かかりを紹介してあります。
 ぼくが一番気になったのは、「そんなにLispがすごいんなら、なぜ、みんな
が使わないんだ」というよくある質問への秀逸な回答が、"The Wisdom of 
Crowds"という本の53ページからに書いてあるということ。
 なぜ、Lisp人口は増えないのか、ずっと昔からほぼ一定という話は、昨年か
な。Franz社のKunze社長と会ったときに出て、あれこれ説があったんだけど、
それを書くのは、別の機会にします。
 本書を読み終わって、いやあ、もう、よくぞ、ここまでやってくれたと、万
歳三唱ですよ。それくらい面白いし、よく書けています。冒頭にも書いたよう
に、構成と書きっぷりが見事。
 Lispに興味があるけど、どう書いていいのかわからない人、プログラミング
におけるものの見方を広げ、別の抽象化の手法を知りたい人には、本書は文句
なく推薦できます。
 Rubyは、ぼくはAlgolシンタックスのLispだと思っていて、それくらいLisp
からアイデアを持ってきたと思えるところがあるので、Rubyな人にもお勧めし
ます。もちろん、PerlやJavaやC++やC#な人にもお勧めします。

 早く、翻訳が出ればいいんだけどなあ。
 そうそう、翻訳といえば、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0130305529/showshotcorne-22/ref=nosim
Paul Graham著「On Lisp」(Prentice Hall)
を、野田開さんが翻訳したものが、年内に出版される予定ですが、これについ
ては、Paul Grahamさんの他の著書と合わせて、別の機会に紹介したいと思い
ます。

 ところで、Perl以降の最近のプログラミング言語だと、間違いなく正規表現
の話があるはずなのに、本書では話題にしていません。実は、Lispで書いた正
規表現ライブラリは、たとえば、
http://www.weitz.de/cl-ppcre/
CL-PPCRE
やAllegro Common Lisp(ACL) 7,0に川合史朗(Shiro)さんが実装したものなど
があります。それらはCで書いたPerlより速いのです。ACL 7.0の場合、Perlよ
り30%速いといってます。
 ちなみに、Lispハッカーの湯浅太一先生によれば、Perlのソースみたけど、
あれじゃ、速くなるわけがない。連中、速いプログラムの書き方、知らないん
じゃないか、だそうです。\(^O^)/)
 なお、Shiroさんは、Schemeを実践的に拡張したGaucheの作者です。頭のい
い人は、うらやましいよなあ。
http://www.shiro.dreamhost.com/scheme/wiliki/wiliki.cgi?Gauche
Gauche
をどうぞ。
 Shiroさんが書いたACL 7,0の正規表現ライブラリは、昨年、数理システムで
開催されたFranz社のLisp特別セミナーでShiroさん自身による解説がありまし
た。
http://jp.franz.com/base/seminar-2004-06-10.html
2004年6月10日〜6月11日開催特別イベントのご案内
に行って、「ACL7.0の新しい正規表現ライブラリ(by 川合史朗、Scheme Arts,
 L.L.C.)」をみてください。
 でも、正規表現はLisperにとって主要な関心事とはいえません。
 傑作だったのは、同じ日に、数理システムの黒田さんによる「Lispプログラ
マーは、なぜ正規表現を必要としないのか」という解説があったこと。
 黒田さんの話の主旨は、Lisperだって正規表現も適材適所で使えばいい。
 けれど、Lispは、Perlのように正規表現命の言語じゃないんだから、文字列
パターンマッチしてちぎって喜んでいるだけじゃさびしいでしょうと。リーダ
ーマクロを使って(こういう、これまたものすごいものがCommon Lispにはあり
ます)、入力を読み終えた時点で、もうデータがちゃんとLispオブジェクトに
なっているほうがあとが楽でしょというお話です。

 ほかにいっておくことは、Peterさんのサイトに行くと、
http://www.gigamonkeys.com/book/lispbox/
LispBox
が
http://www.gigamonkeys.com/book/lispbox/download.html
でダウンロードできるようになっています。行くとわかるように、Franz社も
本書を応援していますね。
 LixpBoxは、Common Lisp処理系とEmacsとSLIME(the Superior Lisp 
Interaction Mode for Emacs)というものが一緒になったものです。
 これですぐCommon Lispの学習ができるのですが、ちょっと残念なことは、
ユーザが多いであろうWindows版が、2005/09/15現在、CLISPしかないことです。

 LispBoxは、ACLもWindows版がありませんが、LispBoxと関係なくダウンロー
ド可能なACL 7.0の評価版は、8月中旬くらいから登場して、Windows版もあり
ます。
http://www.franz.com/downloads/trial.lhtml
ACL評価版ダウンロード
をどうぞ。
 以前のバージョンの評価版と同じなら、IDEがついているはずなので、Emacs
なんか使いたくないという人は、ACL 7.0がいいかもしれません。
 ダウンロードして、評価版のライセンスほしいといえば、ライセンスファイ
ルのダウンロード先がメールで送られてきます。期限はついてますが、その間
はフル機能が使えたと思います。

 ということで、やっと終わった、終わった。一体、何日かかったんだ。
 紹介しようと思ってメモを取り始めたら、書きたいことがあれこれ出てきて、
この5倍から10倍くらい書けるメモになっちゃってるんです。\(^O^)/
 時間もないのに、なんで、こんなにあっちこっちの話が湧いてくるんだろう
というくらいキリがないので、とにかく、本書のことだけ書こうと思って、書
きました。
 個人的には夏休みの宿題として、本書を読んで書くつもりだったのが2週間
も遅れちゃいました。
 明日というか、もう今日になっていますが、先日紹介したように、数理シス
テムでFranz社のLispセミナーがあるので、それまでには書かないと申し訳な
いという気持ちでやっと書きました。
 なぜ申し訳ないかといえば、最初PeterさんのサイトからHTMLをダウンロー
ドして読み始めて、これは面白いなと思っていたところに、Franz社の小俣さ
んから別件でメールがあって、「これはいい本ですね。本書の感想をウェブに
書こうと思って読んでいます」と返事したら、あなた。
 一週間経たずに、本書が送られてきたのです。\(^O^)/
 しかもなんと驚いたことに、著者のPeterさんのサイン入り。\(^O^)/
 完璧に、「おんどれ、死んでも書け書け技」を極められました。
 ね、Lisp屋のやることって、速くて効率的で怖いでしょ。

 おいおい、いつの間にやら、午前3時じゃん。
 もう寝るぞ!\(^O^)/

乳の詫び状(2005/09/15)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 村田蔵六、司馬遼太郎、夢枕獏、現代の幕藩体制
---
 ブログで村田蔵六さんからのコメント
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/11/71485#c75451
にコメントです。
 芝作品じゃなくて、司馬作品。書き間違えてました。すみません。司馬遼太
郎です。

>村田蔵六を知っているとはさすがですね。誰にも気づかれないと思っていた
のですが。

 司馬さんは国民作家なので、多くの人が全作品読破しているでしょうから、
誰でも気づきますよ。もっとマニアックな偉人を探さないと。\(^O^)/

 そうか、「花神」のほうが詳しいのか。司馬作品、「街道をゆく」の一部を
除いて、かなり読んだけど、ほとんど忘れてますね。
 「空海の風景」がけっこう好きでした。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/412202076X/showshotcorne-22/ref=nosim
「空海の風景(上)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122020778/showshotcorne-22/ref=nosim
「空海の風景(下)」

 あのころ、夢枕獏の小説やエッセイの影響で、空海や仏教哲学にハマってい
た時期です。25歳から30歳くらいの間かな。もっと後で30歳くらいから
35歳くらいかな。もう、忘れた。\(^O^)/
 獏さんといえば、NHK教育で、「知るを楽しむ この人この世界−夢枕獏の
奇想家列伝」というのやってます。
http://search.nhk.or.jp/query.html?col=hensei&ws=0&qm=0&st=1&lk=1&rf=0&oq=&pw=100%25&qt=%96%B2%96%8D%E0%D1

 これ、つい、観るの忘れちゃう。中途半端な時間からはじまって、中途半端
な時間に終わるから。で、観てもいっつも終わりの10分くらい。^^;
 そのうち、DVDになるかな。なってほしい。

 日本の選挙は、かばん、地盤、看板でしたっけ。江戸時代の幕藩体制に思え
ますね。二世、三世議員ばっか。小泉首相ももヤクザのじいさんから数えて3
代目ですよね。
 地元後援会は、まさに藩みたいだし、国会に出て週末地元に帰るのは、参勤
交代の現代版みたいに思えますね。
 女房、子供を人質として幕府に取られてないだけマシかと思ったら、今回、
明らかなように、小選挙区制と党執行部、官邸強化で、金と公認を人質に取ら
れてますね。\(^O^)/
 なんか、退化してますね。
 100年後の日本史に載るかな。
 平成17年(2005年)、退化の改新。\(^O^)/

 眠たくて、腹が減ってると、ダジャレが冴えるのぉ。
 もう、ほんと、寝ます。明日もあさっても仕事だぜ!
 土曜日もまた仕事かも。
 谷岡ヤスジ展、早く行きたいなあ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 大発見!\(^O^)/
---
 あんまり我慢を繰り返すと、漫画になる!
 ガマンガマンガマンガマンガマンガ

 眠いのに、腹減ってると、頭が冴えるのか。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 著書リンク改訂
---
 ひょんなことから著書を列挙しなくてはならなくなって、
プロフィール
をみていたら、ビレッジセンターへの著書リンクがあちこち切れていた。リン
クが移動してましたが、ビレッジセンターはまだ情報そのものはちゃんと残し
てくれてますね。
 それでつなぎなおしました。
 こうやって並べると懐かしい。こんなバカな本、よく書いたし、ビレッジセ
ンターもよく出してくれましたよね。
 中村満社長、ありがとうございます。大好き。\(^O^)/

 「電脳情報」シリーズは、元の計画では季刊だったのが、1997年に4冊目が
やっと出たのが最後。でも、まだ、たまに電脳情報の続きはまだか、どうなっ
たんだという読者がいらっしゃるそうですね。
 イヤミなのか。それとも、出るんだろうか。\(^O^)/
 あの、「98対DOS/V」みたいなの、やりたいよなあ。
 「改訂新版電脳曼陀羅」か「電脳曼陀羅」か、それとも両方か忘れちゃった
けど、表紙カバーをとって、カバー裏を見てみると、面白いものが仕込んであ
るんだけど、気づいた人は、どれくらいいたんですかね。
 マイクロソフト日本法人元社長の成毛が、記事に圧力をかけてぼくの連載を
つぶした「電脳曼陀羅事件」に関する面白いものだったんですけどね。
 事件がどんなものだったかは、電脳曼陀羅事件でググってみてください。と
いいつつ、ググったら、いろんな人がいろいろコメントしていますね。けっこ
う、面白いね。
 びっくりしたのは、「ミカンせいじん」の本まで、まだ情報が残してあるこ
と。いままた、ミカンせいじん、USBメモリとして復活ですもんね。時代は巡
るですね。

 ベさんの
The Bill Gates Joke Book Vol.1
The Bill Gates Joke Book Vol.2
もまだ、ありますよ。品切れだけど。^^;
 ま、おれのも全部品切れだけど。\(^O^)/

「星降る夜のパソコン情話2002 Linux狂騒曲第3番 変マ短調 作品30〜42」(ビレッジセンター、ISBN4-89436-141-8)
「特選 星降る夜のパソコン情話 続・Linux狂騒曲」(ビレッッジセンター、ISBN4-89436-138-8)
「特選 星降る夜のパソコン情話 Linux狂騒曲」(ビレッッジセンター、ISBN4-89436-131-0)
「続続 星降る夜のパソコン情話」(ビレッッジセンター)
「改訂新版電脳曼陀羅」(ビレッジセンター)
「続 星降る夜のパソコン情話」(ビレッッジセンター)
「星降る夜のパソコン情話」(ビレッッジセンター)
「インターネットパワー」(ビレッッジセンター)
電脳情報(ビレッジセンター)
続電脳情報(ビレッジセンター)
新電脳情報(ビレッジセンター)
電脳情報別冊「ビル・ゲイツに愛を込めて」(ビレッジセンター)
「電脳曼陀羅」(ビレッジセンター)
「めいきんぐスクリーンセーバー ミカンせいじんの恐怖/誕生/しんりゃく」(ビレッジセンター)

 さあ、寝るか、Practical Common Lispの紹介書くか。
 なんか、腹減った。\(^O^)/

乳の詫び状(2005/09/14)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: eBayがSkype買収
---
 Googleなどの名前も挙がっていたSkypeの買収ですが、eBayが買収しました
ね。さっそく、清成さんのブログに出ています。
http://fmobile.nifty.com/info/2005/09/ebay26skype_b064.html
”eBayが26億ドルでSkypeを買収”の波紋
をどうぞ。
 週刊ダイヤモンド2005/09/10号に「ケータイ最終戦争」というのがあって、
ソフトバンクとイーアクセスの参入云々をやってましたが、もうあのビジネス
モデル自体がSkypeによってだめになりはじめるんじゃないかと思っていたの
で、週刊ダイヤモンド編集部に、Skypeをご存知ですかなどとメール出してた
んですけどね。
 清成さん、UTCのGSM+WCDMA+Skypeケータイ、早く買って使用感、教えてね。
 つーか、ブログに書いてね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 細木数子「自民党に入れないと交通事故に遭うわよ」
---
 細木数子は、選挙前の応援演説で、「自民党に入れないと交通事故に遭うわ
よ」などと発言していたんですね。詳しくは、
http://rurou-se.way-nifty.com/ossan/2005/09/post_2e6d.html
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200509/sha2005090605.html
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2005/09/post_33cf.html
をどうぞ。
 細木とか江原なんとかとか、ああいう詐欺師みたいなのをよくテレビは使う
よね。で、また、よく相談なんかするよね、あんなのに。
 あいつら、おれが霊界にいるときに、鼻くそほじって投げたら、人間界に落
ちて生まれてきた連中で、おれの鼻くそなんですよ。霊能力者としたら、てん
で話にならない。
 というわけで、悩み事、霊の相談は、わたくし、ゼロまで、どうぞ。
 おいおい、やめろってば、本気にする人、いっぱい出ちゃうよ。小泉純一郎
と池田大作に投票して国会の3分の2以上も議席も与える人たちがいる未開国
なんだから。\(^O^)/

乳の詫び状(2005/09/13)

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ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: スティーブ・ジョブスのスピーチ
---
 ブログで、フルサーワさんが紹介してくれたジョブズのスタンフォード大学
卒業祝賀スピーチです。
http://pla-net.org/blog/archives/2005/07/post_87.html
スティーブ・ジョブスのスピーチ
をどうぞ。あ、ジョブスと濁らないのか。おれは、ジョブズと濁るけどいいか。
 おれ、ジョブズ、好きじゃないんだよ。\(^O^)/
 ウォズニアックのほうが好き。
 でも、これ読んで、ジョブズ、好きになりました。\(^O^)/
 お前、ころっと変わるね。
 ジョブズもいい大人になってことですよ。昔、ほんといやな奴だな、こいつ
と思ったもんね。当時は、ビル・ゲイツのほとんど無名で、まだへなちょこな
ひょろひょろで可愛げがあったよね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Allegro Common Lisp (ACL)セミナー
---
 今週の金曜日ですが、Allegro Common Lisp (ACL)のセミナーがあります。
 それと、また今年もLisp特別イベントがあります。
 フランツ社からのメールを以下に。
--- ここから ---
Allegro Common Lisp (ACL) ユーザ及び関係者の皆様へ

拝啓、フランツ社の小俣です。
直前のご案内で申し訳ありませんが、下記の要領でセミナーを開催致します。
お誘い合わせの上、ご参加頂ければ幸いです。

**********************************************************

(( 2005年09月16日開催 Common Lisp セミナー のご案内 ))

  ACL開発環境を利用した データベース・ソリューション

  --ACL Tools to Build Your Own Database Solutions--

**********************************************************

■開催日時/場所:

2005年09月16日(金) 10:00〜12:00 
株式会社数理システム (MSI) セミナールーム [東京]  
新宿駅 南口(東南口)・新南口 徒歩8分   
http://www.msi.co.jp/msi/location.html
(注: 2005年2月に、セミナールームのロケーションが変わりましたのでご注
意ください。
これまでのビルの2件新宿駅寄り、交差点角のビル4階です)

■参加費/お申込み: 無料 (事前登録は不要です。当日、直接会場までお
越し下さい)

■講師:   Jans Aasman (フランツ社株式会社 技術部長)

■参考資料とソフトウェア:

<講義アウトライン>

Topic: ACL Tools to Build Your Own Database Solutions
- Data Serialization: How to serialize your Lisp data to binary data
- Resourcing: How to avoid consing using our new resourcing solution
- Native Lisp btrees: Store key value pairs at extremely high speed 
- Prolog as the basis for a retrieval language
- XML analysis tools to automatically build class definitions
- AllegroCache as a full object oriented database 

<AllegroCache 商品説明>

AllegroCacheは、Cache技術を使ったオブジェクト指向データベースです。
当商品の正式版のリリースは、今年暮れを予定しております。(ベータ版はリ
リース済)
AllegroCacheは、EnterpriseおよびPlatinum EditionのACLに内蔵されます。
Professional Edition ACLをお持ちの方は、EnterpriseまたはPlatinum 
Editionにアップグレードすることで、
AllegroCacheの入手が可能です。詳しくは下記URLをご覧下さい。

http://www.franz.com/products/allegrocache/index.lhtml

■お問合せ先:

フランツ株式会社 小俣雅子(おまたまさこ)
E-Mail: omata@franz.com
URL: http://jp.franz.com/

■セミナー予告 

2005年11月17日〜11月18日の2日間に渡り、Lisp特別イベントが開催されます。
どうぞご参加下さい。
詳細: http://jp.franz.com/base/seminar-2005-11-18.html
 (参加申込受付けは、9月末に開始予定)
--- ここまで ---

乳の詫び状(2005/09/12)

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標題: 鈴木宗男と佐藤優「国家の罠」(新潮社)
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 新党大地から当選した鈴木宗男が、さっきTBSの中継で、捕まったのは国策
捜査、まさに「国家の罠」だったといってましたね。以前、ちょろっと紹介し
た
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4104752010/showshotcorne-22/ref=nosim
佐藤優「国家の罠」(新潮社)
ですね。
 それと驚いたのは、個人情報保護法案の改正を訴えていくといったこと。こ
の法律は政治家や高級官僚の隠れ蓑になる。権力の側にいる人間の透明性を高
めないといけない。メディアの人とも協力して改正していきたいと述べたこと。
 すげえぜ、鈴木宗男。\(^O^)/
 権力にやられて、監視しないとまずいと痛感したんでしょうね。

 「国家の罠」の感想、ちょろっと書いただけで、ちゃんと書こうと思ったけ
ど、以下、前に作ったメモから書き足したのみ。時間なくてすみまさせん。

 外務省の連中ってやっぱ腐ってる奴多いね。キャリアってどうしてもああな
っちゃうのが多いのか。大菅ってのが、ゴマすりだし、「〜よーん」みたい話
し方で、あまりに成毛(元マイクロソフト日本法人社長)とそっくりなのが笑っ
た。
 佐藤氏と検察の西村氏のやりとりは、ほんとに面白かった。お互い権力をよ
く知ってるし、お互いプロだから、ハイレベルな戦い。
 このやりとりの中で、鈴木宗男や佐藤優を捕まえたのは、「時代のけじめ」
という国策捜査だったとか、「ワイドショーと週刊誌で国論が作られる小泉政
治」とか、いろいろ出てきて、佐藤氏のみならず、検察側の西村氏もそう思っ
てることがよくわかります。

 それにしても情報のプロってすごいね。っていうか佐藤氏がすごいんだろう
けどね。拘置所にいて検閲ありの世界で、よくこれだけ正確な記録、記憶が残
せるなあと。ノートに特別な技で記述しているそうですが、それにしてもすご
いなと感心した。おれなんか、マジで最近3歩歩くと忘れちゃうニワトリ頭に
なっちゃってるんですよ。同い年なんですよ、佐藤氏とは。参ったなあ。
 ちなみに、2005/08/05でも書いたけど、小学館のイケイケ極右雑誌「SAPIO」
に佐藤優さんは、坂上巌という別名で連載もってたんだね。2005/07/27号で、
自らその正体を明かしています。

 弾さんからは、そんなのは常識ですよといわれたけど、おれ、鈴木宗男って
そういう構想力があるんだと見直したのは、2001/09/11の同時多発テロ直後の
話。
 テロの数日後に佐藤氏のところに、タジキスタンの大統領と面会できるよう
にアレンジしてくれと鈴木宗男は電話してくるんです。アメリカはアフガニス
タン攻撃に出るだろうし、そのときはタジキスタンがキーになる。これをさら
に北方領土問題解決にむすびつける案を考えてるんです。
 いやあ、やるじゃん、鈴木宗男。\(^O^)/

 「国家の罠」が一番いけないと思ったのは、読み終わると、拘置所に入りた
くなったこと。\(^O^)/
 独房なら、世俗から離れて思索の時間や読書の時間がもてるんですね。ああ、
憧れるなあ。でもパソコンやネットだめですよね。プログラム、書けないか。
 うーん、鈴木宗男にがんばってもらって、パソコンやネットを解禁してほし
いね。\(^O^)/
 佐藤氏も雑居房はいやがってますね。なんか、牢名主がいて、オカマ掘られ
そうだしね。
 お前は、昔の本宮ひろしの男一匹ガキ大将の世界観か。\(^O^)/
 飯はコンビニ弁当よりうまいんだそうです。しかも、正月には特別の配給が
あって、これがとても立派。なるほど、どうせ拘置所に入るなら、11月か12月
に捕まって正月を拘置所で過ごすのがいいよね。\(^O^)/

 拘置所の看守たちは、いろんな奴をみてきてるから、世俗の地位などを超え
て人をみる目があるそうで、政治家でも大企業の社員でも金持ちでも、化けの
皮ははがれちゃうそうです。
 で、あるときに隣の独房になったある非常に尊敬されている犯罪者の話が、
最後のほうに出てきます。
 ぼかして書いてあるけど、連合赤軍がやったあさま山荘事件の主犯格、だれ
だっけ。\(^O^)/ 坂口なんとかだっけ。その人物じゃないかな。佐藤氏も
こいつはすごい人物だと感心してました。

 おれ、あんたは、取材ですとかいいながら、京王線の女性専用車両に女装し
て乗って捕まるといわれてるんだけど、\(^O^)/ これで、拘置所の独房に
入れます?
 いやあ、やっぱ、政治犯じゃないとだめでしょう。
 それよりも何よりも、拘置所では何をするにも書類に拇印を押さないといけ
ないので、佐藤氏は、黒い朱肉(形容矛盾だけど意味はわかるよね)で、何百枚
も拇印を押したんだよ。
 それが、どうしたの?
 だから、捕まる前に指紋を鍛えろってこと!
 どうやって鍛えるんだよ! \(^O^)/

乳の詫び状(2005/09/11)

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ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 自民歴史的大勝、民主大惨敗
---
 出口調査結果の段階とはいえ、自民単独300以上、公明も含めると350
近い大勝。対照的に民主は100すれすれの大惨敗。
 すごいな、この結果。
 これで、官僚万々歳ね。4年間、何の改革もできない小泉のおかげで焼け太
って、これでまた4年、焼け太れるね。ノーメンクラツーラ万歳。
 この大勝で、憲法改正も楽勝ね。\(^O^)/
 おれの歴史年表では、2008年北京オリンピック、2010年上海万博後には、日
本軍は、中国軍と統一朝鮮軍と戦わないといけないので、\(^O^)/ 早く憲
法改正しないとね。
 ぐだぐだいう奴がいたら、「憲法改正は国の基本。小泉改革の本丸だ」と絶
叫して、また解散しちゃえばいいんだし。次の参院選は2007年? 小泉が辞め
るといってる来年9月までに無理やり衆参同時選挙やって、一気にカタつけた
ほうがいいんじゃないか。\(^O^)/ 鉄は熱いうちに打て! \(^O^)/
 自民の改正憲法案って、創価学会・公明党に配慮して、政教分離緩和になっ
てるそうだから、小泉君がじならししたら、最後はやっぱり真打池田大作先生
がご登場。そこまでいけるかな。
 それにしても、「改革」という言葉ひとつでここまで行けるというのは、あ
る種、慄然とするね。
 戦前もこんなんだったのかなあ。
 二元論の世界は怖いねえ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 小泉政権の支持率について
---
投票所の出口調査に対して、支持政党や投票した候補者を偽るという話は以前からありま
すね。組織的に偽れば報道各社に一杯食わすことができる けど、それが何の意味がある
かはよくわからん。

===
標題: Re: 小泉政権の支持率について
---
 少なくともマスコミは、そんなに信用できないという例を1つ
また積み重ねることはできるよね。

乳の詫び状(2005/09/10)

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ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: プログラミング言語で考える「小泉改革とは何か」その2
---
 小泉改革、郵政民営化はCからC++に行く改革で、自動メモリ管理をするガベ
ージコレクションがない言語なんて、メモリリークの発生を抑えられないので
だめだというのが、わかりやすくて評判がいいようで。^^;
 ブログのコメントやトラックバックをみても、こんな喩えは、一面だけ異常
に拡大していることを冷静にみたうえで、喜んでもらっているので、なおさら
うれしいです。
 メモリリークに関しては、ほかにもこんな話も作れます。

 メモリリークは、郵政の金で財投債を買いまくって役人の天下り先に無駄金
を流していることに相当する。メモリがリークしてると、プログラムはメモリ
を食い潰して死ぬ。それと同じことが日本の国家レベルで起きている。
 メモリリークのバグを潰す。このこと自体は喫緊の課題で大変重要。
 でも、小泉郵政改革がだめなのは、所詮CからC++への進化でしかないこと。
だから、メモリリークは止められない。竹中はデストラクタがあるというが、
使えない。
 これは、郵政が民営化されても、国債や財投債をずっと引き受けざるを得ず、
デストラクタではメモリリークを止められないということ。
 つまり、金は官にメモリリークしっぱなし。ちっとも改革になってない。
 メモリリークのバグを潰すなんていうけど、そもそもメモリリークのバグが
発生するプログラミング言語を使っていること自体が間違い。高水準のまとも
なプログラミングなら、メモリリークのバグが発生する余地がない。
 C++を使う小泉改革では、今後、ずっとメモリリークのバグに悩まされる。
だから、たとえ郵政民営化に大賛成であっても、小泉郵政民営化には反対。

なんてこともできるわけですね。
 余談。
 いちいち実名は出さないが、いまだに、High Level Languageの訳語として、
高級言語と使ってる奴がいるね。Javaのような高級言語なんて言い方で。言語
感覚、鈍いね。
 高水準言語っていってくれよ。High Classじゃないんだよ。値段が高いんじ
ゃないんだよ。抽象度が高いから、High Level Languageなんだよ。だから、
高水準言語といってもらいたい。同様にアセンブラやCは低級言語じゃなくて、
低水準言語ね。

 それからLispやJavaのようにガベージコレクションのある言語なら、メモリ
問題が万事OKかというと、当然、そうではない。無駄にオブジェクトを生成し
て抱えたままだと、結局、メモリを食い潰す。スピードも遅くなるしね。だか
ら、無駄なオブジェクトは生成せず、必要十分なオブジェクトを使うようにし
ないとだめ。ガベージコレクションがあるからといって、ボケーっとしてると、
やっぱり考えたコードに比べるとメモリ消費量やスピードに雲泥の差が出る。

 Javaは最近ずいぶんよくなったが、最初のころは、オブジェクトの生成と消
滅は遅かった。だから、不要なオブジェクトを作らないようにするだけで、何
割もスピードが上がった。
 処理できる量から考えても不要なオブジェクトを作らないのは重要、
 今年の仕事で、ある種の辞書を作るのに、最初にひらっと書いたら、メモリ
1GBで100万行処理できなくて、スラッシングが起きて処理が終わらない。2GB
あれば処理できるけど、1GBで100万行も処理できないのはまずいと思って、あ
れこれ書き換えたら、倍から3倍くらいは楽に処理できるようになったかな。
スピードも倍から3倍になったと思う。この辺の数字、もう記憶ないけど。^^;
 でも、同じプログラムではないんですが、この先、1500万行の処理が待って
ます。\(^O^)/
 ほんとゲノム関係って、何でも2桁から3桁多いもんね。中国かインドか、
お前はって感じ。これくらいになると、処理するのに1週間なんて話になるので、
ちょっとした工夫がチリも積もればパラグアイで、倍速くなったら、1週間か
かってたものが3日で終わるわけです。なかなかやりがいがあります。

乳の詫び状(2005/09/09)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 小泉政権の支持率について
---
 森田さんから。
--- ここから ---
中村様

いつも面白い記事、楽しく拝見しています。
今回記事の中で思うことがありましたのでメールを書きます。

>以来、全然変わってないし、解散以来、小泉の支持率が上がって50%以上と
>いうんだから、おれ的には、過半数の人間は日本をほんとには愛してないし、
>もう日本って終わりかなと思いますね。

(^^;いえいえ、この世論調査が曲者なんですよ。

地方紙(新聞)では調査方法が明記されていてわかりやすいの
ですが、全国レベルのマスコミってこれを正しく説明しないから
100%の人が電話アンケートに回答していると誤解されるんです。

で、こちらの地方紙によると無作為に選んだ電話番号に電話して
そこで正しく回答をしてくれた人は5割なのだそうです。考えれば
わかりますが、変な回答をして後でブラックリストに載せられたら
かなわないので、反対の人は初めから回答を拒否します。

そういう状態で反対を回答できる人は反対しても大丈夫な立場の人!

他政党の党員だったりするんですよ。だから、僕は最初から世論調査
など信用してない。それに、生まれてこのかた一度も電話がかかった
ことがない。親も同じ。こうなると「情報操作」でしかないんですよね。

だから、政権支持50%なら「実際は20〜25%しかないのかー。」

と思うわけです。この比率は昔の政権支持率とだいたい同じ。じゃ、
なんで今の支持率が上がったのかというと「アンケートの回答率」
つまり「政権の性格」なんです。

仕返しの恐れのない民主党のアンケートだと、言いたいことが言える
から回答率が上がって、かつ「ボロボロの結果」になったりするけど、
「仕返しする政権(きな臭い政権)」は後が怖いので回答できません。

回答率が下がり、回答した中の支持率だけが
上がるというカラクリ。。ってどれだけの人が理解しているやら・・

つうことで、「日本を去る」なんて言わないでください。
そんなことを書かれると・・

ハワイに移民したくなります(ハワイに親の親戚がいたりする)。
あっ、こりゃ、なんも説得になってないか。。(^^;だははは。

ちなみに小生は「無党派」ですが、自民党と民主党の選挙公約の比較表を作り
ました。
http://www.netpub.tsuzuki.yokohama.jp/trend/2005-12.html

投票の参考にしてもらえればと思います。

では(^^)。
--- ここまで ---

 どの雑誌だったか、昼間に電話アンケートに答えるようなのは、高齢者だか
ら、あんまり信用できないという話があったと思う。とはいえ、若い奴は選挙
に行かないのなら、高齢者だけのアンケートでもいい線はいくのかもね。
 若い奴が今度の選挙は行くと言い出したら、小泉首相がかっこいいから小泉
支持だっていうんだから、頭パーか。そこまで簡単に引っかかるパーだったら、
いいように食われても文句もいえないよね。おれも食ってやろうと思うもんね。
 IQの低い連中に人気が出るようにして、IQの低い連中からむしりとる。これ、
効率がいいもんね。インテリはぐちゃぐちゃ文句つけて、うるせえからな。
 小泉・飯島・有限会社スリード。効率的なこと実践してますね。

 日本を去るには、まずジャンボ宝くじを当てないとね。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ニュースの深層
---
 昨夜、たまたま朝日ニュースターで、「ニュースの深層」を最後のほうだけ
みました。
 シリーズ「9.11総選挙〜選択への提言」というもので、昨夜は、≪ゲスト≫
中村慶一郎(政治評論家)、堤堯(ジャーナリスト)≪キャスター≫葉千栄
(木曜担当・東海大教授)でした。
 中村慶一郎、堤堯両氏とも、過去の解散と比べても、こんなバカバカしい解
散はないと。
 中村慶一郎は、小泉は自民党をぶっ壊して「小泉自分党」を作る解散だと。
うまいこと、いうね。
 自分に服従するイエスマンだけ集めるための解散で、やはり、戦前の近衛内
閣のころを思い出すといってました。いわゆる大政翼賛会ですね。軍が要求す
る法案をどんどん通して、戦争に突っ込んだあれですね。
 堀江君も日本には大統領制が必要とバカなこといってて、困ったもんだね。
強力なリーダーシップがほしいってことなんだろうけど、会社経営とは全然違
うもんね。
 理論的には、絶対正しい絶対善の独裁者がいるなら専制君主制が一番効率が
いいのはわかりきってる。しかし、所詮人間はバカなんだから、リスクが大き
すぎるというのが人類が何千年かかけてやっと学びつつあること。民主主義は、
くだらない手続きの集積でリスクを分散しているんです。
 とはいえ、こんなに時間がかかる人類という生き物にも困ったもんです。人
類の時間からすると、文明の誕生から瞬く間に宇宙に進出するようになった傑
作SF「竜の卵」に出てくる中性子生物のチーラになりたいね。\(^O^)/
 日本を捨てるんじゃなくて、地球を捨てて中性子星に移住。\(^O^)/

 それから中村慶一郎は、20代、30代の人が小泉の解散演説がかっこよか
ったといって支持するのは失礼だが酔っ払い状態。投票に行くのはいいけれど、
あと3日間でよくよく小泉支持でいいのか考えたほうがいいと、もしかすると
あなた方の人生が決まる選挙なんだからとせつせつと訴えていました。
 最後に我に返って、私一人が演説してちゃいけませんねなどといって、照れ
てましたが、司会の葉さんが、あと3日間、ぜひ演説しまくってくださいなど
といってました。

 ところで、選挙に関して、報道ステーションって何かひどいことやったんで
すか。古館がなんかバカなことやったの?
 というのは、中村慶一郎がなんとかステーションはひどかったみたいことい
ってて、司会の葉さんも、私はあれを見て軽薄とは何かよくわかったなどとい
ってたんです。何があったんだろう。
 そういえば、サンプロでも田原総一朗が、国民新党の綿貫代表に対して、こ
の番組は綿貫さんにひどい扱いはしませんなんてこといってたけど、あれも何
があったんだろう。
 誰か、知ってます?

 みのもんたは、日曜日は、TBSで朝5時から選挙報道、やるのね。
 どういうパワーなんだろうね。水道工事談合会社の社長のくせに、よく社会
保険庁の無駄遣いや道路公団の官製談合を批判する資格があるななどとツッコ
んでみても、あの存在感、パワーはすごいね。実際、朝スバは、視聴率、急上
昇だそうで。

乳の詫び状(2005/09/08)

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ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 選挙前に都合の悪い数字は出さない!?
---
> 森永卓郎は、お得意の陰謀論的話。
> 6月の景気動向指数が100%になって、政府は景気の踊り場を脱して景気はよ
>くなってるという話をしている。実は今年の1月も100%まで行ったが、2月は
>50%以下に落ちてる。だから次の指数も50%以下になる可能性が高い。
> でも、内閣府のホームページにいくと、通常、9月7日に発表される月例経
>済報告の発表日時が未定になってる。これは、いま都合のいい数字を出して、
>小泉・竹中改革で景気がよくなったとプロパガンダをしているのに、選挙前に
>都合の悪い数字が出るとまずいのでおさえているんじゃないかと、一部では囁
>かれていると。これはひどいよ、民主主義国家なのかという話をしていました。
> 実際、
>http://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei.html
>に行くと、未定になってる。\(^O^)/

 内閣府、7日にちゃんと出したみたいね。^^;
 でも、一致指数は大幅な50%割れで22.2%です。

http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200509070035.html
7月景気一致指数5カ月ぶり50%割れ、生産足踏みが影響
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20050908mh05.htm
7月景気一致指数 5か月ぶり50%割れ

 機械受注もちょっと落ちてますね。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20050908NTE2IPA01707092005.html
7月の機械受注、前月比4.3%減・内閣府

 これでも、ほんとに踊り場脱却なのかな。
 とかいいつつ、
http://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei.html
に行くと、まだ出てないみたい。なんで、ロイターや新聞には流して、国民に
は流さないのか。:-)
 マスコミが出させないようにしてたりして。マスコミの談合組織、記者クラ
ブだもんなあ。

乳の詫び状(2005/09/07)

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ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 最高裁判所裁判官 国民審査
---
 先日、最高裁判決の過去3年分を全部読みました。漢字ばかりでページが
やたら黒く見え、読み難いったらありゃしない。かなり根性を要しました。
 ちなみに、下記URLに最高裁判決があります。

「最近の主な最高裁判決」
http://courtdomino2.courts.go.jp/judge.nsf/View1?OpenView

 もっと見る場合は、「検索ページへ」へ飛んで、「裁判年月日」だので
検索するとズラズラ出て来ます。文末に裁判官の名前も記載されています。

                               穂高

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Ringの引越し
---
 Ring Server Projectのメインサーバであったライブドア系のデータホテル
のサーバーですが、データホテルさんからRingを脱会したいという申し出があ
りまして、引越しを行なっていました。
 なんとか引越しのめどがついたので、データホテルのサーバは9/3でサービ
スを終了いたしました。
 データホテルさん、いままでプロジェクトへのご協力ありがとうございまし
た。
 引越し作業を精力的にこなしてくださった瀬河さん、吉田さんはじめ、Ring
の関係者のみなさん、お疲れ様&ありがとうございました。
 まだすべてのサービスが完全に移行できてない部分もありますので、ご不便
をおかけすることも多々あるかと思いますが、あしからずご了承ください。

http://www.ring.gr.jp/
Ring Server Project

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: プログラミング言語で考える「小泉改革とは何か」
---
 小泉改革の欺瞞は、プログラミング言語で考えると簡単。
 郵政民営化を、オブジェクト指向に置き換えれば、すぐわかる。
 小泉改革は、CからC++への進化。
 Cとの互換性を重視したため、その意味ではある種芸術的な設計だが、おか
げで非常に複雑。そもそもガベージコレクションがない時点で小泉同様骨抜き
改革なんだから、オブジェクト指向言語としては中途半端。結局大した生産性
向上はない。
 民主党はCからJavaへ。スクリプト言語でいえば、Rubyに行くこと。ここで
Perlに行くのは、だいぶ小泉改革。\(^O^)/
 だって何年経ってもPerl 6が出ないもんね。改革は進まない。
 ちんたらしてるから、Pugsのように、関数型言語HaskellでPerl6互換のもの
を勝手に作っちゃう頭のいい連中にあっさりやられてる。\(^O^)/

 Pugsは、今年の5月にRingのミーティングをASAHIネットでやったあと、銀
座4丁目の喫茶店でだべったときに、草野君から教えてもらった。
 最初聞いたとき、冗談プロジェクトかと思った。
 思わず「HaskellでPerlを書くなんて、ロケット工学でトラクタ作るみたい
な話だな」なんて言っちゃった。\(^O^)/
 で、Pugsのサイト
http://pugscode.org/
に行ってみて驚いた。真面目なプロジェクト。Autrijus Tangは天才ですね。
台湾人だそうだが、世界のどこにでもすごい人はいるもんです。
 Haskellは、昨年のLL(Lightweight Language)の集まりで発表聞いて、関数
型言語といえばMLしか頭になったおれは、へえ、関数型言語もけっこう使える
ようなってるじゃんと思ってから、注目してます。
 Haskellについては、
http://www.sampou.org/haskell/tutorial-j/index.html
http://www.geocities.jp/shido_takafumi/hs/index.html
http://i.loveruby.net/ja/haskell/
http://havana.pobox.jp/hiki/hiki.cgi?Haskell
http://www.sampou.org/haskell/report-revised-j/
あたりをみてください。
 ML系だと、
http://min-caml.sourceforge.net/
http://caml.inria.fr/index.en.html
あたりをみてください。
 そうそう、民主党、Javaに行かずにDに行ってもいいよな。
 プログラミング言語Dは、JavaやC#のいいとこどりの言語で、詳しくは
http://www.kmonos.net/alang/d/
http://www.sun-inet.or.jp/~yaneurao/dlang/Chapter-02.html
をどうぞ。
 本というかムックもあって、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774122084/showshotcorne-22/ref=nosim
D言語パーフェクトガイド
がそれです。調べた範囲では、これ、現在、世界で唯一のプログラミング言語
Dの解説本のようです。買ってみましたが、DのソースとJavaなどのソースと対
比させながら言語機能を解説している本です。
 上記サイトに行ったとき、最初、Cの次はC++やC#じゃなくてDなのかなどと
軽い気持ちでいたら、作っているのが、 Walter Brightと知って、俄然興味が
出まくり。
 いまからもう20年ほど前、CP/Mや初期DOSのころ、彗星のごとくDatalight C
という高速コンパイラが登場したんです。これ、パソコン用コンパイラで初め
てグラフカラーリングによるレジスタ割り当ての最適化をやったコンパイラな
んです。すっげぇ、こんな奴がいるんだとびっくりしたんですが、これを書い
たのがWalter Brightさんだったんです。Zortech C++も使ったし。彼の会社
Digital Marsのサイト
http://www.digitalmars.com/
に行って知ったけど、Symantecから出ていたJava, Visual Cafeのコンパイラ
も彼が書いたんですね。Visual Cafeも使いました。けっこうお世話になって
るんですね。Thanks a lot. Walter, I love you! \(^O^)/
 それにしても、Java Scriptも書いてるし、彼は根っからの言語屋、それも
実装屋ですね。
 PerlやRubyは遅くて論外。Javaじゃ、バイトコードだし、やっぱ、男は黙っ
てネイティブコードな人は、試してみるといいでしょう。インラインアセンブ
ラがあるのが、いかにも、ネイティブコードがりがりじゃないと気がすまない
って感じがして、いいですねえ。
 今風で、面白いのは、HTMLの中にDのソースを埋め込んで書けること。Dコン
パイラはHTMLからDのソースを抜き出してコンパイルしてくれます。次の
GroovyもXMLを言語レベルで扱うことを考えていて、この辺の流れは、新しい
言語ならではの楽しさですね。
 短所としては、まだ、Dで書かれたライブラリが豊富じゃないことでしょう。
 それと、
http://www.walterbright.com/
をみると、彼は、Datalight CやZortech C++のオリジナルがあれば、どんな状
態のものでもいいから捨てずにメールで連絡してほしいといってますね。自分
の作品なのに手元にとってなかったんでしょうか。

 それから、Groovyね。詳しくは、
http://groovy.codehaus.org/
をどうぞ。
 これも昨年のLLで知って、次のJavaの改訂ではJDKに入る予定。
 Lispなんかに比べると、Javaって固いからね。それがよさでもあるんだけど、
たとえば、クロージャがなぜないんだと。いまJavaでやってる仕事、木やグラ
フの操作が多いので、IteratorやVisitorのクラスを作ったりして、窮屈にや
ってるけど、LispならMap一発じゃんなんて思うのね。
 クロージャはLispが本家本元で、日本ではRubyのイテレータのブロックでみ
んな使うようになりましたね。
 昔、ビル・ジョイは、Javaにテンプレート、クロージャ、コンティニュエー
ション(継続)など、Lisp的なものを入れたいと発言していた記憶がある。でも、
ゴスリング(Javaの設計者)は、そこまで急進的になれなかったそうです。彼も
元々Lisp屋なのにね。
 横浜のJavaOneで、テンプレートを入れたいとゴスリングが言ってから、何
年もかかってやっとJDK1.5でGenericsとして入りました。このペースじゃ、ク
ロージャなんかいつになるんだろう。それでスクリプト言語ではあるけど、
Groovyなんです。
 おれ、Rubyはほとんどまともなプログラム書く前に、Groovyに転んで、でも、
まだ自分じゃ全然コード書いてないです。つまり、どっちもものになってない、
相変わらずの畳水練状態。\(^O^)/
 Groovyに転んだ理由は簡単で、Javaの膨大なクラスライブラリが使える。ほ
とんどこの一点。あとはXMLの処理も取り込んできていることくらいかな。

 Java言語はいやだけど、Javaのクラスライブラリを使いたいという意味では、
Lisp系のllavaというのもあります。Java上で実装されたLisp系の言語として
は、Schemeを実装したKawaが一番有名ですね。SchemeといってもCommon Lisp
的拡張もあれこれ入ってます。
http://www.gnu.org/software/kawa/
をみてください。
 もっと脱線して、
http://www.sci.toyama-u.ac.jp/~iwao/Scheme/scheme.html
をみると、kawaの上に実装したEmacs
http://jemacs.sourceforge.net/
JEmacs
なんてものもありますね。親亀の上に小亀を乗せて繰り返しで、もう一体、何
がなんだか。\(^O^)/
 さて、llavaは、
http://llava.org/
にあります。KawaだとJavaのクラスライブラリを使いにくいから、Lispの文法
で膨大なJavaのクラスライブラリを使いたいというのが、そもそもの動機のよ
うです。
 せっかくGroovyを勉強しようかと思っていたらllavaを見つけちゃったので、
またこっちにも転んでしまってます。
 言語放浪、転びまくりの人生。\(^O^)/
 つーことで、最近、気になってる言語のネタは、JavaScriptとAJAXの話と、
Practical Common Lisp以外は、この程度で、一応、お開きとします。

 話を戻すと、今度の解散は、小泉首相は「もうCはだめだ。このままじゃ、
プログラムが書けん。そうだ、オブジェクト指向にしよう。オブジェクト指向
に賛成か反対か。これを国民に問いたい」といったわけ。
 でも、オブジェクト指向賛成でも、C++じゃ、やでしょ。JavaやRubyだって
あるのに。
 「正ちゃん、すげぇよ。全然政治に興味のないプログラマのおれでも、よく
わかるぜ」
 「なんだ。そういうことだったんだ。でも、こんなにわかっていいのか。な
んだか、クロ高(少年マガジン連載中の『魁!! クロマティ高校』)のワルにな
った気分だぜ」
 「おい。でも、ガベージコレクションがないのは、小泉郵政民営化とどう関
係するんだ」
 それはこう考えるんだよ。ガベージコレクションはセーフティネット。競争
社会に移行するなら最低限のセーフティネットがないとまずいだろ。
 「ああ、メモリリークが起きるし、ダングリングポインタの問題もあるし、
そういうバグはやっかいだもんな」
 そうそう、メモリ管理の問題はやっかいなんだから、システム・政府がサポ
ートしてないと安心して人生をプログラムできないだろう。
 「そうか。メモリリークって、弱者が落ちこぼれとして社会から見捨てられ
てるってことなんだ」
 「すげぇよ、正ちゃん。ほんと、よくわかるぜ」
 それで小泉・竹中は、
「ガベージコレクションがなくても、C++にはデストラクタがあるから大丈夫」
なんていうわけ。だからおれは国会で質問したんだよ。
「じゃあ訊くけど、デストラクタは破壊するものだから、郵政の金とネットワ
ークを破壊するんですね」
と。そしたら、小泉も竹中も「はい」と認めたんだよ。
 「やっぱりなあ。言語機能にガベージコレクションがなくてデストラクタが
ある以上、破壊しないとはいえないもんな。認めざるをなかったわけか。おれ、
自分でも怖いくらい話がよくわかるよ」
 「まあ、そこまではいいとして、そしたら、アメリカに郵政の金を渡すとか、
小泉外交は対米従属、対米隷属とかいわれるのは、どう説明するんだ」
 そんなの簡単。小泉改革はC++だろ。friendがあるだろ。その意味を考えて
みろ。
 「えっ、friendをどう使うってんだよ。ああ、せっかく、すこすこわかって
頭がよくなったと思ったのに、またクロ高以下に逆戻りだ」
 「いや、まて。あ、そうか。わかったぞ。C++のfriend使って、日本の全ク
ラスのクラス定義でアメリカをfriendにするってことか」
 「ってことは、クラスにある、隠蔽しなきゃなんない情報まで筒抜けにする
ってことだな」
 「そりゃ、設計としてまずいぜ。friendは限定して使わないと、クラスの独
立性を破壊することになるもんな」
 「しかも、全クラスなら、日本の全社会階級(クラス)にアメリカをfriendと
して突っ込むってことだよな」
 「えっ。それって、日本の、国としての独立が失われるってことだろ。とん
でもねえじゃん」
 「ああ、おれら、C++知ってても、デストラクタやfriendにそんな意味があ
るなんてちっとも知らなかった」
 「おれもだよ。正ちゃんにいわれるまで、全然気づかなかったよ」
 「おれもだぜ。ああ、おれらプログラマってなんてバカなんだ」
 「ますます割り算できなくても入学できるクロ高のワルになった気分だ」
 「でも、正ちゃんの説明聞いて、すげぇ、よかったよ」
 「そうそう。どんどんわかっちゃうもんな」
 「マジすげぇよ。どんどん論理が上滑りして、チョー気持ちいい」

 でさ、おれは本来オブジェクト指向命じゃないのよ。マルチパラダイムが好
きだから。関数型でも手続き型でもその場その場でいいもんは使いたいわけ。
たとえば、関数型言語の始祖Lispが実用になったのも手続き型の副作用を許し
たからだし、Haskellが実用的になってきたのも、モナドで手続き型の副作用
を許したからでしょ。純粋な関数型言語じゃ、実用的なものは書けないし。
 個人的な趣味でいえば、オブジェクト指向にいくなら、本質的にパワフルで
柔軟性、拡張性があって、やっぱLisp屋がやることはすごいよなと思ってる
CLOS(Common Lisp Object System)に行きたいけど、いまの民主党はそこまで
力がまだないから、せめてJavaやRuby方向に行ってほしいと思って応援してる
んだよ。

 誰も言わないからおれが言ってやるが、世の中、そして宇宙のすべてがダイ
ナミックであることをわからせるには、ほんとは、小学校から、すべてがダイ
ナミックなLispを教えないとだめなんだよ。\(^O^)/
 それと東洋哲学、中でも仏教哲学。これだったら、公明党の協力も得られる
だろう。選挙もばっちり。\(^O^)/
 それから、相対性理論と量子力学と超ひも理論も。\(^O^)/
 それからそれから、ファイナンス理論も。\(^O^)/

 日本の誇る最初期のLispハッカーで、勝手に不肖の弟子になってるおれの
Lisp師匠、慶応大学の故中西正和先生も、プログラミングの教育は、ハードウ
ェアに密着したアセンブラと、非常に抽象度の高い世界に行けるLispと両方を
最初に教えるべきとおっしゃってたもんね。
 「じゃ、日本Lisp党でも立ち上げるか」
 「そうだ、正ちゃん。本当に政治家だった千葉の同姓同名の中村正三郎さん
の地盤を引き継げば、すぐ政治家になれるぜ」
 「政見放送、ずっとS式でしゃべったらどうだ」
 「Haskell党と連立を組めば、首相にもなれるぞ」
 「当選して首相になったら、さっき言ってた教育改革もできるぜ。教育基本
法をS式で書き直してくれよ」
 「Lispプログラマしか、法律がわからんようになるぞ。これで官僚の世界か
ら文系を駆逐して理系の天下だな」
 「でも、法律ってなぜコンピュータで実行可能な言語で書いてないのかな」
 「じゃあ、憲法をLispかHaskellで書き直すか」
 それなら、憲法改正大賛成。\(^O^)/

 つーことで、選挙・小泉改革ネタと懸念だったプログラミング言語ネタを一
緒に書いてしまいました。天才ですな。\(^O^)/
 仕事が煮詰まったり、忙しくなると、どんどん現実逃避するもんね。
 ま、これで、Practical Common Lispの書評を週末にやっと書けそうだ。
 今週末に書かないと、来週末は谷岡ヤスジ展だもんね。
 がんばろうっと。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 最高裁判所裁判官 国民審査
---
 選挙のときに同時に行われる最高裁判所判事の国民審査。マスコミはいつも
ながら全然情報を流さないですよね。ほんと、お前ら、報道機関かよ。
 しかも、積極的に×をつけないとだめで、何もしないと自動承認というすご
い制度。
 タイムリーなことに、eMacさんから情報がありました。
http://internet.watch.impress.co.jp/static/yajiuma/index.htm
impressのやじ馬ウォッチ
の【2005/09/02】 最高裁裁判官国民審査にキチンと参加したい時に読むWebペ
ージがありました。
http://homepage2.nifty.com/misoshiru/mg/shinsa.htm
〜 忘れられた一票 〜
http://homepage2.nifty.com/misoshiru/mg/judgedata.htm
今度の国民審査は、ちゃんとやってみたい!
です。
 おれは、いままで、いっつも全部×つけてきました。\(^O^)/
 だって、プロフィールもわからないような状態で何もしないと承認なんて、
ふざけた制度。
 諺にも、「疑わしきは×する」とあるので、×してました。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 選挙費用の無駄遣い
---
 週刊ダイヤモンド2005/09/10では、千野信浩「国の予算だけで769億円 
総選挙費用ムダづかいの構図」で、選挙費用の無駄遣いを追求しています。
 知りませんでしたが、選挙費用は国の予算だけど、決算は地方議会で承認す
るですね。地方議会は、どうせ国の予算だからと全然チェックしないんだって
ね。
 それで法定費用いっぱいまで使い放題。
 いろいろあるんだけど、象徴的なのが、政見放送の制作費用。9分間の制作
費用は旧自治省告示で287万3000円と決められていて、政党はみんなこの額で
請求しているそうです。
 たった9分で、こんなにかかるのかと放送関係者に訊くと、みんな高すぎる
というそうです。大手広告代理店に依頼してもせいぜい150万円、女優を使っ
た海外ロケのミニ番組が110万円だそうです。
 NHKの内部資料では、25分間の「きょうの料理」が170万円、25分間の「おか
あさんといっしょ」が320万円だそうです。
 千野記者は、「『税金の使い道』を論ずる政見放送を作るために、税金をム
ダづかいしている政党の”タカリ体質”が丸見えなのだ」
とむすんでいます。

 余談ですが、おれ、「きょうの料理」と「おかあさんといっしょ」、出たか
ったんですよね。
 「きょうの料理」に出たら、ヨダレだらだらフライパンや鍋にたらしながら
料理しますね。\(^O^)/
 視聴者からクレーム続出かと思いきや、奥様がたから、「正三郎様のよだれ
が入った料理が食べたーい」のリクエスト殺到!
 ないないないないないないない。ヨン様じゃ、ねえんだから。
 「おかあさんといっしょ」に出たら、大勢の子供に囲まれて、喜色満面笑顔
いっぱいで、子供にボコられたり、カツアゲされる。最後は、歌のお姉さんに
ハイヒールで踏みつけられる。憧れるなあ。
 お前、マゾか。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 20代、30代の浮動層が小泉支持?
---
 自民党、単独過半数の勢いなど、自民党優勢の調査がいろいろ出てますが、
さっき、とくダネ!で、都市部の20代、30代の浮動層が小泉支持に流れて
るようだなどといってました。
 ほんとなの? ほんとなら、バカだねえ。つーか、かわいそう。
 まだ20代、30代なのにもうIQが低いんだ。\(^O^)/
 もうちょっと自分の将来考えたほういいのにね。まあ、小泉改革程度に引っ
かかるようじゃ、負け組決定ですけどね。^^;
 それとも、日本脱出するからOKってことなんですか。それなら尊敬します。

 それから、FNNの調査では、政界再編を望むが自民党中心がいいという人が
48%くらいいましたね。その中途半端さ、決断力のなさが、こういう日本にし
ているのに、まだ、わからないんだね。バカは死ななきゃ直らない?

 こういうのみてると、若い世代の保守化とか日本は静的な社会でダイナミズ
ムがないなどというのはほんとなんだろうなと思うね。
 これはやはり、小学校ですべてがダイナミックなLispを教えないとだめだね。

乳の詫び状(2005/09/06)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 「小泉支持者はIQが低い」と有限会社スリード
---
 ブログの朝ブロのほうに、弾さんが、トラックバックくれて、
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50056659.html
に行ってみたら、
http://blogs.yahoo.co.jp/election_2005_jp/9787030.html
「Yahoo!ブログ - 「小泉支持者はIQが低い」という国会資料!!」
というリンクがあったけど、クリックしたら、もうなくなってる。削除された
んでしょうね。
 でも、弾さんところにトラックバックがあって
http://blog.livedoor.jp/qryuu/archives/50021109.html
九龍的日常
の中に、
http://www.tetsu-chan.com/05-0622yuusei_rijikai2.pdf
というリンクがあって、ここには、「郵政民営化・合意形成コミュニケーショ
ン戦略(案)」がありました。さっそく読んでみたら、
http://slied.jp/
有限会社スリード
http://www.sansara.co.jp/
オフィスサンサーラ
という会社が、小泉支持層はIQ軸(EQ, ITQ)が低いからそこを狙った作戦を展
開しろと提案しているんですね。

 この有限会社スリードって、なんか聞き覚えがあるようなないようなと思っ
て、ググったら、あなた、なんと、竹中平蔵が郵政民営化キャンペーンをやる
とき口利きしたという疑惑の会社ですね。ほぉぉと思いました。
 たとえば、毎日新聞のウェブにはサンデー毎日の記事があって
http://www.mainichi.co.jp/syuppan/sunday/tokusyuu/news/20050713-182250.html
竹中平蔵の「広報疑惑」を暴く−−8月解散説浮上 大量造反で「郵政国会」
一寸先は闇
には、ばっちり、このスリードって会社が出てますね。
 竹中の口利き疑惑というのは、このスリードって会社が去年設立されたばか
りで実績が少ないのに、1億5000万円も入札じゃない随意契約でこの会社にキ
ャンペーンやらせたのは、竹中の口利きだというものです。
 テリー伊藤の名前が出てるのが、いかにもテリーだなあ。
 あちこちで叩かれてるのはわかるなあ。先週のサンジャポ、テリー伊藤は夏
休みということで休んでいたけど、選挙のいまの時期、出たくないってことな
のかもね。

 スリードでググったら、
http://d.hatena.ne.jp/mildseven8/20050827
郵政民営化の●●な部分(真の目的)
というのもありますね。そこから
http://d.hatena.ne.jp/panorama/20050824
年次改革要望書と郵政民営化
というのもあって、これはすごい。
 やっぱ、ウォッチャーはみんな知ってる話なんですね。
 うーん、ウェブやブログって面白いですね。なかったら、おれ、絶対、こう
いう情報知ることができてなかったもん。
 テレビや新聞で、2005/08/02の郵政民営化に関する特別委員会における民主
党桜井充の質問と小泉、竹中のやりとりって報道してました?
 改革要望書の話や竹中の口利き疑惑はやってたかもしれないけど、IQが低い
連中を小泉支持者にしろってという話は報道してました? さっぱり記憶がな
い。まあ、いつものことだけど。\(^O^)/
 NHKはさすがに中継やってたのかな。でも見逃しても、「参議院インターネ
ット中継ビデオライブラリ」の
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/reference.php?page=1&cd=
1027&tx_mode=consider&sel_kaigi_code=0&dt_singi_date_s=2005-01-21&dt_
singi_date_e=2005-08-08&tx_speaker=&sel_speaker_join=AND&tx_anken=&sel
_anken_join=AND&absdate=2005-08-02&sel_pageline=10&dt_calendarpoint=
2005-07-24&abskaigi=no
に、動画で記録して残してあって公開してるところは、政府も偉いね。
 それを
http://d.hatena.ne.jp/panorama/20050824
の、ぱのらまさんは、テープ起こしして、文章にしているところもすごいね。
それとも電子テキストもあるのかな。そうだとしても、ぱのらまさん、ちゃん
と探し出してブログに出しているんだから、立派なもんですね。
 いやあ、便利な世の中。
 ちなみに、小泉支持層が老人、主婦、子供でIQが低いうんぬんは、46分くら
いから始まります。その前には、民営化した郵政銀行、郵政保険は外資に買収
される危険があって、アメリカ政府の赤字補填に使われるうんぬんという話が
あります。ブッシュとしてみれば、イラクで戦費使いすぎて、スーパーハリケ
ーン「カトリーナ」の被害で、ニューオーリンズが水没してもろくな救援でき
ない有様だし、郵政の金、ほしいってことなんでしょうね。
 竹中平蔵口利き疑惑は、小泉流郵政民営化の将来を暗示するような出来事な
んでしょうね。
 ところで、先のサンデー毎日は、竹中は、言ってることとやってることが違
うじゃないかと書いてますが、とんでもない。
 竹中さんは、小泉流郵政民営化の行く末がどうなるか、自ら先取りしてやっ
てみせてくださっている。IQの低い私はそう思います。\(^O^)/
 それから、竹中さんは、言ってることはちゃんとやってますよ。アメリカに
対して言ってることはちゃんとやってるんですから。日本国民には違うこと言
ってるだけなんです。\(^O^)/
 ですから、サンデー毎日は、物事の一面しかみない、ひどい週刊誌だと思い
ます。IQの低い私はそう思います。\(^O^)/

 そうそう、便利な世の中といえば、スリードとオフィスサンサーラが作った
資料にWebExが出てきます。
 これ、この前、初めて使いました。
 東京とワシントンDCとオーストラリアと、音声は電話会議状態で、パソコン
画面はリモートデスクトップ状態で、オーストラリア企業のソフトのデモを見
せてもらいました。いやあ、世の中、便利になったねえ。
 これとSkypeがあれば、世界のどこにいても仕事できるな。日本脱出なるか。
 お前、いっつも、言うだけ。\(^O^)/

おまけ:
 Skypeといえば、先週土曜日に、調布の電通大(といっても広告代理店の電通
の大学じゃないよ。電気通信大学です)で、Skype Conference 2005があったの
で行ってきました。いろいろと面白かった。IBM-PC, DOS/VやLinuxが普及を始
めたころのような熱気がありました。
 清成さんとも久々に会えたし。相変わらず元気でいい意味でアホで、おれ、
大好き。
 ちなみに私、ライブドアからもSkypeの株主優待販売みたいなのが、ずっと
前に来てたような気がするが、いまだSkype使っておりません。\(^O^)/

乳の詫び状(2005/09/04)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 自衛隊をなぜ民営化しないのか
---

 『株式会社ジャパンアーミー』

 いいねえ、この響き。\(^O^)/
 小泉は、民にできることは民にやらせるといってるんだから、自衛隊も民営
化すればいいのにね。
 イラクの米軍だって、実態としては、民間の軍事会社が入って治安維持活動
やってますよね。
 自衛隊はほんとの戦争はできずに、治安維持程度の活動だから、民間の株式
会社ジャパンアーミーを作って、そこにやらせればいいんじゃないか。そうす
れば、防衛費はすごく減るかも。\(^O^)/
 それに民間なんだから、憲法9条を変える必要もなくて、社民党や共産党も
納得。\(^O^)/
 外地に出て行っても、政府の命令・要請ではなく、民間の独自判断で出動し
ているのでだから、軍隊の海外派兵にはあたらないと答弁すれば、十分通用す
るね。だって、自衛隊がいるところが非戦闘地帯という小泉の屁理屈が通用し
ちゃうんだもん、楽勝、楽勝。

 ついでに、ジャパンアーミーは頭文字はJAだから、農協JAも一緒にしてしま
おう。JA関係の不良債権もジャパンアーミーに支払う費用に一緒くたにしてご
まかしちゃえ。\(^O^)/
 農民のみなさんには、絶対に召集されることはありません、農閑期にも収入
を保証するなどといって予備役登録してもらって報酬を払うことにすればいい
ね、その途中で掠め取ってしまえば、役人の天下り先の関連会社も作り放題。
 もっといえば、JとAの間にRを入れてJRAもOKだとすれば、日本赤軍と日本中
央競馬会も一緒にできるね。\(^O^)/
 こういう統合を論理型プログラミングの専門用語でユニフィケーションとい
います(爆)。
 ユニフィケーションできるとなると、Prologでプログラミングできるね。
 そうか、そのためにおれさまが、日本政府の国家プロジェクトとして、第5
世代コンピュータをやらせて、Prologをハードウェアで直接実行する専用
Prologマシンを作り、OSもアプリも作り、世界の追随を許さない技術の蓄積を
作ったのか。
 このおれさまの深慮遠謀にはアメリカもびっくりだろう。\(^O^)/

 こうやってみるとジャパンアーミー計画は、あまりに完璧ですね(爆)。頭の
いい官僚が、なぜ、自衛隊民営化のシナリオを書かないのか。\(^O^)/
 いやいや、ちゃんとやってるって。
 小泉が選挙に勝ったら、自衛隊民営化が新小泉改革の本丸として登場するね。
\(^O^)/
 でもって、マスコミがまた調子に乗って大騒ぎ。\(^O^)/
 この予想、細木数子の占いより当たるぜ。
 おれ、能力ゼロの霊能力者ゼロだもん。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 反小泉ブログいろいろありますね
---
 「拒否できない日本」の話題で、出てきた
http://www.asyura2.com/
ですが、行ったら、反小泉的意見がいろいろありますね。
 でも、反小泉的意見より、
http://www.asyura2.com/0406/health9/msg/722.html
マーガリンは食べられるかたちをしたプラスチック
のほうが気になったりして。^^;

http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2005/08/post_6a86.html
雑談日記(徒然なるままに、。)
に中にあった
http://www.geocities.jp/dokodemodoa_jp/Blog/20050624Blog.htm
小泉さんを支持している人=IQの低い人!?
は、強烈な話。
 EQ, ITQが低い人たち(主婦、子供だそうです)を狙ってマーケティングして
支持率を高めているのが小泉・飯島路線だと。それにワイドショーはじめマス
コミが丸乗りだと。
 EQは、IQよりEQといって一時流行った言葉ですね。Emotional intelligence
 Quotient(感情知性;こころの知能指数)だそうです。ITQは情報技術指数だそ
うです。
 まあ、戦争広告屋がいるほどイメージ操作、情報操作に広告代理店が活躍し
ている現実がありますから、さもありなんですね。露骨に悪くいえば、広告は
詐欺の道具、広告代理店ってプロの詐欺集団ですから、うまくいくはずですよ
ね。
 小泉ポピュリズム政治とよくいわれることだけど、こうなってくるとナチス
のゲッペルス顔負けだね。

http://critic.exblog.jp/3336122#3336122_1
世に倦む日日 ファシズムの中の総選挙 - TBSは朝鮮中央テレビと同じであ
る
 これ、見出しが強烈ですね。TBSは朝鮮中央テレビだもんね。\(^O^)/
 この前の朝生であった勝谷誠彦の「信濃毎日はプラウダだ」発言以上。^^;

http://www.asyura2.com/0505/senkyo11/msg/956.html
郵政民営化バブル崩壊!【増田俊男の時事直言】
は、話はわかるけど、国債の暴落はどうかな。とかいいつつ、野村がしつこく
国債買えっていってくるのをいやがってますけど。\(^O^)/
 ほんとに暴落したらまた金融危機でしょうね。

http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/
森田実ホームページ
にも、マスコミと小泉政権、アメリカの支配に関する話がいろいろありますね。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02018.HTML
新・日本マスコミ論[1]――小泉政権と一体化し従属化した上、アメリカ政
府に制御された日本のマスコミの罪と罰
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02036.HTML
2005.8.8(その2) 2005年森田実政治日誌[227] 
政治権力と一体化したマスコミの危険性について――広告・マスコミ業界内部
からの告発
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02040.HTML
2005.8.10 2005年森田実政治日誌[230] 
郵政民営化はウォール街のためか――米国から9.11総選挙の意味についてのメ
ッセージ
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02109.HTML
2005.8.30(その1) 2005年森田実政治日誌[298]
などなどをみると、メディア、中でもテレビ屋の問題って大きいね。
 ばんばん、テレビには文句いったほうがいいですよ。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/TEST03-05D.HTML
8月の目次
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/TEST03.HTML
憂国の声特集
には、実にいろんな意見がありますね。
 森田さんの主張も読者の憂国の声もすべてはとても肯定はできないけど、そ
れはそれで意見の多様性があるということで健全な証拠。

 テリー伊藤はあれこれ叩かれてますね。ほんとテリー、あちこちのテレビ局
のワイドショーでテキトーに同じことを言いっぱなし。
 テリー伊藤に限らず、ワイドショーはああいうコメント屋をなんで雇うのか。
 専門家として解説しているわけでもなく、印象批評の垂れ流し。エッセイス
トでいえば原稿の2度売り、3度売りをやってて1回何十万円か稼いでいるの
と同じでしょ。職業倫理はないんだね。株主としては無駄遣いを追求したいと
ころ。
 テリー伊藤レベルが持て囃されるのは、テレビ屋に人材がいないってこと。

 テレビ屋コメンテーター大学教授も問題。まともな専門家は忙しいからレギ
ュラーなんてなれるわけないもん。
 テレビのレギュラーに理系の教授はいないでしょ。テレビレギュラーの文系
の教授はよっぽど暇なんだよ。研究も教育もやってないだろう。
 ぼくの知ってるバイオの先生は、この3年間だったか5年間だったか、休み
なしで研究している。正月休みもなし。世界レベルで戦う、科学の歴史に名を
残そうというのは、そういうことなんだね。すごいね。
 国公立大学の先生だと、これだけ働いても暇にしてる文系の先生と給料同じ
でしょ。間違ってるよ。法人になったんだから、もっと理系文系を問わず、働
いてる先生の給料は上げないとね。
 齋藤孝もあちこちに連載もってて、さらにテレビのワイドショーのレギュラ
ーにもなって、こいつ何やってるんだってもんで、明治大学はよくこんなのに
給料払ってるなと。
 広告塔として許しているならそれはそれでいいけど、それなら齋藤孝は、明
治のラグビー部のジャージを着てテレビに出るべき。\(^O^)/
 榊原英資は、慶応のジャージを着てテレビに出るべき。\(^O^)/
 そして、ラグビー人口の増加に少しでも貢献しなさい。もうすぐトップリー
グ開幕。待ち遠しい。\(^O^)/

 ちょっとググったら、
http://jsce.jp/article.pl?sid=05/07/02/1532248&mode=nested
では、土木学会が榊原氏に怒ってますね。^^;
 コメントの中に、
「ブロードキャスターなど、この手の番組は時々見てますが、 
コメンテータという人々の言っていることは、かなりいい加減です。
(略)
民放TVの取材を受けたことがありますが、とても真実を 
伝えようとしているとは思えませんでした。「真実よりは 
センセーショナルたことを」というのが見え見えで……」
などというのもありますね。

 以前も書いたが、齋藤孝の週刊ダイヤモンドの連載はページの無駄。早く止
めてほしい。昔話かつ内容スカスカ。文章も下手で笑いもない。あれに1ペー
ジだもん。ドラッカーの半ページを1ページにしてほしいくらい。
 齋藤孝は、「声に出して読みたい日本語」で大ブレークしたが、肉体を使っ
て作品を理解するということの重要性、肉体性を取り戻すという意義は認めて
も、お前ごときに読み方を指定されるのはかなわんなと思う。文学者、文芸評
論家として、まともな評論、書いてる?
 齋藤孝の手法だと、精神の自由な飛翔というのがないでしょ。子供にそれで
いいの。子供は声に出すことだけに熱心になって、ほんとに文章の意味や文学
の面白さを教えているとは思えないのね。
 などと書いて、ちょっとググってみたら、
http://www.ne.jp/asahi/kotoba/tomo/saitohihann.htm
文章の「読み」と「朗読」
―齋藤孝「声に出して読む理想の国語教科書」批判―
渡辺 知明
というのがあって、読むと、齋藤孝の手法だと、子供が声に出して読むんじゃ
なくて、親や教師が朗読して子供は聴くのね。
 大変な誤解をしていました。\(^O^)/
 そんなんじゃ、子供の肉体性を取り戻すことなんかできないじゃん。おれが
思っていたより、さらに問題多い手法じゃないか。それに、ガルシア・マルケ
スの「百年の孤独」なんてマジックリアリズムの文学、教師や親が簡単に朗読
できるもんじゃないだろ。おれが勝手に名づけた「場の文学」なんだから。
 またも寄り道しますが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4105090089//showshotcorne-22/ref=nosim
G. ガルシア=マルケス著、鼓直訳「百年の孤独」(新潮社)
はとっても面白いです。
 おれが読んだのは、国書刊行会の奴かな。いまは新潮社から改訳で出てるん
ですね。あ、いろいろググって調べたら、最初の訳は1972年でやはり新潮社な
んですね。国書刊行会は、他のラテンアメリカ文学の作家なのか。ボルヘスか
な。もう20年くらい前の話なんで、忘れちゃった。本もどこに行ったかわか
んないし。\(^O^)/
 ともあれ、「百年の孤独」は、その世界に入っていくのは時間がかかるけど、
入ったら抜け出せない。以前書いたことがあるが、おれ、現実に戻ってこれな
くて電車乗り過ごして降りるの忘れちゃったことがあるもん。\(^O^)/
 細かい内容はもう忘れたけど(爆)、場の量子論みたいな場の文学だと、おれ
は思った。特定のキャラクターやストーリーの面白さじゃなくて、場そのもの
の面白さ。物理学が「場の理論」を発見したのと同様に、マルケスの文学は
「場の文学」の発見だと思ったんです。
 特定キャラクターやストーリーで引っ張る小説じゃないから、入るのは時間
がかかるけど、一旦、場に入っちゃうと抜け出せない。そういう面白さ。
 なんにせよ、母親たちが喜んで齋藤孝の教室に通わせてるらしいから、バカ
は容易に再生産できるってことか。\(^O^)/
 そうそう、「百年の孤独」という焼酎があるんです。たとえば、
http://members.jcom.home.ne.jp/stolas/100year.htm
に説明があります。こいつ生意気な名前つけやがって、どこのどいつだ。宮崎
の麦焼酎か。宮崎だったらフツーそば焼酎だろう。まあでもその心意気やよし、
などといいながら、一度、買って飲んだ記憶があります。\(^O^)/

 寄り道が長かったけど、最近、森田さん、あまりテレビでみかけませんね。
反小泉的言辞が多いから、ほされたということなんでしょうか。
 森田さん、以前、フジテレビのめざましテレビを観ていたときは、よく登場
していて、毎朝、
「人民大衆は小さな嘘には騙されないが、大きな嘘にはたやすく騙される」
(ヒトラー『わが闘争』)
なんて、今日の一言をすぐ出すんで、名言集をいっぱいもってて首っ引きで調
べているのかと思ったら、何かのインタビューで、頭の中に入っているのです
ぐ出てくるんだといってましたね。こっちは老化でどんどんど忘れしているの
に、すごい人がいるもんだと思いました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: アメリカの年次改革要望書について
---
 紙風船さんから。
--- ここから ---
  さてさて、標題の「年次改革要望書」ですが
 『拒否できない日本』<関岡 英之 著、文春新書刊>も大分前に図書館で借り
 てですが読みました。内容に仰天したものです。

  2週ほど前のフジの報道2001に出演した小林興起元衆議院議員が
 「誰だって郵政の改革は必要だと思っているよ。問題は中身。年次改革要
 望書でアメリカのいいなりになるのに反対して居るんだから…」というよう
 な発言をしていました。記憶で書いてますので、間違いが御座いましたらご
 容赦下さい。

  それと、時事通信社の週刊誌『世界週報 2005/08/30 号』にこの件、少し
 載ってました。(p.48 文教学院大学教授 菊池英博 氏の記事)

 記事の概要ですが…。

 綱渡り日本経済
 郵政公社民営化反対の真相は何か
 1) アメリカは94年以降毎年10月に、
  「日本政府への米国政府の年次改革要望書」を送付してくる。
 2) 95年の要望書に「郵政民営化」がある
 3) なぜアメリカが郵政民営化を要望するか? 背景にはアメリカの財政構造
  がある
 4) 郵政民営化で(日本に)アメリカの国債を買わせたい
 5) 明治維新以来こつこと貯めた庶民の貯蓄が、一気に海外に流出の可能性
 6) 「民営化がすべてよい」は一種の宗教である。民営化してよいものとす
  べきでないものの判断を、日本国民は一層冷静に考えるべきであろう。

  竹中大臣の『郵政民営化』<PHP研究所 刊> も読みましたがイマイチはっ
 きりしない。勿論「年次改革要望書」のことなんて一切書いてなかったと思
 います。亀井静香もこれは口にしてなかったな。したのは小林興起だけ。

  民主党でも社民党でも「年次改革要望書」に言及しているものは無さそう
 に見える。これはどうしたことでしょう?
--- ここまで ---

 紙風船さんのように、双方の主張を自分で読んで考える。
 忙しさを理由に、なかなかできないことですが、大事なことですよね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 選挙前に都合の悪い数字は出さない!?
---
 いま、昨日放送された朝日ニュースター、愛川欽也「パックインジャーナル」
の再放送で、萩原博子と森永卓郎が憤慨していました。
 萩原博子の論点は、小泉郵政民営化はまやかし。
 関連会社作り放題になって天下って、やり放題になるんじゃないかと。金は
官から民に流れるわけじゃなくて、ますます国有化民営会社たる郵政に金が流
れ込んでくるだろうと。いままで小泉は民に痛みを与えたけど、官僚には甘い
汁ばかり吸わせるようになってる。だから、小泉・竹中経済改革はよかったか
どうかといえば、一部の金持ちと官僚には非常によかったけど一般人には悪か
ったという話でした。

 森永卓郎は、お得意の陰謀論的話。
 6月の景気動向指数が100%になって、政府は景気の踊り場を脱して景気はよ
くなってるという話をしている。実は今年の1月も100%まで行ったが、2月は
50%以下に落ちてる。だから次の指数も50%以下になる可能性が高い。
 でも、内閣府のホームページにいくと、通常、9月7日に発表される月例経
済報告の発表日時が未定になってる。これは、いま都合のいい数字を出して、
小泉・竹中改革で景気がよくなったとプロパガンダをしているのに、選挙前に
都合の悪い数字が出るとまずいのでおさえているんじゃないかと、一部では囁
かれていると。これはひどいよ、民主主義国家なのかという話をしていました。
 実際、
http://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei.html
に行くと、未定になってる。\(^O^)/
 100年もつ年金になったと小泉と公明党が胸を張った年金改革法案も強行
的に成立させた翌日、数日後だっけ?に、出生率がさらに低くなっているとい
う数字が出て、都合の悪い数字を隠していた騒ぎになりましたよね。
 そのまま、うやむやになりましたけど。\(^O^)/
 選挙前に数字が出なかったら、今度もその手でしょうか。
 ま、国民はいくらなめてもパフォーマンスで喜ばせておけばバカだからOKと
いう小泉・飯島手法がずっと通用してますから。\(^O^)/

 そういえば、この前、政府の何省の統計でしたっけ。たしか2つの省が対象
だったんですが、調査を民間会社に委託していたらその会社がデータを捏造し
ちゃってて、次回の統計をいつ発表できるかどうかわからなくなってるという
ニュースがありましたよね。

 おれ、2年前から半年くらいかな。スティグリッツ経済学をはじめ経済学関
係の本をあれこれ集中的に読んでいたときがあって、経済学がだめ学問で科学
からは程遠いと思ったのは、理論は未熟すぎて競馬の予想屋レベルということ
はさておいて、物理学をはじめ自然科学みたいにほんとに命がけで情熱と金を
かけて観測データを集めてないこと。
 アンケートに答えるなんてことやってるんですもんね。家計の消費なんかの
調査も、あれ、みんな支出を書くのをいやがるので公務員に命令して書かせて
るなんて話もありますよね。
 あと、何の指数でしたっけ。フジマキジャパンの藤巻健史さん。あの伊勢丹
の名バイヤーのあと、フクスケの社長になって、いま、イトーヨーカドーのデ
ザイン生活研究所に映った藤巻幸雄さんのお兄さん。東京市場の伝説のトレー
ダー。
 彼が、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032176/showshotcorne-22/ref=nosim
藤巻健史著「藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義」(光文社新書)で、大
蔵省から送られてくるアンケートにテキトーに答えていた裏話を話してました。
そういうのって、統計の基礎データそのものの取り方がおかしい。理系からす
れば、実験データを都合のいいように捏造してOKという実験手法なんだもん。
 経済学者、エコノミストは、物理学者、天文学者を少しは見習えって。
 経済学は理論物理に比べれば、理論はニュートン力学以前なんだから、せめ
てデータを取るところくらいは、もっと死ぬ気でがんばらないと学問としても
信用されないよね。
 ちなみに私、経済学部解体論を勝手に妄想の中で唱えてます。\(^O^)/

 この本、去年読んだかな。新書としては分厚いけれど、すっごい面白いです。
 為替やデリバティブの世界ってすごいね。理系の人は、これ、読んで興味も
って、数学的な話が知りたいなら、デリバティブ、ファイナンス理論、金融工
学の、ちゃんと数式が出てくる本を読むといいと思います。

 数式が出る本といえば、野口悠紀雄氏が以前、週刊ダイヤモンドで書いてて
がっかりしたのは、金融工学の入門書を書いたが、結局、数式を使わなかった
と。営業から数式を使うとビジネスマンに売れないと強くいわれて断念したそ
うなんですが、えーっだよ。
 著名経済学者で超整理法をはじめベストセラーライターでもある野口悠紀雄
が、そんなことでへなちょこになってどうするんだよ。ちゃんと数式出しても、
ちゃんと学ぶ気がある奴は読むって。
 藤巻さんじゃないけど、日本の金融は世界の先端から10年、20年遅れと
いう現状を改善したいと野口さんも思っているはずなのに、いくら断腸の思い
とはいえ、納得しがたいね。少しでも裾野を増やさないといけないのに。
 理系のみなさん。みなさんの能力と数学力があれば、金融工学ばっちりです。
そして非常に面白いです。マクロ経済学はぼくにはなんかつまんなかったです。
でも、ミクロや金融工学技術はなかなか面白いです。チャレンジしてみると、
資産運用にも役立つだろうし、学生なら就職先も広がるかも。
 で、理解したら、ぼくに教えてください。\(^O^)/
 もっとも藤巻さんの前述の書は、金融工学なんて難しい話はやらない。現場
のトレーディングで使うツボだけ教えるという集中講義ですけどね。

 ああ、スティグリッツ経済学のことも書こうと思って、早2年?
 同時期買った、
http://www.saiensu.co.jp/magazine-htm/spsk-200003.htm
数理科学別冊の「デリバティブの数理」
のことを書こうと思ってそのまま。
 いま、検索したら、jouwa/salonの2003/12/15に、
--- ここから ---
東谷暁著「エコノミストは信用できるか」(文春新書)
 これ、必読。竹中やら森永やら、テレビ東京のWBSやニュースステーショ
ンやその他の番組に出たり、雑誌に書いたりしている(していた)経済学者やア
ナリストなどエコノミストって、しゃべってるのを聞いても、書いているもの
を読んでも、口先だけの調子のいい連中ばかり、日本の経済学は烏合の衆、競
馬の予想屋レベルというおれの実感を実証的にはっきりと裏付けてくれた本で
す。
 読むと驚くよ。ほんとこいつらテキトーな奴らだと。こんな連中使うテレビ
も雑誌も、そんな連中のご意見やら分析、予想やらをありがたがってるんだか
ら。
 エコノミストの検証は必要ですよね。
--- ここまで ---
なんて書いていて、このころですね。著書の東谷氏に反論するメールをもらっ
ていて、紹介しようと思って、結局、2年ほったらかしですね。すみません。
 必読書として推薦したい「Practical Common Lisp」とその他プログラミン
グ言語の話題を書いたら、書く?
 「Practical Common Lisp」のこと、書こうと思ってもう10日経ってるも
んね。\(^O^)/
 とりあえず、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1590592395/showshotcorne-22/ref=nosim
Peter Seibel著「Practical Common Lisp」(Apress)
は、プログラマ、ソフトウェア技術者必読。
 優秀なLisperの発想、着眼点、Lisp流の抽象化が何より面白い。
 MP3のストリーミングサーバを作り、それにアクセスするウェブアプリを作
るという実践的プログラミングの中で、それらとCommon Lispの概略を紹介し
ている筆捌きが見事。
 いまはこれだけで、すみません。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 財務省問題を郵政にすり替える小泉
---
 いま、テレ朝でサンデープロジェクトで、おれ、あんまり評価してないです
が、経済評論家の紺谷典子が、郵政民営化によって郵政資金が特殊法人に流れ
るのが変わって特殊法人改革になるというが、それは嘘で、それなら財務省改
革をやらないといけないといってましたが、珍しく正論ですね。
 この前、紹介した野口悠紀雄の「財投債の問題は郵政の経営形態とは関係な
い。問題は、「郵貯を民営かするか否か」ではなく、「財投債を継続するか否
か」。問題は、日本郵政公社にあるのではなく、財務省にある」というのも、
同じ主張。
 小泉改革が遅々として進まないのは、結局官僚丸乗り、特に旧大蔵省、財務
省の言いなりだから。
 小泉は、官僚の聖域、とくに財務省にはメスを入れないんだもん。
 これじゃ、役人の焼け太りになるだけで、ほんとには改革できない。実際、
特殊法人改革も看板変えただけで給料・人件費は増えたしね。
 しかも小泉は来年9月には総裁を辞めると明言しているので、自民党の改革
反対派勢力はターミネーター2のように復活する。
 結局、根から絶たないとだめなわけで、自民党をいっぺん政権から落とさな
いと何も変わらない。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 週刊文春も買えない?
---
 今週の週刊文春2005/09/08号は、野田聖子殺しのテロリストとして岐阜で出
馬した佐藤ゆかりの、不倫問題を取り上げてます。新聞広告でも電車の中吊り
広告でもでかでかと、「”小泉マドンナ刺客作戦”の正体見たり 佐藤ゆかり
「不倫メール」500通 「個人情報」を有権者に隠す本当の理由」と出して
いました。
 それでなのか、近所のコンビニにはもうありませんでした。週刊新潮はあっ
たのに。反響大きくて売れたんでしょうかね。
 ぼくは、たまたま、スーパーのレジのところにまだ残っているのを見つけて
買いました。\(^O^)/
 佐藤ゆかりは、元夫と別居中に、別の男と不倫同棲している間に、さらに別
の男と不倫同時進行で、二股三股セックスやり放題。文春は、こういう人間性
に問題がある人物が国会議員になっていいのかといって記事にしているわけで
すが、なかなか豪快な女性ですね。\(^O^)/

 でも、この号、選挙関連記事よりぼくには面白い記事がいくつもあって、買
ってよかったです。

 まず、椎名玲、吉中由紀「ビタミン、ポリフェノールものみ過ぎると逆効果!
 あぶない人気サプリメント」。
 CoQ10やα-リポ酸、ポリフェノール(大豆イソフラボン、カテキン、リコピ
ンなど)、アミノ酸もちゃんとわかって適量飲まないと、ガンやらなんやらか
えって病気になるリスクが高まるんですね。
 それと、サプリメントといって売られている商品、中身がでたらめなこと多
いんですね。ちゃんと成分が入ってないとかね。
 DHCが売ってる商品の中には、肝機能障害が発生したものがあって、厚生労
働省がDHCの社名を公表しているんですね。DHCは取材に応じなかったと。
 コマーシャルで売りまくってるけど、そういう態度で大丈夫かな、DHC。

 次は、「スクープ 小泉首相が「9月26日・日米首脳会談」をドタキャン
 郵政選挙の陰で「基地再編」「BSE」先送り」。
 実は、日米関係は今年に入って相当冷えてると。ブッシュ・小泉関係も。
BSE問題、米国牛輸入問題ですね。
 で、ブッシュが国賓級待遇で小泉をアメリカに招待して、首脳会談をするつ
もりでセッティングしたら、小泉はドタキャンしたという話。郵政問題で忙し
いからというのが理由だけど、ほんとはブッシュから米国牛輸入を迫られるの
がいやという子供じみた理由だと。その他、小泉内閣のラスプーチン的存在、
小泉の振付師、影の首相たる飯島秘書官がやり放題で外交めちゃくちゃなんて
話があれこれあります。小泉・飯島外交の基本スタンスは、支持率志向、人気
取りだというのが、国民として参っちゃうよね。

 それと、「東京三菱「預金10億円着服」女性行員騙しのテクニック」。
 この問題、新聞もテレビもほとんど大きくは報じませんでしたよね。大銀行、
大スポンサーだし。でも、すごい話ですよ。10億も銀行員がかすめとってた
んですから。
 しかも東京三菱は、会見拒否、説明なし。ふざけた銀行だね。それを追求で
きない新聞もテレビも、情けない。

 そのほか目立ったのは、「監督候補が聞いて呆れるナベツネ「星野仙一」罵
倒語録」。相変わらずですね、ナベツネさん。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: amazonで買えない、関岡英之「拒否できない日本」
---
 匿名希望さんから。
 関岡英之「拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる」(文春新書)
という新書が、amazonでは新品が買えない状態になっているそうです。
 この本、小泉政権によって、日本はアメリカの思うままに改造されていると
いう主張の本だそうです。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166603760/showshotcorne-22/
拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる (文春新書) (新書)
関岡 英之 (著)

--- ここから ---
日本をでてゆくのも選択肢という記事を拝見しましたが、何年も前に、高級官
僚と呼んでよいと思われるある役人に、「日本に文句があるなら出て行け」と
面と向かって言われたことがあります。
「出てゆくべきはお前だろう」と思いましたが、弱い庶民は言い返せませんで
した。

森田実さんのwebで、再三紹介されている名著に関岡英之著『拒否できない日
本』があります。
日本は、アメリカの命令「年次改革要望書」にそって改造され続けていること
を説明した本です。
そのアメリカの命令「年次改革要望書」は、堂々とアメリカ大使館のWebで公
開されています。
要するに、日本は独立国家ではなく、属国であることがよくわかる本です。
(51番目の州などという言い方をする向きもあるようですが、州なら選挙で大
統領にノーと言えますが、発言できずに搾取される現状、どう見ても属国でし
ょう。)

小泉の「郵政改革」まさにその「年次改革要望書」の指示に沿ったものです。
荒井広幸議員は、それを比較し最新著書「だまされるな郵政民営化」であきら
かにしています。
ところが、テレビ、新聞というマスコミは報道ではなく報道管制で、「年次改
革要望書」のことを一切触れようとしません。「年次改革要望書」のことをい
ったとたんに、はぐらかします。
例えば古館がその好例です。

一度朝日に小さく関岡英之氏の記事が載りましたが、それきりです。

例えば「阿修羅」あたりでは、最初のページにまさにこの記事を載せています。
http://www.asyura2.com/
ところが、アマゾンで『拒否できない日本』を買おうとすると、あら不思議。
ユーズドつまり中古本しか買えません。通常古本は定価よりずっと安く買えま
す。
それなのに、『拒否できない日本』1,500円から3,350円もします。
情報遮断の為の悪辣なamazonの小手先妨害工作ではと勘ぐっています。

セブンアンドワイやら、楽天ブックス、紀伊国屋書店等では新刊在庫が定価で
買えま。
YahooやらGoogleで『拒否できない日本』を検索すると、一番上にamazonが来
てしまいますから、根気のない方は、購入を諦めてしまいかねません。
こうなると検索エンジンもグルではと疑ってしまいます。

なおアメリカ「愛国法」では、図書館で特定の本を借りた人物を政府が調べる
ことが許されているようです。そして、その調査自体の存在を利用者に明かし
てはならないことになっているようです。
それを敷衍すれば、amazonで特定の本を買った客の名簿はCIAに横流しされて
いるのではと疑心暗鬼になります。ということで、私はアマゾンから物を購入
することは止めました。
--- ここまで ---

 いまみたら1850円以上になってます。
 定価735円の新書が中古価格で1850円以上するというのは、これ、なにか、
プレミアムがついちゃってるんでしょうか。
 文春は、増刷しなかったということ?
 でも、amazonだけこういうことが起きているんだから、amazonのシステムが
おかしくなってる?
 面白い現象ですね。

 年次改革要望書に沿って、小泉政権が改革をやってるというのは、以前、ど
こかのテレビでもやってました。TBS報道特集? まさかNHKかな。覚えてなく
てすみません。
 解散後は、社民党の福島党首が、テレビの論戦で、小泉改革はアメリカのい
いなり、年次改革要望書の通り、日本をアメリカに売り渡しているんだと批判
してましたね。
 中でも竹中平蔵は、熱心にアメリカの要望を入れるんで、ハゲタカファンド
に日本を売る売国奴だとかいろいろいわれるわけですよね。
 郵政民営化も、郵貯・簡保の資金をアメリカに流すため、田舎のおじいちゃ
ん、おばあちゃんをはじめ、あなたがたの大切な財産がハゲタカ外資に食い物
にされていいのかというのが、郵政小泉流民営化反対陣営の主張の1つですね。
 日本の銀行の金融技術はアメリカから10年から20年遅れているといわれ
ているほどバカで、国民にいい金融商品を提供できないし、国民も金融商品勉
強しないんだから、いまのままじゃ、外資に食われても仕方ないよねと思って
ます。
 外資に任せるほうが財産増えるかもしれないし、減るかもしれないし。でも、
日本の銀行やらに任せるより増える可能性は高いでしょう。減る可能性も高く
なるかもしれないけど。それで任せるかどうかは各自のリスク評価ですからね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ミカンせいじんUSBメモリ
---
 いま、ぼくのウェブ
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/
中村正三郎のホットコーナー
のトップにもバナー広告が出ていますが、ビレッジセンターが懐かしのミカン
せいじん復活で「ミカンせいじんUSBフラッシュメモリ128MB」ってのを出しま
すね。
 詳しくは、
http://www.villagecenter.co.jp//mikan_committee/
ミカンせいじんお仕事計画 ミカンせいじんUSBフラッシュメモリ128MB
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/08/26/015.html
あの"ミカンせいじん"がUSBメモリに - あわせてミカンせいじん委員会も発足
をどうぞ。

乳の詫び状(2005/09/02)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: メディアの支配者(上下)
---
 出たら買おう買おうと思って、やっと買ったのが、中川一徳「メディアの支
配者(上下)」(講談社)。
 まだ読んでないんですが、綿密な取材で戦後からいまに至るまでフジサンケ
イの闇を暴く渾身のノンフィクションであることは、目次の見出しと、中をぱ
らぱらめくっただけでわかります。
 マスコミ、ジャーナリズムに興味をもつ人は必読。
 テレビや新聞は、すさまじい権力闘争の場でもあり、腐敗も進んでいるが、
自分らに都合の悪いことは報道しない報道機関、言論機関でもある。したがっ
て、メディアの真実を知りたい人には必読となるわけ。
 フジサンケイは、昔から権力闘争がすまじいので有名ですが、本書では、そ
の争いが克明に書かれてると容易に想像できます。
 たとえば、上巻の最後、後にクーデターを起こしてフジサンケイを乗っ取る
今の日枝会長は、まだ学生で、フジサンケイを作って支配した財界組織、共同
調査会の存在も知らない状態ですね。いやあ、わくわくするなあ。
 上巻冒頭の部分をちょっと読んだら、おれ知らなかったんだが、彫刻の森美
術館を舞台に美術品を使った錬金術をあれこれやったんですね。
 中川さんの取材力はすごいですね。
 フジサンケイの闇は深いね。
 フジサンケイのイメージは、新聞や出版は極右イケイケ路線なのに、テレビ
は軽チャーアンポンタン路線で支離滅裂的にみえますけど、なぜ、こういう路
線になったかも、おそらく暴いてくれるでしょう。、

内容紹介から。
--- ここから ---
歴史は繰り返される。
日枝久会長率いるフジテレビは、堀江貴文のマネーゲームによって危うく乗っ
取られかけた。フジサンケイグループが内包していた経営上の「弱み」を、巧
みに衝かれたのだ。 

フジサンケイの支配者は、創立者・鹿内信隆、二代目・鹿内春雄、そして娘婿・
宏明の鹿内家三代と入れ替わったのち、日枝が謀議を巡らしクーデターによっ
てそれを追い出した。日枝は、新たな支配者として君臨した。 

しかし鹿内一族は、グループ支配のカギとなるニッポン放送株を容易に手放そ
うとはしなかった。「乗っ取り屋」日枝は、鹿内家の影響力を排除するため株
式の上場に走ったが、それが自らを地位を危うくすることになるとは想像もし
ていなかった――。 

15年に及ぶ信じがたいほどの取材量によって、フジサンケイグループの暗部を
余すところなく明らかにする。
鹿内家の内部文書、多くのフジテレビ、ニッポン放送、産経新聞社員の証言に
よって、知られざるメディアの裏面がはじめて説き起こされる。
戦中・戦後の混乱を生き抜き、梟のように奸智に長けた創始者・信隆。
プリンスとして育てられ、数々の結婚、離婚を繰り返し、現在のフジテレビの
基礎を作った夭折の天才・春雄。
エリート銀行マンから春雄の死によって唐突に後継者に指名され、奮闘むなし
く日枝に追い落とされた娘婿・宏明。
そして巧みな根回しと戦略によって現在のグループを率いる日枝久。 

「支配者」たちの歴史は、そのままこの特異なメディアグループの歴史でもあ
る。
--- ここまで ---

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062124521/showshotcorne-22/ref=nosim
中川一徳「メディアの支配者(上)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062130033/showshotcorne-22/ref=nosim
中川一徳「メディアの支配者(下)」

 上記、アマゾンの情報には、目次がなかったので、講談社に行って
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2124521
中川一徳「メディアの支配者(上)」
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2130033
中川一徳「メディアの支配者(下)」
をみたら、目次はあります。でも、これも大幅に小見出しを省いてありますね。
 驚いたのは、版元である講談社で、いま在庫切れになっていること。
 それくらい売れているということでしょう。あるいは、フジサンケイが暗部、
恥部を世間に知られたくないから買い占めているんでしょうか。^^;
 この買占め手法は、大企業はちょくちょく使いますね。

===
標題: Re: メディアの支配者(上下)
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 下巻はアマゾンでも「在庫切れ」です。買い占めが入っているのでしょう。
 仕方がないのでビーケーワンで注文。やれやれ。

-- 
  たま@無精庵
    blog: http://hesomagari.seesaa.net/
          http://blues.asablo.jp/blog/ (テスト中)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 日経新聞の黒い霧
---
 これも買おう、買おうと思って、やっと買ったもの。
 大塚将司著「日経新聞の黒い霧」(講談社)です。
 これも、ジャーナリズムやメディアに関心がある人は、必読。
 日本経済新聞という日本を代表する経済紙で、進んでいたすさまじい腐敗。
その闇に切り込んでいったのが、日経の現役敏腕記者だった大塚さんです。
 経済事件史的には、イトマン事件など経済事件との関係が有名ですが、俗物
的には、鶴田卓彦日経社長が、赤坂のクラブ「ひら川」(これは本書での名称。
ほんとにひら川だったかどうか未確認ですみません)に年間3000万円以上
使っていて、10年で3億も貢いでいる、これはなんだというのが、男と女の
話もからんで話題になりましたね。
 言論報道機関の経営者として失格と追求された鶴田社長は、大塚さんをクビ
にしたり、訴訟を起こしたりいろいろやりましたし、いまもやってる最中です。
 鶴田社長は一応失脚はしたけど、その後の経営陣は鶴田の子飼いでしょうか
ら、日経の改革はまだまだなんでしょう。
 まだ読んでないんですが、これまで主に雑誌で報道されてきたこれらの事件
が、日経内部、当事者からどういう風にみえていたのかが興味津々ですね。

 講談社の内容紹介から。
--- ここから ---
見て見ぬふりをするか。それとも、闘うか。

イトマン事件、コスモ信組事件、TCW事件……経済犯罪史に残る3事件の裏面で
蠢いた日経幹部がいた。元・日経エース記者だった著者は、疑惑を追及するた
め孤独な闘いを挑む。精緻な分析・調査によって、浮かび上がってきた背筋の
寒くなるような真相とは――。
--- ここまで ---

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062128551/showshotcorne-22/ref=nosim
大塚将司「日経新聞の黒い霧」(講談社)

 ひょっとしてと思って、講談社
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2128551
大塚将司「日経新聞の黒い霧」(講談社)
をみたら、これも在庫切れ。
 さっきのフジサンケイの闇を暴いた「メディアの支配者」に書いたのと同じ
こと書いておこう。^^;
 それくらい売れているということでしょう。あるいは、フジサンケイが暗部、
恥部を世間に知られたくないから買い占めているんでしょうか。^^;
 この買占め手法は、大企業はちょくちょく使いますね。

 なお、この鶴田事件は、高杉良がモデルにして小説「乱気流」を書いていま
す。それでたしか、鶴田側から訴訟を起こされたんじゃないかな。
 鶴田って人、なんか、みっともない。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062126427/showshotcorne-22/ref=nosim
高杉良「乱気流―小説・巨大経済新聞 (上)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062126435/showshotcorne-22/ref=nosim
高杉良「乱気流―小説・巨大経済新聞 (下)」

 ひょっとして、これも講談社で品切れかと思って
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2126427
高杉良「乱気流―小説・巨大経済新聞 (上)」
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2126435
高杉良「乱気流―小説・巨大経済新聞 (下)」
をみると、品切れではありませんでした。
 やっぱ、中川一徳「メディアの支配者(上下)」(講談社)、大塚将司「日経
新聞の黒い霧」(講談社)は売れてるんですね。

乳の詫び状(2005/09/01)

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