乳の詫び状

Last update 2007/01/12

 ここには、過去の「乳の詫び状」が溜めてあります。ほとんど日記みたいなものですね。

 これより古い分については、こちらへ

 これより新しい分については、こちらへ

乳の詫び状(2006/12/31)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 朝日ニュースター、安倍政権SP、TVウワサの真相傑作選
---
 朝日ニュースターで、いま、5時間スペシャル「安倍政権の正体!!」という
のをやってます。詳しくは、
http://asahi-newstar.com/program/tanpatsu/onair/061228-002522.html
5時間SP「安倍政権の正体!!」
をどうぞ。
 番組のフォーマットは朝まで生テレビと似ているけど、雰囲気はずいぶん違
う。いまのところ、落ち着いて議論になっている。司会は宮崎哲弥。以前も書
いたけど、やっぱ、田原総一朗よりいいよ。田原の司会は議論にならないもん。
なんでも尻切れトンボで、あとは田原を含めてギャースカ大声でわめく奴らば
っかりになる。その一方、3時間のうち、数分すら発言機会が与えられない人
間が何人もいる。
 それに比べると、宮崎の司会ぶりは、はるかにまとも。

 正月には、TV ウワサの真相の傑作選がありますね。詳しくは、
http://asahi-newstar.com/program/uwasa/onair/
をどうぞ。
1/2(火)「メディアをダメにした記者クラブの徹底検証」(11月放送)
記者クラブがこの国のジャーナリズムをダメにする
権力の片棒を担ぐ記者クラブ制度を徹底検証!
で思い出したけど、この前、朝日新聞の記者が取材対象から金をもらっていて
どうのこうのってのがあったでしょ。この番組をみたとき、あんなの氷山の一
角だと思いました。
 実話として、記者クラブのキャップクラスが異動するときには、関連の役所
や業界などから、200万円くらい餞別が送られるんだそうです。そういう習
慣が少なくとも10年前まで当然のものとしてあったそうです。
 当然、役所や業界は、新聞やテレビの口封じのため、また都合のよいことを
書かせ、報道させるためにエサを与えて飼ってるわけですね。そういう新聞や
テレビが社会の公器だとか、報道機関だとか偉そうにしているのはなぜ?

 さ、今日も天気がいいので、多摩川だー。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: AIプログラミング
---
 注文していた
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274066649/showshotcorne-22/ref=nosim
小高知宏著「はじめてのAIプログラミング―C言語で作る人工知能と人工無能」
が来ていて、ざっと眺めましたが、コンパクトにうまくまとめてあるなと思い
ました。
 自然言語処理、音声処理、知識表現、学習、エージェント指向などAIの代表
的なトピックをそこそこカバーしています。たしかに各トピックに割く分量は
限られているから濃くはないけれど、Cのソースコードもあるし、読みやすく
書いてあるし、AIプログラミングのとっかかりとしてはいいんじゃないでしょ
うか。
 こういう本がなかなか出ない中、最近、この手の本を出し続けているオーム
社は立派です。ありがたい、ありがたい。

 AIの本格的な教科書としては、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0137903952/showshotcorne-22/ref=nosim
Stuart J. Russell, Peter Norvig著「Artificial Intelligence: A Modern 
Approach (2nd Edition)」 (ハードカバー) 
が定番です。
 第2版ではなく、原著初版の翻訳はあって、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320028783/showshotcorne-22/ref=nosim
スチュワート・ラッセル, ピーター・ノーヴィグ著, 古川康一訳「エージェン
トアプローチ 人工知能」
です。
 どっちもでかくて分厚くて持つのに苦労する本なので、通勤電車で読むには
向きません。^^;
 値段も1万5千円くらいする高い本なので、競馬で一発当てるか、図書館に
行くなりしてください。\(^O^)/
 ぼくは、株でちょろっと儲かったときに、原著第2版をすぐ購入しました。\(^O^)/

 完全なコード例が豊富に載っている上に、AIプログラミングのいろんな側面
を教えてくれる定番本としては、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1558601910/showshotcorne-22/ref=nosim
Peter Norvig著「Paradigms of Artificial Intelligence Programming: Case
 Studies in Common Lisp」
があります。
 いま、Googleにいる有名LispハッカーであるPeter Norvigさんが書いている
だけあって、Common Lispの教科書としても読める本です。以前、Lispがスク
リプト言語よりはるかに速いという例でメモ化を題材に書いたことがあって、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/20/334285
Re: ちょっと気になる本 
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/20/334289
Re: ちょっと気になる本、その2
とあるうち、「その2」のほうに、このNorvigさんの本が出てきます。
 個々のテクニックもさることながら、発想がいかにもLisper的で面白いとこ
ろを読んでほしいですね。
 Lisperって必ずといっていいほど、ある領域の問題を記述しやすいカスタム
言語、すなわち流行り言葉でいばDSL(Domain Specific Language)を設計して、
まずインタープリタを書いて、うまく行ったら、コンパイラを書くんですよね。
それも強力なマクロがあるからなんですけど。それにいろんなものが取り替え
可能なフレームワークを作るのね。
 本書でも、S式記述だけど、本質的には論理型言語の代表Prologである言語
のインタープリタを書いて、コンパイラを書いているし、グラフ探索などいろ
んな検索は、肝のアルゴリズムが取り替え可能になってるし。
 値段は高いけど、Common LispとAIプログラミングが同時に学べるお得な本
です。これだけの本がせいぜい1チンポなんだもん。\(^O^)/

 Norvigさんのウェブは
http://norvig.com/
です。
 ここで、本書のソースコードもダウンロード可能です。
 それと、
http://norvig.com/python-lisp.html
Python for Lisp Programmers
は、相当に面白いです。
 何が面白かったかというと、これ、Lisp屋にPythonってJavaより動的で、
Lispっぽくていいよといってる文章なんですが、Python屋に対して「へえ、
Lispってこういう言語だったのか」と逆方向でも役に立つ文章であること、そ
して、PythonをRubyに置き換えても、かなり役に立つんじゃないかと思ったの
です。
 「RubyはALGOLシンタックスのLisp。\(^O^)/」
というのは、Rubyを知ったこから言い続けていることですが、Rubyのあのアイ
デアはLispのこれなのかと思うことが多いんじゃないかな。
 ついでにいうと、「JavaScriptは、CシンタックスのLisp」です。\(^O^)/
 どっちもLispに及ばないところはあれこれあるけど、動的言語は結局こうな
っていくんだなと感じますね。
 Yusuke Shinyamaさんによる日本語訳は、
http://www.unixuser.org/~euske/doc/python/python-lisp-j.html
Lisp プログラマのための Python 入門
にあります。
 こういう地道な活動をやってくれる人のおかげで、以前よりはるかに知の流
通が進んでいるのは素晴らしいことだと思うんですが、やっぱ絶対量として足
りない感じがぬぐえないんですよね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: メルセンヌ・ツイスター
---
 メルセンヌ・ツイスターは、知っている人はみんな知っている(当たり前)、
高速、高品質な擬似乱数発生法。
 これが、実は、さっき「古い話で恐縮ですが」で書いた、おかしいと思った
ら直接文句いわないとだめじゃないかということと、知の流通の遅さはなんと
かならんのかという話に関係する。

http://www.soi.wide.ad.jp/class/20010000/slides/03/sfc2002.pdf
松本眞、西村拓士「間違いだらけの擬似乱数選び」
の中に、コンピュータサイエンスの大御所中の大御所クヌース先生に松本氏が
食ってかかってる部分がある。
 おれはこれを読んだとき、とてもいいことだと思ったし、と同時に、これだ
けいいものがなかなか流通しなかったことに問題を感じたね。
 インターネットによって、やっとメルセンヌ・ツイスターが広く世界に知ら
れるようになったのだが、じゃ、ネットがあるから、知の流通はもう大丈夫か
といえばむしろ問題が複雑化している。
 バイオの世界だと、もう出てくる論文やデータが多すぎて、いわゆる情報爆
発状態。
 それでいまどういうことをやっているかというと、もう、人間が全部論文や
データを読んでいる時間はないので、計算機に読ませて、よさげなものを抽出
したり、論文間の関連を調べたり、いろいろやってます。
 Googleなどサーチエンジンは、大きな武器になっているけど、それじゃ、や
っぱ全然足りない世界がまだまだあるわけです。優秀な人が、バイオ・インフ
ォマティクスの世界にどんどん来てほしいと思いますね。

 メルセンヌ・ツイスターについては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/メルセンヌ・ツイスタ
をどうぞ。
 本家のメルセンヌ・ツイスターのウェブ
http://www.math.sci.hiroshima-u.ac.jp/~m-mat/MT/mt.html
Mersenne Twister: A random number generator (since 1997/10)
は、いまつながりませんね。広島大学お正月休みで止めてるのかな。
 そのうち、つながると思いますが、興味のある人は、行ってみてください。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 古い話で恐縮ですが
---
 年内に片付けておかないとね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/03/02/275289
にある、ののさんの最後のコメント。
 ずっと気になっていたのが、
> もし、鈴木先生がこのようなことを書いていたなら、鈴木先生の記述は根
本的に間違っています。
ということ。
 これ、ほんとなら、ののさんは、このことを鈴木先生に手紙やメールを書い
て訂正させる行動に出ました? あるいは、最低限、自分のウェブやブログで
の批判でもいいけれど。
 おれのブログのコメント程度じゃ、経済学に対して真面目な態度じゃないと
思うけどね。まさに、あなたのいうチャランポランと同じじゃないの?
 同じことは、
> ああいうこと言ってるのは、今野氏の予算折衝なんかでの個人的恨みと自
己宣伝だっていう評価のが多いんだけどね。あのすり替え論理は、業界内でも
評判悪いと思いますよ。
もそう。今野先生に手紙やメールなど書いて批判しましたか?
 そこまでいうなら、ののさんなんてニックネームじゃなくて、実名でご当人
に批判くらいできないと、研究なんて、何の意味があるんだろうと思うけどね。
 おれからすれば、経済学や学問に対して不真面目な奴にしか思えないね。
 それとも日本の経済学関係のコミュニティって、そんなこともできない風通
しの悪いところなの?
 先日の本間大阪大学教授の政府税調会長辞任問題のゴタゴタをみても、今野
氏のいうことのほうに説得力が感じられるんだけど。

 ののさんの最初のコメント。
> あのね、現場は中村さんのようにチャランポランじゃないから真面目なん
ですよ。

 あのね、おれたちの現場も、ののさんのようにチャランポランじゃないよ。
国際競争に晒され続けている業界で、チャランポランで食っていけると思って
いるの?
 そんな世間知らずが経済学をやってて日本の経済学は大丈夫なのかと思うけ
どね。ま、ほかに優秀な人たちが当然いるんだろうから、大丈夫なの?
 おれらからみると、日本の経済学コミュニティは、経済論争と言いながら、
なんだか、低レベルな文学で、ノンキに内輪の足の引っ張り合いやってる世界
に思えますけどね。

> 一般向けの入門書なんて、物理だってそんなモンでしょうがw
から始まる一文。
あるいは、
> 日本だけじゃなく、アメリカだってゲーム理論が経済学として意味を 持
って主要に教えられるようになったのは80年代だしw

 この問題意識のなさ。
 それでいいとでも思ってる? 人類の知の発見、流通の遅さはなんとかなら
んのかと感じてないの?
 もし感じてないなら、研究者や技術者の資格はないでしょうね。
 人類にあまり時間は残ってないと思うけどね。100年残っているかどうか。
おれは、それくらいの気分ですけど。

> 物理学科出身の俺でも、この程度の経済学の知識は持ってたりするんだか
ら科学素人のプログラマでも、真摯な興味があれば、多少わかるはずなんだけ
どね。

 これはおれがバカなだけです。
 それでも少しは科学のお役には立ってるはず。守秘義務などあって仕事の内
容は明かせないことが多いけれど、これはいいでしょう。
http://www.inoh.org/
INOH Pathway Database
をみてください。

乳の詫び状(2006/12/30)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: タイガー計算機・計算尺
---
秋に上野の科学博物館に行ったら、FUJICの置いてある前でタイガー計算機の
ケースをはずしたので子供に一生懸命説明しているお年寄りの説明員がいまし
た。
計算尺は丸いのが簡単でいいのです。まっすぐのはここの結果が知りたいが
目盛りがないなんてのが起きるから。
プラスチック製のはネットでも買えると思います。「コンサイスの計算尺」
で検索すれば出てくるはず。
まだ買おうと思えば竹製のヘンミのがあると思います。
若い人には聞いてもそれ何と言われてしまいますので年寄りのいる文房具屋
さんで。

脳のトレーニングはそろばんも入れてもいいかも。

下村

===
標題: 東京理科大学近代科学資料館やその他計算用具、PL/I, APLなど
---
 匿名希望さんから、情報を頂戴しました。
--- ここから ---
理科大の近代科学資料館にある計算機類は、内山昭先生によるコレクションが
元になっていて、同氏による本、岩波新書黄版「計算機歴史物語」
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/42/7/4202330.html
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004202337/showshotcorne-22/ref=nosim
に、いろいろと詳しく載ってます。

近代以降のいわゆる「計算機」ばかりでなく、計算用具も多く、そのへんを
鑑賞して使い方を推理するのもまた楽しいところですので、できれば
時間を取って行かれたほうがいいかもしれないです。力を入れて収集を
された時代の関係で、電卓もたくさんありました。

前に、↓こういうマイナーな計算用具に興味を持った時に行ってみたところ、
http://en.wikipedia.org/wiki/Addiator
http://de.wikipedia.org/wiki/Zahlenschieber
この型のものも、いくつかありました。
(これを紹介した書籍は、日本にはまだないようです。前述書でも挙げられて
いませんでした)
これは、全手動でありながら、暗算なしで繰り上がりが処理されるという、
面白い仕掛けになっています。

手回し計算機もその時動かしてきました。除算アルゴリズムの「引きっ放し法」
とか「足し戻し法」とか、ベルの音を喧しく立ててきました (^^;
--- ここまで ---

 なるほど、東京理科大学近代科学資料館には、昼飯ついでなんかで行っちゃ、
失礼ですね。すみません。でも、ちゃんと行くときは行くとして、ちょろっとフ
ァーストコンタクトはやっておきたい気がしますね。
 内山先生は、学生時代、PL/I(ピーエルワン)の講義で九大に来られましたね。
 そのときの講義で使われた教科書が、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JA0E66/showshotcorne-22/ref=nosim
内山昭著「図説PL/I」
でしたね。成富君、懐かしいよね。\(^O^)/
 内山先生、APL(エーピーエル)の本も共著で出してらっしゃたのか。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000J9VUUG/showshotcorne-22/ref=nosim
長田純一, 内山昭著「APL入門―新しいコンピュータ言語」

 APLは知ってる人のほうがもう少ないかもしれないけれど、すごい言語です。
フツーのキーボードにはないいろんな記号を使った簡潔さの極み。
 作者のアイバーソン博士は、来日したとき、京都大学だったと思うけど、講
演して、そのタイトルが「思考のための表記法」だったと思う。bit誌に載っ
てたと思う。
 APLとは、思考をそのまま表記できる表記法を採用していて、かつ、その思
考のための表記法を直接計算機で実行可能にした言語なんだと、恐れ入った記
憶があります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/APL
をみると、日本APL協会が慶応大学の中にあって更新日は2006/08/22ですね。
 MS-DOSやUnix用の処理系もありますね。
 ということは、APLユーザがけっこういるんでしょうか。
 日本APL協会があるのは、おれと浅からぬ縁がある理工学部の管理工学科だ
し。^^;

中村(show)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 驚異のUMA(ウーマ)大発見
---
 いま、テレ朝で年末恒例、たけしの超常現象スペシャルやってて、UMA(ウー
マ、未確認生物)をやってました。
 その瞬間、おれはおれの脳内で、驚異のUMAを大発見した。
 それは…


 星UMA(ウーマ) \(^O^)/


 なんだ、星飛雄馬かよ。ちょっとググったら、2chの
http://science4.2ch.net/test/read.cgi/life/1139009337/13n-
で星UMAはもう出てるぜ。
 そ、そんな(泣)。
 2006/10/11(水)だから、3ヵ月遅かったな。
 それに、中村さんったら、無知だから、星でUmaといったらおおぐま座って
こと知らないみたいね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/おおぐま座
をどうぞ。
 ぎゃふん。\(^O^)/

乳の詫び状(2006/12/29)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: パラメトロン計算機
---
パラメトロン計算機は FACOM 201 というのが、

東京理科大学 近代科学資料館

http://www.sut.ac.jp/info/setubi/museum.html
に展示されているそうです。
前、日経新聞の記事があって見たいと思いながらまだ行ってません。

計算尺も、タイガー計算機もあるそうです。

下村

===
標題: Re: パラメトロン計算機
---
計算尺はないけれど、なぜか手回し式計算機は実家に二台ほど。
実家にいることは動いてたけど、まだあるのか。

--
つばめどん

===
標題: パラメトロン計算機、タイガー計算器、計算尺
---
 下村さん、情報ありがとうございます。
 東京理科大学近代科学資料館は、飯田橋。会社から近いですね。
 昼飯を食いに行って見学して来ようかな。
 パラメトロンどころか、レプリカですが、バベッジの階差機関(アナリティ
ック・エンジン)もあるのか。
http://www.sut.ac.jp/info/setubi/museum/kannai/museum-yama/si/bibun.html
微分解析器
ってすごいですね。

 タイガー計算器は、実習でやったくらいですね。体験コーナーもあるから体
験してみようかな。
 タイガー計算器など手回し計算器は、ぐりぐり回す腕力体力が計算能力に直
結するので、理系学科の研究室で、腕っぷしの強い学生を奪い合っていたとい
う嘘のようなほんとの話がありますよね。

 計算尺は、小学生のときに大学生だった親戚のお兄さんたちがもっていて、
見せてくれて、計算の仕方も教えてくれたけど、すごーいと思いました。
 計算尺の歴史については、日経サイエンス2006年8月号のC. ストール「計
算尺を知っていますか」に詳しい話が出ていました。
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0608/scale.html
で、少しだけ読めます。全文は、自分で図書館で探すなりして読んでください。
 いろんな形、デザインの計算尺があるんですよね。
 1622年に英国の聖職者オートレッドによって発明されたそうですが、初期の
計算尺には、円形のものがあります。
 個人的には円筒型のものがかっこいいなと思いました。他にも究極の逸品と
いわれる計算尺や月に行った計算尺の写真もあります。
 記事には、「計算尺を作ってみよう」といって、厚手の紙とセロハンテープ
で作る計算尺の図が印刷されています。その図が、
http://www.sciam.com/ontheweb/
にあると書いてあるので、いま行ってみたら、原文は2006年5月号ですね。で、
http://www.sciam.com/media/pdf/Slide_rule.pdf
Slide rule construction plans
にありました。
 冬休み、正月休みの工作にぴったり?
 お父さんが、おれが若い頃は計算尺というのがあってといいつつ、これで計
算尺作って、いざ計算してみせようとしたら、やり方すっかり忘れてたりして
ね。^^;
 脳を鍛えるというので、そろばんがブームらしいから、次は計算尺ブーム?
 腕を鍛えるといって、タイガー計算器など手回し計算器がブーム?
 次のダイエットは、タイガー計算器ダイエットが流行る? いや、ダンベル
体操の次がタイガー計算器体操?

 著者のクリフォード・ストール氏は、クラッキング集団との戦いを描いて世
界的ベストセラーになった
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794204302/showshotcorne-22/ref=nosim
クリフォード・ストール著、池央耿訳「カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794204310/showshotcorne-22/ref=nosim
クリフォード・ストール著、池央耿訳「カッコウはコンピュータに卵を産む〈下〉」
の著者です。
 これはほんとに面白かった。ノンフィクションですが、手に汗握る攻防で、
セキュリティの本質がよくわかる内容だったと思います。出てすぐ読んだから、
もう15年前ですね。でも、これ、若いネットワーク管理者がいま読んでも、
ためになると思います。何より下手な小説より面白い。
 余談ですが、アマゾンのデータは、著者と訳者が逆ですね。^^;

中村(show)

乳の詫び状(2006/12/28)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: バイナリ・プログラミング、バイナリ・ハック
---
 やっと暇ができたので、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/22/1041912
バイナリ・プログラミング、バイナリ・ハック
のコメントにまとめて返事です。

 笑われ者さん
>でもビット操作も低レベルかっていえばスクリプト言語でもサポートしてい
るし微妙

 リスト操作しかないと誤解している人が多いCommon Lispでも、ビット演算
はありますからね。
 生のマシンに近いという意味で低抽象度というほうがいいのかな。
 紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434046683/showshotcorne-22/ref=nosim
ジュニア,ヘンリー・S. ウォーレン著, 滝沢徹, 赤池英夫, 藤波順久, 鈴木 
貢, 葛毅, 玉井浩訳「ハッカーのたのしみ―本物のプログラマはいかにして問
題を解くか」
にあるコードの例も、ほとんどは、Cで書いてあります。

 とんこうさん、
> アセンブラの勉強をする時にビット操作もやるはずです。
 古市(takechi)さんのメール
--- ここから ---
さて、22日のhot corner、binary hackの話題のときに、「ホワイトマジック」
「ブラックマジック」として、例にXOR3連発を挙げていらっしゃいましたが、
その他にもこの手のネタは豊富にあるんでしょうか? こういうのを集めた書籍
なんて面白そうだと思い、メール差し上げた次第です。
--- ここまで ---

 「ハッカーのたのしみ」にあるのは、アセンブラの勉強ですぐわかる程度の
ビット操作じゃないんです。
 どうして、こんなのを思いつくのか、実際に詳しい解説をされてコードをみ
てもなお、なんで動くんだろうと思うようなテクニックが満載。
 和田先生やガイ・スティール・ジュニアが本書を絶賛というオビがついてま
すけど、目次がアマゾンの紹介にはないので、探したら、
http://www.bk1.co.jp/product/2482678/review/377386
にありますね。これで雰囲気をつかんでください。

 ガイ・スティールは、アメリカの誇るベスト&ブライテストの一人。
 Common Lispとともに広く使われているSchemeの設計・開発者の一人だし、
Javaの設計者の一人でもあります。
 Common Lispの仕様をまとめた人物でもあり、初代ハッカーズディスクショ
ナリの編纂など、自分がハッカーであるだけではなく、ハッカーの仕事をまと
めて後世に伝える重要な仕事もしてきた人。いまは、SunでFORTRANを葬り去る?
新しい言語Fortressを研究しています。
http://research.sun.com/people/mybio.php?uid=25706http://en.wikipedia.org/wiki/Fortress_programming_language
Fortress (programming language)
を参照。
 和田英一先生は、いわずとしれた日本最初のハッカーであり、スーパーハッ
カー。昔のbitの別冊で日本の計算機の黎明期の話があって、和田先生は、自
己書き換えコードのエディタなど作ったりしてたんですね。いまから50年前の
当時の計算機って、パラメトロン計算機ですよ。何か知らない人は、勝手にグ
グってください。
 と思ってググったら、和田先生のウェブページに行きました。\(^O^)/
http://www.iijlab.net/~ew/index-j.html
にPC-1ってあるでしょ。それが東大で作ったパラメトロン計算機。1語が18ビ
ットで、メモリがたったの512語。1語16ビットの現代に置き換えると、512語
(word) = 1024バイト。そういう世界で和田先生はプログラミングをやってた
わけですね。
 いまの30歳以下の計算機屋やソフト屋は知らない世界だと思うけど、ひょっ
として40歳以下でも知らないかな。おれも文献でしか知らないんだけど、
http://www.iijlab.net/~ew/pc1/pc1.1.pdf
はPC-1のハードウェアがどういうものがわかる解説。
 昔の人はすごいね。何もないところからこういうもの作るんだもの。割りだ
しという言葉も懐かしいし、PC-1は世界初のマルチプログラミングをやった計
算機だったかもしれないんですね。
 俗にいうIT企業でPerlやRubyでCGIばかり作ってる人とか、ネットワークの
お守りばかりやっててつまんない人は、こういうの読むとリフレッシュされる
んじゃないかな。
 「ないなら作る」。これと「何でも面白がる」。これがハッカーの精神で一
番重要なことでしょうね。
 あ、そうそう、ハッカーのためのキーボード。Happy Hacking Keyboardの設
計も和田先生ですね。これもないなら自分で作るの精神ですね。

 「ハッカーのたのしみ」にある和田先生の序文から少し。どういう本か雰囲
気つかめるかな。
--- ここから ---
 当時はもちろんマシン語であった。以下の例はC言語だが、例えばasciiコー
ドの0から9、aからfを入力し、対応する16進数を出力する関数は、(0から9の
コードは48から57、aからfのコードは97から102なので)常識的には、

c2n(x)
 { return x-(x&64?87:48); }

と書くであろう。しかし私は、

c2n(x)
 { return x%87%48; }

と書きたい。(%は剰余をとる演算)実はこういう精神が本書に漲(みなぎ)って
いるのである。
--- ここまで ---
 以下、和田先生が本書で注目したテクニックの感想をいくつか述べてらっし
ゃるのですが、おれも知ってるのがあった。
--- ここから ---
 32ビットの語が32個の32×32の行列がある。これを転置したビット列を作る
には、n=0,1,2,3,4について、2^n×2^n(中村注:2^nは2のn乗の意味。本では
ちゃんと2の右肩にnがある)の行列を要素とする2×2の行列を全ビット領域で
絨毯爆撃よろしくそれぞれ転置する。ビットマップの回転もそうやったっけ。
[7-3節の項「32×32のビット行列の転置」] 
--- ここまで ---

 そうです。和田先生。ビットマップの回転もそうやるんです。この話、和田
先生ご自身が、bitでいつかお書きになってたと思います。
 ぼくがそれを知ったのは、もう廃刊になりましたがアメリカの有名なパソコ
ン雑誌BYTEの中でも特別の価値をもつ「BYTE 1981年8月号」。この号は、
Smalltalk大特集号だったんです。
 SmalltalkはそれまでXeroxのPARC(パロアルト研究所)のベールに包まれてい
て、詳細がわからなかった。ところが、この号で世界にその全貌が公開された
んです。それで、世界中の研究者がこの号を入手したというほどの号です。
 ぼくもこれが九大工学部情報工学科の学科図書館にあるのを知って、借りて
読みました。
 Smalltalkは、ハードソフト一体のマシンでしたから、ハードからソフトま
でいろんな記事が載っていたんですが、その中にSmalltalkマシンのビットマ
ップディスプレイの解説記事がありました。そこにビットマップの回転の説明
があり、そこでこのアルゴリズムの紹介があったんです。
 記事には、ミッキーマウスのビットマップを左か右に90度回転させる連続
写真があって、写真が載っていたこともあって、視覚的にもわかりやすく、途
中ぐちゃぐちゃになったミッキーの絵が、最後はちゃんと横倒しになるので、
すごい不思議なマジックをみせられた気になりました。
 余談だけど、ビットマップ処理といえば、BitBlt(ビットブリット)という演
算を使います。Windowsにもあって、実装は、スタック上に処理コードを展開
して、どの演算を使うかのコードを埋めて処理する自己書き換えコードだった
と思います。スタック上にコードを展開するのは、昔と違って、プログラム領
域の書き換えは、プロセッサとOSが監視していて禁止しているからで、スタッ
クならそれが可能ということですね。

 とんこうさん。
>XORを使ったものにグレイコードがありますね。交番コードとも言います。

 本書にもグレイコードが出てきます。次の数になったときの変化が1ビット
だけなので、センサの世界ではよく使われるんですってね。
http://www.i.h.kyoto-u.ac.jp/~tsuiki/bit/gray.html
立木秀樹「グレイコードと実数」
をみると、実数のグレイコード展開なんてのもあるんですね。
 いやあ、ビットの世界は深いわ。

 実は、本書「ハッカーのたのしみ」で一番、こいつらどういう頭しとるんじ
ゃと思ったのが、第12章の「数の表現のための一風変わった基数」。
 -2進数なんてのが最初に出てきて、どういう世界だこれはと思うのですが、
さらに驚くのは、-1+i進数の世界。つまり複素数進数の世界もあるんです。\(^O^)/
 1940年にはベル研で、複素数計算器が作られていたのも驚くし、4進虚数な
んてもあって、なんじゃそりゃ。そこらのハードSFよりすごいな。

 「事実は小説よりワイキキなり」(Copyrigt (c) 中村正三郎)。\(^O^)/

乳の詫び状(2006/12/26)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: PDFにはしおりをつけよう! アウトライナー出荷開始
---
 PDFにしおりを自動作成するソフト「アウトライナー」が本日出荷開始とな
りました。詳しくは、
http://www.antenna.co.jp/mpd/
をどうぞ。

乳の詫び状(2006/12/25)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 「はじめてのAIプログラミング」小高知宏著
---
副書題が「C言語で作る人工知能と人工無能」となっていますね。

ちなみにオーム社のサイトから・・・
http://ssl.ohmsha.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?&ISBN=4-274-06664-9
で、概要を知ることができるかと思います。

===
標題: Re:「はじめてのAIプログラミング」小高知宏著
---
 大槻さん、情報ありがとうございます。
 目次をみたら、けっこうまともそうにみえるので、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274066649/showshotcorne-22/ref=nosim
小高知宏著「はじめてのAIプログラミング―C言語で作る人工知能と人工無能」
で注文してみました。府中の本屋あたりじゃ、おいてなかった。

中村(show)

乳の詫び状(2006/12/24)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ハッブル望遠鏡、すばる望遠鏡
---
 本日は、クリスマスイブだそうです。
 日本各地でキラキラのイルミネーションを競っておりますが、やはり性夜、
あ、間違えた、聖夜にふさわしいのは、自然が生み出した本物のイルミネーシ
ョン、星々の輝きでしょう。
 そこで今回は、日本が誇る世界最高レベルの望遠鏡すばると、人類初の宇宙
望遠鏡ハッブルがとらえた星々の荘厳、華麗、摩訶不思議な世界をご紹介いた
します。

 予算がなくてハッブルは修理できないかと思ったら、やっとスペースシャト
ルを飛ばして修理できるそうで、もう少し寿命が伸びそうですね。
 ハッブルがとらえた星のカラー写真を手軽に楽しむなら、なんといっても岩
波新書にある野本陽代の3部作です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004304997/showshotcorne-22/ref=nosim

野本陽代, ロバート ウィリアムズ著「カラー版 ハッブル望遠鏡が見た宇宙」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004306914/showshotcorne-22/ref=nosim
野本陽代著「カラー版 続・ハッブル望遠鏡が見た宇宙」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004309182/showshotcorne-22/ref=nosim
野本陽代著「カラー版 ハッブル望遠鏡の宇宙遺産」
をどうぞ。
http://www.astroarts.co.jp/news/2004/03/09v838mon/index-j.shtml
ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた、ゴッホ作「星月夜」の宇宙版
も、面白い記事です。
http://hubblesite.org/newscenter/archive/releases/
News Release Archive: Entire Collection
に行くと、画像が「あとは能登から大和奈良」。\(^O^)/
 中には、
http://hubblesite.org/newscenter/archive/releases/galaxy/2006/55/image/a/format/zoom
のようにズーム可能な画像があって、これは、Google Maps的Ajax的非同期ロ
ーディングをやっているので、とても自然にズームやスクロールができて気持
ちいいものです。
http://hubblesite.org/newscenter/archive/releases/galaxy/2006/46/
も、とてもトレビアンに美しい。
 ハッブルのサイトは説明が英語ですし、英語がわかってもそれなりに専門的
な解説が長文であるので、苦手な人は、前述の野本さんの3部作で楽しんでく
ださい。

 すばるを知らない人は、これは世界的に非常に重要な成果を上げている日本
が誇る望遠鏡であることをまず知っていただきたいと思います。たとえば、
http://subarutelescope.org/Pressrelease/j_index_2006.html
には、観測成果がありますが、
「最も遠い銀河の世界記録を更新」−宇宙史の暗黒時代をとらえ始めたすばる
望遠鏡
や
すばる望遠鏡、127億年前の宇宙に超巨大ブラックホールを発見
などは、一般の人にも理解しやすい成果でしょう。
 すばるのほうは、野本3部作のような手軽でかつ楽しめる本がないようで残
念なことです。
 その代わりといってはなんですが、
http://subarutelescope.org/Gallery/j_index.html
すばるギャラリー
http://www.subarutelescope.org/Gallery/j_pressrelease.html
すばるギャラリー すばる望遠鏡による天体画像
http://subarutelescope.org/Gallery/j_hdtv.html
すばるギャラリー 高感度ハイビジョンカメラによる画像
でお楽しみください。

 クリスマスも近づき、街にはイルミネーションが輝いています。
 イルミネーションもいいのですが、星たちの美しさはまた格別です。
 これらの写真を観ながら、星降る夜の不思議に想いをはせてはどうでしょう
か。


 中村、なんかお前らしくない上品な記事だな。
 たまにはね。\(^O^)/

<ここで、読者のみなさまにお願い>
 できれば、この記事を読むときは、音楽は、かつての名FM番組、城達也さん
の「ジェットストリーム」においてナレーションのときに流れるあの音楽で、
そして城達也さんのナレーションを思い浮かべながら、お読みください。\(^O^)/
 曲名知らんのか。
 はい。すみません。^^;
 ロンリー、ロンリーとかいうんだよ。
 お前も知らんのか。
 はい。すみません。^^;
 とにかく、ジェットストリームの音楽とナレーションを思い浮かべながら、
もう一度お読みくださればと思います。
 亭主関白、あ、間違えた。亭主軽薄、あ、また間違えた。亭主敬白。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 須田慎一郎著「下流喰い―消費者金融の実態」
---
 テレ朝のサンデープロジェクトでは、どうも田原総一朗は、須田慎一郎より
財部誠一をかわいがってるみたいにみえるけど、ジャーナリストとしては、お
れは須田慎一郎のほうがはるかに上。というより、財部誠一は、ジャーナリス
トではない。
 いい言い方をすれば、企業、経済のいいところだけ見て伝える。悪い言い方
をすれば、ちょうちん持ち、太鼓持ち。
 闇に迫り、闇をえぐろうとしないジャーナリストはジャーナリストではない。
 その点、須田慎一郎は闇をえぐりに行く。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480063250/showshotcorne-22/ref=nosim
須田慎一郎著「下流喰い―消費者金融の実態」
は、すごく参考になった。
 いやあ、サラ金でちょろっとつまむと、骨の髄までしゃぶられまくるね。
 女ならソープや売春、男なら新宿2丁目でアナルセックスさせられるくらい
なら、まだいいね。\(^O^)/
 すごい世界だよなあ。多段階蟻地獄。
 ほんとの蟻地獄って、エサを食べたら、というか、獲物の体液?血液?を吸
い取ったら、ポイっとすり鉢上の巣から放り出すじゃない。
 でも、サラ金地獄は、最初の巣の下にさらに怖い蟻地獄の巣があって、そこ
に落とされる。でもって、さらにしゃぶられる。で、そこでしゃぶるだけしゃ
ぶったら、さらにその下にもっと怖い蟻地獄があって、という具合に無間地獄
ってこういうことかの世界。
 ドコモやらの携帯電話でクレジット機能がついて便利便利なんてやってるけ
ど、そうやって蟻地獄に堕ちるカモを増やしているんだよね。ひっかからない
ようにしようっと。
 サラ金業界がどうやって儲けているか。そして上限金利の引き下げにどうや
って抵抗しているか。はたまたメガバンクが、それまでゴミと行内でささやい
てクソバカにしていた一般個人相手に収益を上げなければいけなくなって、サ
ラ金を買収して傘下に置くようになったかなど、幅広く克明にこの地獄の様相
を活写しています。
 もうね、借りたくない金でも貸してしまうテクニックが、人間の弱さ、心理
が突いたやり方で、やっぱ、うまいなあと感心するね。
 その現状に憤る須田慎一郎の「「ご利用は計画的に」ではなく、「貸し出し
は計画的にだろう」は至言ですね。

 本筋からは離れるが面白いエピソードが最後にある。
 須田慎一郎が夕刊紙(夕刊フジだろう)の連載で、こんなサラ金を傘下におい
て金儲けしようなんて、天下のメガバンクがやることじゃないだろうと、実際
はもっと上品な「いかがなものか」程度の書き方で、メガバンクの姿勢をたし
なめたら、全広告を引き上げるなどという圧力が広告代理店からかかったそう
な。メガバンク担当の広告屋といえば、まあ、電通か博報堂クラスでしょう。
 須田が確認すると、当の銀行の担当者は、どうもほんとにそんな圧力があっ
たなんて知らなかったみたい。そうなら、ほんとに広告屋の犬ぶり(犬には申
し訳ないけれど)は、どうしようもないね。
 サラ金ばかり白眼視されるけど、世間的にはイメージもそこそこよくて立派
なカード会社のキャッシングだって金利なんかサラ金と同じだもんね。
 キャッシングは即蟻地獄への入り口ですね。
 ドコモやらのおサイフ携帯も蟻地獄の入り口にみえますね。
 ああいうサービスを流行らせるなら、高校生くらいまでに表経済と裏経済の
常識的な話は教えておかないとね。
 そういえば、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872902343/showshotcorne-22/ref=nosim
ゲーリーE.クレイトン著, 大和総研教育事業部監修, 大和証券商品企画部訳 
「アメリカの高校生が学ぶ経済学」
は、まだ買ってくれている人が何人もいます。
 まさかおれの紹介だから買うわけじゃないだろうけど、推薦しておいてなん
だが、そんなにいい本なのか。\(^O^)/
 いや、いい本だと思います。で、一通り、表経済を学んだら、本書「下流喰
い」のような裏経済の世界も学ばないと足元すくわれますね。
 光と陰。陰と陽があって宇宙、世の中、人間ですからね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: トヨタ絶望工場の世界は30年経っても続いているのか
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/10/06/549995
噂の闘論外伝
で、「いま、「噂の闘論外伝」の告知がトップページにあるけど、リンクをク
リックすると、トップページではその下に告知がある「株サイゾー」の紹介に
飛ぶぞ」と書いたが、あのあと、サイゾーのサイト管理者にメールしたら、紹
介が遅れたけれど、
--- ここから ---
お問い合わせいただきました件ですが、
サイゾー10月号別冊「噂の眞相 闘論外伝」ですが、在庫切れとなっておりま
す。
大変申し訳ございません。

重版予定もございませんので、ご了承くださいますようお願いいたします。

また、

>  サイゾーの巻頭特集のページ
> http://www.ultracyzo.com/cyzo/contents/0611/tv7crime/index.html
> のタイトル(HTMLでいうHEADのTITLEの内容)がいまだに10月号の「間違いだら
> けの会社選び」になっています。

こちらに関しましては、早急に対応いたしましたので
下記URLよりご確認ください。

http://www.ultracyzo.com/cyzo/contents/0611/tv7crime/index.html

この度はご迷惑をおかけいたしまして大変申し訳ございません。

今後とも宜しくお願い申し上げます。
--- ここまで ---
などというメールが来ていました。もう買えませんね。
 「噂の闘論外伝」では、田原総一朗も筑紫哲也もテレビじゃないし、岡留さ
ん相手だから、かなり自由奔放にしゃべっていて面白いのですが、最後の佐高
信との討論ではスポンサータブーのことが語られていて、佐高信が、鎌田慧の
代表作であり、30年前に出版されたときに社会に衝撃を与えた傑作ノンフィ
クション、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061830961/showshotcorne-22/ref=nosim
鎌田慧著「自動車絶望工場―ある季節工の手記」(文庫) 
の元々のタイトルは、「トヨタ絶望工場」だったのが、スポンサータブーだ
というので、出版直前になって当時の版元だった徳間書店から泣きが入って
「自動車絶望工場」になったという話を披露しています。
 トヨタは大大大大スポンサーだから、民放テレビではトヨタ批判はタブーだ
し、新聞もそう。トヨタのセクハラスキャンダルとかリコール隠しとかは、三
菱自動車なんてのに比べると、新聞も小さな扱い。目立たないように、でも、
一応報道はしましたというアリバイ作り的に、夕刊のベタ記事だったりしてね。
 「すべての国民は法の下に平等」が法の原則であっても実態がそうじゃない
ように、「すべての企業・国民は報道の下に平等」が報道の原則であっても、
実態はそうじゃないんですよね。
 そういえば、
http://www.ultracyzo.com/cyzo/contents/0610/index.html
サイゾー2006年10月号
には、「間違いだらけの会社選び」と題して、表紙には「良い会社の悪いウワ
サ」と大書して、有名企業のイメージと実態の落差を特集してます。その中に
トヨタもあります。
 で、なぜ、トヨタ絶望工場のことを思い出したかといえば、先日、
http://www.nhk.or.jp/gendai/
NHKのクローズアップ現代
で外国人研修制度の悪用を取り上げていたからです。

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2006/0611-5.html#wed
11月29日(水)放送「歪(ゆが)められた外国人研修制度」

 放送では、愛知県の大手自動車メーカーなどという言い方をしていましたが、
トヨタでしょうね。下請企業は、トヨタから非常に厳しいコストダウンを迫ら
れているため、また好況で人が集められないため、外国人研修制度を悪用して
いると。どういうことかというと、海外からの研修生を労働基準法の半分以下
だったか、かなりの低賃金で、かつ狭いところに何人も住まわせてこき使って
いる実態をやっていました。
 「自動車絶望工場」から30年経ってもまだこういう世界なんですね。
 国は単純労働者を認めない方針。日本人の職を奪うからだろうが、建前とは
裏腹に実態としてはもう職は奪われているんだよね。
 そして国がこういう外国人をまともに扱わないから、研修生を斡旋する業者
がヤクザなどとつながっていたり、外国人も人間扱いされないから犯罪に手を
染めて地域社会の不安定さも増すし、地下経済や地下銀行やらアンダーグラン
ドの世界も広がるわけで、国も企業も地域住民もメリットがほとんどないと思
うんだけどね。
 いまのやり方が−10なら、やり方を変えればプラスとはいわなくてもー1
くらいにはなるんじゃないか。

 なお、
http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=20243121606
週刊ダイヤモンド2006年12月16日号
は、「自動車依存シンドローム」という特集。この中にトヨタ依存から抜け出
そうとしている下請け企業の話もありました。
 トヨタもかわいそうといえばかわいそうな面もあって、なんか困ったら、自
治体からなんからみんなトヨタ頼み。お金頂戴お金頂戴。いい人材送り込んで
教えて頂戴。ま、最後はトヨタがなんとかしてくれるという、さもしいおねだ
り乞食根性の奴らばっかり。トヨタもいい迷惑だね。
 そういえば、郵政公社のトヨタカンバン方式導入はどうなったんだ。

乳の詫び状(2006/12/23)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: 東芝対サントリー戦、指定席完売
---
 1月6日、味の素スタジアムである東芝対サントリー戦。
 ローソンにチケットを買いに行ったら、指定席は完売でした。\(^O^)/
 まさか自由席の当日券がないとは思えないけど、味スタまで行ってなかった
らいやなので、自由席を買いました。
 人気の両チームだし、現在、リーグの1位と2位の対戦だし、何より両チー
ムとも東京都府中市に本拠地を置く府中ダービーだから、前売り好調なんでし
ょう。
 東芝もサントリーもプレーオフに進むベスト4以内は間違いないので、この
試合で優勝がどうのこうのは関係ないんですが、現在のトップリーグの看板マ
ッチですから、試合が楽しみ、楽しみ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 政府税調本間会長辞任
---

真偽未確認だけど毎日新聞の記事によれば80年代,まだそれほど
名前の売れていないタケナカを阪大の助教授にひっぱったのがホ
ンマで,それからずっとなぁなぁの関係らしい。今回の人事はタ
ケナカの恩返し(?)の面もあったのかも。

アベが政治家としてスジが悪いな,と思うのは,スキャンダルが
問題になってからも「職責をまっとうしていただきたい」とか言っ
てかばったあたり。税金で建てた豪勢な公舎に安い家賃で愛人か
こってるみたいなヤツが「職責をまっとうして」決めた税金を,
納税者が文句も言わずに唯々諾々と払うと考えちゃうんだもんね。

あとインタビューで同じ言葉(今回は「一身上の都合」)をオウ
ムのように繰り返すのも頭悪げだし。

ベ@ワーキングプア

===
標題: Re: 政府税調本間会長辞任
---
 週刊新潮のスクープじゃなくて、週刊ポストのスクープだそうですね。
 それと、レーガノミクスじゃなくて、サッチャー改革のほうですね。
 ともかく、本間氏は、都心の宿舎なんか売り飛ばせという答申をまとめた張
本人なんだってね。それが、入居してるんだもんね。
 そんなのが税制やら社会保障やらをいっても説得力ないもんね。
 安倍ちゃん、財務省やら関係者の反対を押し切って本間氏を政府税調の会長
に任命したそうだけど、それに反発した財務省関係のリークらしいですね。
 週刊ダイヤモンドには、名前まで出てましたけど。
 ま、増税路線の財務省にとっちゃ、この前まで味方だった奴が裏切ったって
ことで、粛清したってことでしょうね。
 ま、ロシアみたいにポロニウムで暗殺されないだけマシだったか。\(^O^)/

 景気回復で増収になって、プライマリーバランスの改善が予定より早く達成
できそうなんだってね。そうなると消費税増税ができなくなるから、、増税し
たい財務省にとっては、国が破綻すると言い続けてなんとか増税したいんでし
ょうね。

乳の詫び状(2006/12/22)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 吉田武「はやぶさ 不死身の探査機と宇宙研の物語」
---
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980158/showshotcorne-22/ref=nosim
吉田武著「はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語」(幻冬舎新書) 
が出ていました。
 まだ、「はじめに」と「おわりに」を読んだだけだが、それだけでもう感動
して泣いちゃった。
 オビや表紙裏の文章を引用。
「日本の独創が宇宙を制した 2005.12.10 小惑星イトカワにタッチダウン!」
「史上初の記録を連発する「はやぶさ」」
「小惑星の精密画像に全世界が熱狂した」
「気鋭の著者が、科学者としての冷静な眼と教育者としての情熱を捧げて綴る
 満身創痍の探査機を操る不眠不休の男たちのドラマ」
「世界は「はやぶさ」の無事帰還と「はやぶさ2」の誕生を待っている」
「世界88万人の夢を乗せて、我らが探査機「はやぶさ」は太陽系誕生の鍵を
握る、小惑星イトカワへと旅立った。果たして表面の物質は採取できたのか。
本当に地球に帰還できるのか。3億キロの彼方で繰り広げられた人類史上初の
大冒険を伝える感動と興奮のサイエンス・ノンフィクション。独自のロケット、
独自の探査計画で世界中の研究者を驚かせ続けている異能集団「宇宙研」の歴
史を辿り、その独創性の秘密に迫る」

 いま、これ以上、いうことはありません。
 絶体絶命から驚異の粘りで奇跡の連発。はやぶさチームの奮闘は危機管理の
見本でもあります。
 とにかく、一人でも多くの人に「はやぶさ」と宇宙研の奮闘を知っていただ
きたい。さらに、「はやぶさ2」など、さらなる研究に予算がつくことを応援
してほしい。
 なにより、「はやぶさ」が生きて帰ってくることを願ってほしい。
 ほんと、なんで、おれは、スタートレックのQみたいに飛んでいけないのか
ね。

参考:
http://www.google.com/custom?domains=iiyu.asablo.jp%3Bwww.asahi-net.or.jp&q=%82%CD%82%E2%82%D4%82%B3&sa=%8C%9F%8D%F5&sitesearch=iiyu.asablo.jp&client=pub-8265382438304350&forid=1&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 政府税調本間会長辞任
---
 都心にある公務員宿舎の豪華批判など吹き上がっている最中に、週刊新潮の
スクープになるのかな。政府税調本間会長が 妻以外の女性(北新地のママら
しいが)と暮らしていたというので、紛糾して、辞任しましたね。
 安倍ちゃんの任命責任も追及されてますね。安倍ちゃん、小泉の食い散らか
しの尻拭いと失点ばかりだね。
 それはそれで任せておくとして、おれ、日本の経済学者って、どうしてこん
なのばっか表に出てくるの?と思う。
 妻以外の女性うんぬんはどうでもいい。
 おれがあきれるのは、本間って、この前まで財務省サイドの財政再建路線だ
ったそうですね。それが、政府税調会長の椅子を目の前にぶら下げられたら、
成長路線に転向。
 いまごろレーガノミクスなんて思うし、何より、
「本間、お前の学問って何だ。ポストひとつでころころ変わる程度のクソ学問
なのか」
と問いたいね。
 そういえば、本間を税調会長に推したらしい竹中平蔵が、村上ファンドで儲
けた福井日銀総裁の次の総裁という話が出回っているようですね。
 なんだかなあ。
 結局、経済学者って、ポストを利用して甘い汁を吸う、あるいは国を食い物
にする連中だってこと?

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: バイナリ・プログラミング、バイナリ・ハック
---
 Binary 2.0なんて集まりがあるのね。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061216/257100/
「PS3上のLinuxをWiiリモコンで操作」---Binary 2.0 カンファレンス2006よ
り

 コンピュータがある以上、こういうシステムの中をえぐるプログラミングは、
絶対に重要。悪用するとどうのこうの以前に、技術屋であれば、ブラックボッ
クスの中身を知るのは絶対的に重要なこと。
 その意味で、こういう会合があるってのは、とてもいいことです。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061108/253099/?ST=oss
時代はバイナリ?低レイヤー・プログラミングの楽しさ

 低レベルプログラミングというと、単に技術水準が低いプログラミングにな
るので(苦笑)、低レイヤー・プログラミングといってるんだろうね。
 初めて知ったが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4873112885/showshotcorne-22/ref=nosim
高林哲, 鵜飼文敏, 佐藤祐介, 浜地慎一郎, 首藤一幸著「Binary Hacks ―ハ
ッカー秘伝のテクニック100選」
という本もあるのね。
 バイナリ・ハックというからには、2進数であることを駆使したビット演算
プログラミングのハックかと思った。
 でも、目次をみると、彼らがいうバイナリ・ハックは、そういう意味じゃな
いのね。オブジェクトファイルを操作したり、コンパイラ、リンカ、アセンブ
ラ、ローダ、プロファイラ、デバッガなどのツールのTips集みたい感じね。

 ここにあるような話よりもっと面白いのが、2進数のビット演算のハック、
ほんとのバイナリ・プログラミング、バイナリ・ハック。
 本物のハッカーがどういうバイナリ・ハックを築いてきたか、驚異のプログ
ラミングテクニックを知りたい人は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434046683/showshotcorne-22/ref=nosim
ジュニア,ヘンリー・S. ウォーレン著,  滝沢徹, 赤池英夫, 藤波順久, 鈴木
貢, 葛毅, 玉井浩訳「ハッカーのたのしみ―本物のプログラマはいかにして問
題を解くか」
が必読。
 おれ、25年くらい前に管理工学研究所に就職したとき、ビット操作のテク
ニックって全然知らなかった。かの有名な、XOR3連発による一時変数なしの
データ交換すら知らなかった。
 当時は、日本語入力ソフトの松茸や日本語ワープロの松、新松などアセンブ
ラで書いていた。で、データ交換用のマクロ定義にXOR3連発があって、何を
やっているのか全然わからなかった。
「え、中村。お前、そんなのも知らないの?」といわれて、恥ずかしかった。
 以来、勉強したら、少しはわかるようになったかというと、全然(泣)。
 わはは、ま、一応、謙遜ですけど。
 嘘、こけ。まるっきり、事実だろ。\(^O^)/
 さすがに2の割り算はシフトでやるくらいは知ってたけど。^^;

 ともかく、そんなおれだから、「ハッカーのたのしみ」は驚異の世界。XOR
3連発なんて、初歩の初歩の初歩の初歩。
 ビットの魔術を知りたい人は、ほんとに必読。
 おれなんか、理解できずに、全部、忘れたけどね。\(^O^)/

 とにかく、プログラミングってね。こういうハードウェアの命令レベルに近
いところと、LispやProlog、最近の流行りでいえば、HaskellやCleanなどの関
数型言語のように抽象度の高いところを学べば、あとはなんとでもなるのよ。
 ほかの、CやC++やJavaやJavaScriptやPerlやRubyやPythonなんて、全部、そ
の中間だからね。
 慶応大学教授かつLispハッカーの故中西正和先生の持論は、「プログラミン
グの最初にアセンブラとLispを教えるべし」でした。BASICとかそんなのでプ
ログラミング入門をして、変な癖がつく前に、アセンブラとLispだけやれば、
あとはなんとでもなるということ。
 抽象度の高いプログラミングマジック、たとえば、高階関数とか無限リスト
とかユニフィケーションとか各種の効率的なソートや探索アルゴリズムやAI的
アルゴリズムがホワイトマジックだとすれば、「ハッカーのたのしみ」にある
バイナリ・ハックは、ブラックマジック。
 ホワイトマジックとブラックマジック、双方に精通してこそ、真のマジシャ
ンですからね。

XOR3連発を知らない人は、
http://ja.wikipedia.org/wiki/XOR交換アルゴリズム
をどうぞ。

 あ、もう朝の6時になりそうだ。一眠りして、会社行ってバイオのソフト書
かないと。年内早く仕事を済ませたい。
 いまやってるのは、グラフ探索、OWL/RDFの操作とか、そういうのばっかだ
から、バイナリ・ハック、全然、関係ないです。^^;
 グラフといっても、棒グラフや円グラフのグラフじゃなくて、有向グラフや
DAGやトポロジカルソートでいうときのグラフ。ネットワークといったほうが
いいかな。インターネットなどの通信のネットワークとはまたちょっと意味が
違うな。用語の意味って難しいね。

 Lispなど抽象度の高い高水準言語で、バイナリ・ハックが関係ないかといえ
ば、そうともいえませんね。高速なライブラリの実装は、低レイヤのハックが
必要ですもんね。
 たとえば、FranzのAllegro Common Lisp用の超高速RDFデータベースAllegro
 Cacheで使われているCommon Lispで書いたB+ツリーのエンジンやテキスト処
理は、低レイヤプログラミングを駆使しているみたいですもんね。
http://www.franz.com/support/tech_corner/btree-121306.lhtml
High Performance Btree Module Now Available
http://www.franz.com/support/tech_corner/read-line-variants-071406.lhtml
Space-efficient variants of read-line

 RDFもトリプルの数が10億個くらいになると、はんぱな量じゃないからね。
Allegro Cacheはそんな世界でも実用的に動くのがウリだそうです。Oracleな
どの通常のデータベースじゃ、数百万か数千万個くらいで、もう動かないそう
ですからね。
 この前のLispセミナー初日の夕方。懇親会の会場に行く道すがら、Franzの
Jansさんと話してたら、彼は、前述のどうやって効率的なB+ツリーエンジンを
作ったかの話を少ししてくれました。それが公開されたということですね。
 おれもノードが100万個くらいあるツリーを作ったりしてるけど、何をやる
にも時間がかかって、面倒。
 バイオの世界って、データが膨大だから、32bit、メモリ2GBなんてマシンで
も、なんかね、8bitのマシン、64KBのメモリで10MBのデータをどう料理しよう
かなとやってる感覚。
 先祖がえりですね。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ゼンリン、旅の思い出を"雑誌"にできる!「旅自慢」
---
 地図で有名なゼンリンが、旅の思い出を簡単に雑誌にできる誌面作成ソフト
『Magazine Press 〜旅自慢〜』を出しています。詳しくは、
http://www.zenrin.co.jp/news/061116.html
旅の思い出を"雑誌"にできる! 簡単誌面作成ソフト『Magazine Press 〜旅
自慢〜』
をどうぞ。
 上記ニュースリリースにあるよう、これにアンテナハウスのPDF Driverが使
われています。
 詳しくは、
http://www.antenna.co.jp/pdv/
PDF Driver
をどうぞ。その他PDF関連製品は、
http://www.antenna.co.jp/PDF/
PDF製品総合案内
をどうぞ。

 ゼンリンといえば、いまは大きな立派な会社になりましたが、亡くなった父
によれば、s昭和30年ごろ?は、小倉の九州歯科大学の近くの木造家屋の2
階?にあった小さな会社だったらしいです。
 ぼくは小学校のとき、九州歯科大学に通っていた時期があって、あとからこの話を聞いて、へえぇ、あの辺が創業地なのかと思いました。

中村(show)

===
標題: Re: ゼンリン、旅の思い出を"雑誌"にできる!「旅自慢」
---
 旅の思い出かぁ。
 人に見せられないような写真で埋め尽くされそうだな(ふはは)。(^^;)

                            穂高

===
標題: Re: ゼンリン、旅の思い出を"雑誌"にできる!「旅自慢」
---
思い出に勝った記念馬券(ハズレ)
思い出に勝ったグランプリ車券(1−2−4着でハズレ)
思い出の記念舟券(転覆失格でハズレ)
思い出の記念車券(落車で鎖骨骨折しながらゴールに入るもハズレ)

こういうのが思い出?

--
ばいりつどん

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: フジテレビ報道A、がんばれ、ザ・スクープ、日米密約、核疑惑
---
>TBSも、ボクシングの亀田なんてのをやる時間があったら、報道特集4時間
スペシャルくらいやってくれ!\(^O^)/

激しく同意。ちうか,懲りないのな,TBS。
自分等がどんだけボクシングと言うスポーツのリアリティを危うくしている
か,その自覚がない。フジの「報道A」はどこまでやるか・やれるか注目中。

べ@日テレのトヨタカップも歌はいいから早く試合をやれ,と。

===
標題: Re: フジテレビ報道A、がんばれ、ザ・スクープ、日米密約、核疑惑
---
TBSはバレーボールでも、ものすごい中継してたもんな。
生中継っぽく見せておいて引っ張れるだけ引っ張るっていう。

低視聴率で困ってる巨人戦もそんなかんじでやればいいんだよ。
点が取れない巨人の攻撃はダイジェストにして、得点が入った
ときはリプレイ多用で引き延ばす、っていう。

余談だが、巨人戦中継を減らすと発表したら日テレの株価が
どかんと上がった。みんな、正直すぎるぜ。

--
つばめどん

乳の詫び状(2006/12/21)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: やったぁ、渡辺竜王、3連覇\(^O^)/
---
 3勝3敗で迎えた第19期将棋竜王戦の最終第7局。
 渡辺竜王が佐藤棋聖を破って、3連覇の偉業達成。
 渡辺竜王、おめでとうございます。いやあ、すごいね。
 帰って、BS2の録画見ようっと。といっても、18時までしか放送がないか
ら、18時32分に終わった最後までは見られないんだけど。

 なお、佐藤棋聖にも一言。すばらしい熱戦ありがとうございました。
 佐藤棋聖は好きな棋士なんです。特に今期のタイトル戦出ずっぱりというあ
まりに精力的なご活躍は敬服しております。
 しかし、この竜王戦、やはり若い渡辺竜王に勝ってほしかった。3連覇を達
成していただきたかったのです。
 佐藤棋聖、申し訳ございません。
 来期こそ、羽生3冠からタイトル3つ取ってください。\(^O^)/
 いや、別に、羽生さんも好きな棋士なんです。でも、ファンとしては戦国時
代状態になったほうが面白いで、佐藤棋聖には羽生3冠からタイトル奪取をお
願いします。

 いやあ、これで、渡辺竜王がボナンザに負けたら、大大大ニュースだね。\(^O^)/

 最終局の様子は
http://live.shogi.or.jp/ryuoh/
第19期竜王戦中継サイト
の
http://ryuoh.weblogs.jp/
中継ブログを、棋譜は、
http://www.shogidojo.net/ryuoh/061221_watanabe-sato.html
2006年12月20・21日 竜王戦七番勝負第7局 渡辺明竜王−佐藤康光棋聖
をどうぞ。
 なんか、棋譜のほうは、アクセス殺到でつながりにくいようですね。

 やはり、若いチャンピオンが出ると、盛り上がります。若い奴らも将棋やっ
てみようかと思うでしょう。囲碁や将棋は、コンピュータゲームにない深さ、
品格があるもんね。
 囲碁なんて、欧米に研究者として留学しようと思ったら、必須の教養科目だ
と断言します。あっちの人は、日本人見たら、空手と囲碁ができるもんだと思
ってるから。\(^O^)/
 おれらが、新宿や六本木で黒人みたら、みんなジャズマンで楽器ができると
思うのと同じ。\(^O^)/
 山下洋輔さんも演奏ツアーヨーロッパに行けば、囲碁も打つわけだし。

乳の詫び状(2006/12/20)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 大分に新しいRingサーバ
---
 Ring Server Projectに久々に新しいサーバが加わりました。
http://www.hyper.or.jp/oita-oss/
大分県オープンソースソフトウェア研究会
がサーバを立ててくださいました。
 大分県の方々は、ぜひ、ご利用ください。

http://www.ring.gr.jp/
Ring Server Project

乳の詫び状(2006/12/17)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: CTM(ガウディ本)の翻訳決定。入門xyzzy
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/09/20/530673
にあるkimuraさんのコメントをみて思い出した。
 某社で、ガウディ本(おれが勝手にいってるんだけど)ことCTM
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0262220695/showshotcorne-22/ref=nosim
Peter Van Roy and Seif Haridi著「Concepts, Techniques, and Models of 
Computer Programming」
の翻訳が決定しています。
 でも、実際に日本語版が出るかどうかはまだわかりません。^^;
 出るとして、2008年夏かそれ以降かも。少なくとも丸1年以上先のこと
であることは確実。下手すると2年くらい先かも。出るまでわからないのがこ
の世界なので、もっと下手すると結局出ないかも。^^;
 目次を掲載したのは、翻訳の企画を通すのに、CTMの目次が必要だというの
で、まとめたものをせっかくだからと公開したものでした。

 kimuraさん。Lispセミナーでお会いしたとのこと。3歩歩くと忘れるニワト
リ体質なので(ニワトリには悪いけど)、覚えておりません。すみません。また
どこかでお会いしたらお声かけください。
 前述のような状態なので、いま、CTMを買っても決して損ではないです。
 あ、別の人、思い出した。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274066002/showshotcorne-22/ref=nosim
山本泰三, 日江政弘, 稲原知久, 佐野匡俊著「入門xyzzy」
の佐野さん。格闘家と思うほど大柄なのに、すごく控え目な方でした。
 xyzzyは、亀井哲弥さんが作られているWindows用Emacs風のエディタなんで
すが、搭載されているLispが、動的スコープのEmacs Lispではなく、正式な
Common Lispなんです。自分で、Common Lispの処理系を書いて、それでエディ
タも作ってらっしゃる。すごいですね。
 でも、
http://www.jsdlab.co.jp/~kamei/
びみょーにやる気のない謎のぺぇじ
とあるように、コードは書いてもドキュメントは書かないハッカーらしく?、
ドキュメントを書いてないので、
http://www.jsdlab.co.jp/~kei/xyzzy/
xyzzy page
で、赤塚さんという方がこつこつまとめてらっしゃった。
 でも、いまいち、全貌がわからなかった。
 で、「入門xyzzy」が出たので、「おー、xyzzyの全貌がわかる。それにこう
いうの買っておかないと、出版が次を出してくれない」というので即買いで買
ったんですよね。
 佐野さん、Lispセミナーの1日目におっしゃってくだされば、2日目には、
「入門xyzzy」をもっていってサインしてもらうんだったなあ。著者全員のサ
インをもらってくださいなどと強要したかもしれんが。\(^O^)/
 オーム社は、アスキーやインプレスが地味な(つまり売れない)プログラミン
グ関係、コンピュータサイエンス、ソフトウェア工学関係の本を出さなくなっ
たのと入れ替わるように、その辺に力を入れて出してくれているんですよね。
翔泳社もそうだね。

 ってなこと、どこかで書いたなと思ったら、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/21/81689
Practical Common LispのLispBoxと亀井さん作のxyzzy
に書いてますね。丸1年以上前のことなんだ。
 そういえば、「On Lisp」の翻訳出版はどうなったんだ。もう1年前に翻訳
出版記念講演みたいにしてLispセミナーで発表があったのに。
 これだから、翻訳が終わってもいつ出るかわからんのですよ、翻訳本は。
 CTMも翻訳は1年後までには終わるだろうけど、そこから実際に本屋の店頭
に並ぶかどうかが。万事うまくいってほしいのですが。

 関連して、魔術師本(SICPの翻訳) 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489471163X/showshotcorne-22/ref=nosim
Harold Abelson, Gerald Jay Sussman, Julie Sussman著、和田英一訳「計算 
機プログラムの構造と解釈」
のこと。
 そういえば、SICPの勉強会。Lipsセミナーの懇親会で出会った若い衆たちは、
来週は弾さんとこでやるといってましたね。弾さん、太っ腹。
 おれも行ければ行くと宣言したし、行く気まんまんだったけど、頭悪いから、
オントロジーの処理プログラムがうまく書けなくて仕事が終わらない。^^; 
残念でした。

 SICPとCTM(下のエントリでは、まだCTMCPと書いていますが)の比較は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/06/11/401548
魔術師本(SICP)、ガウディ本(CTMCP)。どっちを先に読むべきか
をどうぞ。
 それから、川合さんが作られたSchemeであるGaucheは、
http://www.shiro.dreamhost.com/scheme/gauche/index-j.html
をどうぞ。
 この前、紹介したけど、湯淺(湯浅)先生のJava用組み込みLispは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/11/28/973118
JavaでLisp
をどうぞ。

 アサブロ(ASAHIネットのブログ)はサブドメイン名が別個にあるし、
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/
ホットコーナーのウェブ
に、iiyu.asablo.jpをGoogleでサイト検索するボックスつけたら、ほんと便利。
 ま、Googleが俺様のためにやってくれたおかげだが。
 やってねえよ。誰でもできるよ。
 す、すみません。で、前記に行って、CTMかCTMCP、それとSICPでiiyu.
asablo.jpをサイト検索してみると、いろいろ出てきますので、どうぞ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 報道Aなど、報道番組がんばれ。ザ・スクープ、日米密約、核疑惑
---
 いつも批判的なことばかり書いているフジテレビだが、いまやっている「報
道A」には、がんばってほしい。もっと突っ込んでくれ。がんばってください。
 日テレの「報道特捜プロジェクト」やテレ朝の「ザ・スクープ」と競ってほ
しい。
 TBSも、ボクシングの亀田なんてのをやる時間があったら、報道特集4時間
スペシャルくらいやってくれ!\(^O^)/
 テレビ東京は、「ガイアの夜明け」がんばってください。

 この前の、「ザ・スクープ」は、沖縄返還時の日米密約にまつわる西山事件
や核持込疑惑の話。
 毎日新聞西山記者の歴史的大スクープで、政府は批判の矢面に立たされたが、
いま民主党の誰だっけ、元検事?の、あ、度忘れした、まあその人が「情を通
じて」うんぬんという作戦を立てて、すなわち、男女関係を使って国家的機密
情報を入手したということをリークしてから、世論は一転、西山記者への大批
判。日米密約など戦後の闇がうやむやになった事件。
 世論は、甘いね。政府など権力側とパンピー(一般ピープル)側は、人脈、資
金力、情報収集力などあらゆる面で、太陽と地球以上に違うのにね。そこから
機密情報をとってくるのがどれほど大変で時に命がけなことか。とれるなら、
男女関係なんかいくらでも使えって、おれは、思うけどね。
 ゴルゴ13も新しい町に行くと必ず女を抱いて町の情報を得てるし。\(^O^)/
 昔の隠密、忍者や草といったスパイも他国に侵入したら、まず売春宿などに
行って、情報を入手したというからね。
 見習って、おれも昔は歌舞伎町にはよく通ったもんよ。\(^O^)/
 お前、ぼったくられて、何の情報も得てないじゃん。
 す、すみません。\(^O^)/

 西山事件は、朝日ニュースターの「テレビウワサの真相」でも以前西山氏自
身が生出演でいろいろ語っていたが、アメリカの公文書にもあり、当時の外務
省の担当者も「あった」と証言しているのに、いまだに日本政府は密約はない
と言い張っているのは何だという話だった。いま、西山氏は裁判を起こしてい
る。それでどれだけのことが明らかになるのかどうか。
 密約とは、沖縄返還にかかわる費用で、表向きアメリカが払ったことになっ
ている金は、実は日本が払うという密約があって実際に払ったという話。日本
はいまも昔もアメリカの財布として重宝されているのは相変わらずだね。おれ
らの血税だけどね。
 結局、密約なんてのはいくらでもあって、ひとつを認めると蟻の一穴でダム
が決壊するがごとく真実があふれ出して政府がもたないってことですね。

 で、あふれてこまるのが、核など日米安保条約にまつわる密約だろうと。
 おれが中学生から高校生のころ、お嗤いだったのが、核持込疑惑。
 米軍が核を持ち込んでいて、非核三原則を破っているのではないかという疑
惑のこと。
 大体、当時、親日家で駐日大使だったライシャワーが核を積んだ船が日本に
来ていると公に発言しているだもん。それで上や下への大騒ぎ。自民党もバカ
なら社会党など野党もバカ。自民党と政府は認めないし、野党は非核三原則ば
っかり言いやがって。何やってんだ、こいつらの世界。
 茶番、お嗤いだよね。
 おれら中学生、高校生だって、たとえば、日本近辺で何かあったときに、フ
ィリピンだか、グァムまで米軍が核を取りに行くかって。行くわけがない。最
初から積んで日本に来るに決まってるじゃん。阿南君、橋本君、大島君など軍
事オタクは、そういってて、おれもそう思ったよね。
 政府・自民党の説明も社会党など野党の追及も虚構もいいとこ。何と虚しい
儀式を税金使って国会でやってるんだって。
 「「持ち込ませず」は軍事の原理上成立しないので、日本は非核二原則です」
って認めればいいのにってのが、当時のおれらの考え。
 あれから30年経っても認めてないもんね。
 いつまでこの虚構を政府・自民党、野党と国民は続けるつもりなんだろうね。
 安倍ちゃんも非核三原則の堅持だって。だから、ボンボンだとかバカにされ
るんだよな。

 かつては報道のTBSといわれた(ドラマのTBSともいわれた)TBSに戻ると、TBS
は、亀田をああやって煽れば煽るほど、逆効果だろう。
 いくら実力で勝っても、この前のことがあるから、「亀田はどーせ、TBSが
視聴率欲しさに金で作ったチャンピオン」といわれるよな。亀田もかわいそー
だけどね。

 どうせならTBS、大晦日、レコード大賞なんかやめて、夕方18時から除夜
の鐘まで、報道特集6時スペシャルくらいやれ!
 紅白や格闘技を超える視聴率だったりして。\(^O^)/
 なぜかというと、観てないと、来年、クビになるか貧乏になるか病気になる
か死ぬか、はっきり負け組に突き落とされる内容だったりして。アコギすぎる
か。\(^O^)/

乳の詫び状(2006/12/16)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: トップリーグ、東芝首位、サントリー2位キープ
---
 ジャパンラグビートップリーグ第10節。
 東芝が神戸製鋼に6点差で勝ち、首位をキープ。
 サントリーはNECを43-0の予想外の大差で破りました。
 前半早くに浅野主将が退場になったとはいえ、NECはどうしちゃったんです
ね。

 ところで、東芝の冨岡主将は、お父さんが亡くなったんですね。でも、試合
があるし、キャプテンだから福岡と東京をとんぼ返り。死に目には会えなかっ
たようですね。詳しくは、
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200612/rg2006121600.html
東芝が首位をキープ!主将・冨岡、亡き父との約束果たした!
をどうぞ。
 冨岡キャプテン。つらいよね。でも、大丈夫。お父さんもわかって送り出し
たんだから。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 将棋、竜王戦第6局。佐藤棋聖が勝って3勝3敗
---
 将棋、第19期竜王戦第6局。佐藤棋聖が勝って3勝3敗のタイにおいつき、
決着は来週の第7局までもつれることになりました。
 居飛車党の渡辺竜王が振り飛車を指したせいか、途中から作戦負けになっち
ゃったようですね。やっぱ、佐藤棋聖は強い。強いし、面白い。何をやってく
るかわからんから。
 詳しくは、
http://live.shogi.or.jp/ryuoh/
第19期竜王戦中継サイト
http://ryuoh.weblogs.jp/
第19期竜王戦中継ブログ
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/
渡辺明ブログ
をどうぞ。
 ともにかくにも、次が最終戦。両者とも万全の体調、精神状態でいい将棋を
指してくださればと思います。

 渡辺明竜王は、お疲れだろうに、すぐ、しかも敗戦を振り返ってブログを書
いてくださるし、ありがたいことです。
 おれなんか、書かないといけないと思うことがあっても、仕事から疲れて帰
ってくると、寝るだけだもんね。\(^O^)/
 渡辺竜王、まだ20歳そこそこなのに、やっぱ、超一流の人は意識の持ち方
が違うね。将棋の普及にかける情熱を感じますね。

乳の詫び状(2006/12/15)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 吉野次郎著「テレビはなぜインターネットが嫌いなのか」
---
 ライブドア事件から、通信と放送の融合が一般人の注目を浴びているが、な
ぜテレビはネットをあんなに毛嫌いするのか。
 簡単にいえば、政官業ががっちりスクラムを組んだ電波利権でぼろ儲けをし
ているから、それをよそ者に取られたくないのが理由。
 週刊ダイヤモンド、週刊東洋経済のビジネス誌で、フジテレビなどの東京キ
ー局が、日本全国給料の高い会社ランキングでナンバーワンになったり、ベス
トテンに何局も入り、それに対して「楽して不当に儲けている」という意見が
掲載されるなど、利権でおいしい思いをしてきたことを今まで必死で隠してき
たのに、それが世間に暴露されつつある。そのきっかけが、ライブドア事件だ
っただろう。
 テレビが決して報道しないテレビ局のぼろ儲けの構図、それがネットで崩さ
れる可能性が高まってきていることを、詳しい取材で明らかにしたのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822245543/showshotcorne-22/ref=nosim
吉野次郎著「テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか」
である。
 テレビが利権を手放すのを嫌がっても、通信業界、ネット業界、家電業界、
芸能界、下請けでこき使われてきた番組製作会社、いろんな勢力がそれを突き
崩そうと虎視眈々と狙っているさまもよくわかるし、NHKがなぜネットに出た
がっているのに出られないかもわかる。
 キー局におんぶにだっこでのんきな経営をしている民放の地方局、系列の問
題も出てくる。
 そうそう、ここで、ソニーのロケフリ(ロケーションフリー)と類似技術の話
を書いてほしかった。
http://www.sony.jp/products/Consumer/locationfree/index.html
ロケーションフリー

 ロケフリのことは、1年以上前から書こうと思って書いてないから、ちょっ
とだけ。
 こういう技術で、いまや地方で東京のテレビを観られる時代になっている。
このままでは、強いコンテンツをもたない地方局は淘汰されるし、逆に強いコ
ンテンツをもっている地方局は、世界に出るチャンスが出てきた。
 おれなんか、福岡ソフトバンクホークスの試合を東京で観たいので、姉のと
ころにロケフリ置いてもらうつもりで、逆にこっちにもロケフリを置いて、九
州に東京の番組を流すつもりだったが、姉のところがブロードバンドじゃない
んだ、これが。\(^O^)/ それでいまは断念中。^^;

 下請けをこき使って楽して儲けてきたがために、テレビ局は、実はコンテン
ツの制作能力が低くなってるのはよくいわれること。毎月、ミーティングでお
台場に行くが、フジテレビはでっかいビルを建設中で、スタジオになるらしい
が、たぶん、コンテンツ制作能力を上げるという目標に沿った展開なのだろう。
 最終的には、日本のテレビ局がハリウッドに勝てるかどうかだろうね。ハリ
ウッドといえば、アメリカのテレビ局の凋落の話も本書にはあって、その原因
は本書を読んでください。
 ハリウッドの連中は、直接、映画やドラマを家庭にネットで流すことを考え
ているし、ネットだからそれは日本からも視聴可能になるだろうし、重要市場
だと思えば、日本向けの番組をハリウッドが制作して日本向けにネットで流す
ことだって考えられる。深読みすれば、渡辺謙の最近のハリウッドでの活躍は、
そういう文脈でとらえることだってできるだろう。

 NHKに関しては、受信料問題にからめなぜネットに出たがるのか詳しく書い
てあり、面白いのが、民放はNHKがへたったら、困るからNHKのスキャンダルを
あまり追求できないこと。NHKが質の高い番組を作っているから、自らは低俗
番組で視聴率を稼いでCM料を荒稼ぎできるからくりが出てくる。逆に民放の
番組の質が低いから、NHKに期待している視聴者が多くNHKも得という呉越同舟
の構図。こりゃ、ナッシュ均衡だな。\(^O^)/
 有料放送の話もあるが、JCOMのケーブルテレビが普及している町に住んでい
るおれのような人間は、民放地上波といえどもお金を払って観ているわけで、
有料放送にはあまり抵抗がない。むしろ、いい番組は金を払ってでも観たいし、
NHKの受信料を払っているのは、かつてのNHK特集、いまのNHKスペシャルだけ
でも払う価値があると思うから。
 それにしても、NHKは莫大なコストをかけて受信料の徴収をやってるんだね。
そんなに金をかけるなら、おれに頼めば、「民放ばかり観てるとバカになって、
負け組になって、将来、野垂れ死にします。その実例はこれ。といって、路上
で野垂れ死んだ男の死体の映像。成功者になりたいならNHKを観るべし。成功
した人は、例外なく、NHKを観て育ったのが、大規模な調査研究から明らかに
なっています。成功者の実例はこれといって、プール付きメイド付き運転手付
きの豪邸生活の映像」などと、いくらでも捏造するのに。\(^O^)/ これで
おれに10億円ね。\(^O^)/
 結局、それか、お前の狙いは。

 家電業界がテレビをネット対応にしている話もあり、そこにマイクロソフト
も出てくるし、それにどう対抗しているかも出てくる。
 昔からいわれているのが、松下やソニーがテレビ局をもてばいいという話。
東京ローカルの東京MXテレビあたりを買ってパナソニーテレビになればいいの
にね。\(^O^)/
 松下やソニーはテレビ局に放送機器を売ってるから、三菱電機と違ってCMス
キップテレビやビデオを出せないといわれたけど、一千億くらいのビジネスだ
ったら捨てればいいのにね。\(^O^)/
 NHKはNHK技術研究所など水準の高い技術をもっていて別格だが、民放には技
術はないから、結局、松下やソニーから買わざるを得ないんだから交渉上の立
場は電機メーカーのほうが強いと思うんだけど。
 で、パナソニーテレビは、電波は東京近辺だけだけど、ネットで全世界配信。
 対抗上、民放はマイクロソフトと手を組んで、松下とソニーをけん制と。^^;
 その東京MXテレビは、いまやYuoTubeに番組を流していますよね。そっちの
ほうが視聴者が増えるから。
 ま、テレビ局買収はできなくても、それに似たことを家電業界がスクラムを
組んでやっている話も本書に出てくる。
 そんなこんなのいろいろな話題をうまくまとめてあるので、通信と放送のこ
れからを知りたい人は、本書は必読でしょう。本書が
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/03/03/275717
電波利権、局所的ベストセラー? 
に書いたように、局所的ベストセラーに終わらず、多くの人に読まれることを
期待したいものです。

 本書を読んだら、以下の参考文献もどうぞ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101505/showshotcorne-22/ref=nosim
池田信夫著「電波利権」(新潮新書)

http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/05/17/369350
Re: 通信と放送の融合。テレビ局の利権構造 
に、本書の吉野氏による本書の土台になったコラムへのリンクがあるので、そ
れも参照のこと。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tv_to_do/060113_1st/index.html
坂本衛「民放の根幹を揺るがす、ある“深刻”な事態」
もどうぞ。トヨタが北米で一番売った車、実はテレビコマーシャルしなかった
という話が出てくる。これに日本のテレビ界は震撼したという話。
 トヨタのみならず、テレビからネットへコマーシャルの比重を移す大企業も
増えてきている。ペプシもそうだというのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798111147/showshotcorne-22/ref=nosim
Joseph Jaffe著, 織田浩一訳「テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマ
ーケティング2.0」
 アマゾンにある本の画像はオビなしだが、店頭だとオビがあり、オビには、
「なぜ、ペプシはテレビCMから撤退するのか?」とある。渋谷のブックファ
ーストでは大々的に売られていたから、売れているんだろう。

 雑誌サイゾーはちょくちょくテレビの問題を特集するが、最近では、
http://www.ultracyzo.com/cyzo/contents/0605/index.html
2006年5月号【第1特集】テレビがツマらなくなった10の理由
http://www.ultracyzo.com/cyzo/contents/0608/index.html
2006年8月号【第1特集】ゴーマンテレビの罪と罰
http://www.ultracyzo.com/cyzo/contents/0610/index.html
2006年10月号【第2特集】テレビのニュースは見なくていいよ!
http://www.ultracyzo.com/cyzo/contents/0610/index.html
2006年11月号【第1特集】テレビが隠した7つの罪
がある。
http://www.ultracyzo.com/cyzo/contents/0611/tv7crime/index.html
2006年11月号の「テレビが隠した7つの罪」で一部が立ち読みできるが、日テ
レの看板番組の1つ「24時間テレビ」。裏はやっぱすごいね。善意の世界だと
思っているととんでもない。
 おれはあれ、あの日だけ善意というのがあまりに偽善的なのが好きではない
し、好きな作家である故景山民夫がエッセイや小説などでテレビ業界のあれこ
れ書いていたので、クサいなと思っていたが、ビートたけしが出ないというの
もなるほど。

 2006年10月号【第2特集】「テレビのニュースは見なくていいよ!」では、
ワイドショーのコメンテータについて、自ら10年間コメンテータをしたジャー
ナリスト有田芳生氏が「コメンテーターを信じるな!」と吼えている。そこで
は、テレビではだめなコメンテータのみが生き延びられる仕組みが出てくる。
 有田氏自身はオウム真理教の事件で名を上げて、テレビに出るようになって、
以後、日テレのザ・ワイドでレギュラーになったので、「噂の眞相」などでは、
ジャーナリスト有田は堕落したなどといろいろ批判されていたが、今年、コメ
ンテータを辞めたので、鬱憤を晴らすかのようにしゃべっている。
 要は、番組、テレビ局、スポンサーに都合の悪い発言、問題発言をするコメ
ンテータはすぐ消えるということ。
「本当に視聴者にとって有意義なことを語れる辺見庸さんのような骨太の人た
ちは、テレビに出ようとは思いません。デーブ・スペクターなどは、本業がテ
レビディレクターですから、視聴者受けするコメントがうまい。だから、重宝
される。クレームも来ず、視聴者受けもいいコメントばかりが跋扈する。そん
なレベルですから、適当な知識人でも生き残っていられるのです」

 コメント芸者(芸者さんには悪いが、あえてこの表現)のレベルの低さはあき
れるよね。
 3週間くらい前かな。たまたまチャンネル変えたら、TBSのサンデージャポ
ンで、ファンキーな教師が関西弁でべらべらしゃべっていて、それに高橋ジョ
ージが、「人が死んでいるのに、にやにやしてしゃべるな」ってこと言ってす
ごんで、番組が凍りついていたが、そんなこというんだったら、いじめを扱う
には、サンジャポをはじめとするワイドショーの番組のフォーマット自体が間
違っている。
 いわゆる報道のワイドー化によって、番組の劣化(逆に芸能ばかりだった朝
のワイドショーは報道に力を入れることで質が向上したともいえるが、全体と
して平均すれば劣化している)が進んでいる。サンジャポもその一例でしかな
い。
 ああいう作りだから、テリー伊藤やデーブ・スペクターといったコメント芸
者たちは何をやっているか。あちこちの番組をかけもちして、本質には迫らな
い、毒にも薬にもならない、その場限りの使い捨てコメントを垂れ流してるだ
け。それで1回何十万円かもっと多額の金をかすめとっているわけで、スポン
サーをなめてるよね。
 連中、今回のいじめの件だって、テキトーなコメントを垂れ流すだけ。それ
じゃ、ガード下の飲み屋で人の死を酒のつまみにしているのと変わらない。い
や、電波で広く流しているだけ悪質。
 おれが遺族で、ああいう扱いをされたら、出演者からディレクターからプロ
デューサーから社長から全員に賛美歌13番を聴かせてやるぞ。\(^O^)/

 で、そんなデーブ・スペクターが2006年11月号の「テレビが隠した7つの罪」
では、他のコメンテータを斬っているのが、サイゾーも作りがお嗤い。いや、
デーブのコメントの内容がよければいいよ。昔のデーブはもっと鋭かったから。
でも、今回のコメントは、もうテキトーなんだよね。初期のデーブファンとし
ては、デーブの激しい劣化は哀しい。
 この11月号で、タイアップコマーシャルとタイアップドラマの話が出てくる
が、キムタクが主演したフジテレビの「エンジン」。F1レーサーの話なのに、
番組スポンサーのトヨタが運営する富士スピードウェイの宣伝番組だったとい
う話。まともなレーシングシーンはなし。だって、他社の車が映るとスポンサ
ータブーだから。\(^O^)/
 いい話ですね。^^;
 TBSの「グッドラック」もANAのコマーシャル(CM)目当てだったというね。も
うタイアップ、タイアップですよね。おれほとんど観てなかったから知らなか
ったが、「トリビアの泉」でも最後のほうは、ネタにタイアップが増えたらし
いしね。スポンサーの日清食品やコカ・コーラのトリビア。
 こういうの宣伝のやり方、視聴者、なかなか気づかないだろうから、巧妙と
いうか悪質というか。
 テレビ屋もCM枠が売れなくなって、大変なんだね。

 他の参考としては、
http://www.google.com/custom?domains=iiyu.asablo.jp%3Bwww.asahi-net.or.
jp&q=%83e%83%8C%83r&sa=%8C%9F%8D%F5&sitesearch=iiyu.asablo.jp&client=
pub-8265382438304350&forid=1&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS
や
http://www.google.com/custom?domains=iiyu.asablo.jp%3Bwww.asahi-net.or.
jp&q=%93d%94g%97%98%8C%A0&sa=%8C%9F%8D%F5&sitesearch=iiyu.asablo.jp&
client=pub-8265382438304350&forid=1&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS
で探してみてください。

 あ、最後に、これ、以前書いたかもしれないが。
 案外知らない人が多いけれど、基本的なこととして、民放の商売は、番組を
作ってるんじゃなくて、CM枠を売っているんです。いかに高くCM枠を売るか。
そのために視聴率を競ってるんです。したがって、まず、絶対的に大事なのは
CMを出してくれるスポンサー。視聴者のことなど、2の次、3の次。
 おれ、去年かな。フジテレビとニッポン放送の株主だったので、株主総会前
に営業報告資料が送られてきたんだけど、ものの見事に、いい番組を作るとか、
いい報道をするとか、視聴者のことなど一言もない。あるのは、このCM枠はい
くらでどれくらい売れましたなど、金のことだけ。
 所詮、そういうビジネスなので、当たり前だけどね。

乳の詫び状(2006/12/12)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

 今日は久々にMS Watchも書いています。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: チェスはコンピュータに敗北、将棋や囲碁は大和證券がプッシュしまくってます
---
 チェス世界チャンピオンのウラジミール・クラムニク氏とドイツのチェスプ
ログラム「Deep Fritz」の対決は、2勝4引き分けでDeep Fritzが勝ちました。
 人間、1勝もできませんでしたね。^^;
 詳しくは、
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0612/06/news068.html
チェス名人、コンピュータに敗北
をどうぞ。

 将棋は来年の渡辺竜王対Bonanzaの対決がありますね。まさかまだ負けない
と思うけれど、体調には十分注意していただきたいですね。

 ところで、渡辺竜王対Bonanzaを後援する大和證券は、インターネット将棋
に続いてインターネット囲碁のタイトル戦も始めるそうで、囲碁・将棋をかな
り支援してますね。
 さらに営業ツールとして、大和證券で取引してポイントを貯めると将棋の名
人や囲碁の本因坊と対戦できる作戦もやってますね。
http://www.daiwa.co.jp/ja/service/portone/pointprogram/igo-syougi.html
をどうぞ。
 1万ポイントなんて、どんだけ取引すればいいんだ。^^;
 つーか、おれみたいなウルトラヘボでも金にあかせて名人や本因坊と対戦し
ていいのか。性善説だから、そんな奴は、自重するということか。^^;
 なんてこと思いながら、詳細をみたら、どっちももう受付終了。\(^O^)/
 大和の作戦勝ち。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ウェブ上での面白いサービス
---
 ウェブでは、他人のふんどしを借りるサービスが増えてますが、似たり寄っ
たりで面白いサービスはなかなかありませんね。
 でも、これは面白いと思った。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20061211_bubbleply/
YouTubeやGoogleVideo内に吹き出しを付ける無料サービス「BubblePLY」
をどうぞ。
 それと、
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20061205_flv_converter/
YouTubeを劣化なしで各種形式にオンライン変換する「FLV Online Converter」
も流行りモノに的を絞っていてよさげ。
 iPodもPSPももってないから、おれには無用の長物だけど。\(^O^)/

 ふんどしを貸し出すほう(YouTubeやGoogle)としては、こうやって生態系が
拡大していくのは囲い込みができるので、うれしいですよね。
 ますます優勝劣敗の構図ですね。

乳の詫び状(2006/12/11)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 将棋、竜王戦第5局。渡辺竜王3連勝で3勝2敗で大手
---
 第5局は来週かと思っていたので、久々に
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/
渡辺竜王のブログ
をみて、びっくり。もう終わっとるじゃん。\(^O^)/
 先週いろいろ忙しかったから、ころり忘れた木の根っこ。
 結果は、渡辺竜王の逆転勝ち。
 これで、2連敗後に3連勝で大手をかけました。
 逆に、佐藤棋聖は先手番で負けたので、苦しくなりましたね。

 それにしても、終盤。こっちに逃げると頓死とか、先手玉は即詰みありとか
解説に書いてあるけど、ぱっとみてわからんどころか、手順をいわれてもわか
らん(泣)。

 で、あさって、もう第6局なんですね。渡辺竜王は今日、順位戦戦って、ま
た移動してということですね。佐藤棋聖もこの前の日曜日かな、どこだったか、
子供たちに教えていたし、超多忙ですね。
 それをこなしてタイトル戦を戦うんだから、トッププロって厳しいですね。
頭よりまず体力がタイトルにふさわしいレベルにないと、だめなんですね。

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: トップリーグ、東芝、サントリーが勝つ
---
 ラグビートップリーグ第9節は、わが府中が誇る東芝ブレイブルーパス、サ
ントリーサンゴリアスが勝ちました。詳しくは、
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200612/rg2006121001.html
東芝“原点”FWのモールでサニックスに圧勝!暫定首位に立つ
http://www.sanspo.com/sokuho/1210sokuho044.html
東芝が首位、サントリー2位 トップリーグ第9節最終日
をどうぞ。
 順位は、
http://www.top-league.jp/ranking/index491.html
はどうぞ。

 いまごろ知ったんですが、今シーズンは、リーグ戦上位4チームによるプレ
ーオフトーナメントがあって、それがマイクロソフトカップになってるみたい
ですね。
 訳がわからん。\(^O^)/

乳の詫び状(2006/12/09)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 長尾真先生と今昔物語
---
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/
4334032672/showshotcorne-22/ref=nosim
高安秀樹著「経済物理学の発見」
をこの前再読したときに、フラクタルのマンデルブロ先生が日本国最小、お、
すごい誤変換、日本国際賞を受賞したことが書いてあって、それで、もう何ヵ
月も前だけど、放送大学で自然言語処理と画像処理の先駆者であり権威である
長尾真先生の受賞講演をやっていたのを思い出した。
 歴代受賞者は、
http://www.japanprize.jp/kako_j.htm
「日本国際賞」 歴代受賞者
をみてください。すごい人たちがずらりです。
 長尾先生の講演は、機械翻訳の初期からどういう研究をやってきたかという
話だったが、いま流行の統計的翻訳につながったんだろうなと思った先駆的な
話もあった。
 統計的翻訳については、今年の日経サイエンスにも出ていて、記事のほんの
一部だけなら、
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0607/translate.html
G. スティックス(SCIENTIFIC AMERICAN編集部)「ここまできた機械翻訳」
で読めます。Googleの翻訳手法も、この統計的翻訳処理なんですよね。
 で、長尾先生は電子図書館の話もなさって、講演の最後に京都大学の附属図
書館が所蔵する国宝の今昔物語を電子化したものをみせておられたんですが、
これ、我々も観ることができる。
http://ddb.libnet.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/konjaku/kj_top.html
京都大学附属図書館 国宝今昔物語
をどうぞ。
 そもそも今昔物語が京都大学にあることすら知らなかったが、こういうのが
自宅にいながらにして観られるのは、いい世の中になったよなあ。
 中でも、マウスを動かすと周辺の翻刻テキストが透けて表示される透過イン
タフェース版(ガラス・ビュー)というのは、なかなかのアイデアと大変な労
作ですよね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: はやぶさ、がんばれ!
---
 小惑星イトカワに行ってサンプルを収集できたはずの探査機はやぶさですが、
ご存知の通り、死にかけていて地球に戻ってこられるかどうか予断は許しませ
ん。
 でも、なんとか、地球帰還に向けて準備に入ったそうです。
 それと、はやぶさ2という次の計画もあるそうです。
 しかし、予算がつかないかもしれないんだって。アメリカもはやぶさに刺戟
されて似たような計画をぶち上げているそうだから、予算がつかないと、負け
ちゃいますね。
 安倍ちゃん、天の声で、予算つけてくれ。\(^O^)/
 詳しくは、
http://www.asahi.com/science/news/TKY200612020308.html
小惑星探査機「はやぶさ」、地球帰還準備が本格化
http://slashdot.jp/science/06/12/01/1653255.shtml
「はやぶさ」プロジェクトサイトが「はやぶさ2」の来期予算計上を強く訴え
る
http://slashdot.jp/science/06/12/03/2354232.shtml
小惑星探査機「はやぶさ」が帰り支度
をどうぞ。

 上記スラドJを読んで知ったけど、DSN(深宇宙ネットワーク)という通信設備
が整ってないと、大変なんですね。無駄な道路なんか作ってる金があったら、
回せっての。
 道路特定財源の一般財源化問題。小泉のやった中途半端な改革のせいもあっ
て、自民党道路族と国土交通省の官僚からは、勝った勝ったの高笑いが聞こえ
ているそうだ。
 おれは、一般財源化する必要なしという意見。必要な道路のために使えでい
い。
 そして必要な道路とは、地上の道路ではなく宇宙の道路である。よって、も
う地上の道路は不要。宇宙開発に全部つぎ込むべし。\(^O^)/

 とにかく、はやぶさ、生きて帰ってきてくれ。

 なお、はやぶさについては、これまでも何度も書いていますが、検索するに
は、
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/
に行って、Googleの検索窓があるので、iiyu.asablo.jpのラジオボタンをクリ
ックして選択しておいてから、検索キーワードに はやぶさ を入れると、検
索できます。
 www.asahi-net.or.jpは、ASAHIネット内にあるぼく以外のウェブページもひ
っかかるので、ブログのiiyu.asablo.jpを選んで検索したほうがいいです。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 第1回福岡OSS研究会のご案内
---
 案内が遅くなってすいません。
 12/19に、第1回福岡OSS研究会というものが開かれるそうです。詳しくは、
http://www.isit.or.jp/eventinf/fukuoka-oss1.html
どうぞ。
 Rubyの生みの親、まつもと(Matz)さんの講演もあるよ。彼、九州初登場じゃ
ないかな。
 Rubyファン、Rubyミーハーは、行ってみたらどうかな。

 講演会場は、福岡ソフトリサーチパーク。近くには福岡タワーや
http://museum.city.fukuoka.jp/
福岡市博物館
もあるから、時間のある人は、昼ごろ行って、観光するのもいいと思う。福岡
市博物館には金印もあるし。
 ところで、福岡市博物館のサイト、トップページの右に項目が並んでいて各
項目の先頭にはアイコンがあるけど、これ、トンパ文字っぽいですね。トンパ
文字については、
http://www.chokanji.com/tompa/
超漢字トンパサイト
をどうぞ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 調布のCafe大好き、府中の「は〜もにぃ」
---
 ずっと書こうと思って大作になりそうなので、ほったらかしなのが、多摩川
サイクリングのこと。
 今年、9月の終わりくらいからかな。
 以前紹介した府中は四谷のパン屋さん「フラッグス(FLAGS)」(詳しくは、
http://iwa.que.ne.jp/cgi/tokusen_naka/nakagawara.cgi?mode=shop&no=174
http://tama-navi.net/popup/flags.html
を参照)
でパンを買って、まだ行ったことない四谷の奥のほうに行ったら、ひょんなこ
とから多摩川をサイクリングするようになって、以来、休みで時間があれば、
多摩川べりをちゃりんこで走ってる。もう、めちゃくちゃ面白い。
 その話はいつか書くとして、府中と調布の多摩川の土手の道は、サイクリン
グロードとしてちゃんと舗装され、すごく快適で、そこを走ると府中から調布
までは、けっこう、すぐ行ける。
 で、サイクリングやってて、競輪場の京王閣がみえたので、あ、だったら、
もう、京王多摩川の駅のそばだと思って、川原の道から、上に出て、京王多摩
川に行った。
 なぜ、行ったかというと、障碍者がやっている喫茶店「Cafe大好き」がある
からだ。
 ここはこれまで何度か電車で来たことはあって、でも、もう丸一年以上来て
おらず、つぶれてるかもなと思いつつ行くと、ちゃんとあった。
 詳しくは、
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Ayame/8400/osanpo/17.html
にゃんこの調布おさんぽノート17京王多摩川
http://www.prost-ep.com/chofu/welfare/wel01c.html
Cafe大好き
をどうぞ。
 場所は、京王多摩川駅からだと、調布寄りの改札(京王閣寄りの改札とは逆)
を出て、右に曲がってすぐ右に曲がる、つまり、駅の横を京王閣方向に歩く感
じだが、すぐローソンが見えるから、ローソンの先の角を左に曲がって路地に
入った奥のほう。
 雰囲気でいうと、改札からトータル100メートルないはず。徒歩1分くら
い。
 ここは、ミネストローネスープがおいしいんです。この前行ったときも注文
した。
 それと、オレンジシフォンケーキなんてのもあって、これとコーヒーのセッ
トだったかな、それも頼んだ。新鮮なオレンジの味がして、おいしかった。

 あと、「Cafe大好き」に行ったときに紹介してあったけど、
http://www.cookinghouse.jp/index.shtml
クッキングハウス
というのが、調布駅の近くにあるね。レストランもあるのか。今度、行ってみ
るか。でも、甲州街道は排ガスがやだもんね。自転車じゃなくて電車で行くか。^^;

 府中だと、有名なのが、京王府中駅の下のグリーンプラザ分館にある「は〜
もにぃ」。ショップと喫茶があって、おれは喫茶で甘いものばっか食ってる。\(^O^)/
 詳しくは、
http://www.fuchu-doc.co.jp/kakuten/zakka/harmony.html
福祉ショップ は〜もにぃ
をどうぞ。

 今日は、4つも書いたから疲れた。もう朝5時だ。今日は会社行くかな、ど
こか行くかな、寝るかな。

乳の詫び状(2006/12/07)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ブラック・ショールズの公式
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/11/26/970676#c983020
にささはらさんのコメントがあるが、これ、おれにはささはらさんのコメント
のほうが的外れに思えるんだけど。

> ブラック・ショールズの公式はオプション価格を求めるものです。

 これは当たり前ですよね。ぼくもその前提で書いているし、当然
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032672/showshotcorne-22/ref=nosim
高安秀樹著「経済物理学の発見」
の高安さんだって、その前提で書いています。ぼくは、どこかで現物価格を求
める式だと書いていましたか? だれも混同してないと思うけれど。

 ブラック・ショールズのモデルでは、価格変動の分布を正規分布だと仮定しま
したよね。数学素人の考えだと、そうしないと偏微分方程式の解析解、すなわ
ちオプションの価格を求める公式が得られないから、仕方なかったんでしょう。
 それで、変動を表わす確率微分方程式の中でも、正規分布を想定するウィー
ナー過程(いわゆるブラウン運動をする確率過程)が解になる線形のもの、その
中でも幾何線形確率微分方程式というものが、現実の価格変動に近いというの
で、それを使ったそうですが。
 でも、昔と違っていまはコンピュータとネットワークの力が桁違いに向上し
ている。それで、ティック単位で為替レートの変動を調べてみたら、ブラック・
ショールズが仮定したモデルは現実には合ってないという現場の声通り、やは
り、(仕方なく)仮定した正規分布ではなく、冪(べき)分布(以下、ベキ分布)だ
ったと。
 金融工学の限界といわれてきた話は、ざっとこういう話でしょう?

 いま、部屋を探したら、「経済物理学の発見」が意外と手前にころがってい
たので、持ってきて「正規分布の限界」の辺りなど該当部分など2年ぶりくら
いで再読しました。
 同書94ページから引用すると、
--- ここから ---
金融工学で中心的な役割を担っているブラック・ショールズのオプションの公
式は、ノーベル賞の対象となり有名ですが、市場の変動を単純な確率モデルで
近似して捉えられるのは、この95%の小さなゆらぎの部分だけです。一番大事
な大きな変動の部分(中村注: 残りのたったの5%くらいの小さな部分であって
も全体に大きな影響を与えるのがベキ分布)をすっぽり無視してしまっている
ことになりますから、金融の現場では、この公式をそのまま使っている人はい
ません。リスクを過小評価することになっているからです。しかし、公式は便
利なので、公式の形はそのまま使い、式の中に入れる標準偏差の値を自分なり
の経験に基づいて修正して使用している場合が多いようです。
--- ここまで ---
 97ページから、
--- ここから ---
このように、オプションの適正価格の計算のためには、将来の市場価格の変位
の分布に関する情報が不可欠です。
 金融工学の問題点は、これまで何度も述べたように、肝心の将来の確率を計
算するところで、現実のデータとは性質が違うことに目をつぶり、計算が簡単
な数理モデルを使って、数学的にきれいな公式にしてしまっていることです。
一言で言えば、大きなリスクが発生する確率を非常に小さく見積もってしまっ
ているため、オプションの価格を安すぎる価格に見積もってしまうことになる
わけです。
--- ここまで ---

 そういえば、昔、CAPMのベータ値を使っている奴なんていないという話も、
どこかで聞いたか読んだかしましたね。
 じゃ、これらが無意味かといえば、理想モデルの理論は基礎としての価値は
ちゃんとあるわけで、たとえば、ブラック・ショールズの理論の場合、核心は、
ささはらさんがいうように、リスク中立な確率によって価格変動に関係なくオ
プション価格が決まるってことでしょう。それで、実際に公式を求めるときに
使ったモデルが間違っていたとはいえるけど、理論の核心が間違っているとい
うのは、間違いだと思いますね。
 だから、いろんなモデルが考えられ、もっといい公式はないかと研究された
けど、いまのところブラック・ショールズのオプション価格を求める公式ほど
簡便なものがないので、みんなとりあえず形だけは使っているという話ですよ
ね。おれの理解はそういう理解。
 ブラック・ショールズの公式一発でびしっと現実が計算可能みたいなことを
吹聴する奴がいたら、そいつは「あるある」や「みのもんた」のフードファデ
ィズムみたいに犯罪的なわけだし、それを信じるほうもどうかしてますよね。\(^O^)/
 金融工学って、明日の株価がわかる魔法の技術みたいに思う人っているらし
いですね。そんなのがわかるのは、おれくらい霊位が高い霊能力者だけ。\(^O^)/
 そんなの信じる奴がいるんなら、IP電話詐欺の近未來通信みたいに、近未來
トレードという詐欺会社作りましょうか。\(^O^)/
 最新金融工学、ブラック・ショールズで近未來のことなら、為替、株価、競
馬、何でもビシバシステムで予測的中。\(^O^)/
 ビシバシステムなんて覚えてる奴、いないと思うけど。^^;

 それはともかく、本書には、どこにも、ウィーナー過程とか、幾何線形確率
微分方程式なんて言葉はないな。おれ、どこから仕入れたんだろう。数理科学
の別冊のほうからかな。まさか、おれって、天才だろうか。\(^O^)/
 お前、天才どころか、この前、大嘘書いているじゃん。
 どこ?
 経済物理学が、ベキ分布を発見したなどと書いていたが、「経済物理学の発
見」を読むと話が逆だぞ。
 あ、ほんとだ。すっかり忘れてる。ミイラ取りがミイラになったみたい。^^;
 訂正します。
 価格変動がベキ分布であることは、フラクタルという概念を提唱したマンデ
ルブロが1960年代に発見していると書いてあります。というか、マンデルブロ
は、価格変動を調べたからこそ、どんなスケールでも似た構造が出てくるフラ
クタル性やベキ分布を発見できたんですね。
 本書で経済物理学が発見したと書いてあるのは、ディーラーたちが過去3分
間しかみてないこと、1日のうち5%くらい裁定機会が発生していること。と
きには10分(為替ディーラーが一仕事するには十分な時間)にも及ぶ裁定機会が
あることなどです。
 こういうのを知ると、為替レートの変動をティック単位で観測できない世界
は、天文学でいえば解像度が非常に低い望遠鏡でみた世界、顕微鏡でいえば光
学顕微鏡の倍率が大したことない世界。しかし、いまや、すばるやハッブルみ
たいな望遠鏡だったり、電子顕微鏡、走査型トンネル顕微鏡(STM)や原子間力
顕微鏡(AFM)で観測できるような世界になってきた気がするんですよね。
 為替レートでそんな面白いものが発見できたなら、リアルタイムGDP計画を
ぶち上げて、GDPも調べてみたいと思うでしょう? 経済学者って、思わない
の?
 なんなら、代わりにおれが、安倍ちゃんに言っとこうか。\(^O^)/
 「安倍ちゃん、後世に名を残したいなら、リアルタイムGDP計画しかないよ。
やろうよ」って具合。安倍政権、最大の打ち上げ花火。\(^O^)/

 それにしても、フラクタル性やベキ分布の発見は、もう40年も前なんだ。そ
れでこの程度しか発展してないのか。
 日経サイエンスなどで、気候変動の論文やらを読んでいると、地球人、残さ
れた時間はあまりないと思うんだけど。
 おれの予想では、2100年、人類、死滅しているんじゃないか。^^; まあ、お
れは死んでるから、どっちでもいいけど。\(^O^)/
 とにかく進化、進展のテンポが遅い。中性子星のチーラたちを見習え。\(^O^)/
 なんのことかは、以前も書いたとは思うが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150104689/showshotcorne-22/ref=nosim
ロバート L.フォワード著、山高昭訳「竜の卵」 (文庫) 
を読めばわかります。

 すっかり忘れていたけど、「経済物理学の発見」には面白いエピソードが書
いてあります。
 マンデルブロは、数学者、物理学者、経済学者、数理生物学などいろいろ呼
ばれていたけれど、高安さんが、マンデルブロに直接、1つを選ぶとしたら何
学者と名乗るか訊いたら、「経済学者」だったそうです。すごーい。経済学者、
偉いじゃん。\(^O^)/
 「」付きというのが、意味深かもしれないけど。^^;

 それから、お前、経済現象って、量子ゆらぎが日常的にある世界みたいなこ
と書いてたが、本書には、相転移のゆらぎで説明できるんじゃないかと書いて
あるね。
 ほんとだ、すっかり忘れてる。

 それと、ノーベル賞をとった朝永振一郎先生の「くりこみ」の話が出てくる。
 こんな話も書いてあったんだ。忘れているなあ。
 今日は時間があるから、ちょっと書いておくか。
 はいはい。じゃ、もう1つのコメント片付けてからね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 伊藤清先生
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/11/26/970676#c971210
 ponさんの
>> ブラック・ショールズ式 
>伊藤清さんの業績が・・・・

というコメントもよくわからない。伊藤先生の名前を入れて、ブラック・ショ
ールズ・伊藤式とでもしないといけないということ? もう一人入れるんだっ
たら、マートンを入れて、ブラック・ショールズ・マートン式のほうが妥当じ
ゃないですか?
 入ってないといって、伊藤先生の業績にケチがつくわけじゃないと思うけど。
 金融工学の教科書だと、必ず、伊藤のレンマ(補題)や伊藤の公式など出てい
るわけですし。

 ついでといってはなんだが、ずっと書こうと思ってメモはとってた伊藤先生
のことも書いておこう。
 伊藤先生の名前を知ったのは、何年か前に、デリバティブ、金融工学といっ
た世界はすごく高度な数学を使うと、新聞やらに書いてあるので、どの程度難
しいのかなと思って、たまたま本屋で目にした
http://www.saiensu.co.jp/magazine-htm/spsk-200003.htm
三浦良造著「臨時別冊・数理科学 SGCライブラリ6 デリバティブの数理」(サ
イエンス社)を買って読んだときです(いま、みたら、もうこれ品切れになって
ますね。アマゾンにもない)。
 これで、確率微積分なんて分野があるのも初めて知ったくらい。
 オプションの価格を求める話って、物理学の奇跡の年、1905年にアインシュ
タインが発表したブラウン運動の話がベースになってるのかとか、その5年前
の1900年には、フランスのバシェリエー(この別冊における表記))という人が、
もうブラウン運動をファイナンスに応用していたのかなどを知った。
 そうそう、誰かが教えてくれたか、どこかで読んで、熱伝導の偏微分方程式
って、ブラック・ショールズの偏微分方程式と形が同じなんですってね。
 それを知って、「ああ、熱の伝導って、ブラウン運動なんだ」と、すごく納
得した覚えがある。
 物理をやった人なら、ブラウン運動から熱伝導の話は直線的だろうが、無知
なおれは、ブラウン運動からブラック・ショールズを経て初めて熱伝導がブラ
ウン運動と知ったんだもんね。\(^O^)/ 遠回りだよなあ。
 考えてみれば、熱伝導って、エネルギーが拡散していく感じだもん。ブラウ
ン運動か。そうかそうか。いやあ、すごく、頭がよくなった気がする。\(^O^)/
 脱線して、ググったら出てきた、
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/5174/indexb.html
ブラウン運動
は、面白いね。
 粘性が出てて思い出した。今年のどれかの日経サイエンスの冒頭のトピック
コーナーだったと思うが、ブラウン運動のモデルはちょっと修正が必要になっ
たという話があったと思う。非常に精密な観測をしたら、いまの理論モデルと
は合わないところがあるらしいです。原因は粘性の扱いらしいですけど。

 ブラウン運動ついでに、かつてのキリン・シーグラムが売り出したウイスキ
ーで、ロバート・ブラウンってありましたよね。あ、いまもキリンから出てま
すね。あれ、ブラウン運動を発見したロバート・ブラウンにちなんだネーミン
グなんでしょうか。誰か、知ってますか?

 話を戻すと、マルチンゲールやエキゾチックスなど言葉も面白いですよね。
でも、この別冊では伊藤清というフルネームは出てないのだ。
 その後、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166603485/showshotcorne-22/ref=nosim
東谷暁「エコノミストは信用できるか」
を紹介したとき、英-Ranさんからメールをもらい(2004/01/12)、テレビ東京の
WBSに出ていた経済学者の伊藤元重は昔いい業績があるなど書いてあって、お
れは、ひょっとして、前述「デリバティブの数理」に出てくる伊藤とは、伊藤
元重のことなのか。コアラだとばっかり思っていたら、金融理論の中核に位置
する分野を開拓した数学の大家だったのか。おみそれしました。\(^O^)/な
どと思って、当時、あれこれ検索したら、
http://www.brl.ntt.co.jp/people/shiraki/paper/SDE.txt
コーヒーブレーク欄「私のすすめるこの一冊」に掲載
があった。これで、初めて、フルネームが伊藤清であることがわかった。そし
て、これ、書き出しが象徴的。
「アタマのいい方の伊藤のことかね?」
だもんね。アタマのいい方の伊藤が伊藤清であることは自明だが、だとすると
伊藤元重はどうなるかなどと思ったし、おれの知り合いの伊藤なんてどうなる
んだ。\(^O^)/
 おれなんか、どうなるの?
 お前、苗字、伊藤じゃないじゃん。\(^O^)/
 じゃ、やっぱ、バカなんだ(泣)。\(^O^)/

 脱線すると、もう5年くらい前のWBSって、竹中平蔵や伊藤元重が出ていて
すごいキャスティングだと思った。キャラが濃いーーーーーーーい奴ばっかだ
ったもん。
 1年以上前?から書きかけてほったらかしのもので、もうまとめることはな
いと思うので、そこから一部。
--- ここから ---
 おれが経済学に興味をもったのは、4年か5年前だろう。当時は、やれ、IT
バブルがどうのとか、デフレがどうのとか、テレビでも雑誌でも経済のことが
にぎやかだった。
 そのとき、たとえば、テレビ東京のWBS(ワールドビジネスサテライト)やテ
レ朝のサンデープロジェクトなどにも、経済学者やエコノミストという連中が
レギュラーで出てきて、あれこれいう。
 ところが、言ってることがなんじゃこりゃ。競馬の予想屋のほうがもっとま
ともじゃないかと思えるようなことばっかりいうんだよね。競馬の予想屋はあ
れはあれですごい世界があるんですけど、割愛。
 ともあれ、ひょっとして経済学者って、バカばっかり? いやいや、テレビ
に出てくるような経済学者がバカ? いやいや経済学そのものがバカ学問?
 なんにせよ、理系の学問や理系の連中に比べると、いってることもやってる
こともレベル低いなあ、こいつらなどと、いろんなことが疑問に思えるように
なったわけ。

 中でも、WBSを観るようになったときは感動した。このキャスティングはす
ごいと。
 どこの事務所の芸人さん?と本気で思ったもん。\(^O^)/
 そしたら、経済学部教授なんて肩書きがついてて、東大、慶大、早大とかな
んだよね、所属事務所が。\(^O^)/
 所属事務所かよ。
 そう、彼ら芸人さんの所属事務所。\(^O^)/
 バカだな、お前。所属事務所じゃないだろ。東京大学経済学部教授伊藤元重
などという全体が芸名なんだよ。\(^O^)/
 ま、なんにせよ、斎藤精一郎は、スターウォーズのジャバ・ザ・ハットだし、
竹中平蔵はミニラだし、中谷巌はネバーエンディングストーリーだっけ、あの
岩石の怪物だし、伊藤元重はコアラだし、ロバート・フェルドマンはダチョウ
かハゲタカだし。\(^O^)/
 植草一秀はお公家さんか三蔵法師などの坊さんを連想したが、後に手鏡覗き
わいせつ事件でミラーマンであることが判明しましたね。\(^O^)/
 まあ、それでも唯一、人間のキャラですね。\(^O^)/
 ともかくですね、よくもまあ、映画や小説に出てきたり、動物園にいるよう
なこんなキャラがずらり揃ったもんだと。
 WBSのキャスティング力はすごい!\(^O^)/
 これを供給できる日本の経済学界はすごい!\(^O^)/
 生ける鳥獣戯画。\(^O^)/
 マジ、感動しましたね。\(^O^)/
 ところが芸人のくせに、連中が話すことは、お笑い芸人ほどは面白くない。^^;
 なにしろ話の内容が、競馬の予想屋レベルだし、しかも競馬の予想屋よりつ
まらない。経済学などと学問を名乗ってるんだったら、せめて競馬の井崎脩五
郎くらいの芸はほしい。それが当時、そしてもいまも変わらぬ率直な感想。
 それから、雑誌にも経済学者のほかにエコノミストや経済アナリストと称す
る連中が登場していたでしょ。どれも読んでも文学の世界で大したことない。
\(^O^)/
 この連中が書いた単行本は、日本経済大崩壊!みたいなのばかりで、中身は
富士山大爆発とかノストラダムスの大予言とか細木数子の占い本と一緒だもん
ね。\(^O^)/

 そんなこんなで、こりゃ、経済学って相当にひどいんじゃないかと。\(^O^)/
 もしそんなにレベルが低くて、あいつら程度のことを適当に書いたりしゃべ
ったりするくらいなら、おれだってできるんじゃないか。\(^O^)/
 まあ、あとは大学教授の肩書きがあればいいな。
 九大だったら、コンピュータサイエンスと生命情報科学の教授の椅子はいつ
でも空けてあるといわれているし、ついでに経済学部の教授にもなるか。
 お前、その話、中洲で、お姉ちゃんに、モテようとして言ってる嘘八百だろ
う。
 す、すみません。中洲産業大学経済学部教授にしておきます。\(^O^)/
 じゃあ、ちょっと経済学勉強してみようと(爆笑)。

 実は、スティグリッツの教科書を読む前に、数理科学の別冊でデリバティブ
の解説を買ったりはした(この話は別の機会に)。でも、いきなりデリバティブ
から入るより、独学なら独学で正統派と思えるところから入ってみようと思っ
たわけ。
--- ここまで ---

ってことで、スティグリッツ経済学(当時は第2版)の3部作を買って読みはじ
めたわけです。なにせ、3部作で、たった、1チンポなんだもんね。
 いま、チンポ本位制でググったら、
「世界広しといえども、円広志。(Copyright (c) Shozaburo Nakamura)」\(^O^)/
「案ずるよりも、横山やすし。(Copyright (c) Shozaburo Nakamura)」\(^O^)/
 おれだけじゃん、地球でチンポ本位制って言葉を使っているの。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/20/334280
標題: ちょっと気になる本の続きと、SICPのことも再論
と、その元になったホットコーナーのウェブにあるだけ。俺様のオリジナルホ
ールドだな。

 いま、WBSはキャラが薄い人ばかりでつまらないもんね。だから、観なくな
って、テレ朝のQさまなど観てるもん。\(^O^)/
 あの嘘温泉と水泳高飛び込みが好きです。^^;
 そうじゃないと、囲碁・将棋チャンネル。^^;

 さて、脱線から戻る。
 今年、伊藤先生はめでたく第1回ガウス賞を受賞なさってます。
http://slashdot.jp/science/article.pl?sid=06/08/22/1525255&from=rss
伊藤清・京都大名誉教授、第1回ガウス賞を受賞
をどうぞ。
 栄えある第1回の受賞は、ponさん流にいうと、オプションの価格式に名前
が入ってないから、その補償ということなのかも。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 日経サイエンス、朝永振一郎生誕100周年記念号
---
 書こうと思って忙しくて書けなかったけど、さっき、思い出したので、勢い
で。
 朝永先生と「くりこみ」については、もう2号前になるけど
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/item.php?did=55611
日経サイエンス2006年11月号
が、朝永振一郎生誕100周年記念号です。
 「くりこみ」の話もあるんだけど、爆笑だったのは、この前ノーベル賞をと
った小柴昌俊先生の
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0611/koshiba.html
朝永先生に酒を学んだ30年

 まぁたまた、小柴さん、ウケようと思って、こんなタイトルつけやがって。
 などと思って読んだら、ほんとに、酒のことしか書いてない。\(^O^)/
 上記、リンクにある冒頭部分の抜粋にもあるけど、お二人が初めて出会うの
が防空壕なんですね。時代ですよねえ。
 物理を志してるのに、朝永先生の名前を全然知らないのも、なんだか、小柴
さんらしい気もするし。^^;

 以後、何かといえば酒を飲む間柄になる。でも、物理の話はしなかったらし
い。そして、とても書けないような話はしていたらしい。おそらく、墓場まで
もっていく類の話なんだろうね。
 酒の話しか書かない小柴さんも小柴さんなら、朝永さんも朝永さん。
 ある教え子の結婚式のスピーチで、新郎には物理を教えたが、小柴君には酒
しか教えていませんなどと話してるんだもんね。
 ほんとにそうだったんだろうね。そういう二人がノーベル賞だもんね。
 大成するには、こういうある種の鈍さ、大陸的な大らかさが必要なんだろう
なと思いましたね。

乳の詫び状(2006/12/03)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: NHK教育、わくわく授業
---
 深夜たまたまテレビを観たら、NHK教育で、「わくわく授業 私の教え方」
という番組の再放送をやっていた。たったいま、終わったが、これは実に感動
したよ。

http://www.nhk.or.jp/wakuwaku/
わくわく授業 私の教え方
の
http://www.nhk.or.jp/wakuwaku/jugyo/061126.html
力を合わせて解くわり算 〜諏訪友美先生の算数〜
の回だ。
 小数の割り算を教える風景をやっていた。
 問題は、96÷2.4の答はどうなるかというもの。
 子供たちが出した答は、3つに分かれた。
 4, 40, 0.4の3つだ。
 子供たちはこれらの答をずいぶん悩んで出したのだが、それぞれに理屈が面
白い。
 小数をなんとかしないといけないと思ってるところはみんな一緒。
 4は、2.4だけを10倍して出した答。
 0.4は、2.4を10倍して計算したあと、さっき10倍したから10で割らないと辻
褄が合わないと思って10で割った答。
 40はもちろん96と2.4両方を10倍して出した答だ。
 3つも答が出てしまった、それぞれに理屈が通っているようなので、子供た
ちは、どれが正解なのか計算だけだともうわからない。
 そこで諏訪先生は、頭だけで考えるのはやめようと、教材として96cmのテー
プを用意していて、実際に96cmのテープを2.4cm毎に切ると何個に分かれるか
を子供たちにやらせて、確認させる。
 どの子も40個になるのが確認できるのだが、ここからがまた面白い。
 どうして、自分は 4 や 0.4 という答を出してしまったのか、子供たちは納
得がいかない。それを考えさせる。
 それ以前の授業で小数のかけ算をちゃんとやって小数のかけ算ができるよう
になっていた子ほど、2.4を10倍してしまって罠にはまっているんだね。
 その辺をcmからmmにして考えさせたり(つまり、両方を10倍することに相当)、
実に懇切丁寧に教えている。
 ずっと納得できなかったある女の子が、最後には、「あ、わかった。そうい
うことか」とつぶやき、静かに何度かうなずいた瞬間は、非常に感動的だった。
 学ぶ喜び、教える喜びがはじけた瞬間だ。

 ウェブでのフォロー
http://www.nhk.or.jp/wakuwaku/mail/enq-06-1126.html
諏訪友美先生Q&A
もいいね。
 こういうレベルの高い授業が全国に広がるようにするのが、教育の基本。そ
のための教育基本法であり、放送法だろう。
 民放には望むべくもないが、やはり、NHKの作り、NHK教育テレビの作りは丁
寧だね。
 こういう教師がいて、それを報道する丁寧な作りができる番組製作者がいる
間は、まだこの国にも希望があるんじゃないか。

乳の詫び状(2006/12/02)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 元マイクロソフト社長、成毛の話がなぜここに?
---
 古川さんの話で、思い出した。
 マイクロソフト(Microsoft日本法人)の元社長、成毛真(または成毛眞)の説
明が、

http://www.wdic.org/w/TECH/成毛真

にあるんだよね。
 ここ、通信用語の解説なの(爆)\(^O^)/
 でもって、成毛がおれの連載に圧力をかけ、言論封殺をした電脳曼陀羅事件
のことなども、簡単な解説がある。成毛がやったその他の言論封殺である、ビ
ッグコミックスピリッツの人気連載「おいしんぼ」に対する圧力事件とかも、
あるね。

http://www.wdic.org/w/MOE/美味しんぼ%20(まんが)

http://www.wdic.org/w/TECH/Microsoft
からは、おれのホットコーナーへのリンクがあるが、マイクロソフトがやって
きたことの悪辣な商売のごく一部や電脳曼陀羅事件については、

http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/msisdirty.html
暗黒の帝国マイクロソフト
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/msisdirty.html#mandala
電脳曼陀羅事件
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ms-cs.html
マイクロソフトの言論弾圧とやりすぎの事例

などを参照のこと。
 いま、マイクロソフトは一生懸命広告を出して、いいイメージを作ってるけ
ど、体質はこんなもんです。少なくとも当時は、会社と成毛の体質をよく表わ
していた。体質は修正がきかないから相変わらずでしょう。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

====
標題: 潔い?
---
http://furukawablog.spaces.live.com/blog/cns!156823E649BD3714!6797.entry

誤射に謝罪する古川さん。

消して知らんぷりする人とか、屁理屈並べて煙に巻く人とか
よりは潔い。
でも、間抜けではあるわねえ。

--
つばめどん

====
標題: 古川さん、大誤爆\(^O^)/と日本のテレビ業界のこと
---
>消して知らんぷりする人とか、屁理屈並べて煙に巻く人とか
>よりは潔い。

 すみません。潔くなくて。\(^O^)/

 元MS副社長の古川さんが、2chのVista WikiをMS公式サイトと勘違いして激
怒しまくったというこの話、ちょっと前に話題になってましたね。
 おれ、これ、聞いた時に、古川さん、まだまだ熱いなあと思いました。
 楽隠居できるだけの金と暇はあるのに、まるで、青年のように若くて、熱い。
 古川さんといえば、以前
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/09/26/538276
で、紹介した総務省の
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/tsushin_hosou/index.html
通信・放送の在り方に関する懇談会
を思い出した。
 この懇談会自体の結論は陳腐極まりなくて、どうでもいい。竹中平蔵が政権
から去って、この程度の変革すらやれないのが決定的だもんね。しかも、議事
要旨のどれかだったかな。現在の民放のビジネスモデルにも配慮をなんて発言
もあるんだよね。
 そんなこといってるから、電波利権にしがみつく日本のテレビ業界とそれと
一体化して圧力をかける電通のような広告会社は今後食われ放題になるだろう
ねなどと思うね。
 YouTubuにしろ、ソニーのロケフリ(これ1年前に書くつもりがまだ)にしろ、
こんな結論なんか関係なく世の中、どんどん変化しているもん。
 で、古川さん、この懇談会に出てて、あと、村井純もいるんだけど、議事録
要旨は、発言者の名前は書いてないんだけど、あ、これ、村井さんだとか、こ
れ、古川さんだとかわかるんだよね。かつて、古川さん、NHKに相当いじめら
れただろうなと思うしね。

 いま、jouwa/salonをfindしたら、おれ、面白いこと書いてる。幸いブログ
にも転載してあったので、直リンクがはれる。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/07/22/35334
9割がテレビCMをスキップ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/07/23/35680
5年後、MSがテレビ局を叩き潰す 

 ソニーのロケフリは、
http://www.sony.jp/products/Consumer/locationfree/index.html
です。元のエアーボード。
 似た技術や商品は、内外の他社からも出てます。
 おれの知り合いは何人もが、1年以上前から、テレビやビデオ映像をこれで
好きなところに好きな時間で好き放題に飛ばしまくりだもん。電波が届く範囲
を県内に規制するなんてのは、もはや意味のないクズ規制。
 ロケフリのことは詳しく予定。年内の宿題?

中村(show)

乳の詫び状(2006/12/01)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: アンテナハウス、PDFを解析して自動でしおりを作成できるソフトを発売
---
 アンテナハウスは、PDF製品を2つ出しました。
 1つは新製品の「アウトライナー」。日本だとPDFにあまりに目次やしおり
がないので、それを半自動的に作るソフトです。目次やしおりをちゃんと入れ
ると、PDFははるかに読みやすくなります。みなさん、これを買って、PDFをも
っと活用しましょう。\(^O^)/
 もう1つはバージョンアップの「書けまっせ!!PDF2」。これは既存PDFを帳
票に見立てて、簡単にデータを穴埋めして即印刷できるソフトです。

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061129/255376/?ST=pc_news
アンテナハウス、PDFを解析して自動でしおりを作成できるソフトを発売

http://www.antenna.co.jp/news/kpd20news-20061129.htm
【「書けまっせ!!PDF2」 発売のお知らせ】
http://www.antenna.co.jp/news/outliner-news20061129.htm
【新製品「アウトライナー」発売のお知らせ】

 PDF製品以外、ぼくが関与している製品である
http://www.antenna.co.jp/news/TextPorterV4_1NewsRelease.htm
TextPorterV4.1 サーバ版
http://www.antenna.co.jp/designer/
XSL Report Designer
もよろしくお願いします。
 もちろん、メインのサーバ製品である
http://www.antenna.co.jp/XSL-FO/
XSL Formatter
http://www.antenna.co.jp/news/SBC13.htm
サーバベース・コンバータ V1.3を出荷開始
http://www.antenna.co.jp/sbc/
サーバベース・コンバータ
もよろしく。
 FormatterやXSL Report Designerの売れ方は、海外のほうがいいみたいです。
 以前も書いたと思いますが、海外だと、製造業や金融・証券業もばんばん買
ってくれるんですけど、日本はさっぱり。役所がちょぼちょぼですかね。
 日本は、文書の戦略的情報化・電子化って遅れているんだなと、実感します。
このままじゃ、欧米だけじゃなく、中国にも負けそうな感じですね。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 将棋、竜王戦第4局。渡辺竜王2連勝で2勝2敗の五分。
---
 渡辺竜王対佐藤棋聖の竜王戦。渡辺竜王が連勝で、星を五分に戻しました。
 これで、佐藤棋聖の勢いをとめましたね。まあ、先手番だからここで負ける
と大変なことになっていたわけですが。
 棋譜などは、
http://live.shogi.or.jp/ryuoh/
竜王戦中継サイト
をどうぞ。

 佐藤棋聖は後手だとゴキゲン中飛車なんですね。
 それに対して、渡辺竜王の7手目は5八金右。これは、「お前のゴキゲン中
飛車は研究済みで見切っている。いつでもかかってこいや」という挑発の一手
だそうです。
 一気に超急戦で、初日に勝負が終わるかという話もあったようですが、そう
はならず、以後、互いの玉を囲う展開。
 馬を作ってから渡辺竜王がいい展開で、佐藤棋聖も、後半かなり追い込んだ
と思いますが、渡辺竜王は穴熊に囲えたのが大きかったですね。
 佐藤棋聖は、この次の後手番のときは、どうするんでしょうか。また、ゴキ
ゲン中飛車なんでしょうか。

 佐藤棋聖は、咳がひどいみたいですね。体調がよくないんでしょうかね。
 まあ、今季はタイトル戦にも出ずっぱりだし。
 スポーツでたとえると、サッカーJリーグをやりながら、日本代表の試合に
出て、プロ野球もリーグ戦やりながら、WBCと日本シリーズにも出て、ラグ
ビートップリーグをやりながら、日本代表の試合に出ているみたいなもん。\(^O^)/
 ともかく、むちゃくちゃな強行日程ですよね。毎日、脳みそ搾り出している
みたいなもんなので、脳がしびれて、頭の中真っ白になると思うんですけど。
 そうそう、おやつは両者とも甘いものとってますよね。脳はぶどう糖ですか
らね。おやつにブドウ糖の点滴とか、要望する棋士はいないんだろうか。\(^O^)/
 佐藤棋聖も体調に気をつけていただきたいと思います。
 これで、第6局までいくことは確定。ここからほんとの勝負ですね。
 両者ともがんばっていただきたいです。

 初日、2日目とNHK BS2での中継を録画していて、それを帰宅してから観始
めたので、寝たのが午前3時過ぎ。眠たいです。^^;

ホットコーナーのトップページへ