【7月8日(木)】


*前回分の日記で、写真のurlがまちがってて飛べなかった問題を修正しました。

 K&Tの伝言板が復旧しないので、はやりのvirtualaveで新・大森なんでも伝言板を借りました、というのは昨日の話でした。ディスクスペースも借りてあるけど、とりあえずリトル東京が復旧したので(ログでディスクがあふれてたらしい)しばらくはこのまま。リムネットは写真をほとんど削除しても、すでに伝言板のログが入り切らなくなっているのだった。テキストだけで7メガ越えてどうする。
 同時に懸案のオフ会を正式告知。幹事をかってでる奇特な人がいてめでたしめでたし。

 メンズ・ウォーカーの原稿書いてから、6時半、高田馬場・稲門ビル4Fの土風炉で《恐怖の会》2。幻想的掲示板のオフ会というべきか。編集稼業の女さん、中島千裕さんとは初対面。
 東さんは原稿に追いまくられてて、うちのオフに出られるかどうかは微妙らしい。いや、東さん監修の別冊宝島『ホラー読本』(仮称)の原稿っていうのが、オレも全然できていない、というかずっと難航してるんですが。さすがに20枚はいきなり書けない。
 柳下毅一郎はオフの前に送稿したそうで、残ってるのはオレと東さんぐらいなのか。いや、いくらなんでも東さんより遅くなることはあるまい>オレ。

 最近あらゆる宴会でおなじような話をしているので、だんだんどれがどれだか区別がつかなくなりつつあるのだが、細田さんが「原稿は読みます」と力説していたことは記憶にとどまっている。どの会社のどの雑誌に届いた原稿かは秘密らしい。

 二次会は倉阪さんの念願かなってカラオケ。クラニーとアズレーのデュエットがなかったのは、やっぱり意識してるせいかしら。ふふ。

 その後開催された四派対抗麻雀大会では、SF代表の柳下毅一郎が優勝。ミステリ代表の福井健太がひとり沈むという、我孫子武丸も綾辻行人も許さない結果になったらしい。よくやった柳下。キイチロウ対決にも勝利してめでたいことである。残る敵は鈴木輝一郎だね。麻雀やるんだっけか。




【7月9日(金)】


 別冊宝島のホラー原稿20枚をひいひい言いながら仕上げる。8割はSFの原稿ですね、しかし。
 映画秘宝の『マトリックス』原稿に書くはずのネタをぜんぶ使ってしまったので、このあとどうするかが問題。
 月曜が締め切りだった《本の雑誌》は手つかず。
 藤木稟『イツロベ』(講談社)は、読んでみたらやっぱりSFだった。
 古川日出男『沈黙』(幻冬舎)の見本が届いたのでつい読みはじめてしまう(月末発売)。

 ミストラルで仕事してたんだけど、光瀬さんの告別式は明日の朝11時だと聞いて、お通夜に行くことにする。赤羽の北区セレモニーホール。いいかげんな格好だったので激しく浮きまくりだったにもかかわらず、焼香をすませたあと図々しく控え室に上がり込んで、寿司をつまんだり。高橋良平、高千穂遥、川又千秋などSF組各氏に光瀬さんの話を聞く。新井素子嬢とはなぜか最近の新本格話。角川春樹事務所の人に聞いたところでは、やっぱり急なことだったらしい。

 帰りに北赤羽駅前の古本屋を覗いたら、『X電車』とかJAの古いのが100円で売ってたので一部保護。




【7月10日(土)】


 LOVE&PlayStationの渡辺麻紀インタビューに手を入れたやつを送ってから、午前10時ごろに寝る。と思ったら、11時ごろ電話でたたき起こされる。こっちから電話するとゆうべメール出しただろうと思いつつ思いきりふきげんに電話を切ったが、送ったつもりのメールが送信されていなかったことがのちに判明。申し訳ないことである。

 銀座で大森伝言板オフ。6時にプランタン前に行くと、集合時間前にどんどん人がやってくる。どうしてこんなに集まりがいいかな、しかし。
 一次会はなぜか鍋。ひとりで4、5人分しゃべる人がたくさんいたのでうるさくてたいへん。女版まんがカルテットとか快傑熟女とか(笑)。敵の敵は味方的発想で謎の同盟がどんどん結ばれる。特定タイプの女性に極端に嫌われるタイプの女性というのは確実にいるらしい。
 店は安くてうまかった。幹事様に感謝したい。

 二次会はルノアール。三次会は東京駅(笑)。四次会は秋葉原パセラ。寝てなくて眠いので3時半ごろ、ひとりタクシー帰宅。店の外に出たらすごい雨で茫然としてたら、パセラの人がパセラの傘(ロゴ入り)をくれました。けっこうレアかも(笑)




【7月11日(日)】


 夕方起きて仕事。牧野修インタビューの原稿をまとめる。牧野さんにしてはまじめな話になったなあと思っていたのに、原稿にするとお笑いにしかならないのはなぜ。
 あとは毎日中学生新聞と本の雑誌。




【7月12日(月)】


 さらに仕事。大物がかたづいたのでやっと先が見えてきたか?

 多少ゆとりができたので柴田よしき『Miss You』(文藝春秋)を読んだり。中間小説誌の女性編集者が主人公で、ちょっと『編集王』入ってる感じ。いや、ああいう編集者も実在するんでしょうが、今はサラリーマン型が主流だと思うな。小説誌勤務の経験はないのでよくわかりませんが。

 柴田さんと言えば、野間さんと共同で、西澤保彦ファンページを開設してます。掲示板は土佐女子時代の教え子とか来てていい感じ。MLもあるので西澤ファンはGOだ。ってもうみんな知ってるか。
 これも告知を忘れてましたが、津原泰水さんのホームページ、aquapolisもオープンしてます。




【7月13日(火)】


 朝まで原稿を書き、そのまま徹夜。白石朗の20歳(公称)のお誕生会で銀座。一時間前から並んだサーコン夫婦の尽力で、1時半の回の『エピソード1』をすわって見る。平日の昼間で大雨なのにどうしてこんなに混むかね。年配の夫婦もけっこういたりして、これで夏休みになったらたいへんでは。
 わたしはほとんど寝てました。うるさい映画だねどうも。

 映画のあとはコカで飲茶。さらに喫茶店で夕方までお茶して帰宅。




【7月14日(水)】


 締め切りすぎた仕事の最後のひと山と格闘。
 朝日新聞夏の読書特集ホラー編の原稿と、《映画秘宝》山口雅也インタビューのまとめと、同誌『マトリックス』原稿をまとめてやっつけ、『月光の囁き』文庫版のトーレン・スミス解説の翻訳を七割がた仕上げてから、今朝届いた京極夏彦の短編集『百鬼夜行』(講談社ノベルス)を読みはじめる。というか再読。《小説現代》に載ったやつがほとんどで書き下ろしは一本だけっす。これの書評(週刊現代)が終わったら、レギュラー以外の原稿はぜんぶかたづいたことになるので、ようやく翻訳に着手の予定。
 サンフランシスコ〜スリランカ〜長野とつづいた旅行シリーズのツケをやっと払い終えた感じですが、いまから1カ月半で千枚は可能なのか。ドゥームズデイ・ブックの悪夢ふたたび……。
 というわけで、これから8月末まで、新規の原稿依頼はたぶん受注できないと思いますのでよろしく。


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