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【3月17日(水)】


 tcup掲示板を読むのがめんどくさいとさんざん文句を言ってたら、メールでmamimiっていうWWW掲示板巡回ソフトを教えてもらいました。これはけっこう便利かも。なにしろ巡回してるtcup掲示板が14箇所もあるので助かります。



【3月18日(木)】


 3時、トーレン社長と辰巳出版でプロテウス仕事。
 打ち合わせのあと社長と蕎麦を食べてから、日比谷の東京會舘で光文社三賞の授賞パーティ。主催は光文シエラザード財団で、受賞は日本ミステリー文学大賞が中島河太郎、日本ミステリー文学新人賞が大石直紀『パレスチナから来た少女』、鶴屋南北戯曲賞が野田秀樹『Right Eye』。
 出席者の平均年齢は高めで、スーツの編集者多数、作家少数。
 話題の的は、推理作家協会賞長編部門の候補作。下馬評通り、東野圭吾『秘密』、小野不由美『屍鬼』、奥泉光『グランド・ミステリー』が残ったのはいいとして、あとの2本が香納諒一『幻の女』と中嶋博行『司法戦争』。
 趣味的には『幻の女』より『金のゆりかご』……というのはともかく、どう考えても『司法戦争』より『人狼城の恐怖』だろうと思うんだけど。
「オレは最後まで抵抗したんだけどさ」と弁解する協会賞予選委員・西上心太。しかしこの結果ではなあ。『司法戦争』絶対支持派の茶木則雄は、ミステリーチャンネルの「ベスト・ブックス」収録中とかで現れず。当然、香山さんも来てなくて、糾弾の機会を失ったのは残念なことである。
 もう一個の話題は《噂の真相》。馳星周がギャグで書いた愚痴がいつまでも引用されてるのが爆笑。大沢オフィスは基本的に、取材やインタビューや講演などの雑仕事を断る係なので、窓口になってるK野嬢の悪口を言う人が多くなるのはしょうがない。エヴァ・ブームのときのガイナックス広報バッシングとおなじパターンですね。
 あと、花村萬月といっしょにグラビアページに映ってた女性は、記事内容の女性とはまったく別人だったとか。《噂の真相》も取材力が激しく落ちてるんじゃないの。文壇がらみのネタは裏をとらないのがポリシーなんですかね。
 馳星周は、来月またヨーロッパへサッカー見物に行くらしい。ペルージャ×ローマとチャンピオンズリーグの準決勝2戦めとか。しかし家ではBSもCSも見られないんだそうで、サッカー見物用マンションを一軒購入するしか。ま、セリエAとチャンピオンズリーグをテレビで見てたら仕事にならないから、ナマでしか見ないというのは賢明かもしれない。

 福井健太と千街晶之がいたので対決をセッティングしようとするが失敗。どっちも相手に会いたくないらしい。そのわりに数メートルの距離でニアミスしてましたが。
 創元の『'99本格ミステリーベスト10』は、今月末か来月はじめの刊行になる模様。我孫子さんの原稿がはやく読みたいのに。あと、これがもうちょっとはやく出てれば、協会賞候補にいささかの影響を与えた可能性もありますね。ベストテンが決まった段階で、各出版社にプレスリリースを撒いてもよかったのでは。

 探偵小説研究会の末國善己、横井司両氏とは初対面。福井健太を交えた四人でパーティ終了後しばらくお茶を飲み、それから有楽町ガード下の焼鳥屋で11時までミステリ話。
 焼き鳥の煙が立ちこめるガード下の椅子に腰かけて、横井さんが一言、
「パリのカフェみたいですね」
 けっこういいキャラクターかもしれない。最近のミステリに関しては読んでる本がだいたいおなじなので話がはやい。既成書評家の評価についてはわりと穏健。福井健太はひとりで千街論をぶってましたが、あまり賛同は得られなかった模様。ていうか、そういうことは原稿で書け。結論が決まっているという点では、我孫子武丸の茶木則雄批判とあまり変わらない。とかいうと我孫子さんが怒りそうだな。
 そうそう茶木則雄と言えば、この日、重大なスキャンダルが暴露されたのだが、裏をとっていないので(笑)ひみつ。我孫子武丸や夏来健次が聞いたらものすごく喜びそうな話だな、しかし。

 12時前に帰宅、WOWOWでチャンピオンズリーグの試合を見る。バイエルンはやっぱり強い。しかし驚いたのはユベントスの崖っぷち同点ゴール。オリンピアコスついに準決勝進出かあ……と対戦相手のシミュレーションをやってたのに。結局、バイエルン、ユベントス、マンチェスター、キエフがベスト4ですか。本命バイエルン、対抗マンチェスターかな。キエフは全然見てないのでよく知りません。

 サッカーを見ながら、サイトをいじる。
「危険」バナーはすでに600クリックぐらいあったんですが、2カ月で5000クリック以上集めないと換金できないシステムらしいので、もうちょっと敷居が低くて安全な(笑)バナー広告に乗り換えることに決定。
 ダイレクトメールの山の中から選んだのは、Pa!lickってところ。参加資格は、一日100アクセス以上で、アダルトとか非合法のコンテンツがないサイト。ウェブから申し込むと、審査のうえで(なにを審査しているのかは謎)申込書がメールされてくる。いま表に貼ってあるのがそこのバナーですね。
 1クリックごとに8円で、500クリック分貯まるごとに広告掲載サイト管理者に振り込まれるシステムらしい。一日10クリックでも一カ月少々で貯まる計算だから、ほんとに入金されるかどうかの実験が簡単。ただし、
「報酬を目的とした不正なクリック行為(仲間内での作為的なクリック含む)」や、「リフレッシュタグ、cgi、plなどを用いた強制的なリンク行為あるいは人工的なクリック行為」だけでなく、「サイト訪問者に対してクリックの懇願あるいは強要あるいは錯覚を起こさせるような全ての行為」も、規約で禁止されている模様。
「危険」のサイトがそういう行為を奨励してた(ALTタグにいろいろ書いとくと有効とか)のとは対照的。しかし、ただバナー置いとくだけじゃ、だれもクリックしないと思うんだけどなあ。じっさい、GigaHitのバナーなんて(いちばん下に貼ってあるせいもあるかもしれないけど)3日で1クリックぐらいだもん。
 もしバナー広告で安定した収入(月に3000円とか)が入ることになれば、comドメインをとって安定したサーバに引っ越すことも検討できたり。
 



【3月19日(金)】


 午後五時起床。ミストラル→珈琲館→MAG TIMEとまわって、《アメコミ通信》《Quick Japan》の原稿。

 Pa!lickのクリック数をチェックしたら、一日で40クリックでした。クリック率は、閲覧者(画像表示にして見てる人)の5パーセントぐらい。数にすると、「危険」のクリック数の半分ですね(笑)。『危険』だととりあえずクリックしてみるが、明らかな広告だとクリックしない人が多いらしい。とりあえず、500クリック貯まるまではバナークリック強化月間なのでよろしく。バナーが多くてうっとうしいと思うでしょうが、たぶん一時的な実験なので。


GigaHit

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