【1月27日(水)】


 帰り着いたら午前7時で、9時ごろ寝て夕方起きて、宅配ピザ食べながらFFVIIIをちょっとやって、本読みながら夜中にまた寝たら次の日の朝だった。



【1月28日(木)】


 文春文庫から段ボールでどさっとまとめて届いたデイヴィッド・ウィングローヴ《チョンクォ風雲録》を読みはじめる。来月で完結なのでしかたがない。くー。しかし読み切れるのか。
 来月の本の雑誌は、《チョンクォ》16冊と《デルフィニア戦記》18冊、合計34冊一気読み記録で行こうかという計画だけは立てたんだけどな。
 《チョンクォ》に疲れて《デル戦》読みはじめたら、こっちはどんどん読める。4巻までは一瞬ですね。金傭ファンにお薦めっていうのは正しい。

 SFオンラインのレビュー原稿を3本送り、小説すばるの書評原稿を書く。どっちもPHSから送ったんだけど、オンラインのほうだけなぜか文字化け。so-netのメールサーバからの配信時に化けてるんじゃないかなあ。謎。しょうがないのでlzh化して再送。どっちみち明日の更新は無理そうですが>オンライン。



【1月29日(金)】


 南砂町のたなべ書店に寄ってから、神田の早川書房。SFM編集部でバイトしてたあしかふみこ嬢が仕事をやめてしばらく遠いところへ行ってしまうらしいので(なんか、美人になりにゆくらしい)、お別れのあいさつと餞別をわたすのが目的。
 早川書房は全社的に禁煙になっちゃって、一応エレベーターホールには灰皿があるのだが、エレベーターの扉が開いたときだれが出てくるか不安なので、喫煙者はみんな非常階段に出て吸っている(笑) 喫煙環境は徳間より劣悪かも。なにしろ応接室も禁煙。
 しばらくS澤編集長と煙草吸いつつ非常階段で会談してたけどやっぱり寒いので一階のクリスティへ。さすがに喫茶店までは禁煙令が及んでいない。

 しばらくするとふみこ嬢がやってきて、長旅の目的とかディテールとかをきくんだけど全然よくわからないんでした。謎。ま、半年後、美人になって帰ってくるのが楽しみだな。

 早川のM好氏を加えた三人で、須田町の《まつや》で軽く引っ越し蕎麦。まつやで食べるのは十数年ぶりかも。ここのそばがきははじめてだけど、なんかへん。おれのそばがき理解がまちがってるのか。まあ、あしか嬢は喜んでいたのでめでたしめでたし。

 小川町から都営線で西大島によってたなべ書店大島店を覗き、船堀からバス帰宅。

 メールボックスを覗くと、SFオンライン賞各部門の投票規定がようやくMLに流れている。「ルール」なんだから、わかりやすい正確な日本語で書くことが最低限要求されるだろうと思うのだが。とりあえず疑問点と改定案を書いて投げておく。やることやったからこれで終わり。



【1月30日(土)】


《デル戦》8巻まで。若いころなら2日で読み切っていた気がするが、さすがに衰えは隠せないのだった。

 調子の出ないアスキーのコラム原稿と格闘しつつ、別冊宝島『おかしいネット社会』を読む。ネタ的にはすごくあたりまえの話なんだけど、こうやってまとめて整理してあると便利かも。いや、原稿の質にもよりますが。
 それにしても、じつにせまい社会ではないかという気が。



【1月31日(日)】


 電撃hpの創刊号をようやく購入。とも紙でカラーですか。小説誌でははじめてかも。中間小説誌的な文字組の小説ページのわきにカラーでイラストが入ってたりするのがすごく新鮮。
 田中としひさ画伯の巻末マンガは爆笑。そうか、電撃ログアウトだったのか、これ(笑)。
ということは宮野さんは曽根さんへの道を走ってるってこと? 創刊お祝いメッセージのページで、矢野(徹)さんからコメントとってたりするのが宮野さんらしい。『ウィザードリー日記』からもう15年ぐらい?

 SFオンラインはなんか知らないうちに更新されていたらしい。MLにはなんの報告もなかったんですが、編集担当者のひとりが某所掲示板に更新報告を書いていたのを執筆者のひとりが発見して教えてくれました。ふうん。
「投票規定では明らかに対象となっていない作品が推薦作リストに含まれている」などの不備は残ってますが、指摘しても直らないんだからしょうがない。とかここに愚痴を書いてもしょうがないんだけどさ。



《ご恵送御礼》1999年1月後半分

1/15
●佐伯泰英『密命』ほか祥伝社文庫の新刊4冊。
 これも定期送本。祥伝社の文庫は先月刊行分からノン・ポシェットじゃなくなってます。つまり「ノン文庫」というかわりにNON Pochetteという叢書名を採用してたんだけど、どこにも「文庫」という言葉が入ってないのでわかりにくいから、「祥伝社文庫」にしたわけですね。これにともなって、既刊のノン・ポシェットは、「祥伝社文庫ノン・ポシェット」と呼ぶことにしたらしい。
 文庫レーベル名なのに「文庫」が入らないのは、「扶桑社ミステリー」とか「創元ノベルズ」とかほかにもあって、書評なんかで版元名表記するときにめんどくさい。逆に「電撃文庫」みたいに版元名が入ってないのもあって、それも困る。「版元名(またはその一部)+文庫」というかたちで統一していただきたいものである。


1/17
『青春と読書』2月号(集英社)
 新井素子嬢との対談収録号

1/18
●矢口敦子『真夜中の死者』(光文社カッパ・ノベルス)
 WWW上の自殺日記がモチーフとはタイムリー。

1/19
●『スタープレックス』ロバート・J・ソウヤー/内田昌之訳(ハヤカワ文庫SF)
 なぜかオビが逆さまについていた(笑)

●別冊宝島428『おかしいネット社会』(宝島社)
 担当者と会って打ち合わせまでしながら、けっきょく逃げちゃって原稿書かなかった本。

1/20
●キネマ旬報2月上旬号(キネマ旬報社)
●Game Walker3月号(角川書店)
●花椿2月号(資生堂)

1/21
●週刊新潮1/28号

1/22
●ポール・J・マコーリー『フェアリー・ランド』(嶋田洋一訳/早川書房)
 嶋田洋一さまより訳者謹呈。高い本なのにすみません。早川書房の小説のハードカバーはなぜか書評用では来ないのだった。

●週刊文春1/28号
 芥川賞・直木賞記事あり。

●『映画版脚本集 リング・リング2』
 映画の『リング』『リング2』のシナリオ集。2のラストは袋とじ。

●『翻訳の世界』3月号
 98年翻訳書ベスト10発表号。
 オールジャンルでは、1位『緋色の記憶』、2位『スノウ・クラッシュ』、3位『ディアスポラの知識人』で、以下『三つの小さな王国』『レッド・マーズ』『虚数』『襞』『カフカ、映画に行く』『グリンプス』『闇に浮かぶ絵』とつづく。
 SF・ホラー部門のベストテンは、『スノウ・クラッシュ』『レッド・マーズ』『虚数』『グリンプス』『タイム・シップ』『ホログラム街の女』『ウォッチメン』『スロー・リバー』『時空ドーナツ』『隣の家の少女』『ホーリー・ファイアー』。

1/23
●喜国雅彦『日本一の男の魂3』
 著者謹呈。連載でだいたい読んでるつもりなんだけど、見逃している回がけっこうある。「ワンダフル」で見たばっかりの話とか。


●渡辺容子『斃れし者に水を』(祥伝社)
●永井義男『夜鷹殺し闇の平仄』(祥伝社)
●深谷忠記『ソドムの門』(祥伝社)

1/25
●ハルキ文庫既刊の小松左京ほか20冊セット
 持ってないのをリクエストしたらまとめて送ってくれました。アニメージュの書評用。

1/26
●シャーマン・アレクシー『インディアン・キラー』(金原瑞人訳/東京創元社)
●Pontoon 5号(幻冬舎)
●赤城毅『帝都探偵物語2』(中央公論社)
●ジェイムズ・P・ホーガン『造物主の選択』(小隅黎訳/創元SF文庫)
1/27
●北上秋彦『謀略軌道』(角川書店)
●小説JUNE3月号(マガジン・マガジン)
 近未来特集らしい。弟(JUNE編集部所属)からの定期送本(笑)。どうせなら同人誌も送ってきてほしいのだが。

●デイヴィッド・ウィングローヴ《チョンクォ風雲録》#1〜#16(野村芳夫訳/文春文庫)
 途中まで買ってるんだけど発掘するのがたいへんで……とか言ったらぜんぶまとめて送ってくださいました。最終巻は2月発売予定。しかし今から一週間で読めるのかっ。

●週刊新潮2/4号
 東大生めった刺し事件の容疑者実名報道号。ワイド特集の中に埋めてあるのが笑える。

1/28
●佐伯泰英『瑠璃の寺』(角川春樹事務所)
●鈴木光司『バースデイ』(角川書店)
●北上秋彦『謀略軌道』(角川書店))
●週刊文春2/8号

●『2999年のゲーム・キッズ』
 渡辺浩弐氏より寄贈。PSのソフトらしい。


top | link | board | other days