【7月13日(月)】

 3時に起きてミストラル。8時まで仕事してから家に帰って、MAXの「スウィート・デビル」をちらちら見て(これなら「クラフト」のほうが……ってあたりまえか。SPEEDより芝居が下手かも(笑))、録画してあったNHK「人間大学 宇宙を空想してきた人々」と「ネオランガ」など。
 野田さんはテレビで見るほうが老けてる感じ。テキストがぜんぶ野田表記(シェックリーとかブラッドベリーとか)になってて笑ったんだけど、番組もそれを踏襲するらしい。まあパウルはしょうがないけど……うーん。
 冒頭、ゴジラの話から入るあたりはさすがの話術。朗読もまあよかったんじゃないでしょうか。しかし読書ガイド的にはやっぱり版元情報がほしいよね。

 夜中にロイヤルホストでカレーを食べ、あとは山田正紀再読シリーズ。


【7月14日(火)】

 実家から『神々の埋葬』とか『弥勒戦争』とかを送ってもらおうと思ったら行方不明だと言われたので、ひさしぶりに早稲田に買い出しに出る。早稲田の古本屋街歩くのなんて十年ぶりかも。文英堂とか、すっかり品ぞろえが変わってて驚く。しかし文庫は全然ダメね。これなら西葛西の古本屋三軒まわるほうがましでしょう。たなべ書店一軒にもかなわない。やっぱり郊外型をマメにまわるしかないのか。
 世代的に、文庫を古本屋で集めるって習慣がないので(買い漁ったのはハードカバーとかSFシリーズとか)いまいち感覚がよくわからんなあ。半村良とかすぐそろったのに、山田正紀がこんなにないとわ。
 ビッグボックスの古本市とかちゃんと見ることにしよう。

 天下一品でラーメン食べて、馬場でちょっと仕事して西葛西にもどり、MAG TIMEで仕事。


【7月15日(水)】

 実家から送られてきたJA文庫版『神狩り』の伊藤典夫解説を読んだら、きのう途中まで書きかけた原稿と書いてあることがいっしょ(笑)。自分がいかに伊藤典夫の刷り込みを受けているかに愕然とする。まあ当然だけどさ。

 やっぱり『神々の埋葬』を読みたくなったので、たなべ書店の西大島店まで遠征。スクーターで船堀に出て、都営新宿線で3駅。3階建てで、文庫の在庫量は南砂店よりかなり多い。目当ての『埋葬』含めて十冊ほど入手。実家にハードカバーで持ってる本ばっかりってとこが情けないが、実家の日本SFハードカバーをこっちに運んでくる手間を考えれば、文庫で買い直すほうがまだしもでしょう。ついでに眉村卓の文庫をそろえることにする。しかし冊数が多い……。

 またしても駅前のラーメン屋で遅い昼食をとり、本の山を抱えて帰宅。仕事場の本を整理しはじめたら止まらなくなり、けっきょく半日かけて海外ハードカバーの並び順を入れ替え。
『神々の埋葬』は、すっかり内容忘れてましたね。読み返してみてようやく、ネオランガがこれにインスパイアされてると會川昇が言う理由を納得。高校生のとき、あんまり好きじゃなかった理由もよくわかりました。半村良の伝奇SF系列で、『神狩り』以上にSF成分が薄い。いま読むと面白いんだけど。


【7月16日(木)】

 夕方起きたら雨なので、寝床で山田正紀のSFマガジン連載、『星砂、果つる汀に』を読む。をを、『アンドロメダ病原体』みたいな話だったのね。これならミステリから山田正紀に入った読者にもオッケーでしょう。

 雨がやんだので、うどん屋でメシ食ってMAG TIME。だらだら仕事。


【7月17日(金)】

 朝がた家に帰って、寝床で家に帰って、ノンポポシェットのホラーアンソロジー『舌づけ』とか、創元推理文庫の城平京『名探偵に薔薇を』とか、スニーカー文庫の『多重人格探偵サイコ』とかを読む。
 昼過ぎに寝て起きたら午後8時。明日は朝からひさしぶりに渋谷DCIでトーナメントなのでもうちょっと寝ようと思いつつ、家でだらだらビデオを見る。「ハッピーマニア」とつづけて予約していたおかげで録画できた「世界でいちばんパパが好き」とか。例の12-13の試合で一時間遅れの放送だったんですね。しかも番組中に終了結果のテロップが(笑)
「20世紀ノスタルジア」以外の広末は、じつはあんまり評価してないんだけど、このドラマはまずまずでしょう。さいとうよしこはDoCoMoのページャを広末仕様のものに交換したため、毎日広末からベルが入るらしい(笑) 藤原竜也にハマっているおばさんには宝の持ち腐れかも。でも「身毒丸」の全裸シーンはおれもちょっと見たい。
 ちなみにだれとは言いませんが、この有名な芝居を「みどくまる」と発音してた人がいましたが、「しんとくまる」なのでまちがえないように。オレもたしか近藤ようこのマンガではじめて知った無教養なひとだけどさ。
 つげ義春劇場の第一話は意外とよかったす。どうせなら「海辺の情景」とかやってほしいけど。無理か。
 今週の「トライガン」もかなりいい。しかし数十人単位で人が死んでる。赤い血だまりが広がるシーンとかあって、いや、この状況下でよくがんばってますね。

 腹が減ったので、熊ちゃんラーメンでたまごラーメン食べてもどり、寝床で本読んでる
うちにまた寝てしまう。エクソダスのカードとかチェックしとくつもりだったのに(;_;)


【7月18日(土)】

 ちょっと寝て起きるはずが、目が覚めたのは9時半。DCIのページで自分のリミテッドランキング順位だけチェックして(すでに国内200位以下まで脱落(;_;)。最高54位だったのに)渋谷へ出かける。
 試合開始時間ぎりぎりというのにDCIのレジ前はまだ行列。170人以上のエントリがあったらしい。実際の参加者は140人ぐらいですか。
 今日のトーナメントは、シカゴ大会日本代表選考会の予選で、レギュレーションはラースサイクルブロック・リミテッド。要するにテンペストのスターターとストロングホールド、エクソダスのブースター各一個を使ったシールド戦。
 わたしの引いたパックではTPの黒が超強力で、Bounty Hunter、Evincar's Justice、Dauthi Marauder、Dauth Mindripper、Coercionとか揃ってたんだけど、SH、EXの黒は合わせて3枚だけ(笑)
 けっきょく、スパイク3体とワーム2体を含めクリーチャー10体の緑を中心に、DecoyとSprit en-Korのいる白を合わせ、黒と青を散らす。緑黒白の三色に絞ったほうが正解かもしれない。うーん。Lotus Petalと黒緑ランドがあったから、多色でもオッケーでしょうって選択で、そのかわり黒黒や白白要求するカードは削ったんですが。
 クリーチャー20体(ShadowとFlyingは各3体)、直接ダメージ源はRootwater Hunterのみっていうデッキだったので、いざ試合になると決め手に欠ける事実が判明。なんと、頭から3マッチ連続で引き分けてしまう。時間いっぱいまでやってると休憩時間が10分しかとれない(実質5分ぐらい)なので疲れることおびただしい。途中、Shadow対策に赤のKindle1枚と山一枚を投入したり、マイナーチェンジをくりかえしましたが、やっぱりEvincar's Justice重要だったかも。
 このデッキにエクソダスのバイバックFog(土地一枚サクリファイスでバイバック)は致命的。だからクリーチャー以外ダメージ手段がないとゆってるのに。エクソダスのLureになるリシドはけっこう使えますね。エルフの狂戦士(ブロッククリーチャーの数だけ+1/+1)につけて突っ込ませるとか、除去呪文がわりにもなる。ただしこれではShadowが除去できないのだった。そのためにRootwater HunterとMaze of Shadows入れてたんだけど、なんとMazeは一回も使えなかった。タイミング悪すぎ。赤入れた場合は五色になるんだけど、Lotu Petalの御利益か、まわりはまずまずでした。5ターン目までにC.O.P緑と白を張られても(^_^;)けっこうなんとかなったし。
 3引き分けのあと3連勝し、今日は無敗。最後の一戦に勝てば、オポネントマッチパーセンテージ次第で決勝進出も……ってとこまで行ったんですが、1勝1敗後の3デュエルめで本日初のランド事故(ノーランドで2回マリガンして、5枚中土地1枚から勝ったデュエルもあったけど)。あえなく敗退し、トータルは3勝1敗3引き分け。どうしてもこの壁を越えないね、おれは。ま、でも「公式トーナメントで負け越しなし」の記録は維持したし、ランキングも少し上がったかも。
 今年になってからほとんどプレイしてなくて、エクソダスなんて3パックしか開けてない(笑)ことを考えれば上等でしょう。公式戦は2月のストロングホールド・プレビューと、4月のニューヨーク予選だけ。仲間内で遊んだのも3回だけかな。ははは。これじゃカード覚えてないのも当然か。
 しかし、SHやEXの日本語カードはともかく、TEの英語カード出されて、「ええっと、それなんでしたっけ?」と見せてもらうのは情けない(笑) このへんのプレイがもうちょっとマシで、デッキ構築がうまく行ってればじゅうぶん決勝には残れたはずだが。
 4勝1敗1分けで最終戦に望んだ星野師範代はなんとか勝利をもぎとり、決勝進出。今回からランキング上位の常連組でシカゴ大会参加権保持者は予選に出場できなくなったとかで、決勝も上位進出の目があるらしい。じっさい、今日決勝に残ったのも、よく知らない人が多かったな。
 ギャザ人口も順調に増えているようで、めでたいことである。しかしおかげでどんどん順位が落ちちゃうんだけど(笑)。構築デッキ戦に復活する日は果たしてくるのか。うーん、時間がなあ。

 星野師範代をのぞく東北大勢とか寺島さんとかは途中リタイアで先に帰っちゃったので、トーナメント後は星野師範代と馬場に出てユタ組と合流。良平さんはハルキ文庫で『たそがれに還る』の解説を受注しているとか(笑)。まだ書いてないそうだから安心だね。



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