【4月21日(火)】

 午前4時ごろ起きて、王立宇宙軍と小説すばるの原稿を仕上げる。書評はけっきょく『ダディ』。新刊はけっこう読んでるんだけど、なかなかこれを上回るインパクトのある本はないもんな。


【4月22日(水)】

 けさも早起きして朝からアスキーの原稿。マーク・スロウカ『それは火星人の襲来から始まった 現実を侵略するヴァーチャル・リアリティの脅威』(金子浩訳/早川書房1900円)をネタに、現実を侵略されてる人々の話を書く。うちの同居人とか。

PHSだけで、NTTパーソナルの「ドラえホン」、アステルのAT-15(FMラジオつき)、キティ仕様のDL-S27kと「たまぴっち」とピンクスケルトンのPH450(以上DDIポケット)の5機種を持ち、ポケベルはEメール受信ができるインフォチャネル対応のインフォネクストB55(NTT DoCoMo)とTTMネット対応のVICTlINE(東京テレメッセージ)を携帯。さらに鞄の中には、ローソンで予約して発売日に入手したらしい「ポケットピカチュウ」と「てくてくエンジェル」のほか、デジタルモンスターVer.3とかBabyDAMのキティ・バージョン(カラオケボックス用カード型リモコン)が入っている。机の引き出しで死んだままになってるたまごっち系デジペッツ(本家各種のほか、ギャオッピとかNanoBabyとか)に至っては、いったいいくつあるのか見当がつかない。ノートパソコンは当然SONY VAIO 505で、デスクトップはやっぱりMac。

 PHS本書いてたという情状酌量の余地はあるにしても、これはあんまりじゃないかと思うんですが、どうですか。


【4月23日(木)】

 3時、宝島社で『この文庫がすごい!』の匿名座談会。『このミス』からの出張版で、忘れないうちに「島田荘司事件」と我孫子武丸原稿(東京創元社『'97本格ミステリーベスト』の「本が人を殺す!?」)をやっつけておこうという趣旨。あとは最近の笠井潔原稿とか。ネタ的にはけっこう盛り上がったけど、ボルテージ高すぎな人とかいて、使えない話が多かった気がする。新保教授はなにかつらいことでもあったのだろうか。
 7時ぐらいまでえんえん座談会やって、疲労困憊したあとの打ち上げ宴会でも、おなじような議論が引きずられてしまい、なんかすげえ疲れたのは、午前3時に起きてたせいかもしれない。


【4月24日(金)】

 4時、半蔵門のダイヤモンドホテルでふたたび『この文庫』の座談会。テーマは「泣ける文庫」。
 こちらは《本の雑誌》企画の流用だけど、匿名ではないので出席者名が公表できますね。北上次郎役(司会進行)が茶木則雄、あと真保裕一氏と島村洋子嬢とオレ。大森が指名されたのは、やはり経験者(「本の雑誌」の元ネタ企画参加者)が必要と思われたからですかね。「泣ける文庫」なら、やっぱ馳星周とかじゃないかと思うんだが、しかし自分からがんがん泣いちゃうタイプだと勝負には弱いことが判明。
 どうも作家相手だと譲ってしまって、2回戦以降は勝負から真剣さが薄れちゃったんだけど、とりあえず対・茶木則雄戦は圧勝だったからよしとしよう。『ウォッチャーズ』と「霧笛」はけっこう強かったと思う。

 2時間で終わって、近所の××屋で食事。昨日とは待遇が違うね(笑)。ダイエット中じゃなきゃバカ食いしたのだが。
 そうそう、今月に入ってから減量作戦展開中で、すでに5キロ近く落としたのである。とりあえず60キロ切るのが目標なのだが、あと2キロがつらい。わたしは飯食わなくてもわりと平気なタイプなので、5キロ程度はすぐ減量できるんだけどさ。問題は運動だな。

 ××屋のあとはダイヤモンドホテルのバーラウンジに寄り、タクシー券までもらいながら電車で帰るオレ。


【4月25日(土)】

 SF Onlineの特集原稿と、ゲームウォーカーの「サクラ大戦2」レビューを書き、小説すばる新人賞の箱を半分かたづける。読んでも読んでもつまらない。まあ上限300枚だと、似たような青春小説・恋愛小説が山をなしてしまうのもしょうがないか。

 ぼちぼちSFセミナーも近づいてきました。今回、大森の担当は、恩田陸インタビュー再び。恩田さんはちょうど4月末で会社辞めて専業作家になるので、このセミナーが初の顔出し興行。
 まあ一時間弱の企画だから顔見せるだけでオッケーでしょう。新作プロットのオーディション大会まで用意されてるんでお楽しみに。
 合宿ではなんか小浜くんがパソ通とインターネットのSFな企画をやるらしい。GWにヒマなひとはぜひどうぞ。やっぱ合宿行かなきゃだめでしょ。


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