ドライブスペースでは１ギガまでしか圧縮できないらしい。だめじゃん、それじゃ。まあでも１ギガ増えるんだからよしとしよう。ほぼ２ギガになったCドライブに、PD経由で535の中身を移す。まるごと複写しちゃう手もあるが、さすがにこわいのでWindowsフォルダは手をつけず（dll類と、よく使うアプリのiniファイルだけ複写）、その他のフォルダをまるごと移す。一太郎だけは製品版からインストールして、ATOKの辞書と設定を上書き。そしたらたちまち空き容量が200メガとかになってしまう。しょうがないのでプリインストールのアプリをびしばし削除。
　メモリが16メガのままなので、535に挿してある32メガを引っこ抜いて535Eに移す。いやあめちゃめちゃ速いっす。535のほうには、余ってるはずの16メガを……と思ったらこれが行方不明。設定を確認しようと思ったら、起動だけで５分ぐらいかかる(笑)。さすがにメモリ８メガじゃ動かないよな、ってこのモデルは初期状態８メガで売ってるやつなんだけど。
　535Eはメモリ２スロットになってるので（というか、RAMスタックみたいに、メモリの上にメモリをのっけられる板がついてる）、最初から挿してある8メガを抜いて535に挿すことも考えたけど、なんか貧乏くさいしな。どうせ1万ぐらいだからもう1枚32メガを買おう。

　というわけで、ふたたび秋葉原に行く。32メガのメモリと、ATOKの辞書を置くことを考えて15メガのコンパクトフラッシュを購入。さらに空き容量増加作戦の一環として、前から気になってたPartition It!（パーティションを分けて、クラスタを小さくすることで空き容量を増やすソフト）と、平凡社日本百科事典のインストール用に「携速95」を買う。新しいマシン買うと、ついよけいなものをいろいろ買っちゃうんだよな。

　家に帰って、百科事典をHドライブにぶちこむ。携速使ったのに18パーセントしか圧縮されない(;_;)　400メガが占有され、すでにHドライブ（圧縮されてるCのホスト）も全然空きがない状態。しかしHDインストールの百科事典はめちゃめちゃ高速。全文検索もほぼ一瞬なのには仰天。95専用だけあって、検索システムは相当よくできてるみたい。

　３時に起きて、池袋サンシャインのフィル・ティペット展。三村・小浜夫婦と待ち合わせて、実物大（うそ）ED209の勇姿を拝む。まあ入場無料だし（展望台料金のみ）、まあこんなもんでしょう。でも天気悪くて展望台はダメ。
　馬場にまわってユタ。『この文庫がすごい！』の「泣ける文庫」決定戦座談会が来週金曜日にあるので、エントリ作品を募集する。「リトル・ドッグ・ゴーン」とか「孤独の円盤」とかそういうのしか出ない。それじゃ勝てないでしょう。やっぱり動物物だよね、ってことでブラッドベリ「霧笛」、クーンツ「ウォッチャーズ」とか。あとティプトリー「たったひとつの冴えたやりかた」はデフォルト……でも説明がめんどくさいかも。
　真保裕一氏は『自虐の詩』を用意してるそうなので、対抗上、少女マンガの文庫を考える。『はみだしっ子』か『いちご物語』か。まあこのへんはなんでもいいな。

　家に帰って「サクラ大戦２」を終わらせる。ちょろすぎる戦闘をなめてたら、ラスボスではじめて大神くんが死んじゃって驚きました。それにしても戦闘時間かかりすぎでしょう。必殺技アニメのキャンセル機能ってないの？
　前作がカンナだったので（それを望んでいたわけではけっしてない）、今回は終始一貫、正しくサクラ大戦をプレイ。個人的には織姫かすみれなんだけど。しかしミニゲームとか全然とれてないし、見てないイベントの山。までも、セカンドプレイはやらないだろう。

　家に帰って535Eをいじる。Power Toysのインストールとか。スタートメニューからコントロールパネルの中身をポップアップ・メニューで開くようにする方法を忘れてて、たしかレジストリとかいじったんだよなあと思ってたら、Tweak UIのヘルプ見てるうちに、desktopってタブの中におなじことを実現する方法があることを発見。なんだ、こっちのほうが全然簡単じゃん。535のときはTweak UIほとんど使ってなかったからなあ。

　Netscapeのキャッシュ容量限界が改善されないのに業を煮やし、あきらめてIE4.0xに転ぶ。購読管理のインターフェイスはいまいちなんだけど、専用ソフトを使わなくてもオートパイロットが可能だし、リンクの階層やテキストのみダウンロードの設定もできるから、ノートユーザーにとってのメリットはやっぱり大きい。オフラインブラウズ対応って意味では、NNよりはるかに進んでいるのだった。どうもNCになってからのネスケは好きになれないし、背に腹は代えられないってことで、全面的にIEに移行。とりあえずSF Onlineの過去のレビューページすべてとかをキャッシュに貯める。
　しかしWindowsフォルダの下にどんどんフォルダをつくるのはやめてほしい。Temporary Internet Filesの下のフォルダ振り分けの仕組みもよくわかんないなあ。ここまでやるなら階層化して保存すればいいのに。いや、Cashe Converter使えばいいんだろうけど、あれはいまいち好きじゃないのだった。

　先週は「サクラ２」と535Eのセットアップで一週間つぶれてしまったので、仕事がたまりまくり。
　とりあえず「王立宇宙軍」サウンドリニューアル版ライナー用の原稿を書く。前回のメモリアルボックスに書いた原稿の流用でいいやと思ってたけど、読み直してみたら全然気に入らない感じなので、けっきょく全面改稿。使ったのは２割ぐらいか？
　しかし公開当時の話を書いてるとつい昔話になるのがなあ。バンダイビジュアル渡辺繁社長のエッセイ、「王立宇宙軍の頃」が面白かった。あのころは朱鷺田祐介がガイナックスで製作進行やってて、死にそうな顔して馬場をふらふら歩いていたものである。ガイナ荘にトーレン・スミスが居候してたのはもうちょっとあとだっけか。

　西澤保彦『ストレート・チェイサー』は、某作品に先行例があるパターンだけど、それよりはフェア。読み返すと文章に気を使ってるのがよくわかるけど、途中でやめちゃうとただの読みづらい小説かも。