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【お知らせ】

 北上次郎との書評対談集、読むのが怖い! 2000年代のエンタメ本200冊徹底ガイド』(ロッキング・オン)の発売が決まりました。配本は3月31日、定価1600円(税込)、四六判ソフトカバー(ISBN4-86052-050-5)。
 amazonで予約受付中。「よむこわ」と読んでください。



【2005年01月01日】


●ゴジラ・ファイナルウォーズ
 大晦日に高知東宝で三歳児と鑑賞。菊川怜以外はまあそれなり。世界が滅びかけてる感じは全然しないし、無意味なアクションも退屈だけど、口を極めてののしるほどのこともないかなあ。途中寝てたんであんまりよくわかりませんが。
 トキオは寝ないで最後まで見てたんで、三歳児的にはOKらしい。北村一輝のX星人はハマり役。怪獣プロレスをもっと長くやればよかったのに。

●凧揚げ
 元日は実家の前を流れる鏡川の河原で凧揚げ。720円のピカチュー柄カイトがめちゃめちゃよく揚がって、80メートルの糸がいっぱいいっぱい。





【01月09日】


 トヨザキ社長の書評講座@池袋を見学したあと宴会で飲んでた午後9時ごろ、映画秘宝からベストテンの催促電話。例年、1カ月前に出してるので、もうとっくに締め切ったと思ってたのに。まだ間に合うなら投票するかなあ。だったら『カンフーハッスル』見なきゃ。
 ってことで、ソニーピクチャーズのえらい人にもらった前売券の裏を見て電話をかけ、今からでも間に合うらしい新宿ミラノ座に山の手線で直行、最終回に滑り込みました。なんで池袋でやってないのよ。
 いやしかし映画はたいへんにすばらしかった。とくに梁小龍が最高。おっさんの時代ですよ。いや、おばはんもいいけど。




【01月09日】


 田中啓文原作だと聞いて(ウソ)宮藤官九郎脚本の「タイガー&ドラゴン」を見た。設定は「笑酔亭」に似てるんだけどこっちは人情話。「三枚起請」が下敷きで、落語部分はともかく話はよくできてました。




【01月12日】


 SP2導入。
 R3だと問題ないみたいなんで入れてみた。
 いまのところ順調に動いてます。なんか起動にえらく時間がかかるけど、これはSP2のせいじゃないだろう、たぶん。

 ついでにXP用のPowertoysとか入れてチューニング中。
 しかし毎度おなじみのTweakUIではもはやあまりいじる余地がないのだった。
 ClearType Tunerはnoteユーザにはけっこういいかも。
 Alt-Tab Replacementは微妙。
 Image Resizerは便利といえば便利。

 あとは「Win高速化 PC+」ってのを入れてみたけど、あんまり意味がなさそう。説明がわりと丁寧で、いっぺんにいろいろいじれるのが便利なぐらいか。




【01月12日】


 NHK-BSの週刊ブックレビューをわりとマメに録画で見るんだけど、中江有里はつくづくすごい。昔からわりとファンだったけど、今は日本で一番たくさん本を読んでるタレントじゃないですか。他のレギュラーは月1回なのに彼女だけは毎週で、週に4冊は読まなきゃいけない。番組だけで月に16冊。コメントはけっこう的確で、『カイエ・ソバージュ』みたいな本もちゃんと読んで自分の感想を言うし。
 えらいなあと思ってたら、こないだ戸梶圭太『自殺自由法』の解説を書いてて、これがまたすばらしい。けっこう毒があって。
 と思ったら最近は脚本家もやってるのか。「03年処女脚本作「納豆ウドン」で第24回BKラジオドラマ脚本懸賞最高賞受賞」だって。
 公式サイトによると、1年に読む本は300冊だそうです。ひゃあ。




【01月13日】


「デカレンジャー」のビデオが見たいとゴネるトキオを叱りつけて「富豪刑事」を見てたら、ちゃんとデカレッドが出てました。神様ありがとう。

 で、そのあと録画分の『H2』を見た。富豪刑事はデカレッドで、H2は白鳥スワンかよ!
 という話はともかく、あだち充の登場カットまで実写でやってるのに爆笑。雰囲気はかなりうまくドラマ化されてる気が。 石原さとみ出ずっぱりだし、毎週観るかも




【01月16日】


 さいとうが買ってきた文藝春秋2月号のルポ「ネット書店アマゾン潜入記」をやっと読む。
 こないだNHKで見た倉庫がこれですか。300人も働いてるようには見えなかったけど、それだけでかいってことだな。 トーハンの倉庫は20年ぐらい前に見学したけど、今はどうなってるんでしょうか。

 しかしこの原稿でいちばん驚いたのは『言いまつがい』の刷り部数が35,000って箇所。その程度しか刷ってないのか。10万部ぐらい行ってるかと思ったのに。ってことは『文学賞メッタ斬り!』はめちゃめちゃ健闘したわけですね。




【01月17日】


 犬勘定5刷決定。
 さっき早川から電話がありました。今度は「SFが読みたい!」3位の帯つきだとか。ありがたやありがたや。
 まあ、増刷単位はきわめて慎ましいんだけど、定価が定価ですから。
 刷り部数はこれで『ドゥームズデイ・ブック』四六判の2倍以上。『航路』四六判上巻の初版部数をようやく突破。





【01月19日】


 en-taxi08号を読む。青山光二インタビューがめちゃめちゃおもろい。お題は織田作之助ですが、それとはほとんど関係なく笑えます。坂口安吾をボロカスに言うとことか。

 角川春樹句会には北方ボス登場。こっちも爆笑。

 好きな雑誌かと言われると微妙なんだけど、読むところは多いなあ。

 しかしこの雑誌、創刊号からずっと送られてきてるのはなぜ? 責任編集の人とはだれとも知り合いじゃないのに。(福田和也とは30秒ぐらい話をしたことがありますが)





【01月19日】


 スタージョン"When You're Smiling"に着手。
 タイトルの元ネタはアームストロング「君微笑めば」。

 マーク・フィッシャー、ジョー・グッドウィン、ラリー・シェイが合作した1928年のラブソングらしい。

 君が笑うと世界中が笑うよ、君が泣いたら雨が降る――みたいな歌なんですが、そんな曲の題名をこの小説につけるかよ!
 そのおかげで訳題は悩むこともなく決まりました。

 ポール・ウィリアムズは「サイコパスものの原点じゃないか」みたいなことを言ってますね。 『輝く断片』は異常心理短編集(オレ主観)なんで、これ入れるのはぴったりなんだけど、揃えすぎかなと思って躊躇していた作品。
 Galaxy掲載作を集めた短編集、The Stars Are the Styxに入ってて、この本、かなり好きなんですよ。Orbitの時代の次はGalaxyの時代が来るんじゃないかと。無理か。




【01月20日】

 さいとうが買ってきたブルータス子供特集号。
 すごーく板につかない感じの特集ですが、0歳児と1歳児の「スーパーモデル」を篠山紀信が撮影したやつがよかった。あれ、20ページぐらいやればよかったのに。

 見開きの子供座談会には註が一杯入ってます。
デカレン/プリキュア/ネクサス/お茶犬/プリティコミューン/ベイブレード/バトエン/ガッシュ/DS/港北ニュータウン/遊戯王/ヤフーきっず/ブルークロス/NARUTO
 このうち知らなかったのは3個。ふうん。

座談会で笑ったのは11歳の子の以下の一節。

――いつも何して遊んでるの?
隼 友達の家で遊戯王。
りさ子 えー、めちゃ古い。
隼 悪かったな。
りさ子 流行ってることってすぐ終わるよね。




【01月20日】


 ローレライ@東宝試写室。
 小説の上巻部分はほとんど存在せず、下巻の高速ダイジェストが中心。樋口真嗣+福井晴敏の映画っていうより、「東宝映画」大作に見える不思議。小説と違ってガンダムのにおいも全然しないし。SFっぽさも極小。「東宝映画」で「戦争映画」ですね。
 とりあえず、きのう届いてた対談集読まなきゃ。




【01月21日】


 スタージョン中。
「君微笑めば」はやっと半分。第一稿が上がるのは日曜かな。 最後の一本はたぶんBrat。 来週木曜からはイベントラッシュなんで、その前になんとかしないと。




【01月23日】


 あまりに寒いのでトキオ連れで近所の「ゆの郷」へ。 風呂から出てリクライニング室でごろごろしてたら、黒柳徹子の恐竜番組(スー来日前特番)やってたのでトキオはかじりつき。オレは『タイムトラベラーズ・ワイフ』下巻を読む。




【01月23日】


「君微笑めば」第一稿の入力作業は予定通り終了。しかしスタージョンはここから先が長い。入稿出来るのはいつだろう。
今は「ニュースの時間です」校正中。あと入力が終わってるのは、「みどり猿との情事」と、Travelling Crag。これからやるのがBrat。
 大森担当分以外では、伊藤典夫訳の「輝く断片」、柳下毅一郎訳の「死ね、名演奏家、死ね」、「リューエリン向けの犯罪」が入って、全部で8編。ぼちぼち並び順も決めなきゃ。



【01月27日】


 今日の朝日新聞にSF記事。
 文化面「トレンド」欄に「にぎわう翻訳SF出版」の見出しで、《奇想コレクション》《未来の文学》を中心に紹介。
 コメントしてるのは河出書房新社・伊藤靖、国書刊行会・樽本周馬、早川書房・塩澤快浩の各氏。野波健祐記者の署名原稿です。ほとんど文句はないんだけど、リードの最後、
「ミステリーやホラーの隆盛の陰でひっそり眠っていたかに見えた巨大ジャンルがついに動き始めた」
 っていうのは笑った。SFは眠れる恐竜だったのか。

 関係ないけど、この記事の右側は奥泉光による「ジャズマン忠臣蔵」リポート、左下はブルボン小林「ジュ・ゲーム・ノン・プリュ」の書評でした。




【01月28日】


 ●ピアニスト柳下美恵さん。
 AERA1/31号、56ページ。「肩書きは無声映画伴奏者」 以下、一部引用。

 夫は、「特殊翻訳家」であり、映画評論でも活躍中の柳下毅一郎氏。結婚14年目の夫妻は、映画祭のパーティで知り合った。
「映画の話をすることはありますけど。お互いの仕事にはあまり口を出しませんしね」
 と毅一郎氏はいうが、柳下さんいわく、
「彼の助言があったからこそ、無声映画伴奏者としてやっていく契機ができたと思う」




【01月31日】


 ラめたジュンク堂トーク終了。
 東京に来るなり過労で倒れて実家近くの病院に五日前から入院中だという冲方丁は、外出許可をもらって病院からジュンク堂に直行。刺さったままの点滴針を見せびらかしてました。
 奥様同伴のうえ、さらにお母様まで見学に。

 というわけで(?)トークは冲方丁ワンマンショウ。完全読本2の対談でも一部を披露していたライトノベル業界構造改革論をぶちあげて一時間半しゃべり倒しました。
 おかげでこちらはたいへん楽ちん。お客さんも、予想してたものとは違ったかもしれないけど喜んで聞いてたみたいだし、『ライトノベル☆めった斬り!』も12冊売れたし、よかったよかった。
 終了後の打ち上げ鳥良宴会も30人を超える大盛況。

 ご来場くださったみなさん、ありがとうございました。

 あ、取材に来てたNHK-BS1の番組は、「経済最前線」
 2/1の21:15〜34、「ライトノベルで出版不況をうち破れ」ってタイトルの回で放送される模様。会場でもずいぶんカメラまわしてたみたいですが、どれがどんなふうに流れるのか。




【01月31日】


『仮面ライダー響鬼』#1 。
 トキオは「(仮面ライダーが)ちょっとしか出ないじゃん!」と怒ってたけど、まあいいんじゃないでしょうか。どうせ仮面ライダーじゃないし。
「剣」の第1回とかに比べれば、はるかに期待を持たせる出来でした。
 演出はわりと堤幸彦系? 自転車シークエンスは(ミュージカル含めて)けっこう好き。屋久島も法事で行くなら許そう。
 電話で喋ってた先の姉妹がいる店が東京の主な舞台になるのかな。




【01月31日】

 小学館文庫小説賞は15歳が受賞。
 15歳が受賞したことより、「小学館文庫小説賞がついに有名に!」という感慨のほうが大きかったりして。宣伝効果は抜群。しかし高専の1年生なのか。

 新井素子の受賞時より若いけど、公募新人文学賞の最年少記録じゃないと思う。「300枚以上の長編」で、「(自費出版系じゃない)大手出版社主催」の小説新人賞に限定すれば最年少記録かも。




【02月01日】

 新潮社新刊ラインナップ発表会。
 むかし別館4階でやってた編成会議みたいだった。担当編集者のかわりに各セクション編集長が発表。希望部数の申告があればもっと盛り上がったのに。
 内容説明に関しては紙資料で済ませて、口頭では質問に答えるとか、紙に書けないようなことを言うとかにした方がよかった気もする。
 まあ、それは懇親会の方で、ってことなんですが、編集担当者を探していちいち話を聞くのもたいへんだろう。
 週刊新潮がさんざん叩いた佐藤優(外務省のラスプーチンと呼ばれた男)の本が出るのはちょっとびっくり。斎藤十一イズムは正しく継承されているのだった。

 懇親会は京王プラザ南館4F。5Fではパンパシ出場選手の記者会見やってて、シャラポワがいたらしい。
 浪漫房に寄ってから帰宅。




【02月01日】


 新人賞5冠で話題の日日日『ちーちゃんは悠久の向こう』(新風舎文庫)を読む。
 びっくりした。めちゃめちゃへんな話です。
『砂糖菓子の弾丸』を乙一が書いたみたい。違うか。
 久美さんの飛ばしまくった解説が誉めすぎに見えないのもすごいね。
 ちょっとどうかと思うところもいくつかあるが、大きな傷にはなってない。
 これ一作だと、「第二の乙一登場」みたいなキャッチコピーがつきそう。第二の乙一ってへんだけど。

 これは新風舎文庫大賞の受賞作で、碧天舎ラブストーリー大賞受賞作『私の優しくない先輩』も出てる。
 ちなみに碧天舎のコンテストにはSF部門もあって、受賞作は内田敦士 『無意識の底で』。こっちは、「昔、高校のファンジンとか、文芸部の会誌とかに載ってたよねえ」ってタイプ。懐しいというか恥ずかしいというか。意外と変わってない。




【02月02日】


お誕生会@新大久保チャンナム家。
昨日が誕生日だった関口苑生、明日が誕生日の川村恭子と今日が誕生日のオレと三人合同誕生会がトヨザキ社長の肝煎りで開催。先週誕生日だった大林千茱萸のほか当日参加ゲストも加わり、会場は足の踏み場もない状態に。







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