・ゆりかもめ7200系

以下6連  1998年度の増備車で、1997年度後半に導入された車両同様の一部ロングシート構造を継承したものの、制御方式が一新された車両となっています。
 制御方式にはCI(コンバータ-インバータ)制御が採用され、IGBT素子を使用したPWMコンバータで安定した直流電源を作り、これをPWMインバータで三相交流に変換し、誘導電動機を駆動するというもので、近年の交流電車の基本となっている制御方式と言えます。
 今のところ1998年度製の3編成のみで、7000系と共通運用されています。
1999.12.31 竹芝駅にて撮影
 走行音[yrk7200a.rm/188KB] 直接再生
 いわゆるVVVFインバータ制御と同様の制御なわけで、鳴っているモーター音も他の路線でも何ヶ所かで使われているタイプと言えるようです。コンバータ、インバータ共に使用する電圧が低いことから、それほど高くない耐圧の素子でも2レベルの構成が可能なわけで、鳴っている音も三菱製の2レベルインバータの2タイプのうちの1つとなっています。特に札幌市営地下鉄東西線で使用されている三菱製インバータの車両と同じタイプのように感じています。もっとも、その札幌市交は軌道かゴムタイヤあたりからでる凄まじい音のおかげでほとんど分かりませんが、このゆりかもめの7200系はその点では恵まれた環境となっています。
 とは言うものの、実はインバータ装置を搭載している電動車に乗ると、まるで日立製のIGBTインバータみたいな「キーン」という音が力行中、回生制動中共に鳴り続けているため、本来のモーター音が全く聞こえなくなってしまいます。ということで、この音は先頭車で録音してみました。
 録音は日の出→芝浦ふ頭間です。
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