・関鉄キハ2000形

キハ2001  1997年3月に2両が登場した竜ヶ崎線専用の新型車両。下回りはほぼ常総線用のキハ2100形と同様で、両運転台化と半室運転台化、そして竜ヶ崎側運転室の右側への設置などが竜ヶ崎線専用仕様の特徴となっています。
 この車両の登場でキハ521と522が廃車となり、3両運転も廃止になったことで、朝は2000形の2両併結、日中以降はどちらか1両での単行運転となり、基本的には2000形2両で事足りる状態となりました。ただし、1998年7月に2002が一時運用からはずれ、キハ532との併結運転が行われ、常総線と通しても初めて在来車との併結機能が使用されました。
1999.1.28 竜ヶ崎〜入地間(入地1号踏切付近)にて撮影
 キハ2002走行音[knt2000a.ra/756KB] 直接再生
 3ノッチ起動→4ノッチ→フルノッチという加速をしていた運転士による走行音で、佐貫での接続の関係で発車が遅れたときなどにこのように直結2段に入る速度まで加速していたことがありました。約65km/hで直結2段に入るようなのでこのときは70km/hを少し越えたくらいまで加速していたのでしょう。竜ヶ崎線の線路はPC枕木化が佐貫付近の急カーブを除いて完了しているためこれくらいの速度は常に出しても大丈夫のように感じられるのですが、中途半端に在来車を残した状態であるためか、はたまた新車を入れてもスピードアップをする気がない会社なのか、明らかに可能である所要時間の短縮などは行わないようです。時刻表では8分ですが、このファイルでも分かるように6分台前半で着けるんですよね・・・。
 現在ではなぜかこの運転をしていた人は別館資料編に載せたファイルのような、変速段だけの運転に変わってしまいました。
・キハ2000形の姿
 2000年8月は龍崎鉄道時代から数えて100周年にあたるそうで、8月6日には記念イベントが行われ、その日から1週間程度はヘッドマークを常に両先頭に掲げて運転されていました。予告では14日まで等となっていたはずなのですが、それを過ぎても8月中は2連なら両側、単行なら片側に限って付けたままになっていたようです。
 写真はキハ2001+2002の2連です。
 2000.8.7 竜ヶ崎〜入地間にて撮影(知手2号踏切付近)
 キハ2002の写真です。上の写真は竜ヶ崎側に付けられたヘッドマークですが、こちらは逆の佐貫側です。もう少し早い時間に写しに行くべきだったかなぁ・・・。側面が真っ暗(^^;
 2000.8.12 竜ヶ崎〜入地間にて撮影(入地1号踏切付近)
 キハ2002+キハ532の連結されたときの写真です。過去10度くらいしかこういう組み合わせは実現していません。まぁ、いずれも喜べる理由じゃないんですが・・・。特にこの時は3日ほど前にキハ2001が故障を起こしたために急遽こういう組み合わせになったんですし。
 しかし、2000年の終わり頃から2001年3月までの間には必ずこの組み合わせが実現するのではと思います。何と言ってもそろそろ要部検査の時期ですから。
 2000.9.25 竜ヶ崎〜入地間にて撮影(知手2号踏切付近)
 キハ2002のエンジン付近の写真です。角度の関係でシリンダヘッドを見ることができませんが、キハ350形に積まれているDMF13HZ機関とは配管が全く違うということは分かると思います。
 1997.3.12 竜ヶ崎にて撮影(許可を得て撮影)

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