99.6.4
ひさしぶりの友人から電話あり。2児の母なので、いろいろと教えを乞う。が。あー、はじめて経験者の話を聞いてむかっ腹が立ったわー。「えー8か月なのに働けるなんてしんじらんないー」だの「そんな調子じゃ難産かもねー」だの「男の子は力が強いからちゃんとマッサージしないと乳首が切れるわよー」だの「男の子はいっぱい吸うからおっぱいだけじゃむりよー」だの。あーうるさいよぉ。「でもひとそれぞれだよねー」とゆー言葉が電話中頭の中をぐるぐるまわってしまった。きー。
99.6.5 28週 体重+4.5kg 子宮底長28cm 腹囲88cm /胸膝位をとること・腹緊時安静
通院8回目。とうとう「骨盤位(逆子)」とのハンコが押されてしまった....こないだは様子見だったんだけど。でも、左右は逆になっていたので、こんどは左下にしなくちゃいけないのだ。おちつきのないややこ。逆子体操を始めたんだけど、体が硬いせいか、すごいつらい。本当にこのままやってていいのか?って感じに苦しい。それに、治ってるのに気づかなくてまたやると戻ったりしないんだろうか?そこんとこ、どーなんでしょう。今回ははじめて院長先生に診ていただいたのだけれど、なんだかクールな先生であんましかまってもらえなかった。しくしくしく。さらに、今日は血液検査(貧血・成人T細胞白血病・血糖)のため血をたっぷり抜かれ、お金もたっぷり取られた。しくしくしく。
家に帰ってオットと心霊...いえ、超音波ビデオを見ると、「目は私似で鼻はオット似かも」と盛り上がった。さー、どうでしょー。
99.6.10
通院9回目。逆子検診。ついでにこないだ「えーまだなんですか?ぜひ受けてくださいね」と言われた「ソフロロジー教室」に行こうと思う。今日は診察午前中だけなのに、12時過ぎても12時半過ぎても呼ばれない。教室1時半からなのに、昼御飯食べてないのにー。1時前になって、いいかげん受付に言いに行く。別に忘れられてた訳じゃないみたいだけど、大変同情してくれて気分が良くなる。いざ診察。
ひょっとして治ってるかもと思ったんだけどだめ。こんなに動いてるのにー。初めての女医さんだったけど、この方も感じよく、さらに気分よくなる。支払時、「ご飯大丈夫ですか?ぎりぎりでもいいですよ」と受付嬢に言われて、すっかり機嫌を直し、大急ぎで院内の喫茶店でサンドイッチを食べ、教室に行く。
「ソフロロジー」は要するにラマーズ法の発展形で、眠る前のような状態でリラックスしてお産に挑む方法らしい。お産はもちろん痛いものだけれど、自然なものなのだから、決してガマンのできないものではないと。陣痛は生み出すためのエネルギーなのだから、それはきちんと受け入れて、ただし無理やりな方法ではなく、あくまで自然にしようと。....呼吸法とか体操とか具体的なものではなく、どちらかというとココロの持ちようが大事みたいっす。。いや、体操も習いましたけど。出産ビデオを見てしまった...うーん。やっぱし生々しかったけど、確かにイメージより静かなお産ではありました。お家でもできるようにテープとCDを買わされました。ここで産まないんですけど、ま、いいか。
99.6.19 30週 体重+4.2kg 子宮底長31cm 腹囲88cm /KCP(?)
通院10回目。逆子治らず。ただしまた左右逆転。体重がちょこっと減ったことを心配される。....その時は忘れていたけれど、2〜3日前ひどい下痢になったんだった。そのせいだな、きっと。ややこの推定体重は1700gなり。
来月には里帰りしたいということを伝えると、こちらに通うのが最終のときにいってくれればいいですよ、といわれる。奇遇なことに、実家の近くの病院の院長先生はここの院長先生の後輩だということで、すんなりと紹介してくれそうでよかった。
さらに強力な逆子体操を習う。これはオットの協力なしにはできないのである。仰向けにねっころがって、膝で立ったオットの方に自分の膝をかけるのだ。これもしんどいですが、具体的にはなかなか妊娠に協力できないオットを強制的に参加させるにはいい方法だと思う。5〜10分そのままにするんだけど、「ひまだ」とか「腰が痛い」とか言うオット。ワタシだってそうだ。ワタシなんて、つらいのは体操の時だけじゃないぞ。ま、でも腰がイってしまうとまずいし、確かにひまだとも思うので協力時ツマの腹の上で漫画を読んだりワンダースワンをするのを許可する。
99.6.26
通院11回目。逆子検診。やっぱり逆子治らず。またまた左右逆転。尻を軸にしてブレイクダンスをし続けるややこ。きー。逆子を治すために(子宮の)張り止めの薬を処方されて、張ってもいないのになぁ、と不審に思うが、ちょっと苦手なクールな先生だったのであまり聞けず。むーん。
99.6.30
パート退職。なんだかいろいろといただいて、大雨風の中大荷物で帰るはめに。
大変ありがたかったのですが....ごにょごにょごにょ。
99.7.3 32週 体重+4.6kg 子宮底長33cm 腹囲88cm /異常認めず
通院12回目。ばんざーい、ついに逆子治る。張り止めの薬が効いたのか?もう、戻らないでね。2/27以来、初めて「異常認めず」のハンコを母子手帳に押してもらえる。里帰り用の紹介状も書いてもらう。
ところで、体重もあんまし増えないし、腹囲もしばらくそのままなのに、伸び続ける子宮底長ってどういうこと?そんなにエリアを縦に拡大してどうするのだ、ややこ。なんか、平均よりも長いしなぁ。妙に息苦しいことがあるのはこのせいなのかなぁ。
99.7.8
こないだ衣類の整理をして、もう絶対着ないけど結構きれいな布の服が出てきた。なもんでちょこっと裁縫欲が高まっていたのだけれど、なにしろめんどくさがりだし、そもそも不器用なので労力に見合ったものができるとは思えず躊躇していたのだった。でも、ついにダメもとで「バルーン」に載ってた「産後ママの必需品」(笑)ドーナツ型クッションを作ってみた。たまたま綿もたっぷりあったし。
なにしろ、結婚後初めて嫁入り道具のミシンに触った。ママには内緒だわ(笑)。
結果、少々いびつではありますがなんとか使えそうなしろものが。よかったよかった。
99.7.16 34週 体重+5.3kg 子宮底長29cm 腹囲93cm /よく運動してください
出産予定の実家から歩いていけるT産婦人科に転院。今まで通ってたI産婦人科よりは若干小さな所なんだけれど、評判はいいし、見た感じもなかなかきれいなんで、初めてでも安心してたんですが。
....いやー、T院長(谷村新二似)語る語る。I産婦人科の院長とは師弟にあたる間柄(T院長が弟子)で、「あっちの方が設備も整ってるし、スタッフも多いですし、近いんですから別に転院しなくともいいんじゃないでしょうか」「ビデオもとってもらえるし、おみやげも豊富だし」から始まったので、ちょっとひきかけたものの、「I先生は新しい物好きで、いろんな出産方法にチャレンジされるんですが、僕はどちらかというと後ろ向きで」からちょっと風向きが変わり、「出産は太古の昔からあることなわけですから、そんな痛みから逃げるための方法なんか感心しないです」で完全に『俺の出産ポリシーを熱く語る』モードに。そのうち「医は仁術なんて嘘です」「女性が弱いなんて何で言えるんですか、家庭で一番強いのは女性じゃないですか」ってなんでそんな話に(汗)最後には「いやぁ、こんな話しだすと止まらなくて」「....飲み屋で先輩の話を聴かされている気がしました」と思わず言ってしまいましたよ、わたくし。超音波で診察するときも内診中(痛いので相槌打つのが精いっぱいだっつーのに)もそんな話ばっかりだったもんで、「あの、ところで逆子に戻ってたりしませんよねぇ」とこちらから訊かざるを得なかったとゆー。「あ、大丈夫です」って。なんか、個人的に受けたのでいいことにしよう。でもこれからずっとあの調子なのか?

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