読書記録

2010(平成22)年7月〜12月



<凡例>
冊数タイトル出版社
読了日著者初版
評価コメント

<ジャンル分け>
理工系人文系文学社会・実用書未分類

No. 88
2010/12/26
Skipping Christmas
スキッピング・クリスマス
小学館
John Grisham
ジョン・グリシャム
2002/12/01

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No. 87
2010/12/23
ホワイトヘッド 有機体の哲学 (現代思想の冒険者たち 02) 講談社
田中 裕1998/07/10

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No. 86
2010/12/12
Mind Performance Hacks
Mind パフォーマンス Hacks ― 脳と心のユーザーマニュアル
オライリー・ジャパン
Ron Hale-Evans2007/08/24

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No. 85
2010/11/27
図解入門 よくわかる 最新スマートグリッドの基本と仕組み 秀和システム
山藤 泰2010/07/10

(コメント)

 
No. 84
2010/11/23
ハーバーマス コミュニケーション行為 (現代思想の冒険者たち 27) 講談社
中岡 成文1996/12/10

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No. 83
2010/11/22
Apollo's Arrow
明日をどこまで計算できるか? ―― 「予測する科学」の歴史と可能性
早川書房
David Orrell
ディヴィッド・オレル
2010/01/25

物理モデル、計算モデル、方程式を用いて予測できる、と信じられていて、
なおかつ、ほとんど実現の見込みの無いもの → 3つの「気」
天気(気象)、病気(遺伝子・ゲノム)、景気(経済予想)

 
No. 82
2010/11/14
The Music of the Primes: Searching to Solve the Greatest Mystery in Mathematics
素数の音楽
新潮クレスト・ブックス
Marcus du Sautoy
マーカス・デュ・ソートイ
2005/08/30

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No. 81
2010/11/12
アドルノ 非同一性の哲学 (現代思想の冒険者たち 15) 講談社
細見 和之1996/07/15

ほとんどノーマークだったが、読んでみると、ドイツ文学のような味わい。望外の収穫。
これまで何度も読もうとして着手していなかった 『ミニマ・モラリア』 も読んで見たくなった。

間接的に語られるベンヤミンはなんとも魅力的に写る。

 
No. 80
2010/11/12
すべての火は火 (叢書アンデスの風) 水声社
Julio Cortázar
フリオ・コルタサル
1993/06/30

『南部高速道路』が、なんとも魅力的。こういう体験をしてみたい。

 
No. 79
2010/11/04
Le Miroir Des Idées
イデーの鏡
白水社
Michel Tournier
ミシェル・トゥルニエ
2004/02/10

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No. 78
2010/11/03
Humanism and Democratic Criticism
人文学と批評の使命 − デモクラシーのために
岩波書店
Edward W. Said
エドワード・W・サイード
2006/08/23

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No. 77
2010/10/31
58歳からの“知”の愉しみ ― もう一度人生を磨き直すために 青春出版社
小中 陽太郎2000/06/10

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No. 76
2010/10/27
バタイユ 消尽 (現代思想の冒険者たち 11) 講談社
湯浅 博雄1997/05/10

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No. 75
2010/10/20
デリダ 脱構築 (現代思想の冒険者たち 28) 講談社
高橋 哲哉1998/03/10

デリダ=脱構築=ラディカル、というイメージがあったが、この解説はわかりやすい。
レヴィ=ストロースの直後に読んだだけに、構造主義⇒ポスト構造主義、という図式もよくわかる。

 
No. 74
2010/10/13
レヴィ=ストロース 構造 (現代思想の冒険者たち 20) 講談社
渡辺 公三1996/05/20

他の研究書をほとんど引用しておらず、レヴィ=ストロースの著作のみから論旨を展開しており、
この著者の主観そのものなのだが、丹念に客観的に書かれており、牽強付会という感じはしない。
かなりいい解説書。このシリーズの中でもよく書けている部類に入ると思う。

 
No. 73
2010/10/12
読んで旅する 世界の名建築 光文社新書
五十嵐 太郎2004/02/20

Torre Velasca の解説が出ているということで読んだが、 全体的にあまりにも解説が短過ぎて、これではほとんど写真のキャプションレベル。

 
No. 72
2010/10/08
Queremos Tanto a Glenda
愛しのグレンダ
岩波書店
Julio Cortázar
フリオ・コルタサル
2008/01/25

(コメント)

 
No. 71
2010/10/07
ラカン 鏡像段階 (現代思想の冒険者たち 13) 講談社
福原 泰平1998/02/10

ほとんどラカンのことは書かれておらず、ソシュールとフロイトの引用ばかりで、
しかも表現が正に筆がすべるという感じで、説明のための比喩のつもりが、
逆に比喩の方が主になっており、もとの言葉に無理矢理こじつけて解釈している。
ほとんど、下手な詩のような感じ。

 
No. 70
2010/09/30
Snoop! What Your Stuff Says About You
スヌープ!あの人の心ののぞき方
講談社
Sam Gosling
サム・ゴズリング
2008/11/20

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No. 69
2010/09/29
魅せる技術 ― ビジネスでモテる、自己演出の教科書。 インデックスコミュニケーションズ
西松 眞子2004/10/31

(コメント)

 
No. 68
2010/09/18
グローバルエンジニア ― 世界で活躍する技術者になるには 日経BP企画
古屋 興二 編2005/12/05

(コメント)

 
No. 67
2010/09/10
ウロボロスの純正音律 講談社
竹本 健治2006/09/20

(コメント)

 
No. 66
2010/09/10
Deep Down Things: The Breathtaking Beauty Of Particle Physics
「標準模型」の宇宙 現代物理の金字塔を楽しむ
日経BP社
Bruce A. Schurmm
ブルース・シューム
2009/09/14

原題が美しい。「極小物理の息を飲むような美しさ」

 
No. 65
2010/08/31
バフチン 対話とカーニヴァル (現代思想の冒険者たち 10) 講談社
北岡 誠司1998/10/10

(コメント)

 
No. 64
2010/08/26
よくわかる経営工学 日本実業出版社
西村 克己2001/03/20

(コメント)

 
No. 63
2010/08/21
Symmetry: A Journey into the Patterns of Nature
シンメトリーの地図帳
新潮クレスト・ブックス
Marcus du Sautoy
マーカス・デュ・ソートイ
2010/02/25

(コメント)

 
No. 62
2010/08/13
The Shell Collector: Stories
シェル・コレクター
新潮クレスト・ブックス
Anthony Doerr
アンソニー・ドーア
2003/06/25

(コメント)

 
No. 61
2010/08/10
ルカーチ 物象化 (現代思想の冒険者たち 06) 講談社
初見 基1998/05/10

(コメント)

 
No. 60
2010/08/08
Salamander
サラマンダー − 無限の書 −
早川書房
Thomas Wharton
トマス・ウォートン
2003/08/31

(コメント)

 
No. 59
2010/07/31
後藤さんのこと 早川書房
円城 塔2010/01/15

(コメント)

 
No. 58
2010/07/19
読まず嫌い。 角川書店
千野 帽子2009/08/31

これはかなりの収穫。
国語の授業、或いは文学作品の「理解」に付き纏う、

  • 「書かれていない意味」を発見だか発明することを強要され、
  • 書いてある文を字義どおりに読むと馬鹿にされる

ことに対する不満表明に、大きく共感できる。

  • バルザック『コルネリユス卿』
  • メリメ『イールのヴィーナス』

等、教えてもらわなければ、こういう作家がこういう話を書くとはまず思わないし、
偶然出会っても、読もうとも思わないだろう。
筒井の『遠い座敷』も読んで見たい。

 
No. 57
2010/07/19
ジンメル 生の形式 (現代思想の冒険者たち 01) 講談社
北川 東子1997/06/10

(コメント)

 
No. 56
2010/07/19
ポケット図解 構造主義がよ〜くわかる本 人間と社会を縛る構造を解き明かす 秀和システム
高田 明典2007/04/05

内容的には構造主義の周辺も含めた題材をかなり網羅的に集めていて、入門本としては最適。
ブックガイドもかなり充実していて、単に重要本を列挙しているのではなく、
著者が咀嚼した上での寸評も添えられていて、発展読書の幅も拡がる。
タイトルは安直入門本そのものだが、実はかなりいい本。買って手元に置いておきたい。

 
No. 55
2010/07/16
ヴェネツィアでプルーストを読む 集英社
鈴村 和成2004/02/10

『失われた...』の中でヴェネツィアが出てくるのは話の最後の一部分に過ぎない。
だから分量的には全体の中の一エピソードに過ぎない。
しかし、そもそもの始まりのコンブレ、『花咲く乙女たち』の浜辺、話の大部分を占めるパリ、
いずれも「水」が関わっている。形の定まらない移ろい行く流れ、波のうねりがこそが、
何かをきっかけで浮かび上がる記憶そのものであり、この象徴的な「水」で繋がる記憶と都市の、
そもそもの発端はヴェネツィアだった、というのが著者の主張である。

その主張の元に、始まりの場所ヴェネツィアから、コンブレ、ノルマンディー、アムステルダム、パリ、
そしてヴェネツィアへと戻る旅。旅程中の雨、その雨に霞む景色、或いは晴れた時に鮮明になる街の風景、
これら不確かなものと確かなものに出会うたび、小説のモチーフとプルーストが心の中で見たであろう景色が重なりあっていく。

... こういうのを読むと、旅に出ずにはいられなくなる。

 
No. 54
2010/07/15
Pip Pip: A Sideways Look at Time
《まるい時間》を生きる女、《まっすぐな時間》を生きる男
飛鳥新社
Jay Griffiths
ジェイ・グリフィス
2002/03/29

(コメント)

 
No. 53
2010/07/01
Night: An Exploration of Night Life, Night Language, Sleep and Dreams
夜 心理・生理・行動
法政大学出版局
A. Alvarez
A・アルヴァレズ
2001/04/25

(コメント)

 

読書記録 2010
(平成22年)1月〜6月
『枕草子*砂の本』 読書記録 2011
(平成23年)1月〜6月

E-mail : kc2h-msm@asahi-net.or.jp
三島 久典