読書記録

2002(平成14)年1月〜6月



<凡例>
冊数タイトル出版社
読了日著者初版
評価コメント

<ジャンル分け>
理工系 人文系 文学 社会・実用書 未分類

No. 25
2002/06/30
How Men Think
女性の知らない7つのルール
ダイヤモンド社
Adrienne Mendell
エイドリアン・メンデル
1997/07/25
コメント
 
No. 24
2002/06/28
ビートルズで英会話 ロックで楽しむリサイクル英語勉強法 ワニ文庫
小島 智 1998/12/05
コメント
 
No. 23
2002/06/26
ビジネスマンのための IT用語ハンドブック2001 翔泳社
大和総研情報技術センター 2001/04/30
コメント
 
No. 22
2002/06/16
メフィスト 小説現代5月増刊号 2002 講談社
  2002/05/21

ついに『総門谷』も『神々……』も終わり。田中啓文はおもしろいかもしれない。

 
No. 21
2002/06/07
世界の歴史教科書 11カ国の比較研究 明石書店
石渡 延男、越田 稜 編著 2002/02/10

このような内容の本ももっと出版されるべきであろう。
特に最近のような、歴史教科書ブーム・騒動の流れの中で、
ただ単に「誰々に対する反論」という、著者だけにしか内容のわからない本を出してしまうような まぬけが蔓延する世の中にあっては。
(「馬鹿」と書きたいが、「馬鹿」は「馬鹿」と言われると、本気で怒るので)

 
No. 20
2002/05/24
ネイティブの子供なら誰でも知っている英単語 Shinchiho Press
松本 茂 2002/05/10

というタイトルだが、私は、

Blending in helps protect them.
という文章の構造を捉えることができなかった。

 
No. 19
2002/05/18
アジアに生きる大東亜戦争 展転社
ASEANセンター編 1988/10/13

第二次大戦の戦記もののファン以外は、おそらく知らないであろう内容。
ここに書かれている事実を、もっと客観的に伝えられていくべきである。
武勇伝として記述されるべきではない。

 
No. 18
2002/05/02
Forms of Devotion (原書) Harper Perennial / Canada
Diane Schoemperlen 1998

多分、カナダ以外の地域では売られていないであろう。
いろいろな銅版画と、それに触発された小文からなっている、エッセイでもあり、小説でもあり、 枕草子に近い内容の本。

 
No. 17
2002/04/18
The Elegant Universe
superstrings, hidden dimensions, and the quest for the ultimate theory
エレガントな宇宙 超ひも理論がすべてを解明する
草思社
Brian Greene
ブライアン・グリーン
2001/12/25

この本によると、現在は第2期の超ひもの発展期らしい。 そのきっかけはウィッテンであり、その解説が主となっているが、 物理・数学、どちらの立場から見ても難しくて、ついていくのが大変。

 
No. 16
2002/04/18
アジアインターネット白書 アスキー
大木 登志枝 2001/12/25

かなり網羅的に、かつ客観的に調べられており、変にスポンサーとか所属する組織の 思惑が反映されていないところに好感が持てる。この手の本(つまり、アジア+IT)という 本の中では、おすすめ。

 
No. 15
2002/04/09
The 7 Habits Of Highly Effective People
Restoring the Character Ethic(原書)
Franklin Covey Co.
Stephen R. Covey 1989

出張中に、ぱらぱらとめくって、買ってくれオーラを放っていたので買った直後、
「人生を変える7つの習慣」というような訳で、何年か前にベストセラーになっていたことを 思い出した。

 
No. 14
2002/04/02
ネットで財を築く 毎日新聞社
温 世仁 2001/04/15
はっきり云って、読まなくていい本
 
No. 13
2002/03/31
痛快!コミュニケーション英語学 集英社インターナショナル
マーク・ピーターセン 2002/02/28

これは読んでいて目からウロコが落ちるの連続だった。
特に、この名詞に a がつくか the がつくか、という発想はやめて欲しい、
a とか the は、基本的に形容詞であり、 a か the という表現をしたいから付けるのであって、
この名詞につく/つかない、というような発想は、一切しない、
というのは始めて聞いた。

ひじょうにいい本なのだが、この手の本を読んだ後、気になって、英語が使えなくなってしまう、 という問題がある。

 
No. 12
2002/03/28
アジアからのネット革命 岩波書店
会津 泉 2001/06/27
叩き上げ、という感じがする。マレーシアに焦点を当てているのも面白い
 
No. 11
2002/03/20
Le spleen de Paris
巴里の憂鬱
新潮文庫
Charles Baudelaire
ボードレール
1951/03/10
26、7年ぶりの再読。中学の頃、自分はこの詩の内容を分っていたのだろうか
 
No. 10
2002/03/15
英単語・熟語ダイアローグ1800 旺文社
秋葉利治/森 秀夫 2000/12/20

ジャンルごとに分けられていて、集中して覚えやすい。
この本の、LAWの章を読んだ直後に英字新聞を見たら、1面が、固有名詞以外、 全てこの本で取り上げられている単語から成り立っており、唖然とした。

 
No. 9
2002/03/04
爆笑問題のザ・コラム 講談社
爆笑問題 2001/11/30

青島幸男から石原慎太郎へのところは、テレビで見たとき、思わずうなった

 
No. 8
2002/02/22
書く技術で差をつける The Writing Magazine バベル・プレス
「eとらんす」1月号臨時増刊 2001/01/01

雑誌の特集号なので、さっさと読むべきだったのだが、読んだのが、買ってから1年後。
既に、買った時の興味さえ失われてしまっている。

それでも「作詞入門」のところは面白かった。
何によって人は感動するか、という芸術の根幹に関わるようなところが、
完全にマニュアル化されている、というところが面白い。

 
No. 7
2002/02/20
メフィスト 小説現代1月増刊号 2002 講談社
  2002/01/22

諸星大二郎の小説が載っていたのがこの号だったような気がするが、コメントを書く前に 古本屋に売ってしまったので、確認できず。

 
No. 6
2002/02/16
中国に向かうアジア アジアに向かう中国 東洋経済新報社
渡辺利夫/向山英彦 2001/03/31
この手の本は、今が旬である。1年後にはどうなっているかわからない
 
No. 5
2002/02/09
山尾悠子作品集成 国書刊行会
山尾 悠子 2000/06/25

最初、かなり読みにくかった。センテンスが長く、言葉の選択がかなり凝っており(多少、紋切型の傾向あり)
書かれている内容をイメーシとして捉えるまでに時間がかかった。また、人物の内面の描写が希薄で
(個人の独白等、内面に関する記述はあるが、心理描写とは言い難い)小説としては、かなり素人的な感じがした。

しかし、ふと、これは散文詩なのだ、ということに思い至り、それ以降は読み方が変わった。

散文詩として見た場合、『遠近法』の腸詰宇宙のビジョンは魅力的である。
『ゴーレム』の薄暗さも、他にこのような作品を読んだ記憶がない。

 
No. 4
2002/01/31
走るアジア 遅れる日本 日本評論社
叶 芳和 2001/03/20

仕事用。面白い部類に入る。

アジア系の本をいろいろ読んでいるが、このような現状認識が正確なものは、一般に面白い。
「アジア」と言った場合、一般に無条件に優越感を感じる人が多いが、
ある観点から見るなら(例えば情報系の普及・進展)、日本はかなり遅れている部分がある。
(「IT関係」という言葉は、何年後かに死語になると思われるので、ここでは使わない)
もっとはっきり言うなら、二流国になりつつある。
そのような現状を見据えている著者の本は、現状把握が正確という意味で、説得力がある。

一方、政治的・歴史的観点をまったく無視して、政策提言を行っているものは、
「アジアへの援助」という観点でしか捉えておらず、説得力にも実現性にも欠ける。
(朝鮮半島の統一、中国〜台湾の貿易の発展、等)
これらについては、無意味な結果を「仕事の成果」として主張できる、というのがうらやましい。

 
No. 3
2002/01/24
日本企業アジアへ 国際社会学の冒険 有斐閣
園田茂人 2001/02/25

仕事用。
各国民の性格分析のところは面白い。
多分これを見て、目からウロコが落ちたような感覚を覚える人がいると思う。

 
No. 2
2002/01/12
東アジア回廊の形成 経済共生の追求 日本経済評論社
NIRA・E Asia 研究チーム編著 2001/09/25
仕事用
 
No. 1
2002/01/02
200CDプログレッシヴ・ロック 立風書房
200CDプログレッシヴ・ロック編集委員会 2001/12/15

ムーディー・ブルースの紹介のところ、

自己の内側に普遍的真実を求めた歌であるからこそ、
音楽にただの気晴らしではない何かを求める
「プログレッシヴ・ロック・ファン」に愛されてきたのだと
納得させられてしまうのである。
という文が、この本全体の内容を示している。



読書記録 2001
(平成13年)7月〜12月
『枕草子*砂の本』 読書記録 2002
(平成14年)7月〜12月

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三島 久典