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 PowerLabさんがPowerBook G3 '98 (Wall Street)、'99 (Lombard)、2000(PISMO)各機種のオリジナルキーボード「Power Typing Keyboard」を製作し販売中です。

 2001年8月

 昨年、PowerLabさんのオリジナルキーボードバナー協力者募集キャンペーンペーンに応募し、製品がちょうど出来上がるという時に入院してしまったので、遅くなってしまいましたが、Power Typing Keyboard(以下、PTK)を紹介したいと思います。

 商品については、上のバーナーをクリックしていただけば良く分るように、PowerBook G3の各シリーズ(WallStreet, Lombard, Pismo)用のオリジナルキーボードです。私が、ここで紹介するのは,Pismoと呼ばれるFireWireを標準搭載したPowerBook 2000用のモデルです。

 カラーはトランスルーセントのグラファイトで、純正キーボードより若干固めのキータッチ。キー配列はアスキー配列準拠でコマンドキーがスペースバーの両側あり、コントロールキーは、Aキーの横に有ります。また、英字キーボード仕様なので、キートップの表示もかな表示はなく、困る人もいるかもしれませんがスッキリした表示になっています。

 最初に自分の評価を言ってしまえば、純正のキートップが指の形に合わせて中央が凹んだ形状になっていてちょっと指に優しいかなと思うところ以外は、PTKの勝ちかなと言う印象を持ちました。


 2台のキーボードを並べて比較するとこんな感じです。PTKの色やトランスルーセントの具合が分ると思います。左が純正キーボードで右がPTKです。

純正キーボードPTK
(写真をクリックすると1000×600ピクセル80KB程度のJpegファイルが開きます。)

 トランスルーセントの透け具合は、純正が一目で分るのに対した、PTKは良く見ると分ると言った感じです。私は純正のキーボードに対して、ちょっと煤けて汚れたような色と言う印象を持っていたので、PTKの透け具合は、落ち着いていて好みでした。


 キーボード自体を並べるとこのような感じです。

2台並べたキーボード
(グラフィックをクリックすると1000×600ピクセル100KB程度のJpegファイルが開きます。)

 純正のキーボードの前面の部分、特にenterキーの光の反射を見ていただくとキートップの中央の凹みが分ると思います。シリンドリカル・カーブドストラクチャと言うのでしょうか? 良く分りませんが指にフィットして純正の良い点です。

 また、PTKのキートップに、かな表示がなくスッキリしている事も分っていただけると思います。


 私の純正キーボードは、カーソルキー付近が若干たわんでふわふわした感じがあったのですが、PTKでは、下のような金具を付属し、たわみを防いでいます。左が金具本体で右が装着した状態です。

ステイ金具装着したステイ金具

 この金具と底板を厚くした効果でしょうか? キータッチは純正より剛性感のあるものになっています。キーの弾性も純正より若干高いと思います。ドの付く素人のうちの奥さんも、打ち易いと言って分る位です。


 私は出来ないのですが、タッチタイピングができる方は、DK、FJのホームポジションも気になる事と思いますが、PTKでは突起有り無しの両方のキートップを付属し対応しています。

DKFJの各キートップ
(DKのキートップに突起があります。)

 デフォルトでは、FJに突起のあるキートップが装着してありますので、DKに突起が欲しい人は上のパーツと交換する事になります。


 最後にPTKで残念だったところです。一つは、PowerBook 2000用のモデルだけの問題かもしれませんがフラットケーブルの取り付け方が純正と異なり、ちょっと装着しにくくなっています。

純正キーボード背面PTK背面
左が純正、右がPTKです。

 この写真では、ちょっと分かりにくいと思いますが、PTKのフラットケーブルは、底板にベタっと貼付けられており、純正と比べ若干動きが制限されるため、本体のフラットケーブルのソケットに装着する事が難しくなっています。私も少し苦労して取り付けました。

 もう一点は、これは、PowerBook 2000用のモデルだけの問題ですが、ブルーLEDの品不足のためこのモデルだけグリーンのLEDになった点です、

caps lockのグリーンLED

 しかし、軽快でしっかりした打ち心地を考えると許せる範囲と考えます。

 私は、今回幸運にもキャンペーンのモニターでPower Typing Keyboardを手に入れましたが、純正のキーボードに不満のある方は、検討に値する商品だと思いますので、是非店頭で商品を実際に手に取って確かめる事をお薦めします。



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