2回目の挑戦は今ひとつ、下浦沖ハナダイ乗合

うれしい外道も。


  1. 日時:98年2月26日(金)
  2. 場所:下浦沖
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午前7時30分〜午後3時00分頃


釣行記

2月27日の金曜日、リフレッシュ休暇のうちの一日を利用して、金沢八景の野毛屋よりウイリーシャクリのタイ乗合に行ってきました。ここのところ、トップは10枚から多い日は30枚を越える釣果をあげているようです。ただ、ベテランは10枚釣ってもその他の人は1〜2枚ばかりという感じでしょうが・・・。

6時頃船宿に到着。5時を回ってから家を出たので1時間とかかっていない計算だ。出船1時間半前だというのに、船宿の前には既に車がたくさん止まっている。

席札を取ろうとすると、既に10枚以上の札がなくなっている。結局右舷のミヨシ3番目に席を確保し、準備を始める。宿の中も人でいっぱいなので、7時前に歩いて船着き場に向かう。と、既に3〜4人の人が準備を始めていた。

出船時間が近づくにつれ船に人が増えていく。どんどん増えて休日並に活況になる。聞けば21人での出船になったそうだ。この人数だと竿穴1.5個おきくらいの間隔となり、潮が速い場合オマツリは必至だ。よくみるとこの前来たときにいた常連さんが3〜4人はいる。

黒川船長がイカ船でお客さんに指導していたりしたので、定刻よりやや遅れて河岸払いとなった。天候は晴れ、北風の微風のため海は凪。30分程で下浦沖の定番のポイントに到着。

船宿特性のハリス1.5号、針はチヌ1号の3本針仕掛け、ビシは80号のサニービシを使用する。

潮が速いのでまずは水深30m前後の浅場で開始になる。この水深で何カ所か潮回りするがハナダイの顔を見る程度。1時間ほど続けたところで60m前後の実績のある場所に。ここが潮がぶっとんいる。このため船長より「1回勝負」つまり一度途中までシャクリあげたらもう一度着底させることはしないで釣るように指示がでる。当然オマツリ対策である。この人数では仕方がないところだ。

場所替え1投目からつぎつぎにハナダイが上がる。私の竿にも2投目に待望のアタリ。鋭く合わせると確かな手応え。慎重に巻き上げると、早い潮流にトモの方まで流されていた仕掛けが手元に寄ってきて、先には赤い魚が。これは25センチのまあまあの型のハナダイ。しかし直後の投入で5人が絡む大オマツリに巻き込まれる。道糸が絡んだ為これはどうしようもなかった。ほどき方にも問題があったようで、20分のタイムロス。この食いがたっていた時間に釣りができなかったのは痛かった。

この後も船中ぽつぽつとハナダイが上がるが、私には合わせそこねが2回だけ。1時間ほどしてやっと20センチ程度の小型のハナダイを手にする。

 天気は最高

潮止まりとなり、船中アタリもなくなったので昼食をとる。ぽかぽかと暖かくビールも旨い。しかし釣果は今一つ。

潮の流れもだいぶ緩やかになってきて釣りやすくなってきたので、気合いを入れ直してしゃくる。すると久しぶりにアタリ。結構強い引きで上がってきたのは40センチ弱のウマヅラ。ウマヅラをかけたウイリー針は歯でかじられてダメになったしまった。しかしこれくらいのサイズになると肝も大きいしフグ並に旨いはず。まあまあうれしい外道である。

しばらくすると鋭いアタリ。合わせると乗った。しかし引きの感じがハナダイとは違いそんなに鋭くはない。またウマヅラか、と思ったが水面に現れたのは白っぽい魚体。なんとこれは30センチ弱のカイワリ。旨い魚だけにうれしい外道だ。

しかしこの後は緩んだ潮の流れのせいかアタリもなくなってしまった。

時間は2時を回り終了まで1時間。ここで船長が移動の合図。再び朝の浅場でやるが、2〜3人に小型のハナダイとシマダイがあがっただけ。

そのまま15時終了。結局ハナダイは0〜10、10はやはり常連の人の釣果であった。

カイワリは刺身で頂き、適度な脂の乗りで旨い。ウマヅラは刺身と肝和えにしましたが、フグに似た味で最高でした。大型ウマヅラがこんなに旨いとは思いませんでした。

やはり人数が多いと魚が分散するので数は少なくなるようです。ただ、食いが渋いときでも常連さんはぽつぽつ上げているのがこの船宿の特徴。しばらく通って彼らの技を盗むしかありませんね。


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