「たまごっちとの邂逅」との邂逅(970127:現在進行形作品)



読んだ瞬間。「これは名作だ。しかし、瞬間芸的なものかもしれないな。旬の間 は瞬間的。すぐにアップロードしなくては・・・」。怠惰なウェブマスターである俺 だが・・・この作品にはつき動かされ、さっそく、「リョーザンパクしない・・・・ 」という主旨を田中Hに伝えるべく、そのMLに投稿した。

しかし、この作品・・・「たまごっち」という商標が何度も出てくる。

ホームページに掲載したはいいが・・・


  サイバー梁山泊ウェブマスター殿

   貴殿のホームページに所収の「た△△△ちとの邂逅」には、弊社
  登録済み商標が無断で数回にわたって引用されております。つきま
  しては商標使用料「○○円也」を「△年△月△日」までに下記銀行
  口座に振り込まれるようお願いいたします。

   期日までに所定金額の入金が確認できない場合は、法的措置を
  取る所存ですので、よろしくご理解のほどよろしく・・・・云々

                      株式会社 バン△イ

なんてメールがやってきたら、ただでさえ金と時間が常に欠乏しているマイナー ・アーティストである俺はたまらん・・と思ったのだ。

そうだ。事前に許可をとっておけばこんなメールが来たり、勤務先にどなりこま れたりすることもないだろう。

そう思い立った俺は・・・・

それから・・・

NTT Home Page経由・・・・・・・

SONYのWAVE Searchで「バン△イ」という

キーワードで検索。一発でヒット。そして、クリック・・・・・

おおおおおおおおお、重い。やっぱり「た△△△ち」人気なんだろうか

むちゃくちゃ重い。重いがここで引き下がる訳にはいかない。田中Hの旬の名作を 世に問えるかどうかがかかっているんだ。重さをかきわけ、かきわけ、何とか、メー ルを出せるページにたどり着いた。

さすがだ!フォーマットに入力してメールを送る方式だ。CGIを使って、あとから 検索・加工をしやすくようというわけだ。技が光っている。さすがは「た△△△ち」 を世に出すだけのことはある。

氏名、勤務先、電子メールアドレス・・・を記入してから・・・・さてさて本文 だ。


貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

「たまごっち」の好評なにより、マーケティングの妙と心より敬服いたしており ます。

さて、私的なことでございますが、小生の友人が「たまごっち」を題材とした小 エッセイを執筆しました。私は、個人としてHome Pageを開設しており(http://www.asahi-net.or.jp/~JQ9I-NKGW)、そこに掲載いたしたく 思います。そのエッセイのなかには、「たまごっち」という貴社商品の商標が出て参 ります。

この取り扱い及につきまして、ご教示賜われれば幸いです。ご多様のところ、よ ろしくお願いいたします。


さらさらと書き込み・・・

「送信する」ボタンをクリック・・・

あっ、ようがようになっている。(用が様になっている・・・)

なんて後悔は先に立たず・・・・

この誤字が原因で、掲載拒否とかされないだろうか・・・

果たして、ちゃんと返事がくるんだろうか。来なかったら、実力行使しかないか ・・・

おれの頭のなかでさまざまな思いが去来した。

俺のデスクトップのアラーム音が鳴る。(そうそう、そのデスクトップ は自宅とは違って、結構なLAN環境なのだ!!!(^^)・・・・なんてことはどうでも いい。)

「おお、メールか。」我に返った俺は、Eudoraの受信簿に目を凝らした。

田中Hから、さっそくタギングの済んだ「た○○○ちとの邂逅」が送られてきた。

さすがは、田中H。早技だ。こうなったら後にはひけない・・・・。俺は手に汗を 握った。

(続く)

著作者:中川i(あい・・・と読みます。)



続きも読めます。ここをクリッッッッッック!

「田中H作品集」に戻る

サイバー梁山泊のwhat's newへ

中川iにメールを出す→