個人的な事情があって、この日をもってしばらくライブはお休みをすることになる。そのこともあってか、ライブをさせていただいた当人としては、実に満足できるライブであった。第一部は、いきなりオベーションの弦が切れるというようなハプニングがあり、ギターを替えたので、低音の響きが悪かったかもしれない。水野さんの演奏を挟んだ第二部はDADGADチューニングの新曲が自分の想い通りにできたように思う。
この日は、PAからの録音もうまく行ったので、ライブ音源をMp3.comにアップロードしてみた。聴いてくださる方は、http://w3.to/nakagawa-sounds/ でお聴きいただけます。
ゲストとしてお迎えした水野陽平さん、島直也さんのユニットは、アコースティック弾き語り、バラード、コーラスという展開で、実にすがすがしく、水野さんにとっては、二年ぶりに人前・・ということであったので、とにかく誘ってかった。
この日の水野さんとの共演も、思えば、OCM運動に参加していたおかげであった。辿ると、相川祐典氏が接点なのだ。ありがたいことに、相川氏がOCMの公式サイトの「U10日記」にてこの日のことをレビューしてくださった。励みになる。ご覧になられたい方はここをクリック。
ラインアップは次のとおりです。
B
名探偵 最近の事件の傾向
C
天変地異
D
とけてひとつ
第二部
@
つかの間の教団
A
奇蹟は今も・・・
D 極北の歌
(010225 中川一郎記す)
【Live House kaztou へのアクセス】
地下鉄丸の内線「東高円寺駅」1番出口を降りて、青梅街道を新宿方面へ。 2,3分歩いた、青梅街道沿い。1Fはクリーニング屋で、その地下にあります。
03-3316-6210 東京都杉並区和田3-60-11倉島ビルB1
中川は、最近、運動に参加しています。「地下から空へ」にもよく来てくださる相川祐典さんが進めておられるOpen Creation Movement(OCM)(http://www.opencreation.org/)に参加しているのです。思えば、一年前、プログラムの世界で人智を結集する試みとして注目を集めていたオープン・ソースという考え方を、音楽に適用するという構想を相川さんからうかがってから、一年になります。この間、一人の音楽活動者として仲間に加わらせてもらっているのです。
この運動についての感じを一言で言うならば、「響きをさらに響かせ、響きを広げる」。リミックス、サンプリング、あるいは、さまざまなキャスティング、ストリーミング等々の形で。その可能性を徹底的に開花させるポテンシャルを持つ試みであります。
この「運動」で、今回のゲストと水野陽平さんに出会いました。水野さんは、インディーズ・アーティスト支援サイトであるMusic Frontier(http://www.indiesartist.net/)bを運営するとともに、OCMを今インディーズ・シーンで活躍している若いバンドの皆さんにも広げるべく貢献しておられます。OCM運動に参加しなければ、出会うこともなかった世代の人であります。縁を感じます。
笹山君が旅に出ている間、「地下から空へ」は番外編とします。2000年10月の第1回に続き、今回が第2回です。この間、笹山君からは二枚のはがきがとどきました。一枚は、ベルリンから。もう一枚はイラクから。笹山君は旅を続ける間も、さまざまな街のあるいは路上で、あるいは、パブで歌い、そしておひねりも貰っているようです。なんか、ほんものの吟遊詩人だなあ、すごいなあと感じます。
笹山君は詳細な日記をつけており、それを西荻窪にある「ニヒル牛」(雑貨店)に送ってきて、その一部を地下オンの青木タカオさんがホームページにも掲載しています。
http://www.tk4.speed.co.jp/chika-on/sasayama.htm
ぜひ、一度、ご覧になってみてください。
(010122 記:中川一郎)