白いスリッパに
血が滴る
白い白い旗に染め抜いた
赤い赤い日の丸のように
しみが残る
ひととひととのふれあいと
ほんのささいなさよなら
ひととひととのかんけいと
ほんのしばらくさよなら さよなら
芋虫になった
足もままならない
重い重い身体をひきずりながら
重く重く徘徊わる
重く重く
雨の降る確率10%の都市(まち)を
重く重く徘徊わる
重く重く
それみよがしでひとびとは
わたしをとりかこみ
思い思いに内緒話をはじめた
ひととひととのかんけいと
ほんのしばらくさよなら さよなら
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