今回の「地下から空へ」は、笹山てるお、中川の歌・・・そして、棚木和人監督の数編の映像作品という構成となりました。中川は、前回に引き続き２部構成にしました。中川、笹山、中川、棚木さんの作品という順番となりました。

今回、第一部は、文春７月号に掲載されていたある論文に思いを馳せながら、救いを求めて、その救いゆえに何でもしてしまい、自分がしでかしてしまったことを見つめながら・・・呆然と立ち尽くす人・・・をイメージしながら。第二部は、若干、変化した「その後の二人」を加えた、ノーマル・チューニングのラインアップでありました。

棚木和人監督・主演の映像作品を、急遽、ゲストとして迎えるという展開となりました。実をいうと、くだんの映像のプロデューサである棚木和人さんとは、これまで、何回か笹山の公演の後の会食で会っただけでありましたので、映像作品の内容についても、事前に中川は知りませんでした。

また、棚木さんもまだ中川の歌は聞いておられないと思います。

しかしながら、見てびっくり・・というか何というか。自分が歌により伝えたいと思っていることを映像で表現しているのかもしれない・・などと感じながら、映像に向かっておりました。また、棚木さんが役者であるだけあって、長い１ショットを演じ切る・・というパワーがありまして、これが、今どきの切り張りの映像では味わえない迫力のようなものを感じさせてくれました。また、中川直樹さんのカメラワークもそのごまかしのなさとでも感じられるところが合っていたと思います。

笹山てるおさんの「君が空から降る夜」という最近の歌が、「Kalimba」という作品に所収されています。その縁で今回の上映ということになったわけですけれども、最後の映像はその予告編。期待させてくれます。

終了後は、今回も会食で、楽しい時間を過ごしました。

第一部

• 東京へ帰ろう　走って！
• いつでも風邪を
• とてもよくある愛の詩
• あの朝
• 声　聞こえない
• 控えめなラブソング

第二部

• 情緒不安定
• その後の二人
• 天草四郎は南の島へ
• 雨の降る確率１０％の都市
• 勝手に「ねっとでい」のテーマ

以下は、事前のお知らせです。

地下鉄丸ノ内線「東高円寺」の１番出口から青梅街道を新宿方向に徒歩２分。
お問い合わせ：03-3316-6210（当日）


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