事 故 1




夜の国道17号線のぼり
板橋区の某交差点
右折のウィンカーを出しながら信号待ちをしている俺
・・・・!!
轟音!
振動!
体が宙に浮く!
後ろからトラックがぶつかってきた・・・
・・・静寂


車を降りて確認
リアに大きな凹み
ライトがもげてる
謝るトラックの運転手
体ば無事であることの確認
聞いたこともない運送屋
なんとか走る車のキーを回し、トラックと併走して運送屋の本社へ・・
着いた
社長が出てきて謝る
「私どもも運送屋やってるもんですから今まで何度も事故を起こして
 きてまして・・・今回のケースもうちが全面的に悪いですので
 全てこちらの保険の方で修理させていただきますから・・・」
穏便なやりとり
名刺交換
ひとまず別れの挨拶
走り去る俺の事故車
時計を見ると夜中の2時。


次の日
埼玉にあるトヨタカローラの修理工場
フロントで修理士の人に話
事故の説明
全て相手の保険で支払うという説明
名刺交換
車を見てもらう
「この傷は事故の時に付いた傷ですね」
「はい」
「この傷は事故の時に付いた傷ですか?」
「いいえ」
「これでよくムチウチになりませんでしたね」
車を撮影する修理士
運送屋に電話

代車の手配
挨拶して別れ


次の日
埼玉トヨタカローラから会社に電話
「修理費の見積もりは31万円です」
了解
運送屋に連絡してもらう
「31万円ですね。わかりました。私どもの保険会社の者を
 至急トヨタカローラに向かわせます」
運送屋のバックにいる保険会社が埼玉トヨタカローラに向かう


次の日
埼玉トヨタカローラから会社に電話
「あのぉ・・誠に申し上げにくいんですが、保険会社さんによる
 あなたの車の資産価値としての見積もりが20万円でして・・
 差額の11万円は払えないと言ってきてるんですが・・・」

「・・・・。」

そりゃ困る!
運送屋に電話
「何とかしてくれ!」
「何とかします」

<続く>

to be continued...

著作者:田中H




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