片言集 1998.02



98.02.28
その知識は金になるんですか

その友情は利益を生みますか

現金な人

現金の人

98.02.28
心も身体もしょっちゅう風邪をひく

気持ちが咳をして

発熱でいつも気分がだるいのだ

98.02.28
自分を監視する自分

自分を鞭打つ自分

自分を叱咤激励する自分

自分を嫌悪する自分

そんな自分を見つめる自分

そんな自分を反省してしまう自分

98.02.28
私の中でも、みずからに「働け」と命じる自分がいる。これこそは、
さまざまな仕組みを通じて確立された「自分を監視する自分」なのだろうか。

98.02.21
ああ、また××だ。
まただ。

ああ、まだ××だ。
まだだ。

98.02.21
しかし、better than nothingなのではないだろうか。

そして、better than nothingの積み重ねが何らかの抑止力になるのではないだろう
か。

本日も自己流で読経をしながら、こういうことの積み重ねが
そういう「何か」につながるのかもしれないと思う。

天命を全うするための功徳のようなものなのかもしれない。

量から質への転化も起こるのかもしれない。

以前、自己否定的な物思いに頭が、心が支配されることが多く、
いや、それは以前ではなく、依然なのだが・・・

意識して、最近は、そのネガティブな物思いが出てきそうになったら

頭の中で「般若心経」を鳴らすように心がけている。心がける時しか、できないよう
な気もする。

いつも成功しているとは限らないが、憂鬱な思考、自己否定的な思考の回路の発動を
なるべく押さえようというはかない試みである。しかたがないことを思ってもしかた
がない。

さらに一歩進めて、ネガティブな思考が働きそうになったら、お経が頭の中で流れる
ようにしたい。

それにしても、ネガティブな思考はしょっちゅう働くわけであり、しょっちゅう、
頭の中でお経が鳴り続け、ながれつづけるのかもしれない。

そうなったらすごいと思う。

どこかの新聞で(といって、僕は日経しか新聞は読まないが・・・)50〜60歳からの
鬱病が、強烈な衝動をかきたてるというようなことを書いていた。

そこまでいくと、くだんの衝動は起こらないのかもしれない。

かも、しれ、ない。

98.02.21
その瞬間に、その衝動を止める何かがあるかどうか。
備えあれば憂いなし。
その何かは何でもよいのだろうけれども。

98.02.21
世の中にはいい人しかいない。

みないい人だ。

いい人だ。


とってもいい人

と

どーでもいい人

↑

−−−−−−−−−−−−−
以前は、ここまでしか思い浮かばなかった。

最近は、

−−−−−−−−−−−−−
私は、大部分の人にとって、大体の時間において

どーでもいい人

であるのだろう。
−−−−−−−−−−−−−

というようなことを感じるようになった。

「だから、なんなわけ?」などと問われても

「いや、べつに」

としか応えようがなかったりする。

−−−−−−−−−−−−−−−−−
ある瞬間の私にとって

どーでもいい人が

ずっと

どーでもいい人でありつづけない可能性もある。

でも確率は低いだろう。

ある瞬間の私にとって

とってもいい人

の場合は

とってもいい人でありつづける可能性が高い。

98.02.21

落合信彦著「金正日暗殺指令」(小学館文庫)をいっきに読了する。読んでいる時、その世界に魅了されているのだ。数日もするとわくわくしていたことだけは確かに思い出すけれども、何にわくわくしていたのかを忘れてしまう。けれども、相当わくわくしていたので、購入後24時間以内に読了したのであろうと思う。


98.02.21

相徳昌利著「音楽ビジネス参入のすすめ」(中央経済社)。先週、高円寺文庫センターにて購入したものだが、読了した。プロダクション、音楽出版社、レコード会社の関係が理解できたような気がする。

一方で資本力によりワンストップでこの3機能を統合する動きもあり、その一方で、特定の領域に特化して、資金、事業規模の必要なものはアウトソースするという動きも出てくる。自分がしたいことを再度考え直す契機となったような気がする。


98.02.21

張り子の虎の威を借る狐つき


98.02.17

刹那の何かを歌や言葉でつかもうとする

かなり無謀な試み


98.02.17

概念100%


98.02.17

速さも激しさもない 静かな生活


98.02.16

追いかけられて 追い詰められて どこに向かおう

問いかけられて 問い詰められて 何をこたえよう


98.02.16
したいことがたくさんあって
これも それも あれも どれも
しなければならないことがたくさんあって
これも それも あれも どれも
会わなければならない人がたくさんいて
この人 その人 あの人 どの人
行かなければならないところがたくさんあって
ここ そこ あそこ どこでも

98.02.16

02.15はひたすら眠る。そのかたわら、エヴァンゲリオン第18話まで観る。死海文書、アダム、人類補完計画等々。ここに来て、「何だ、まだ、話の本筋はわかっていないのではないか」と実感することが山のように出てくる。「そうか、これが人気の秘密であったのか」と。一筋縄ではいかないそのいかなさ。これが人気の秘密かと。とても気になるのであった。


98.02.16

02.15はひたすら眠る。時折、瀬戸内寂聴「愛死」上下巻(講談社文庫)読了する。百済観音を拝む場面、般若心経を読経する場面の記述が生き生きしている。それにしても、仏道の生活が中心でありながら、よくぞ、世間の人々の生活の記述をこれだけできるものであると感心した。才能というものかと思う。


98.02.16

02.14深夜に高円寺へ。Auviss、文庫センター、UFO Club等。ザボンのラーメンを食する。美味。スープが決め手か。UFO Clubはライブであったので断念。


98.02.14

荻窪Roosterあてにデモテープを送る。観客動員数一桁。それも、親類縁者、会社の同僚というその尺度からは東京の芸能界の最底辺を引き続き固めている。どうなるか。吉報を望む。


98.02.14

「少年ナイフ」というネーミングは、昨今、新聞紙上をにぎわしていることを予感していたわけなのであろうか。鋭い。ナイフは、鋭い。


98.02.14

悪意は抱かないことだと思う。しかし、ついつい悪意を抱いてしまう。修行が足りない。


98.02.14

悪意を持って人に当たると、悪意が返ってくる。往々にして悪意はその瞬間の自己満足のためだけであったりするから、悪意は抱かないことだ・・・と思うのだが・・・


98.02.14

最近のぼくの歌には指示代名詞が多い。


98.02.14

ゴダールの「中国女」をビデオで観る。第2章の始まりで流れていたフランス語の「マオマオ」という主題の歌が気に入ってしまった。


98.02.14

ゴダールの「中国女」をビデオで観る。作品と対峙するというよりはリラックスしながら、他のことをしながら、ちらりちらりと観るという見方をしてしまった。こういう映像をこういう緊張感のない情況で観る見方も成り立つという98年、世紀末、日本の現在。


98.02.14

本日、風邪が久しぶりに癒えた。スタジオに入った。


98.02.14

yubitomaに登録した。高校卒業以来、音信不通となっていた人とメールでコンタクトがとれた。こういうことがあるので、ネットは素敵だ。


98.02.14

昨日も夜遅くまで、不得意なエクセルに振り回された。帰宅は、午前1時。


98.02.14

2.11 日帰りで北九州へ。10数年ぶりで行った場所。そして、親族。しかし、言葉を失っていた。そういう状況であった。


98.02.14

クッキーが美味しかったバレンタイン


98.02.08

遅ればせながら、新世紀エヴァンゲリオンを見始めました。ビデオで4巻まで。近所のTSUTAYAですうっと借りられました。そういえば、「ツイン・ピークス」の時も1年たってからでした。

X-Filesは、第4シーズンの8巻まで終了。

昼食を食べながら、長野五輪の開会式を観ました。力士に違和感を感じました。「なぜ、力士なんだろう?」この問いに自分では答を見い出せませんでした。


98.02.07

続く、続ける。やめない限りは続く。10年や、20年のブランクがあったとしても、また、やればそれはやはり続けているのかも。休憩が長くてもいいじゃない。


98.02.07

1980年あたり。自分の文章を活字にするということは途方もないことだと思った。それだけで、英雄気取りになれる何かがあった。文章が活字になるまでに途方もない淘汰があった。

今。自分の文章を活字にすることは苦もなくできるようになった。万人に扉は開かれた。しかし、読んでくれる人に到達するまでに途方もない淘汰がある。

しかし、活字になるまでの手続きが軽くなったことの意義は大きいのだろう。筆者と読者の思いがけない組み合わせが生まれる。

「同人誌」の起源が、あらかじめ地縁、血縁、制度縁(学校、会社等々)によるものではなく、興味本位になる。興味万歳!


98.02.07

「インターネット」を知った時、「ぼくが天下を取れるかもしれないメディアが出てきたのだ」などという気もしていたのだけれども、それこそ、天下はどんどん増えていて、皆、天下という感じだ。


98.02.07

未だ観ぬ。未だ聴かぬ。未だ体験せぬ。焦ってもしかたない。


98.02.07

だから、足りないと思ったら、これは無限に足りない。


98.02.07

まったく、生活に困らなかったら・・・。起きている時間すべてを使ってもよみきれないほどの本が本屋にはあるし。起きている時間すべてを使っても見切れないほどのビデオがあるし。起きている時間すべてを使っても聴ききれないほどのCDもあるし。起きている時間すべてを使っても体験しきれないほどのできごとが起きている。


98.02.07

昨晩は、「貧して、鈍してしまった。」「貧ちゃんの、鈍になってみよう」。不義理を重ねている。無念。





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