片言集 1998.01


98.01.28

ぶよぶよの身体が生むあやふやな思考。


98.01.28

人と約束ができないのが辛い。

つまり、いつでも緊急事態になっている。

そういう時、貧すれば鈍するという言葉に感じるところがある。


98.01.28

昨夜の帰宅も午前様。その前も午前様。本日、久しぶりに地下鉄で帰る。

朝から晩まで、ディスプレイの前でパワーポイントをやっている。どっと疲れる。

芸が身を滅ぼす・・・というやつかもしれない。

記号を操作する。人の話を活字にする。その媒介をしている。

抽象的であやふやな所作が続く。


98.01.27

手続きが増える。手続きは手続きを生み、手続きしか残さない。

歌うことにも手続きはついてまわる。

手続きを手続きと感じずに、手続きに中毒し、手続きにしびれてしまう

事ほどさように手続きは、しぶとく、根強く、そして、人なつこい。


98.01.27

千年先か、一万年先か、あるいは、今か

誰かの心にその歌が何かを引き起こしたら、それが素敵


98.01.27

美談を聴くと、その裏に打算や妥協や衒いを嗅ぎとってしまう。

歌はたかだか、せいぜい、そもそも、歌でしかない

美談とは無縁の場所で歌いたい


98.01.26

本日勤務。帰宅は、24時。


98.01.24

我慢を続けていたら、我慢しかできなくなってしまう。

不確実なことだけが、確実だ。

地図のない迷路の街を歩き続ける。


98.01.24

Xファイルズ第4シーズンを先週から見始めている。レンタルは、すでに8巻まではじまっている。5巻から8巻までは全部、レンタル済であった。


98.01.24
劇場にて、パンフレット代わりとして売り出されていた「俺は手を汚す」(若松孝二・ダゲレオ出版:1200円:初版は82年)を購入。中野新橋の落ち着く喫茶店「ぶるまん」にて読了。足立正生氏との経緯や、若松プロに出入りしていた人々のこと。また、さまざまな前衛的といわれた作品の生まれた背景が語り言葉で綴られていた。読みながら、わくわくしてしまって一気に読んでしまった。
「まず、ちゃんと金を確保してから・・」そのためには経済的なところもしっかりと抑えてから・・・というスタンス。生き方としてとても潔く、その力を分けられたような気がした。

98.01.24

見にいったのは、若松孝二監督の「腹貸し女」(68年)であった。これを見たかった理由は、ジャックスが音楽を担当していたこと。歌が流れたのは、「裏切りの季節」だけで、後はインストルメンタル。ゴーゴーサウンド風であったり、あるいは、「空っぽの世界」をベースにしたものなどがあった。水橋晴夫のギターが実に冴えていた。
圧巻であったのは、フーテン青年として早川義夫さんが出演していた頃。長髪、サングラス。あのジャックスの頃の姿をしっかりと確認することができた。


98.01.24

BOX東中野へ出かける。中野坂上から東中野まで、都営12号線に乗る。深い地下につくった地下鉄で、エスカレーターにのって降りるのだけれども、くらくらしてくる。



98.01.24

本日もStudio Museumにて練習。今日は、その後、東中野にいくことにしていたので、スタジオでFenderを借りる。「迷惑」、「トンネルを目指して」「ねっとでい」「クスリ」等。スタジオで2時間ほど、ぐだぐだしているとまた新しい歌が湧き出してくるような気もする。週1回くらいはこういう時間を持とうかという気がしてくる。


98.01.17

Studio Museumにて練習。迷惑の新バージョン。また、新しい歌ができそうな気配。週末、スタジオに入るのは心身にとって良いことなのかもしれない。


98.01.17

新宿「にんにく屋五衛門」にて半年分くらいのにんにくを食べる。

模索舎にいく。DONTのCDを購入する。ねじ式の「目医者ばかりだ」のカットをフィーチャしたアメリカ製のTシャツを買おうか迷ったが、結局買わず。


98.01.17

12月を過ぎてから、よく眠っている。昼間も眠り、夜も眠る。惰眠を貪っていると言われたら、それまでなのだろう。が、そういう時もある。そういう時はどうしようもないのである。自分を責めても、仕方がないから、うっちゃりたい。うっちゃりきれないのでうじうじ悩む時がある。これって煩悩?多分、そう。


98.01.17

年末、鎌倉に遊びに出かけた。その時に巡ったところなどのメモ。 97.12.28
長谷大仏
長谷寺十一面観音。おみくじ。昔の木版画のもの。大吉が出たから、もうおみくじはひかない。
小町通り。フランス料理。
鶴ケ丘八幡。
新星堂にて早川義夫の新譜。
ミルクホール
江の電。七里ケ浜。JJ Monks。稲村ケ崎まで歩いて、また江の電。
七里ケ浜高校って、本当に青春を謳歌できるだろうと中川R氏と感慨に更ける。ともに埼玉県人。
97.12.29
朝、材木座海岸を散歩。
江の島。弁天。若者たちが石段を清掃していたのが清々しかった。
建長寺
切通し。亀ケ坂。化粧(けわい)坂。
銭洗弁天。
佐助稲荷--鳥居が続くと幻想的
山路(そば懐石)
建長寺まで歩く
帰り。車で迷う。ふう。
東京では初釜稽古にご相伴


98.01.10

昨日は、朝から雪かきであった。たったの20分であったが、職場で「疲れてますね」と言われるくらいくたびれてしまった。


98.01.10

新しい電話、ファクスを買う。普通紙ファクス。普通紙コピア。留守番電話/コードレス。コードレススキャナつきで、6万4000円であった。

新しい道具を買うと少し元気が出る。


98.01.10

その人の、表面的考察に基づく、精神主義的行動指針は、それを聴くことによって苦痛を感じる人々、救いがないと感じる人々がなけなしの個人的な時間とお金を割いて形成された宴において行われたのであった。

生きていると、こういう場面に行き当たることもある。 98.01.04

パソコン。今、マックのLC630。メモリ増設して、32MB。2年使った。来年の2月を目途に、WIN 98対応のマシンにしようと目論んでます。


98.01.04

「即興」。「即興」らしさみたいなものってのがあって、「ああ、これ、即興だから・・・」と括れるところもあって。そうなると「即興」であることの意味も薄れてくる。そう括られないために、その括る力をすり抜ける。


98.01.04

35才を過ぎてから・・・。日経日曜版の求人広告を見て・・・、愕然とする。日本の労働市場は、35過ぎたホワイトカラーなんか求めてないんだと実感していた。山一證券の自主廃業後に置きたことが決定的だった。30才までの若手は引く手あまたというけれど、中高年への求人はほとんどないんだ。いやというほどないんだ。40才過ぎてます。というだけで、面接すらしてもらえない。それが現実なんだと。これは愕然とする。備えあれば憂いなしということはわかっているのだけれども、最近、勉強していない。


98.01.04

9日間。勤務先から離れた。よく眠った。よく人に会った。やる時は、やろうかと思っているけれども。30過ぎたら、徹夜はできない。徹夜すると、2〜3日おかしい。





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