初冬・宰相ヶ岳から羽束山 

 
Ca295mため池から
■目的地:宰相ヶ岳(500.5m)  <山域:北摂 三田市>
■日にち:2009年12月13日(日) 
■天気:曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
  香下寺駐車場 発(12:05)〜ため池〜鞍部のため池(12:35)〜宰相ヶ岳(12:55-13:40)〜木器への峠(13:50)〜
  羽束山(14:10-14:15)〜参道〜駐車場 着(14:40)

 昨日に引き続いてぱっとしない天気。昼ヶ岳の予定が駐車地探しに迷い、立入禁止の札もあるので引き返す。
さて、どこにしようか、地図もない。こんな時は有馬富士かなと三田方面に向かいつつもまだ決まらない。
羽束山の麓を通るときに、昨年暮れの宰相ヶ岳で、山頂近くの西の露岩に行きたかったのが果たせていないのを
思い出した。時間も押してきているしちょうどいいなと、県道を右折。数人のグループが降りてきていた。
香下寺の駐車場に停める。

 支度をしてお手軽に木器へ抜ける峠を目指そうと思って谷を登る。といってもまずはため池の土手登りである。
ため池に着くと、鏡のような水面に山の影が映る。立ち位置を変えると羽束山も映る。振り向けば六甲。
 
たかが ため池、されど きれい
 景色を楽しみつつ土手を西の方へ進むと、林道のような道が続いている。そうそう、昨年は真西のヤブ尾根から
登ったとき、香下寺の方からのルートがありそうなのを思い出した。ひょっとしたらその取り付きがあるのではとさらに進む。
もう一つの小さなため池があり。その手前のササヤブに怪しい標識があった。「宰相ヶ岳 登山口」。
あまりにもあからさまな取り付きなので拍子抜けする。
 
登山口
 薄っぺらいササを掻き分けて入るとすぐに快適な落ち葉敷き積む踏み跡が上っている。落ち葉が多すぎて
最近、人が通っているのかもわからない。薄暗い植林の谷を脇に見て少し登れば、昨年登った鞍部のため池に着く。
あの時はヤブを掻き分け難渋したが、この池の見回りには今日の道が正しいのでしょう。

 さて、ここからは一年ぶりに歩くルートで山頂へ。落ち葉の巻き道からガレかけた急斜面。トラロープは健在。
南西の尾根筋に取り付くと急なれど手は使わずに登れるようになる。じんごろう山が見える。
そうそう、西の露岩はと少し道を外してみると季節外れのミツバツツジ。先週も見たような。なんと、その先に展望が
開けている。そう、やっと辿り着いたのでした。飛び出てみると足の置き場はほとんどない。一つ間違えば20m程下に
滑落しそう。こんな所で遭難とは新聞ネタにも申し訳ないので、眺めるだけにする。(^^;;
 
西の露岩 (北望)
 いったん、山頂に出て昼食のため東南面の露岩で落ち着く。目の前には羽束山がどっかり。
腹がふくれたら、上の方から先程の西の露岩に行ってみる。懲りない。岩場に生えた幼木の紅い葉が綺麗だ。
鞍部のため池も、焼却場の煙突も、去年辿り着いた砂地も眼下に見て取れる。
でも、ここを何の確保もなしで下っていくのは忍ばれる。
 
西の露岩 (南望)
 山頂に戻り峠に下りて香下寺へと思ったが、歩き足りないので羽束山にも行ってみることにする。
峠までワンクッションの鞍部があるのを忘れていた。わずかな水平道を過ごしてさらに下ると木器への峠。
ここから登るのは10年振りかも知れない。右手に宰相ヶ岳が枝越にずっと見える。
割と大きめの岩の上を2回ほど歩いて、薄暗いササヤブを抜けると金色の銀杏が敷きつめられたお堂前。

 南の展望地へ向かうとおじさんが一人。木器への峠を聞かれたのでお教えした。
定番の参道を下りて香下寺駐車場に到着。途中の布見ヶ岳や大峰山の眺めは相変わらず良いものでした。
2時間程度の歩きにもかかわらず、歩き応えがありました。
 
大峰山 (最奥)


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2010.1.1. BY M.KANE