写真は岩屋の手前付近の山道。
どんぐり、松ぼっくり、落ち葉がいっぱい。(^^)v
1997.1.3.
■日にち:1997年1月3日(金)
■天気:晴れ時々曇り
■同行者:家族5人
■コースタイム:
自宅発(11:45)〜車作着(13:00)〜
車作発 [約190m](13:05)〜経塚碑(13:10)〜棚田で昼食(13:15-13:45)〜
林道工事終点(14:05)〜岩屋(14:15)〜負嫁岩・穴仏ピストン(14:15-14:55)〜
分岐[約340m]〜鉄塔下小休止(15:05-15:15)〜山頂(15:20-15:45)〜(南ルート)〜
林道車作忍頂寺線[327m](16:10)〜棚田(16:20)〜車作着(16:30)
車作発(16:35)〜妙見口野間峠(17:10)〜自宅着(17:40)
【初登り】 正月2日未明の雨で昨日・今日と空気が澄んでいる。空を見上げると
雲はあるものの、自宅から望む妙見山は久々にくっきりとしている。
(年末は晴天でも霞がかかっているようで、遠望は期待できないようだった。)
最近、山に行かない子供達は、風邪の延長で、ずっと家の中ばかりに居て
情緒不安定のようでもあり、「子供は風の子」を実践させねば...。
ということで、まだ登っていない北摂の山でファミリーハイクができて、
展望も良さそうなところは...ないかなぁ...
と思いきや、低山徘徊派・あきゆきさんの明神ヶ岳がヒントで茨木の竜王山に決定 !!
【車作】 くるまつくりと読むようです。阪急茨木市駅からはバスで約40分。
登山口は東側の車作と、西側の忍頂寺。山頂を通って東海自然歩道で繋がっています。
岩屋など子供も喜びそうな見どころが多いので車作から登ることにした。
この集落は急斜面の山あいの趣があり、駐車スペースがとれるところが少ない。
ちょっと広くなった道脇に停めさせてもらったが、バスで来るべき山のようである。
身支度をして出発。東海自然歩道の地図付き道標があり迷うことはない。
民家の間から道幅1m足らずのアスファルト道が竹林の中をとおり、経塚碑を経て
段々畑(棚田)に出る。昼御飯がまだなので、ここでおにぎりとカップラーメン。
【経塚】 さっき通った経塚碑は、説明板によると、土地の人がキリシタン大名
高山右近の弾圧を逃れるため、お経の経本を隠したところと言うことらしい。
【林道から山道へ】 おなかがふくれてひと心地ついたところで、登りに入る。
ところが、まだまだ民家があり道標どうりに行くと林道に出た。砂利道となり
工事中の様相。山が切り開かれている。工事は平成9年3月25日迄とのこと。
さらに進むとやっと山道になった。林道からここまでほとんど平坦道である。
山の東側を巻くように進んでいる。山道は落ち葉がいっぱい。(^^)v
子供達は、どんぐり・松ぼっくり・松の葉のおすもうさんで遊びながらのスロー
ペース。やがて高さ30mの大きな岩がある岩屋に着く。周りは高い木で薄暗く、
俊一は不気味に感じるらしい。この岩は横に鎖が着いていて上に登れるようにしてある。
【負嫁岩】 岩屋を過ぎて山頂への分岐がある。ここでは登らずに少し下りると負嫁岩。
昔、怠け者の嫁が仕事を逃れてこの岩でいつも遊んでいたそうな。
ある日天狗がやってきて見えない力で木に繋がれ、餓死したという話である。
娘と嫁さんが興味を持って説明板を読んでいた。
来てみると雑木林の斜面にあるちょっと大きめの岩(高さ5m程)で、説明板が
なければ見過ごしそうな所である。見晴らしも良いわけではない。こんなとこで
何して遊んでいたんだぁ?
このすぐ上に穴仏があり、ここも5m程の岩に高さ1mくらいの穴がある。
各々拝んでから、来た道をさっきの山頂への分岐まで引き返す。
ウォーミングアップもできたので、本日唯一の登りに入る。みんなはもう帰ろう
などと口々に言い始めてきたが、そうはいかないのだ。お父さんはまだ景色を
楽しんでいない! (一番我が儘なのは私かもしれないなぁ。(^^; )
【急登から山頂】 滑る落ち葉に悩みながら登る。以外とみんな黙々と登る。
いい子いい子。鉄塔で一休み。東側の展望あり。高槻市街から枚方・湖南方面だろうか。
地図でコースを確認すると、なんと登りの中間地点。「まだあるのぉ」とは嫁さんの弱音。
気合いを入れて歩き出したら、だんだん平胆な道になってきて、あっけなく山頂に
ついてしまった。
【山頂展望台とブランコ】 展望台、滑り台とブランコがある。トイレのようなもの
もある。展望台下の説明板には愛宕山から六甲まで見渡せるとあるが、嘘ばっかり。
南の大阪市街と生駒・金剛山系がやっと。昔は良く見えてたのだろうか?
子供達はあっさりと展望台から下りていき、3人仲良くブランコに興じる。家の中
にいるときは喧嘩ばかりしているのに、やはり「子供は風の子」が一番!!
その間、私は展望はないが広々とした感じの山頂を偵察。忍頂寺への道確認。
【これぞ東海自然歩道の展望】 来たところとは別に南側にも東海自然歩道の道標がある。
これも車作に行けるようだ。同じ道を下るのは面白くないし、落ち葉攻撃にも閉口したし、
行程が短いので断然このコースを下りることにする。
古い木の階段が続く。ボルトが出っ張っているので要注意。でも登りの道より歩きやすい。
松の多い雑木林の中から急に前方が開ける。南東の阿武山方面と車作集落が見渡せる。
今日、最高の眺め。娘も見とれる。少し下りるとまた同じ方面の展望が開ける。
こうじゃないと山に来た甲斐がない。(^^)v このコースを選んで良かった。
【ダム工事】 車での帰路、道を間違えて茨木市街に向かっていた。竜仙峡の安威川
沿いだ。引き返すと途中に、目新しいダムの工事事務所看板があった。これと対照的
に文字が薄れた車作自治会の工事反対の立て札がすぐ横にある。ここも開発の手が
伸びているのかぁ。自然林が多い良い谷なのになぁ。残念。