タムシバ咲く六甲・蓬莱峡から最高峰と紅葉谷     

 
 座頭谷 
■目的地:蓬莱峡・六甲最高峰(931.3m)・紅葉谷のブナ
■日にち:2005年4月9日(土)
■天気:晴れ
■同行者:裕太
■コースタイム:  自宅 発(10:30)=十万辻=座頭谷バス停下(11:00)
   座頭谷バス停下 発(11:10)〜座頭谷〜蜜蜂農園(12:25)〜東縦走路に合流(13:00)〜
   船坂峠(13:15)〜一軒茶屋(14:10-14:30)〜最高峰(14:35)〜極楽茶屋跡(15:05)〜
   紅葉谷〜湯槽谷分岐(15:45)〜有馬バス停 着(16:00)
          有馬バス停(16:20)=座頭谷バス停(16:40)

 東縦走路の側面から登って見たい。蓬莱峡の中はどんなだろう。ブナは芽吹いたかな。
ということで裕太を誘って出発。十万辻経由で宝塚へ。山は桜、ツツジ、新緑で一気に春。

 春に見とれていたので、弁当調達ができないまま座頭谷横に着いてしまった。
お茶とカロリーメイトは三つあるが一軒茶屋まで我慢の山行となりそうだ。舗装道の橋を
渡って歩くとすぐに低木疎林の中へ。道なりに歩いていたら大谷に入ったようなので戻って
河原に出る。左岸寄りに堰堤をよじ登っていくと次第に広いゴーロの河原。予想した程には
大きくないが今までにない景観は来た甲斐がある。若葉とタムシバの白もいい。山手には
大平山のアンテナが見えていたが今は谷の影に隠れる。
 
 河原を行く  
 広い河原が急に林になると右手に赤テープ。山道はつづら折れ、緑のシャワーの中でぐい
ぐいと高度を上げる。裕太早い。向かい斜面にはタムシバが見える。広い山道に飛び出した。
水平道を南西に行くと蜂蜜農園。車道を渡り山道を見つけて林の中へ。少し荒れた感じが
しばらく続き北からの道と合流する。明瞭な山道となり雑木林の中に延びて良い雰囲気。
登りがきつくなって661mピークを巻くとササの鞍部に地味な記念石碑。ダニが居そうな
ササで覆われた道をさっさと通り抜けて少し登るとそこは縦走路。見覚えのある所だ。
 
 縦走路の直前  
 例のごとく縦走路は林の中で日陰の道が多い。暑いくらいの今日はちょうどいい。
静かな船坂峠を過ぎて、アップダウンの内に石の宝殿。腹減った。鉢巻山トンネルの上を
登る頃には腿がつりそうになった。一軒茶屋が見えると空腹で駆け出したい程だったが足が
いうことを聞かない。ここで裕太に瀬戸内海を見せてあげたかったが霞んで視界は港まで。
さて腹ごしらえ。もう2時過ぎ。客の少ない茶屋でカレーをほおばる。ついでにビールも。(^^;

 念のためカメラ用の電池を買って最高峰へ。まだぽつぽつ昼食の人がいる。霞で展望は
ほとんどない。せっかくがんばった裕太にはかわいそうだ。うまくいかんものです。
紅葉谷を下りたいのでまだ先がある。西おたふく山を見ながら西へ。アップダウンが足に
応える。車道を歩きたくなるくらいだ。裕太もきつそうだが文句は言わない。成長したなぁ。
やっと極楽茶屋跡。北の峠を越えて谷を少し下りるとブナ林。赤い芽が枝先を覆っている。
緑の葉はまだまだでした。
 
 ブナの芽隣に覆われた紅葉谷  
 バスの時刻が迫っているのでついつい急ぎ足になる。逃すと次は一時間待ちなのだ。
百聞滝の分岐では、どうせ遅れるなら寄っていこうかと逡巡したがとにかく下ることにする。
クロモジなどの黄色い花が西日を受けてきらきらと輝いていて、つい惹かれて立ち止まる。
少し無理だなと思っていたが、果たして停留所に着いた時にはバスの影はなかった。
 仕方ないので温泉街のイベントを覗いみたが裕太は面白くない。バスの待合室に戻る。
アイスクリームでも食べようかと言っていた頃、バスが渋滞で遅れて到着のアナウンス。
なんだ、そうだったのかとあわてて列に並ぶのでした。

 車中はリュックの人がほとんど。宝塚へ戻るのかなと思ったら今日はキャンプのようだ。
結局私らと同じ停留所で降りて蓬莱峡に向かうようです。
傾いた日を受けた座頭谷はタムシバが一段と白く浮かんでいました。

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2005.5.1. BY M.KANE