若葉眩しい北摂・大野山 山行記 


■目的地:大野山(753.5m)<山域:北摂・兵庫県猪名川町>
■日にち:1998年4月26日(日) 
■天気:晴れ
■同行者:俊一(8才)・裕太(5才)
■コースタイム: 

  西軽井沢 登山口 発 [330m](11:30)〜「火の用心」立て札(12:10)〜
  直登道の下(13:00)〜山頂(13:15-14:15)〜西軽井沢 登山口 着(15:25)

【大野山】 猪名川の源流となる山。山頂直近にNTTアンテナやキャンプ場があり、
車で登れる。山頂は360度に北摂の山々が良く望める絶好地である。

【緑】 西軽井沢から山頂方面を見上げると、すでに初夏を感じる緑が満ち満ちる。
うねりとなって押し寄せて来るようだ。ここから望む斜面は自然林そのままで四季
折々に色合いを変える。いつも近くに来ると見とれてしまう。

【木陰の登り道】 良い天気だが、山頂までほとんど林の中の道。おかげで汗を
かかないですむ。おまけに子供につきあうスロー・ペース。道脇のカエルの声に
立ち止まり、苔むした土の穴をのぞくと卵を見つけたという。自然への興味は大切に
してあげたいので寄り道しながらの歩きとなる。「火の用心」立て札を過ぎると山道
らしさが出てくる。左に曲がってゆるりと登っていくと、道脇にはチゴユリが咲く。
 くねくねと登ること約20分、土団子を作っていた裕太に沢で手を洗うように言う。
突然、左足が水にはまってしまった。こういう時にかぎって着替えなし。ジャージな
のでさほど濡れていないし、暖かさに任せて登ることにする。(^^;

【直登】 ミツバツツジの花が道に散る。落ちてもなお、彩るいい花だ。見上げると
黄緑の葉たちが青空をおおうの図。
 直登道に着く。ここを最初に見たときは驚いたものだ。さっきまで不平をたらして
いた子供達は、なぜか元気になって我先に登りだした。その先が頂上らしいので、
もう登りから解放されると思っているのだろう。世の中そんなに甘くないのを知って
いるのはお父さんだけであった。(^^)
 
  深山を望む
 
      1998.4.26. 
 
【山頂の眺め】 直登道を登り切ると道標が西に山頂と指す。ササの緩やかな登りが 続く。頭上が開けているので何となしに晴れ晴れとした気分になる。ササが低くなる と緑の深山がのっそりと顔を出す。  約1年ぶりの山頂だ。眺め良し。北に弥十郎ヶ岳の丈山が三角錐のように目立つ。 ウグイスの声がいくつも聞こえてくる。キャンプ場の方はミツバツツジからヤマツツ ジへ衣替えの様子。10名くらいが、昼食、写真を撮る、ごろりと昼寝をする。 【フジの花】 のんびりとした時を過ごした後は、緑の同じ道を下りる。登りとは うって変わって元気に楽しそうに下りる子供達。スズランのような白い花をぶら下げ た木を発見、ドウダンツツジの仲間と思われる。  登山口ではフジのうすむらさきが新緑にからみついていた。帰路の車道脇にもこの うすむらさき色がよく目に入る。花の交替も忙しいものだなぁ。里山はいつの間にか 初夏の装いです。

  大野山について   

  山のリストへ  / ホームページへもどる


1998.5.2. BY M.KANE