青空に若葉咲く北摂・大峰山    

青空に若葉  
若葉も色とりどり (桜の園にて) 
■目的地:大峰山(552.4m)   <山域:北摂・宝塚市>
■地図:2.5万図 武田尾
■日にち:2000年4月23日(日)
■天気:晴れ 暖かい
■同行者:嫁さん・俊一・裕太
■コースタイム:

  十万辻上 発(10:50)〜鉄塔下(11:15)〜展望の鉄塔(11:30-11:45)〜
  山頂(12:25)〜西の展望岩(12:50-13:20)〜桜の園分岐(13:35-13:45)〜
  「さくらの道」〜桜の園入口(14:05)〜武田尾(14:25-14:40)〜
  立合新田への峠(15:15-15:20)〜十万辻上 着(16:05)

【青空】 やっぱり、山歩には青空が何よりの贈り物である。
昨日は春かすみ、期待していなかった今日が透き通る晴天。どこかへ行かずばなるまい。
 県道川西篠山線はこのところ休日の渋滞が慢性化してきた。遅い出発にこの停滞では
堪らない。別のルートから十万辻へ出る。

【目に若葉】 十万辻上は既に2台停車し、我々の後にまた1台。今日は多そうだ。
昨日の島田さんの徘徊地である検見山西尾根も行きたいが、今日はファミリーハイクだし
桜の園も見たい。わずかに逡巡の末、いつもの入口から入る。
 平坦な道は両脇から若草が生い茂り、見上げれば青い空。その下に黄緑の新葉が光る。
山桜も満開の株が雲のようにホンワカと浮かむのはなかなか絵になる。
   鞍部の小さな峠の山桜  
鞍部の小さな峠にて
【桜揺れる】 鞍部の小さな峠に山桜の株が聳える。ここを越えて標高約400mの道を
辿る。この道も山桜と新緑がすさまじい。足元にはスミレが奥ゆかしく咲く。
立木越しの中山は今年の正月に歩いた時よりも明るく見えた。春満開の雰囲気で
鉄塔下の谷についた。若葉に隠れて二色の桜が咲いている。
   標高約400mの道  
標高約400m道から見上げる
【展望】 幅20cm程の小さな溝ができた急坂を登る。南斜面で高い木が少ないので
陽射しはきつい。同行の皆はいきなりの急登に音を上げてしまいそう。
展望の鉄塔に着くと、既に2グループが休憩中。ウグイスの声が響く。今日はよく
晴れ渡っていてなかなかの展望である。東は妙見山から京の愛宕山、半国山に剣尾山、
眼前の検見山の奥に深山、高岳、大野山、検見山の西に大船山、古宝山、羽束山、
その奥にも青々と山並みが続く。
 みんなお腹減ったということなので、おにぎりの昼食とする。
   展望の鉄塔  
展望の鉄塔から京都・愛宕山 (中央奥)
【若葉の森】 展望鉄塔から山頂は雑木林の中なので、冬枯れのイメージがあって
あまり期待していなかった。が、青空と新緑、山桜、時折タムシバの白い花などで
舞いあがり野鳥の声も賑やかでなかなか素晴らしい歩きでした。
 山頂も人が少なく、白いスミレもかろうじて咲いているようで一安心。
何度も書いていますが、ここの山頂は以前に比べて踏み込まれた部分が広がってい
ます。かわいいスミレが追いやられてしまわないように、是非とも不用意に踏み歩か
ないようにお願いします。

【そよ風】 今日はツツジを楽しみに来たもので、山頂はサラリと通り過ごしす。
途中にある510m山の林の中では陽射しを避けて昼食のパーティがいた。
西の展望岩についた。まだツツジの群は現れないがここで二回目の昼食。少し陽が
射すも風がそよいで心地よい。おにぎりの残りとラーメン。
   ミツバツツジ  
ミツバツツジ満開
【桜の園】 昼食を終えてのんびりした後また下りていく。約30名の団体とすれちがう。
いよいよピンクの輝くミツバツツジの宴が始まってきた。ピンクのトンネルという期待が
大きすぎて盛り上がりは今一つだが、桜の園基準点から分岐辺りにくるとなかなか素晴ら
しい。武庫川を見下ろす丘にも行くと先週よりもずっと春らしい色の斜面が落ちる。
   初夏の色  
初夏の色
【桜の道】 急坂をあづま屋まで下りる。ここから周遊道の「さくらの道」へ入ろう。
しばらくウグイスののどかな鳴き声を聞いて平坦な道。渓谷沿いの斜面にさしかかる
と今を盛りの山桜。天井がうす桃のベールで覆われているような道をつづら折れに下る。
   乱れ咲く  
「さくらの道」 乱れ咲きぃ〜
【長い道】 武田尾でジュース休憩の後、十万辻まで立合新田経由で戻る。
この道も新緑や野の花などでそれなりに良いのだが、みんな長い行程に疲れ気味。
春の山も腹一杯というところ。息子達はその間も時々聞こえるカジカの声に興味を示す。
立合新田への峠でひと休みして車のほとんど通らない舗装道をゆるりと歩いた。

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2000.5.2. BY M.KANE