ツツジ満開の大岩ヶ岳 山行記 |
大岩ガ岳から望む羽束山 ゴールデンウィークの始まり、4月下旬は ヤマツツジが満開。新緑で山は白く見えます。 手前は千刈水源池。 1996.4.28. |
■目的地:大岩ヶ岳(384.3m) ■2.5万図:武田尾 ■日にち:1996年4月28日(日) ■天気:快晴 ■同行者:裕太(3才) ■コースタイム: 自宅発(10:00)〜 千刈浄水場 (11:30-13:00)〜山頂(14:30-14:45)〜千刈浄水場 着(16:00)10:00 車で出発。
11:30 千刈浄水場着。
駐車場にはすでに15台位ある。
裕太は直ぐ横の小川で、アメンボ取りに夢中。
クマバチが多い。しじみちょうにイトトンボ、さわがにもいる。
なだめすかしてそろそろ山に向かおうかな。
12:00 出発。
千刈浄水場の横を通って、水源池堰堤へ。
つりやバーベキューの人が見える。
高さが40mの堰堤の上まで登ると、道が違う。対岸に行けない。
千刈橋まで引き返して、渡る。右に折れる。
「お父さん、おなかすいた。」(来た来た)
下流に向いて少しいった登山口の下にある若葉もみじの木影で昼食。
13:00 今度こそ出発。
「大岩ガ岳」と書かれた小さな木の道標がある。山友会の方ありがとう。
枯れた水路の横を登っていく。すがすがしい若葉のプロムナード。
やがて水路は沢になり、横切る。「神水」の碑。神戸市水道局の略かな。
13:15 水源池からの道と合流。
この辺ヤマツツジが満開。
少し行くと、二股。登りの方へ行く。湖水が開けて見えてきた。
また少し行くと、山友会の木の道標が右側にある。安心しました。
ヤマツツジのピンクがとてもきれい。
13:20 またまた分岐。右の登りにいってみたが、踏み跡が細い。
下りの方に道をとる。突然50cm位の茶色の鳥が飛び立つ。
土管を越えてさらに下る。
さっきの登りまで、ぶつぶつ言っていた裕太は下りになると元気。
13:35 最初の谷沢をまく。中年の男性に会う。次の谷沢をまく時は、
4人の家族連れ。第3の谷沢になると裕太をだっこする。
13:40 今までより水量のある沢を横切る。右に山友会の木の道標。
明るい道を登る。中年の夫婦に会う。
だっこしている私に、「たいへんやねぇ。」の激励ありがとう。
ヒバリの声。ツツジの朱。松の香り。
13:45 小川を横切りまっすぐ登る。右に道なりに行くと、浸食された登り道。
眼下に湖面が広がるポイントが2カ所ほどある。
裕太が転げ落ちそうなので、そのまま通り過ぎる。
ミツバツツジ満開 1996.4.28. |
14:30 大岩ガ岳山頂。
見晴らしよし。暑い。少し降りた松の木陰でジュースをあげる。
我が子ながら、よく付き合ってくれた。
狭い山頂で、記念写真を撮り合う。
14:45 下山。
山友会の木の道標に「東山橋」とある。大峰山の方を向いて降りる。
こちらが近いと思ったので...。あとで大変なことになるのもわからず..。
赤いザレ場を降りる。こちらもかなり急である。
裕太は下りなので機嫌がいい。でも、油断できない。
14:30 笹で覆われた枯れた沢につく。
木の道標がある。沢づたいに下る。踏み跡が何となく細い。
15:05 分岐。
山友会の「東山橋」への木の道標は登りを指している。
私は、沢づたいの右に進路を取る。
ずっと沢づたいの踏み跡をたどっていく。
笹の道。せせらぎ。山頂とうってかわって涼しい。
この涼しさは....。
だんだん踏み跡がわかりにくくなってきた。
15:15 枯れ葉を踏む音とともに中年の夫婦とすれ違う。
ホッとしました。
しかし、左側の尾根から下ってきたとのこと。
私が行こうとしている方向とは違う。
道の落ち葉に最近踏んだ気配がない。
まわりは樹海...。
何度か沢を横切り、道を見失いかけれながらもとにかく下る。
地図とコンパスで確認して、頭でわかっても
沢のせせらぎが心細く響く。
時折、色あせたテープを見つけると元気が出る。
15:25 カジカの鳴き声。
それとなく寂しいシチュエーションが揃ってきた。
裕太はそんなもの感知せず、水で遊びたい。だの、
ファミコンのゲームがどうのとひとりでしゃべっている。
15:45 「ケーン」
左手の尾根を狐のようなものが驚いて登っていく。
おぉ、初めて見た。とうとう来るとこまで来たかな。
とにかく下ろう。
15:50 見たような景色。「神水」の碑。
なぁんだ、ここに着くのかぁ。最初の登り道にめでたく合流。
16:00 千刈浄水場着。
あぜ道のタンポポは花をつぼめていた。
3時間だけど、汗とスリルの充実の山行だった。
三田方面から川西の自宅に向かう。
三田からの羽束山は左横のピークが鋭角になってまた格別。