北摂・中山縦走路を経て初詣の清荒神    


やすらぎ広場南の沢沿い道
■目的地:中山(478.2m) <山域:北摂・宝塚市>
■2.5万図:広根・武田尾・伊丹・宝塚
■日にち:2005年1月4日(火)
■天気:曇り時々晴れ
■同行者:単独
■コースタイム:
  湯山台バス停 発(10:15)〜満願寺(10:40)〜中山縦走路東端分岐(11:00)〜
  361.7m三角点(11:35)〜基準点No.4(12:00)〜中山最高峰(12:30-12:50)〜
  山頂展望所〜やすらぎ広場(13:20)〜林道から清荒神へ分岐(13:30)〜
  やすらぎ広場分岐(13:44)〜松の露地〜大林寺 着(13:55)

    阪急清荒神駅 発(14:30)=川西能勢口 着(15:00)

 近場で歩き倒したい時は中山へ。ちょうど一年振りくらいになる。
湯山台から満願寺へ抜ける。愛宕原ゴルフ場までの地道と井植山荘からの
地道は住宅地とゴルフ場に挟まれた中でわずかに山中の雰囲気を残す
良い道である。明け方に降った雨で少し濡れた落ち葉がしっとり心地いい。
     
尾根から黄葉名残と妙見山方面
 露岩の坂をえいえいと登ると大阪平野や五月山連山の眺めが広がる。
台風に飛ばされたのか、山火事後の焼けた林が一段とまばらになって
寂しい雰囲気。はげ山前夜の趣さえある。冷たい風が吹く。寒冷前線通過中。
稜線3本目の鉄塔(最初の赤白)で小休止と水分補給。
 361.7m三角点を横目に過ぎてゴルフ場脇まで少しずつ高度を下げる。
足が調子良く動くので心地よい。鞍部は湿った道。岩のごつごつした
登り道に変わる。シダが道脇を覆うが冬は勢いがない。宝塚市の標準点辺りは
低い松が多くて見晴らしが良い。妙見山が見える。人は少なく2、3名の単独。
低徘無線部を呼んでみるが応答なし。

 さらにアップダウンが続く。木陰に暮れの雪が残っている。道は湿って
ぬかるみが時々現れる。金網フェンスの登りから平坦になると更にぬかるみが
目だつ。ちょっと幻滅の道。山頂から人の声が流れてきた。10名ほど。
さらに進んで山頂展望台の手前にある北西の展望地で大峰山を眺めながら
一息つく。下山してうどんの予定で来たので行動食しか持ってきていない。
腹が減ったらブロックのカロリーメイトもうまいものだ。隙あらば大峰山まで
と思っていたが、天気もいま一つなので予定通り清荒神を目指して下りる。
     
山頂展望台下の奥の院と夫婦岩の分岐
 山頂展望台を過ぎて奥の院方面へ。一段とぬかるみ有り。この辺りは
人通りも多いので仕方がないか。奥の院展望台分岐からさらに西へ採る。
登り坂で落ち葉があまり踏まれていない。ぬかるみに閉口していたので
うれしくなる。予報通り午後から気温が下がってきた。手がかじかむ。
地図で言えば奥の院の北の約445mピーク辺りを歩いていると思われる。
ここから南向きの下り坂は雲間から射す日が暖かい。甲山が見える。
人気のない山中の雰囲気が漂う。まだ中山にもこんな所があったのかと
ものを知らない自分を改めて認識。

 快適に山道を下ると人の声が聞こえてきた。
奥の院展望地とやすらぎ広場。砂利道があって自衛隊演習地立入禁止の札。
やすらぎ広場の脇を南下して砂利道に出、少し東に歩くと右手に「清荒神↓」
という道標がある。ここからの道がまた良い感じを残している。
沢沿いのしっとりとした雑木林がしばらく続く。先程の約445mピーク辺りと
併せて人が多くなく良い道である。沢沿い途中に道標でやすらぎ広場分岐が
あった。少し辿ったが上の方はシダで覆われ荒れていたので引き返した。
     
松の露地から甲山を見る
 やすらぎ広場への分岐に合流して今度は松の生える露地。直ぐ横は新興
住宅地。西に大きな六甲の大平山。今日はなかなか変化があって良い。
落ち葉のすり鉢状谷を抜けると直ぐに大林寺の境内に出る。
 ここから先は現の世界。清荒神駐車場に列なす車、出店を覗きながらの
初詣客の流れ。この風景を見ただけで山よりも疲れそうです。
意外としっかり人の流れに収まり、久しぶりに歩く参道で草餅と佃煮を
仕入れて電車に乗るのでした。

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2005.1.8. BY M.KANE