師走の能勢妙見山・新滝道
吉川から望む妙見山
■目的地:妙見山(660.1m) <山域:北摂・大阪府能勢町・豊能町>
■日にち:2001年12月23日(日)
■天気:晴れ 後 曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
能勢電車・妙見口駅 発(9:55)〜ケーブル黒川駅(10:20)〜新滝道コース〜
山頂三角点(11:15)〜山頂周回コース〜山頂駐車場の丘(11:45-12:35)〜
ケーブル黒川駅(13:20)〜上杉池〜能勢電車・妙見口駅 着(13:40)
【妙見山】 凛とした朝、青空が広がる。
秋に腰を故障して今はリハビリ中。山歩きもひと休み。しかし、この空の色には
じっとしておれない吸引力がある。ということで、無難な新滝道を歩いてみました。
新滝道は谷を登るので明るいイメージを持っていなかったが、天気上々と久々の
山歩きに冬枯れ雑木林も点在してなかなかいい道だった。
【能勢電車】 妙見口まで電車で行く。山下から先の景色は山の中である。
妙見口で駅舎を出ると眩しい日射しに赤い木の実が軒下で迎えてくれる。年輩の
グループ数人がたむろする中を通り過ぎて、ケーブル黒川駅へ歩いていく。
家並みを過ぎるといよいよ妙見山が姿を現した。左手には高代寺山の北東尾根。
その背に日を浴びた冬枯れの雑木林が並んでいる。いいなぁ、あの感じ。
田んぼの畦には葉を全て落とした柿の木に実が三つ、青空に橙色が映える。
【上杉池】 R477は車が少ない。コスモス畑の丘がやけに削られているように見えた。
上杉尾根もほわほわとした冬枯れの枝が覆っていた。その下に上杉池がある。
土手を上ってみたら、なんと釣り池になっていた。釣り人3名。
ケーブル駅は静かだった。立て看板には、営業日が1月8日から3月15日の
土日・祝日のみと記してある。
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新滝道にて (雄滝行場より上)
| (左からさらに10分登った所) |
【谷道上り】 右脇の舗装道を行く。日影。「御山十六丁」というような丁石や石仏が
ぽつりぽつりと並ぶ参道である。谷が深くなってくると右手に銅色のまばゆい屋根を
のせた社。雄滝行場。コンクリート道は砂利道になってまた古いコンクリートが現れた
りして、多くの参拝人に踏まれてきた様子が残る。
左右の尾根の上には抜けるような青空。枯れた雑木林が天を掃くようだ。
地道になったり、落ち葉で敷き詰められた広場があったり以外と楽しめる道である。
妙見堰堤からはコンクリートの階段になった。少し気味の悪い廃屋や竹林。野鳥が飛ん
でいった。「御山一丁」から階段を登るとバス停のある山門前である。
【展望広場】 三角点を確認して拝殿を抜けうどん屋に入る。冬の昼前は誰もいない。
私が入ると灯りを点けてくれた。ガラス窓が曇っている。直ぐに客は増えた。
郵便局前から周回して駐車場横の丘で無線をと無線機を出す。電源が入らない。
久しく使うので放電したようだ。おみやげ屋さんで電池を求める。
いつもの丘に登ると下草がきれいに切り払われて広々とした台地に変わっていた。
西から南に展望が素晴らしい。大野山、大船山、羽束山に六甲。じっと待つと
大阪湾が光って見えた。無線の方は何度か呼んでみるがML局は応答なし。和歌山移動
局からCQが出ていたが雲が出て寒くなってきたので帰路に就く。
西の展望 (駐車場横の丘より)
【谷道下り】 上杉尾根から下りようかと誘惑に駆られるが、様子の知れた来た道を
下りることにした。枯れ穂が逆光を受けて白く輝いていた。下りていくと狭い空には
また青空が出てくる。脇の雑木林に踏み込みたくなってくるのも我慢して
足下の石で転ばぬように無事下山。あまり期待していなかったためか、久しぶりの
山の雰囲気に触れて満足だった。
妙見山について
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2002.1.2. BY M.KANE