早春北摂・丸山湿原から竜岩へ 

 
竜岩
■目的地:竜岩 (Ca320m)   <山域:北摂 宝塚市>
■日にち:2010年3月13日(土) 
■天気:曇りのち晴れ
■同行者:単独
■コースタイム:
  境野大池南西 発(13:15)〜遊歩道・西回りコース〜鉄塔#181(13:35)〜湿原南分岐(13:40)〜
  巡視道分岐(13:50)〜鉄塔#182(14:10)〜356mP南の肩(14:25)〜竜岩(14:30-14:45)〜鉄塔#183(14:48)〜
  (14:55)川下川脇の車道(14:58)〜巡視道分岐(15:05)〜丸山南端砂地(15:10-15:20)〜駐車地 着(15:35)

 丸山湿原から遠回りになるが、竜岩へ登りに行く。
昼は自宅で食べてからの出発なので遅い。いつもの境野大池の南に車を停める。誰もいない。
先があるので、遊歩道は早足で進む。丸山湿原の西回りコースを行ってみる。西の丘陵地に登っていき、鉄塔下に着いた。
その間、遊歩道ではない分岐がいくつか見られる。楽しませてくれる踏み跡たちである。(^^)

 鉄塔#181で六甲や今から行くであろう竜岩方面の展望を楽しんだ後、東に下りて、やっと湿原の南端となる。
ここからは前回と同じで岩を下り沢の合流点。ここから巡視道矢印をたどって向かいの尾根にとりつく。
 砂がかぶって風化しかけの道。足場が良いとはいえない所もある。高度を上げて尾根に乗ると雑木林。
人が通れるくらいの道が続いているがだんだん怪しくなった。

 イノシシが延々と掘り起こした跡があり、そこしか道幅らしいところがないので、不審に思いながらも辿っていく。
地図を見るが、正確には自分が何処にいるかわからない。
多分この辺りだから、この先の地形はこうなるなという感じで進んでいく。とうとう低木の茂るヤブの中に入ってしまった。
倒木も多くて踏み跡が薄くなってしまっているようだ。
 
鉄塔#182直前
 鉄塔#182下に着いた。竜岩はもう一つ東の尾根の上にある鉄塔から少し登ったところ。ということは、巡視道を辿れば
ヤブを通らずに確実に行けそうだ。しかしそこまでは数十m下の谷へ下りてからの登り返しがある。
尾根づたいなら高低差はさほどではないが、ヤブがどれだけものかが不明。下山後の予定もあり、あまり時間がない。
どうしようか。尾根の踏み跡を探ってみると、踏み跡とは言いがたいが歩けそうな幅は続いている感じだ。
さらに見てみようかと進んでいくうちに、尾根づたいで行くことになってしまった。(^^;;

 小さな森といえどもうるさい低木ヤブの鞍部から東へ登り返すと尾根に乗り、明瞭な細い山道が南北に認められる。
北は356mPなので素直に南へ採るが、シダのヤブが道を覆い尽くす。尾根の背を左にそれているようだが、シダのヤブは
20mも続かなかった。雑木の中の道となって岩が現れた。
 
356mP方面
 竜岩は南北に約200mほど続く岩壁だが、尾根から見てみると低い木が生えてそんなに大きくは見えない。
眼下の谷を車道が縫うが、そこから見上げた方が迫力があるかもしれない。
とは言え、岩の上に恐る恐る立つと、展望が開けて古宝山がぽっこりとたたずんでいる。
岩の間はツツジの蕾も見られるので、もうすぐきれいな景色になるのだろう。
 
古宝山
 岩稜を縫う踏み跡とは別に尾根の西側にも山道が並行しているようだ。
時々岩の上に立つが、崩れないと言う保証はなにもないので程々にしておく。自己責任で楽しんでください。
いくつか写真を撮るが、迫力あるものはなかなか撮れず実際に見てもらうしかない。

 岩稜の南端からは大峰山や六甲山が見渡せる。ここから駐車地までは、この尾根を北上が当初予定であったが、
開放的な景色を満喫すると、再びヤブに入る気力は失せてしまった。地図を広げると、このまま南下して車道まで下りて
車道から丸山湿原に入るコースを採れば楽かなと思い立つ。

 岩から外れて、立木に捕まりながら急な斜面を下り鉄塔#183に着く。巡視道のひとつは西の谷へ向かっているので
やはり登り返しがあるようだ。さらに南下して車道に出る。車道から見た取り付きは、住宅公社の立ち入り禁止札に隠れて、
火の用心プレートがある。
 
巡視道からもうすぐ車道
 少し車道を歩く。脇に流れる川下川はきれいな水ではないが、なめた感じの川床が続く。清流の頃はさぞ心地よいところ
だったと想像する。丸山湿原への取り付きは、前回来ているのですぐわかった。
山道に入り、少しすると前方から単独おじさんが来た。崩壊地は相変わらずで、今日は斜面から染み出す水で一段と
表土が滑りそうだ。上と下に巻いた足跡がある。

 巡視道標識のある沢の合流地に戻り、岩稜を登って遊歩道から少し外れた砂地で一息着く。頭上に高圧線が通る。
歩いてきた谷がふわふわと冬枯れで覆われていた。
 遊歩道の東周りコースで駐車地に戻る。まだ、花は見られないが晴れ間が出て来ると、道脇でカサカサとカナヘビが
音を立てて逃げていく。もう、新芽がふいてくるなぁ。

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2010.4.3. BY M.KANE