秋晴れ剣尾山は大賑わい           

剣尾山  
山辺から見た剣尾山   
■目的地:剣尾山(784m) <山域:北摂・大阪府能勢町>
■日にち:1999年10月17日(日)
■天気:晴れ
■同行者:単独
■コースタイム:

  行者山登山口(10:40)〜行者山(10:55-11:00)〜六地蔵(11:30)〜
  剣尾山山頂(11:40-12:25)〜六地蔵(12:30)〜行者山(12:55)〜登山口着(13:05)

【剣尾山】 北摂を代表する山。山頂は岩峰があり、展望良し。
麓のかんぽの宿では入浴可。大人\600、子供\500。
 朝起きてみたら、予報に反して素晴らしい青空。妙見山もくっきり見える。こりゃ
イカン、行かなくちゃ。北摂の紅葉はまだまだなので今日の目的は体慣らしと温泉。

【行者口】 天気に引っぱり出されたのは私だけではなかった。バス停から登山口へ
の道には多くのハイカーが青空の下を歩いています。登山口近くの駐車スペースは
一杯だろうから少し離れたところに車を停める。若い夫婦に登山口を聞かれた。
 林道行者線ではススキやセイタカアワダチソウが生い茂って道にはみ出している。
暑い秋だったせいか、今年は草の勢いが旺盛のように感じる。見上げる行者山は
緑色が多いもののそろそろ秋色に衣替えの途中。路側の桜が早々と枯れ葉を落として
いる。

【行者山】 行者山の登りは団体さんを追い越して、汗がにじんできたところで
展望が開ける山頂となる。ここまで人は多いが花はあまりない。シロヨメナくらい。
能勢の郷を見下ろす岩の上で横尾山や高岳を見ながらおにぎりをひとつ。

【山道】 行者山を過ぎるとほとんどが雑木林の中を歩く。日陰の道。上を見ると
青空に光るのは青々とした葉ばかり。登りと平坦道が適度に訪れて歩くにはそれほど
苦にならない。風の峠を過ぎて六地蔵への階段登りとなる。前でおじさんがあえぎな
がら登っている。明るい六地蔵の前を過ぎると再び平坦な道が月峯寺跡まで続く。
茶色になった栗のイガや、ひとり紅になったツタの葉を愛でると山頂への登り。
ササが脇を、雑木が頭上を塞ぐ。5mm程の実をつけたグミの木が見えてくると山頂。
横尾山  
 剣尾山頂から横尾山    
【晴天】 既に30名を越える人がくつろいでいる。さらに北へ行って展望岩を覗くと
ここはまだ無人。岩の溝にリュックをおろして、昼飯。横尾山が微妙な緑で良い。
ササの地に紫気味の葉と松の緑が入り乱れる。その奥がササの深山。
風はそよぐ程度であるが冷たくて冬の気配。薄いセーターとウインドブレーカーを
羽織ることにした。足元に目をやると緑の中に枯れ葉を着けた木がいくつかある。

【展望】 ラーメンをすすりながら展望を楽しむ。直前の半国山は山頂付近が少し
茶色っぽい。でも紅葉はまだまだ先。遠くへ目をやるとポンポン山や愛宕山はおろか
比良の武奈ヶ岳も見える。京都丹波の山並みが日本海までも見えるかというほどに
並んでいる。南に目を転じると箕面の山並みの向こうにも薄い山並み。葛城山あたり
か、ひょっとして台高?
双眼鏡を出して見てみるが地図もなくこれ以上の山名は出てこない。(^^;
 いなかから送ってもらったミカンを食べてひといきついていると、後ろから声が
したので次の人へ場所を譲ることにする。山頂へ戻ると正午を過ぎて人はさらに
増えている。降り口から遠望すると大阪湾がハッキリと見える。こんなに見えたのは
初めて。今日はなかなかの展望日和だったようだ。
葉  
 紅葉はまだまだ    
【下山】 山頂で冷え、加えて下りの道は日陰道。行者山に下りた頃にやっと体が
温まる。昼を過ぎるとさすがに登ってくる人も少ない。能勢の郷では臨時駐車場を
2つも開設しており、ひとつは満車。さらに大型バスが2台も入ってきた。温泉も
多いかと思い、今日は諦める。能勢町から猪名川町へ入って帰路へ着く。彼岸花の
赤に変わってセイタカアワダチソウの黄が隆盛となる野。秋祭りの山車も行く。

  剣尾山について
 
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1999.10.18. BY M.KANE