春のほほんの剣尾山 山行記 

 
  
  行者山の桜と高岳の山並み 
 
           1998.4.12. 
 
 
 

■目的地:剣尾山(784m) <山域:北摂・大阪府能勢町>
■日にち:1998年4月12日(日) 
■天気:晴れ  
■同行者:単独
■コースタイム:

  行者山登山口(11:00)〜行者山(11:25)〜幼木展望斜面(11:45-11:55)〜
  鞍部道標「風の峠」(12:00)〜六地蔵(12:05)〜剣尾山山頂(12:15-12:45)〜
  行者山(13:10)〜行者山登山口着(13:25)

【剣尾山】 北摂を代表する山。山頂は岩峰があり、展望良し。
 去年の5月は、ツツジの盛りを過ぎていた。今年は満開のツツジを見たいなぁと、
思い立ち、昨日の大峰山の様子からピッタリの時期かと期待したのですが...。
 登山口の手前で車止めして林道周辺の掃除をされていた。さらに「山道からはずれ
ないように。」の看板が目に入る。山火事防止、植林保護、史跡保護を訴えている。

【桜の行者山】 登山口に花吹雪の元を見上げると「ゴミは持ち帰りましょう。」の
垂れ幕が架かった桜。なんとまぁ俗化してしまったことか。
 暫く来ない間に大きくなってぇ...階段道脇のヒノキです。(^^)
大きな岩の周りは、山桜や名の知れぬ桜がはらりはらりと花びらを散らしている。

【明るい山道】 子連れ親子や夫婦連れが多く、単独はほとんどいない。(^^;
行者山を過ぎた辺りでツツジが少し咲くが、まだまだのようだ。大峰山でも感じた
のだが、道がやけに明るい。今年の冬は良く葉が落ちたのか、春の日差しが眩いのか。
 林の中の登りに倒れ松が一本、道を塞いでいる。2、3年前からそのままだが、
チェックポイントに丁度良い。
 
  若木伸びる「風の峠」
 
           1998.4.12. 
 
【霞たつ】 今日も足取りは軽くない。腹も減ってきたので、三草山から妙見山の 眺めがかろうじて得られる幼木展望斜面でおにぎりひとつと水。春らしいボーッと した景色である。昨日に引き続いて暑い。  相変わらずの明るい道が続く。馬酔木の花が目立つ。登りが緩んで「風の峠」は 新芽のまっただ中。通る風は爽やかだ。さてと、六地蔵までひと登り。 【ウグイス】 きれいに刈り払われた岩陰地蔵の先に笹藪へ入る踏み跡あり。今日は もう行きません。藪は3月だけとしてます。(^^)  六地蔵と併せて拝んでから平坦道を進む。ウグイスが近くで鳴く。広々とした 月峰寺跡を横目に山頂への最後の登り。熊笹が払われているのでいつもと感じが違う。 この辺のツツジもまだつぼみだ。期待していたのだが残念。同じ北摂でも時期がかな り違うようである。 【風柔らかく】 見慣れた山頂は約25人程の賑わい。みんな思い思いの昼食。 横尾山の方へ行く人達も結構いる。北の展望岩は空いているかなと覗いてみる。OK。 岩に腰を下ろして深山や半国山を眺めながらのおにぎり。お茶は、ブランドものの 「のほほん」である。(^^; 鳥のさえずりものどかで、そよぐ風も柔らか。 斜面に白いコブシの花が鮮やかに咲く。やはりこの山はここが最高だなぁ。 【下り】 横尾山へも久しぶりに回ってみようかとよぎるが、用事もあるので来た 道を下る。途中「風の峠」で日傘の夫婦に会う。山で日傘を見るのは初めてだ。  若葉に混じってわずかなピンクのミツバツツジが目立つ。下りてくると行者山の 近くは桜が多いというのを改めて感じる。山頂のひとときで満足の山でした。

  剣尾山について   

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1998.4.18. BY M.KANE