丹波・向山林道から新緑の雑木林散歩          

 
升谷越しに望む空山  (和知市場から)
■目的地:萱山648mの西尾根(Ca600m)<山域:丹波 京都府京丹波町>
■2.5万図:胡麻
■日にち:2008年5月6日(火)
■天気:快晴
■同行者:単独
■コースタイム:
  向山林道Y字路Ca590m 発(12:50)〜萱山の西の雑木林(13:00-13:20)〜林道歩き〜
  林道T字路Ca550m(13:40-14:15)〜向山林道Y字路 着(14:30)


 道の駅「和」で山菜そばを食し、山用にお茶と鯖寿司・巻き寿司を求める。
食堂の広い窓から見える水量豊かな由良川の流れ、新緑の斜面。青空。目映い季節になった。

 山頂直下に登る林道、どこまで行けるか見てみたいなと出遅れ理由にお手軽散歩と決めこむ。
升谷から大野ダム方向へ薄暗い林道を車で辿る。「不審者は110番通報します」の看板が気になる。(^^;
若干の落石はあるが支障なく高度が上がり、あれ?もうなのという感じでY字路手前のヘアピンカーブ。
向山林道完成記念碑の前の広場に駐める。
 
萱山 (向山林道完成記念碑から)
 車を出れば静かな山中かと思えば、存外な機械音が微かに聞こえる。バイクの様だ。
Y字路地点はチェーンで通行禁止。東に行くとすぐに長老ヶ岳の大きな姿が望まれる。山頂付近はまだ
薄い紫がかっているのがいい。1月の萱山行と同じ所から土手を少し上って期待の雑木林尾根へ向かう。
檜林を抜けてワラビの新芽が伸びる緑の林に入る。葉がついて開放感は1月の時より少ないが、
生き生きとした自然の鼓動が伝わってくるような景色である。
 足下はまだ落ち葉が多くて所々に新芽が出ている。しばし浸る。
ミツバツツジの落花がある。もう少し早く来られれば華麗な乱舞に会えたのかもしれない。
 
新緑の林
 林道に戻り、工事中だった畑郷側への林道を見に行く。MTB2台とすれ違う。見上げる新緑が眩しい。
1月より当然ながら進捗していて、苦労して下りた記憶のある谷が真新しい土で埋められていた。
あの時が見納めだったようだ。素朴ないい谷だったが。
 もとのT字路へ戻り土手から少し尾根に登ると、見晴らしも良くなり木陰に風が通る。気持ちいいので
ここで寿司を食べよう。苦労して登った後の食事ではないので3月の空山行の時より感激うすい味でした。
升谷の谷を眺め、その奥のといし山から三峠山を眺める。清々しい緑の山並み。
 
升谷と三峠山 (右)
 空山の方からエンジン音が飛んできてバイクがいくつか通り過ぎていった。
緑に誘われていろんな人が来ているようだ。車に戻る途中で木の上に留まったホオジロと思しき鳥が
我が物顔で鳴いている。青い空が広がっている。車から文庫本を取り出し日陰に入って最後の数ページを
読み終えた。その間はウグイスとホオジロのみ。車に戻ろうとしたら頭上をタカのような鳥が悠々と過ぎていった。


 萱山について 
 
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2008.5.11. BY M.KANE