新緑・大展望の笠形山          

 
山頂から千ヶ峰方面 
■目的地:笠形山(939.4m)  <山域:播州・兵庫県神河町・市川町・多可町>
■日にち:2007年4月29日(日)
■天気:晴れ
■同行者:単独
■コースタイム:自宅 発(9:00)=播但道 神崎南IC=グリーンエコー笠形 着(11:00)

   グリーンエコー笠形 発(11:15)〜コテージ登山口(11:35)〜滝見台(11:55-12:05)〜水辺広場(12:25)〜
   七合目(12:45)〜尾根鞍部(13:05)〜山頂(13:15-13:35)〜笠の丸(13:50-13:55)〜尾根鞍部(14:00)〜
   山桜の谷(14:15-14:20)〜水辺広場(14:35)〜三合目(14:45)〜コテージ登山口(15:05)〜GE笠形 着(15:25)

 新緑で笑いっぱなしの山を抜けて西へ向かう。今日は嫁さんのおにぎりがあるのでコンビニ不要。(^^)v
グリーンエコー笠形は鯉のぼりが谷の上に泳ぎ家族連れでいっぱい。我が家もついこの間までは
そうだったように感じるが、時の流れは速いものです。GW一杯の中を通り抜けて林道へ出ると嘘のように
人影もない。昼前の出発なのでそんなものかと舗装道を歩く。山に馴染むウォーミングアップ。
 
鯉のぼりの上へ
 コテージの中を通って登山口の標識から山へ入る。ほんとにやっと山に入るという感じである。
植林の中を登る。足下にぽつりぽつりとスミレが迎えてくれた。時々新緑が眩しい。なかなかきつい登り。
参考にしたレポートでは、6合目と9合目が急登ということであったが、私には3合目までも結構きました。(^^;

 つづら折れを上っていくと滝見台を示す道標。すぐ近くのようなので寄ってみる。東屋があって扁妙の滝が
彼方に望まれる。ここでおにぎり一つの小休止。この展望台の先にも道が続いている様子。
もとの道に戻って三合目のベンチを過ぎ、尾根を乗り越す。細い道だがほぼ平坦。雑木林がまた植林に
変わって日陰の道が続く。今日のような好天にはありがたい。
 
水辺広場近く
 しばらくすると右手に沢音が聞こえてくる。なめたような沢床の先に水辺広場といわれる東屋があった。
沢を渡ってすぐ、植林に包まれながらも新緑のきれいなエリアがある。まだ残る山桜と相まって萌葱色。
 さて、この先が植林に入っての急登となる。階段や杉の根を踏ん張りながらの登り。

 ひと登りすると右手に曲がって小さな木橋で水の少ない沢を渡る。いくつか谷を横切っていくが、この標高で
植林がなければどんな雰囲気の森だったのだろうと空想する。そんな思いを残す一コマが一つの谷の上に
ひょっこりと残っていた。青空をバックに大きな山桜が枝を広げて満開。その下にアシビも満開。地面は落ち葉。
小さな空間だが、やっと見つけたという気になる光景でした。
 
まだ植林の中
 その後もいくつか谷を巻く。植林がアシビ混じりの雑木となり、笠の丸から来た道と合流する鞍部。
北に向かうと笹で覆われているものの東の斜面は良い感じの所がある。団体さんが下りてきた。
ゴロゴロ石もある急登を過ぎるとやっと山頂着。先客10名程か。
 
段ヶ峰方面
 眺めが良い。アケボノツツジも咲いています。子供の元気な声もあります。青空です。
いつものコンビニ版とは違うおにぎりは、いい味わいがあります。不思議なものです。珍しくお茶をぐびぐびと
飲んでしまう。本当にいい天気、良い眺め。やっぱり山は晴れの日だよなぁ。
 
笠の丸からの山頂
 しばし、眺めを楽しんだらあっさり下りることに。少し余裕もあるので鞍部から登り返して笠の丸へも
行ってみました。コブを乗りこし、家族連れとすれ違い、3名ほどが昼食中の静かな笠の丸に着きます。
立木もあって眺めは山頂ほどではありませんが、静かで良い雰囲気です。ここから見る山頂は薄いピンクの
ツツジが色を添えていました。
 
山桜
 鞍部に戻って谷を巻き、登りに見つけた山桜の谷へ少し入ってみました。地味ではありますが良い景色。
山桜の薄桃と葉のオレンジ、後の青空。街中のソメイヨシノにはない力強さを感じます。しばし眺めて6合目斜面へ。
 水辺広場で改めてなめた水底を確認しつつ植林の中をいく。3合目近くに露岩があるので覗いてみると、
景色もさることながら、岩の下に踏み跡がある。季節がもう少し涼しければ下りてみたい所だが、今日はおとなしく
来た道を辿る。

 昼前よりも賑やかとなった登山口のコテージの中を抜け、舗装道をゆらりと下りていきます。道脇に桜の植樹を
寄贈された方々の名前が記されています。記名だけで桜のないものもあります。立ち枯れてしまったのでしょう。
残念ですが懲りずにまたお願いします。谷は相変わらず鯉のぼりが泳ぎ、振り返ると新緑に包まれた尾根が
吹き出すように迫っていました。
 
山、笑う


 笠形山について 
 
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2007.5.6. BY M.KANE