我が子に連れられ石切山麓 散歩  

 
  北東斜面広場から望む明ヶ田尾山   1998.2.22.   
■目的地:石切山(284.1m)下の展望岩[約250m] <山域:北摂・兵庫県宝塚市>
■日にち:1998年2月22日(日)
■天気:晴れ
■同行者:裕太(5才)
■コースタイム: 

   湯山台中央バス停発(14:35)〜ゴルフ場入口上のコル(14:45)〜
   北東斜面広場(14:55-15:15)〜ゴルフ場入口上のコル〜北の展望岩(15:40)〜
   湯山台着(16:05)

【石切山】 池田市の五月山と猪名川を隔てて対峙する山。
 朝起きると晴天。しかし、今日は子守留守番。外出の嫁さんが早く帰ってくるの
を祈るも、時間はお昼を回ってしまった。しかたなく先月も行ったけれど、裕太が
幼稚園で山へ行ったというので、どんな道を歩いているか確認ついでのお手軽散歩。

【カニ山?】 スタートは先月の単独時と同じ。裕太も「ここ、ここ。」と幼稚園で
連れられた時のことを覚えているようだ。沢沿いをゆるりと登る。この沢にカニが
いるので、ここら辺りを「カニ山」と呼んでいるようだ。やがてゴルフ場入口に出て、
この先、何処に行くのか楽しみに裕太の後をついていく。

【穴山?】 「ここを登るねん。」とこれまた先月の単独時と同じ場所から山に入る。
落ち葉の積もった道を登れば十字路のコル。ここを右に曲がると石切山山頂方面だが、
裕太は曲がらずにまっすぐ乗り越えて下る。細いササが両脇にのびる道。「気いつけ
や。穴山は60cmの穴があるで。はまったら出られへんで。」と先輩風をふかす裕太。
「はいはい。」...なるほど。あちこちに山芋を掘った穴がそのままでほったらか
しにしてある。まぁ無理かもしれんが、ちゃんと埋め戻して欲しいものだなぁ。

【北東斜面広場】 10分ほど下ると住宅地の向こうに五月山連山の最北、明ヶ田尾山
がよく見える広場がある。見覚えのある場所だ。幼稚園で来た時はここで遊ぶという。
確かに絶好の遊び場である。ここでおやつのチョコレートを食べ、のんびりスケッチ。
 広場の東側は荒地である。疎林の下に葛が茂るが、ちゃんと踏み跡がついている。
先輩裕太が「だめだめ、そっちは迷うよ。」確かにその先はササの藪になっている。
この辺りはあまり人が来ないようで、葛のない足下には気の早いヒメオドリコソウが
薄紫のかわいい花をつけてはびこる。

【北の展望岩】 これだけでは物足りないので、北の展望岩へ向かう。十字路のコル
に戻ると左に登って三叉路。左にいい山道が延びる。裕太が走っていっても心配なし。
いくつかアップダウンの後、低い松に囲まれた北の展望岩に到着。妙見山や天台山を
中心に快晴の下、北摂山群が広がる。この辺りは子供連れのお父さんや年輩のご夫婦
など軽装で山道を楽しまれている。前回も触れたが西側の工事が残念だ。せめてもう
少し林の幅を残して欲しいが、今更詮無いこと。
 景色を楽しんだ後は、展望のない山頂をあきらめて、走って駆け下りる裕太を追い
かけながら先月と同じルートでもどる。

  石切山について   

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1998.3.1. BY M.KANE